低予算なのに本格派!ウォールグリーンDIYで壁を飾ろう

28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーション。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。真っ白なオフィス兼リビングキッチンの部屋に暮らし始めて早1年、カフェで見かけるウォールグリーンを作りたいなと思ったのでフェイクグリーンで作ってみます。

公開日 2020.08.15

更新日 2022.01.07

低予算なのに本格派!ウォールグリーンDIYで壁を飾ろう

ウォールグリーンをDIY

以前、オフィス兼リビングキッチンを真っ白な部屋にDIYしました。
そこで、少し緑が欲しいと思いウォールグリーンを作ることを決意。ですが100均のフェイクグリーンは「小さくて微妙な感じになるかもしれないし…」と懸念があり、二の足を踏んでいました。

そんな時、ホームセンターで人工芝とツル状のフェイクグリーンを発見。
これさえあればと道具を準備してきましたので、早速作っていきたいと思います。

準備した道具

ウォールグリーンに必要な道具はホームセンターと100均で揃えました。

まず、ホームセンターでは「人工芝」「ツル状のフェイクグリーン」「すのこ」「枠」
100均で「色付き造花とフェイクグリーン」を購入。
完成イメージが固まっていないので、花は直感で選びました。

今回は人工芝を固定する背面にすのこを準備しましたが、ここは何でもいいと思っています。

ウォールグリーンはスカスカだとダサい

小さいウォールグリーンを作っている方は多いですが、大きなウォールグリーンになると費用が掛かるので緑が足りずスカスカになりがち。
だからと言って、市販の大きなウォールグリーンは10万円~20万円と高くてとても手がでません。

また、小さいウォールグリーンだと100均の素材で良いですが、大きなウォールグリーンを作るとなると緑感が大事になってきます。
ウォールグリーンのDIYに足踏みしていたのは、この緑感の良いイメージができなかったからです。

そんな時ホームセンターで見つけたのが、ツル状のフェイクグリーン。
1,000mmで350円と安価で大量に購入できるので、ボリューム感を出すのにもってこい。
今回のDIYの主役になります。

土台になる「すのこ」を分解

すのこはこのまま使ってもよいですが、パーツに分けて動かせるようにしたいので半分にカットします。

人工芝の大きさが1,000mm×1,000mmなので、人工芝を綺麗に貼れる状態のすのこを6個準備します。
余談ですが、ウォールグリーンにフレームを付けようと思い、当初は1×2材を準備していました。
ですが、9mm幅の板と比べると随分大きく感じたので、今回は使うのを断念しました。

下地の人工芝をカット

ウォールグリーンの下地に人工芝を使います。

購入した人工芝は「幅1,000mm 長さ1,000mm 芝丈20mm」です。
人工芝はハサミで簡単に切れるので、すのこのサイズに合わせて人工芝をカットしていきます。

人工芝の裏面には、直線の縫い目があるので補助線代わりになり、簡単に真っ直ぐ切れます。

ウォールグリーンのフレームを作る

ウォールグリーンのフレーム用に「厚さ6mm、幅45mm」の板を購入しました。
こちらも、すのこの長さに合わせてカットします。
フレームは、部屋の家具に合わせてワトコオイルのダークウォルナットで塗装。
フェイクグリーンがメインなので、色が濃くなり過ぎないように1回の塗装で終えます。

※フレームを濃くしたい方は2度塗りしてください。

ワトコオイルが染み込むまで1日置いて乾かします。

フェイクグリーンを土台に固定

すのこに人工芝をタッカーで固定。
タッカーが目立たないように人工芝をめくってから、両サイド5ヵ所ずつに固定。
すのこの真ん中が空いてるので、カッターで切れ目を入れてから100均の造花を挿していきます。

造花の周りにツル状のフェイクグリーンを巡らせ、タッカーで固定します。
ボリュームが出ればいい感じなると思っていましたが、造花を取り付ける位置によって雰囲気が変わるので難しいですね…。

造花の色も多種あるので、同じ色をまとめて取り付けます。
1個だけだとよく分からない感じでしたが、3個まとまるとウォールグリーンらしくなってきました。

白い造花を使うと、ウォールグリーンというよりお葬式のあれに似ているので今回は使わないことにしました。
色が薄いフェイクグリーンは安っぽく見えるので、こちらも却下です。
後半はだいぶ雰囲気も掴めて、ツル状のフェイクグリーンを2種類交互に貼るようにしたり、造花の取り付ける位置を工夫したりしました。

※薄い色を中心に貼ると緑感が強すぎず、いい感じになります。

ウォールグリーンにフレームを取り付ける

フェイクグリーンを取り付け終えたらフレームを取り付けます。

すのこの端と真ん中に太木があるのでそこにビス止め。
フレーム無しでもいけるんじゃないかと思い、フレーム有りと無しで比較してみました。

フレームあった方がまとまりよく見えますね。
全面フレームを取り付けるか両端だけ固定するかでも悩みましたが、今回は両端だけ固定することにしました。

造花やツタ状のフェイクグリーンを先に取り付けた方がいいのか悩みましたが、フレームがあるとタッカーで固定しずらいので最後に固定する手順でいいと思います。

ウォールグリーンを壁に取り付ける

フレーム有りのウォールグリーンを横向きに2つ並べて飾ってみます。

今回、あえて大きなウォールグリーン1つにせず小分けにして作ったのは、こんな感じでいろいろな飾り方をしたかったからです。
横一列に並べてもカッコイイですし、縦に並べてみても面白いと思います。他にも、少しずらすなど、個性が出るやり方でいろいろ試してみてください。

緑のある壁

何も無かった壁にインパクトあるウォールグリーンを取り付けることができました。

端にフレーム付きのウォールグリーンを取り付けることで、全面フレームで覆われたように見えます。

造花は全体的に落ち着いた色を選んだので、派手さはなく落ち着いた印象を受けます。
造花を足すことで華やかにもできるので、好みで調整してください。

全体の大きさは「横1000mm 縦800mm」です。
ボリューム感も十分すぎるほどありますね。

ウォールグリーンにかかった費用

かかった費用は

・すのこ3つ:600円
・ツル状のフェイクグリーン10m:4,000円
・人工芝:1,700円
・100均の造花:2,500円
・フレームに使った板:1,000円
・ビスやタッカー:200円

合計1万円です。
※作業風景を動画にまとめています。
 より詳しく知りたい方は下記動画をご覧ください。

【DIY】壁から草生える!カフェのような緑壁を1万円で作る/「ウォールグリーン」を作る方法。wall green

市販でこの大きさを買うと10万円程しますが、1万円の価格でこの大きさのウォールグリーンを作れるのはかなり良いんじゃないでしょうか。

もう少し小さいサイズで良いという方はフェイクグリーンの金額がかからない分、費用を抑えて作れます。

カフェにある緑壁良いなと思っている方や壁が寂しいからなんか飾りたいという方は、部屋のサイズに合わせて是非作ってみてください!

セーチ

WRITTEN BY

セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。