キャンプギアをDIY！ キャンパー必訪の秘密基地

西横浜にオープンしたアウトドアショップ『DEVISE WORKS PRODUCTS』には、Tシャツやシェラカップなどにオリジナルのロゴをプリントできるサービスがあります。そんなDIY心くすぐるカスタムオーダー”CAMP CREATOR”を体験すべく、同店に伺いました。そして、オーナーである秋山大輔氏の思いやキャンプ観などもインタビュー。さらに、レアな読者プレゼントまで頂戴してきました。

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公開日 2018.10.10

更新日 2022.01.07

4.個性豊かなプリントアイテムの出来上がり！

胸に堂々と主張するDIYer(s)のネーム。ブラックボディと純白ロゴのコントラストも目を引きます。

DIYタイムにぜひ使いたい逸品に仕上がりました。ヒモ部分を付け替え、アレンジを楽しむのも素敵ですね。

削れにくく消えにくいプリントは独自の手法。ガシガシ洗っても長期に渡って存在感を主張してくれます。

Tシャツ＆ワークエプロンは、発色のよさと手刷りならではのクラフト感が魅力。アウトドアギアの定番であるシェラカップにまで、DIYer(s)のロゴが鮮明に入りました。ちなみに、シェラカップへのプリント術は企業秘密。凹凸が出てしまうレーザー加工やすぐに剥げる通常のプリントではない手法を、様々な試行錯誤のすえ発見したそう。ちなみに、今回製作したアイテムは、全て読者プレゼントとしてご提供いただくことに！応募方法は後半に書いてあるので見逃し厳禁です！

オーナー兼デザイナーの秋山氏が思うキャンプの魅力

「日常では得られない気づきや出会いに溢れているのがアウトドア」

アウトドアに親しむようになったのは、子供の幼稚園友達に誘われたのがきっかけだったという秋山氏。「ママたちってイベントや食事会で、結構仲良くなるんですよ。男親はどうしたらいいものか…。」なんとかパパ同士も親しくなれないかと考えたのがキャンプ。みんなが家族を連れて参加すれば、自然と馴染んでくるのではと。実際に参加してみると、男たちの間にあった壁はすぐに消え、無理なく居心地の良いコミュニティが出来たそう。それからアウトドアホリックに…。「元々デザイナーを生業としていましたし、あまりに熱が高まって自身でブランドとショップを立ち上げるほどハマってしまいました」。今では自他共に認めるキャンプバカ。「子供達と普段できない遊びができ、日常では得られない体験、気付き、驚きに溢れているのがアウトドアの魅力ですね」。

秋山氏が落とし込んだデザインがいきるギア38パレット。

SNSでしかやりとりしていなかった人たちともキャンプ場で実際に会い、親しくなるのだとか。「同じ趣味、嗜好の人が集まるんです。会話は弾むし、楽しくないわけないんです」。特に好きなのが少し寒い季節。「朝の気持ち良さが格別。生きている！って改めて感じられるんです。そして、焚き火。炎を囲む家族の時間が大切なので、我が家はもっぱらロースタイルなんですよ」。当然、持っていくギアには強いこだわりが。「テントサイトはガラス張りのリビングルームです。家の中のインテリアなら隠せますが、屋外では無理。やっぱり良いもので揃えたいでしょう」。

必ず実際に使用して、納得できたアイテムのみショップで扱うそう。

多くのキャンパーと同じくコールマンから入り、個性を求めて様々なブランドの逸品に触れたと言います。「ビギナーの時にウェザーマスターのテントをもらっちゃって。いきなり快適な極上品なので、ランクを落とすのはしんどい。どうしてもより優れたモデルを探してしまいますよ」。ところが、ギアを追求していくと、結局誰もが似たり寄ったりのチョイスに。「オリジナリティ不足は自分で作って解消すればいい！と、DEVISE WORKS PRODUCTSをスタートさせました」。メジャーブランドの良い点は参考にしつつ、人と被らないものを。その考えが反映されているのがオリジナルやセレクトするアイテム、そして"CAMP CREATOR”なのです。

”CAMP CREATOR”のサービスを提供する理由

オーダーに的確なアドバイスや提案をできるのは、現役で活躍するデザイナーだからこそ。

自分とお客さんの思いを込めたくて、プリントは1枚1枚手作業で。

"CAMP CREATOR”の処女作ともいえる提灯は、中にランタンを入れて使用します。1個からオーダーでき、ホワイト¥14,000+tax、ブラック¥16,000+tax、カモフラ¥18,000+tax、オルテガ¥18,000+tax。DIYer(s)がオーダーしたのはクールなブラックです。

人気ブランドは店舗での対応、ギアのクオリティ、保証など、すべての面において隙がありません。しかし、メジャーであるがゆえに普及率が高く、ガラス張りのリビングに置くには少々パンチ不足かも。「自分たちだけのギアが欲しい！キャンプ仲間でも家族でも、どんなコミュニティだって思うはずです。しかし、そのニーズを満たすサービスがありませんでした。自分はキャンプが好きで、デザインのプロ。やるしかないと決意したわけです」。"CAMP CREATOR”は開始早々から反応がよく、特にアウトドア好きファミリーからのオーダーが殺到。オリジナルギアが作りたいがために、ユニット名を考えてくるゲストも多いそうです。

注文されたアイテムを１つ１つ丁寧に作る秋山氏。「手刷りのシルクスクリーンにこだわっているのは、思い入れある自分のブランドだから。そして、ユニット名に込められたお客さんたちの思いも落とし込みたいからです」。自分の愛する家族や仲間とお揃いのオーダーメイドギア。どうせ作るのなら、ハートのある彼のようなプロに任せたいと思うのが自然ですよね。