おすすめシュラフ27選!種類別の特徴と選ぶポイント

シュラフはアウトドアライフとは切っても切れないアイテムで、よりよい睡眠を確保するためにはとても重要です。ここでは、シュラフのタイプ別の特徴やその選び方について解説するとともに、おすすめできるシュラフを27商品ご紹介していきます。

2022.01.07

泊まりがけのアウトドアに欠かせない「シュラフ」。今は防災時のアイテムとしても活用されています。初心者の方はその重要性を認識しづらいかもしれませんが、キャンプの回数を重ねると、きっと分かってくるはずです!
例えば、主に日中に活動するアウトドアライフでは、良質な睡眠がとても大切。快適なシュラフでぐっすり眠れた場合と、自分に合わないシュラフで夜中に何度も目が覚めてしまうような状況では、翌日のパフォーマンスに大きな差が出てしまいます。そのほかにも、体温を維持するなどの重要な役割があります。
今回はよりよいシュラフと出会えるように、さまざまな特徴を持つシュラフを紹介していきます!

シュラフの種類と特徴

シュラフの種類には、マミー型、封筒型、人型の3種類があります。
まずマミー型ですが、マミーは英語で「ミイラ」を意味します。その名の通り、ミイラをくるむようにすっぽりと身体を覆う形状をしているのが特徴です。ほかのタイプに比べ、最も高い保温性を確保することが可能です。特にプロユースの冬山登山などでは重宝されています。
封筒型のポイントは、布団と同じような使い方ができる点!ジップを広げれば正方形の敷き布団もしくは掛け布団にもなりますし、閉じれば1人用のシュラフにもなります。また、形状から幅にゆとりがあり、ゆったりとした寝姿を確保することができます。
人型は、シュラフを着用したまま移動したり、簡単な作業をしたりできます。キャンプ場では寝る前にお酒を飲むシーンが多いかもしれませんが、人型のシュラフを着用してそのまま就寝、といった使い方も可能です!キャンプ用・被災時用を兼ねて暖房節約のため、普段から自宅で使用している人もいるようです。

シュラフ選びのポイント

シュラフ選びのポイントは大きく3点あります。ひとつは、使用する目的を明確にすること。スリーシーズンのオートキャンプなのか、それとも冬山登山をするバックパッキングなのか、バイクでのツーリングなのか?それによって必要なシュラフのスペックが概ね決まってきます。
次に折りたたみ時のサイズと重量。同じくらいの使用温度帯のシュラフでも、コンパクトさと重さに大きな違いが出る場合があります。オートキャンプなら大きくても問題ありませんが、バックパッキングやツーリングなどでは重要な考慮事項です!
最後に、メンテナンスのしやすさ。化繊であれば自宅で手軽に丸洗いできますので、メンテナンスが非常に簡単になります。これら3点を考慮した上で、ご自身の予算にあったシュラフを選ぶといいでしょう。

軽量かつコンパクトなマミー型

マミー型は一番放熱に強く、本格的な登山などで最も真価が発揮されるタイプのシュラフです。そのため、ハイスペックな製品が多くなっています。デメリットとしては、寝ている間は身動きが取りづらいようになりますので、身体に合うかどうかが重要になる点が挙げられるでしょう。購入前にはよくサイズ等を確認してください。

春から秋にかけて快適に使えるアクティブマミーシュラフ【CAPTAIN STAG (キャプテンスタッグ)】

適応温度が5℃から25℃までと幅広いので、多くの季節でそのまま使うことができます。中綿はポリエステルホローファイバーが600g入っています。基本性能以外でも、肩口からの放熱を防ぐショルダーチューブなど、細かい部分への配慮も十分!表地には撥水加工がなされています。

動きに合わせて形が変化するバロウバッグ【mont-bell(モンベル)】

夏の高山から冬の低山までフォーシーズン使える高性能なシュラフ。最低使用温度は1℃です。スーパースパイラルストレッチシステムのおかげで、寝ている間の身体の動きに合わせて形状が変化するため、想像以上の快眠をとることができます!スリーピングバッグ同士のジョイントも可能な汎用性の高いシュラフです。

成長に合わせてサイズ調節が可能なキッズマミーアジャスタブル【Coleman (コールマン)】

シュラフで寝ている時、足がシュラフの下端に接しておらず冷たく感じたことはありませんか?特に子どもがオーバーサイズのシュラフを使っていると足が冷たくなる原因に。とはいえ、身長に合わせてシュラフを用意したら次のシーズンで使えなくなるのでは、と心配にもなるものです。そんな状況にぴったりなのがこのアジャスタブルシュラフ。身長が低い時は短くして使い、大きくなったら伸ばして使うという使い分けができます!子どもが身長150cmくらいに成長するまで十分に付き合っていけるキッズ用シュラフです。

本格的な冬キャンプでも安心オーロラ【NANGA(ナンガ)】

使用限界温度がマイナス30℃に達する冬用のシュラフ。しかしながら、徹底したコスト削減によって一般的な同クラス製品よりも安価に購入が可能です。コストを下げるために、カラーリングは黒1色のみの展開となっています。生地が厚くなっており、防水透湿性能が高いため防水にも威力を発揮してくれます。

寝袋なのに手足が出して使えるジッパー付きコルネット【Coleman (コールマン)】

車中泊やインドアでの使用も想定しているため、マミー型ながら手足が出せるジッパーを装備。これにより使い勝手が格段に上昇しています!ただし、使用可能温度は15℃~となっているので、寒い時期の使用には向いていません。

独自の3D構造で圧迫感を解消した高品質エア【ISUKA(イスカ)】

3D構造により、内部は狭すぎず広すぎない、絶妙なフィット感が味わえるシュラフです。対応温度は-6℃、最高品質の800フィルパワーのホワイトグースダウンを使用しています。冬季使用可能ながら重量も840gと軽く仕上がっているのが嬉しいですね。

洗濯機で丸洗い可能で超コンパクト ウルトラコンパクトアリーバ 【LOGOS(ロゴス)】

収納時にコンパクトになり、洗濯機で丸洗いできるのでメンテナンスも簡単です。肌面素材にはモイスポリウルトラライトを使用しているので、発汗した水分を逃がしてくれる効果もあります。シュラフとしての基本性能はスリーシーズン向けながら、身体に自然に沿った形状で作られているなど、快適性にも目が向けられています。

北欧の冒険家も愛用するシュラフ 【Husky Musset(ハスキーミュッセ)】

日本ではまだあまり知られていないメーカーですが、ヨーロッパでの評価は高いようです。実際に製品もコストパフォーマンスが高くなっていて、スリーシーズンの最低温度-3℃まで使える製品が低価格で提供されています。化繊のため丸洗いもでき、収納もコンパクトなため、今後人気が出そうなモデルです!

素材と構造にこだわった日本ブランドシュラフ【Takemo(タケモ)】

最低使用温度-15℃の秋冬用シュラフ。日本ブランドだけあって素材・性能に妥協は見られません!表生地はポリエステルリップストップを使用し撥水加工済み、中綿には750フィルパワーのホワイトダックダウンを700mg使用している高スペック商品です。

リーズナブルで手頃な「封筒型シュラフ」

最もポピュラーな寝袋が、この封筒型シュラフです。バリエーションも多く、寝袋のみではなく敷き布団や掛け布団とするなど、様々な用途で使うことができます。リーズナブルな価格帯が多いのも特徴です。
一方、身体との密着性が低いため、寒冷地にはあまり向きません。また、マミー型に比べてかさばることが多いのもデメリットです。

上下開閉可能なファスナー付きシュラフ【Bears Rock(ベアーズロック)】

3.5シーズン(春・夏・秋・初冬)で使える封筒型シュラフ。幅が80cmもあるので、かなりゆったりと使うことができます!その上、覆いの部分をフルオープンすることができるため、寒暖の差が激しい山間地のキャンピングでも温度調節がしやすくなります。

足元にフリース素材を使用したスリーピングバッグ【Coleman (コールマン)】

キャンプの夜は足元が冷えやすくなります。その足部分にフリース素材を使用することによって、保温性と快適性を向上させています。化繊のため丸洗いできるので、メンテナンスも容易で使いやすいシュラフですよ。

貴重品やカイロを収納できる内ポケット付きシュラフ【IRISPLAZA(アイリスプラザ) 】

スタンダード型とピロー付きが選べます。ホローファイバーを使用し、最低使用温度が-10℃と温かさが逃げない構造。フルオープンにすると1枚の毛布状となるため、敷き布団、掛け布団的な使用も可能です!内ポケットも付いていますので、貴重品を常に身近に携帯することができ、寒い時にはカイロを忍ばせるのにも便利に使えます。

軽量700g!登山やソロキャンプにぴったりのパフォーマー2【Coleman(コールマン)】

価格帯の低い普及タイプながら基本性能は高いアイテム。特筆すべきは、フルオープンにした状態で2つ同じ製品を組み合わせると、ひとつの正方形の大きなシュラフとして使用できる点!親子3人で使えるサイズになります。また、重量が700gと軽量なのも嬉しい特徴ですね。

リーズナブルで温かく豊富なカラーが揃う【LICLI(リクライ)】

リーズナブルな価格でありながら、コンパクトで簡単に収納ができ、軽量・防かび・防水などの対策もばっちりされています。キャンプだけでなく防災用品としても向いている製品です。目立ちやすい色のバリエーションが選べるため、自分のシュラフを見つけやすいというメリットもあります。

寝袋の定番!連結もできて丸洗い対応【通販のトココ】

普及品の封筒型シュラフとして扱いやすい製品です。オーソドックスな機能ながら、丸洗い可能、撥水生地、連結可能、フルオープンなど、その内容は必要十分!キャンプ用だけでなく緊急時の避難用、予備として備えておける価格帯なのも大きな特徴です。

家族みんなで使えるファミリー2in1【Coleman (コールマン)】

2~3人用で使える封筒型シュラフです。大人2人子ども1人の使用が想定されています。デザインやプリントも楽しいものが使われているので、子どもも大満足するでしょう。生地も肌触りのいい起毛仕上げとなっています。また、上下に分割して1人用シュラフを2つ作ることもできるなど、家族でさまざまな使い方ができるように設計されています。

身体の大きい人向けのビックサイズ【WhiteSeek(ホワイトシーク)】

シュラフはなるべくコンパクトになるように設計されることもあり、身体の大きな人向けの商品はなかなかないのが実情。そんな中、幅90cm長さ200cmあるこのシュラフのサイズは特筆すべきもの!身体の大きな人から評価する声が多く寄せられています。

リーズナブルで価格が魅力の夏用シュラフプレーリー【CAPTAIN STAG (キャプテンスタッグ)】

優れたシュラフは多くありますが、リーズナブルさもここまで突き詰めると優れたシュラフになるという好例ではないでしょうか?ここまで低価格なら、普段キャンプをしない人が防災用を兼ねて念のため購入して保管しておく、という使い方も可能でしょう。初心者なのでとりあえず安いものを、という人にも嬉しい選択肢です。

布団のようなふわふわ感が心地よい【YOTECE】

中綿の材質にホローファイバーを使用しているため、ふかふかの使用感を得ることができます。丸洗いOKで最低使用温度は0℃と基本性能も十分!広げた時のサイズ感の割りにコンパクトにたためるのも良好なポイントです。

コストパフォーマンスに優れた【HAWK GEAR(ホークギア)】

非常にコストパフォーマンスの高いシュラフ。性能ではほかブランドの高級品と比較されることもあります。ただ、重量が1,480gですので、その点は冬季登山用などの高級シュラフには及びません。しかし、使い勝手がいいだけではなく、低価格で専用袋付きなので、持ち運びもとても便利です。

フードが付いたマミー型のようなコンパクト スリーピングバッグ【WIBERTA(ウィベルタ) 】

廉価品の価格帯の商品ながら、フードが立体構造になっていて保温性能の高いシュラフです。基本性能として、最低使用温度0℃、丸洗い可能、ファスナーガード、ダブルファスナーなど一通りの機能が揃っています。

着たまま動ける防寒具「人型シュラフ」

人型シュラフは、着たまま動けるという最大のメリットがあります!このため、キャンプ場だけではなく自宅や仕事場で普段使いをしている人もいます。
ただし、身体からの放熱面積がほかのシュラフより広くなっているため、冬など寒い時期に使用するには下に毛布やマットを敷くなどの工夫が必要です。

機能性が高くスタイリッシュ【selk'bag(セルクバッグ) 】

最低使用温度が-4℃と保温性能も申し分がないスタイリッシュな人型シュラフです。自由に手足を動かせるため、キャンプ用途だけではなく、自宅で夜中に趣味をする際の寝落ち対策として購入する人もいます。

丸洗いできて乾きが早い。お手入れがラクな【KingCamp(キングキャンプ)】

まるでスキーウェアのような感覚で着用できる寝袋。足部分を開放できるので、キャンプ場での就寝前後は着たまま行動できるのは大きなメリットです!人型シュラフながら、寝袋感をあまり抱かせないデザインが光ります。丸洗いが可能で、速乾性にも優れています。

2枚連結すれば2人用の寝袋にもなる【OUTERDO】

こちらは純粋な人型シュラフというよりは、人型になって行動することができるシュラフといったところでしょうか?寝る際には通常のシュラフ型として使うのですが、両手両足が開放できる設計になっているので、温かさはそのままにアクティブに行動できるようになっています!朝布団からなかなか出られない、という方にも向いているのではないでしょうか。簡単に連結できて、2人用のシュラフとしても使えます。

軽量で温かいダウンワンピースシュラフ【LOGOS(ロゴス)】

人型シュラフでダウン素材を使用しているため、化繊とは違った温かさを感じることができます。手先・足先のファスナーがあるため行動にも便利です。オーソドックスな高級シュラフの人型版といった趣があります。

防風襟や足裏の滑り止めが付いた【DOD (ディーオーディー)】

カラーバリエーションが豊富で、キャンプ場でも、仮に避難用具として使った場合でも個人の認識ができて便利さを感じられそうです。フードの調節がフレキシブルで、防寒対策にも配慮されています。収納時にはコンパクトになるようにコンプレッション機能のある専用バッグが用意されているのもポイント。防風襟は冷たい風から首元を守ってくれます!また、足裏の滑り止めも便利な機能です。

子どもから大人まで幅広く対応しているスリーピングバッグ【MACROS(マクロス)】

着用サイズの幅が広く、余裕があるため、多くの人が使用できるシュラフです。その分動きやすさには制限がつきますが、寒い場合には内側で厚着をして温度調整をするといった使い方もできます。

まとめ

マミー型、封筒型、人型と、シュラフの種類はたくさんあるので、シュラフ選びは一見大変に思えるかもしれません。ですが、使用する場面をしっかりイメージすると意外と自分に一番合っているシュラフが見えてくるものです!今回は27ものシュラフをご紹介しましたので、きっとあなたのニーズに当てはまる、もしくは近いシュラフもあったのではないでしょうか?ぜひ参考にしてみてください。

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DIYer(s)

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