トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識

トイレの床材としてポピュラーなタイル。現在も、トイレの床にタイルを使用することは珍しくありません。従来、トイレの床などに使用されるのは小さなタイルが一般的でしたが、現在ではサイズも多様化し、オシャレなデザインのものもたくさんあります。うまく使ってリフォームすれば、快適でラグジュアリーな空間を創り上げられるでしょう。そこで、トイレの床材にタイルを選ぶメリットやリフォーム事例、費用の相場などについてご紹介します。

公開日 2019.07.18

更新日 2019.07.18

トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識

トイレの床をリフォームするタイミングっていつなの?

トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識
床材によっては、使っていくうちにトイレ特有の嫌な臭いが染みついてしまうことがあります。長い時間をかけて染みついた臭いは除去しようと思っても難しく、完全になくすことはできないかもしれません。このようなときは、トイレの床をリフォームするタイミングといえるでしょう。

また、すでにタイルを床に使用しているケースだと、長く使っている間にタイル自体が浮いてくることがあります。タイルは専用のボンドやセメントを使って施工されていますが、湿度や水滴、温度変化、地震や単純な経年劣化など、さまざまな要素で接着力が弱くなっていきます。浮いてきたタイルはいつ剥がれてもおかしくありません。また、ひとつ剥がれると、周りのタイルもどんどん剥がれていく可能性があります。

タイルにひび割れが確認できたときも、リフォームのタイミングといえるでしょう。ひび割れが生じると、そこから水が入り込み、ほかの部分にも悪影響を及ぼしてしまいます。小さなひび割れがどんどん広がる可能性もあり、そうなるとさらに水や湿気による劣化を招く恐れがあります。

タイルが割れている、目地が割れているといった状態だと、家の土台となる部分に悪い影響を与えることも考えられます。木造住宅であれば土台も木材を使用しているため、湿気に浸食されて強度が落ちてしまうことも考えられます。ほんの一部分が総合的な住宅の強度を落としてしまう可能性もあるので、タイルの浮きやひび割れなどがみられたときは、なるべく早めに対処したほうがよいでしょう。

トイレの床材に「タイル」を選ぶメリット

トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識
住宅に使用する床材も多様化し、現在ではさまざまな種類が出回っています。トイレの床にしても、タイルだけでなくフローリング、クッションフロア、コルクなど実に多彩です。それぞれ特徴がありますが、ここではタイルの特徴やメリットをピックアップしてみていきましょう。

まず、高級感のあるビジュアルがメリットのひとつです。光沢のあるものがほとんどで、ラグジュアリーな空間を実現しやすいのは魅力的なポイントといえます。今ではデザインも多彩なので、自分好みのものも見つけやすいでしょう。高級感のある美しいトイレにしたいのなら、タイルを選ぶのがおすすめです。

メンテナンス性のよさもメリットのひとつです。排水口を備えておけば、そのまま水を流して掃除もできます。フローリングやクッションフロアだと、そうはいきません。たとえ排水口がなくても、濡らしたモップでサッとふけばいいので、掃除が楽になります。

さらに、ランニングコストのよさも魅力的です。特にセラミックタイルや磁気タイルは高い耐久性があり、一度施工してしまえばしばらくリフォームの必要がありません。木材のフローリングやクッションフロアは傷やへこみもできやすく、場合によっては破れてしまうこともあります。これらの床材に比べるとタイルは耐久性が高く強い素材なので、長い目でみるとお得だと考えられるのです。

トイレタイルの種類と特徴

トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識
タイルといってもその種類はいろいろですが、一般的にトイレの床に使用されるのは陶器、せっ器、磁気、フロアタイルの4種類が挙げられます。
陶器やせっ器、磁気などの種類には釉薬(うわぐすり)を使用したものとそうでないものがあります。釉薬を使ったものは、表面がガラス質でツルツルになるという特徴があります。

陶器製

陶器製は、釉薬を使用したものが床材に向いています。光沢があるので見た目も美しく、ツルツルなので掃除しやすいというメリットも。釉薬を使っていないものだと、吸水性がよくなることに合わせて、臭いが染みついてしまうことも多いので注意が必要です。

せっ器製

せっ器タイプは、劣化などの変化が起こりにくく耐候性に優れているというメリットが挙げられます。また、釉薬を使用していないものだと温かみのある見た目になりますし、従来のトイレ床とは一味違った印象にもなるでしょう。釉薬ありの場合だと光沢が出てツルツルになり、掃除がしやすくなります。

磁器製

磁器でできたものはとても堅いため耐久性に優れており、しかも汚れにくいというのがメリットです。粘土や長石、石英などを高温で焼成したもので、ほとんど水を吸いません。緻密な素地となっているため、叩くとやや甲高い金属音がするのも特徴といえるでしょう。

フロアタイル

フロアタイルは、塩ビ素材を用いた床材となります。デザインは豊富で、石目調や木目調のものもあります。フロアタイルは、選び方次第でトイレの印象ががらりと変わります。一見すると本物のようにリアルな仕上がりになっているのが特徴です。耐久性はほかのものに比べるとやや低く、傷つきやすいというデメリットもあるので注意が必要です。ただ、費用が安いので、できるだけ初期コストを抑えたいときには強い味方です。

オシャレなトイレのリフォーム事例

大きめのブラウン系のタイルを使用すると、重厚な雰囲気のトイレに仕上がります。木製のカウンターなどがある場合だと、よりマッチングしますね。高級感のある和のテイストを演出することもできるでしょう。濃いめのブラウンにすると、汚れが目立ちにくいというメリットもあります。

黒系のフロア材なら、モダンな雰囲気の空間となります。白い便器との相性もピッタリです。全体的にスタイリッシュにまとめることもできそうです。引き締まった印象を与えるインテリアとなるでしょう。

白系を使用したケースだと、よりクリーンな印象が際立ちます。壁紙も白なら統一感も出て、まとまった印象になるでしょう。北欧テイストのトイレにもおすすめです。シンプルで清潔感のある、明るい空間に仕上がります。

トイレ床のリフォーム費用の目安

トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識
リフォームを検討するにあたり、もっとも気になるのはやはり費用でしょう。工事にかかる費用は依頼する業者によってもまちまちですが、基本的には使用する床材によって変わります。そこで、床材別に費用の目安をまとめてみました。

木製フローリングの場合

木造住宅の居室やリビングなどに使用されることが多い木製のフローリングは、トイレに使用されることも珍しくありません。水回りということもあり、耐水性を高めたものを選択することもできます。フローリング材の費用は、1㎡あたり3,000~10,000円程度が相場です。

クッションフロアの場合

クッションフロアは、塩化ビニールを素材としたフロア材です。多くは洗面所や脱衣所といった水回りの床に使用されます。素材は軽く、加工もしやすいことから、低価格で施工できるのが最大の魅力です。また、デザインも木目調のものやストーン・大理石風、モザイク調のものまでバラエティに富んでいます。その多くは1㎡あたり2,800円~3,000円程度で、もっともコスパに優れたフロア材です。

タイルの場合

タイルは製品そのものが比較的高価になることが多く、施工にも手間がかかってしまうため、どうしても初期コストは高くなりがちです。タイル自体の費用は1㎡あたり10,000円前後が目安ですが、一般的な戸建て用トイレの広さである0.5坪ほどの空間であっても、床解体や撤去費用、タイル下地、床タイル張り、養生費などを含めると、100,000円前後の費用がかかってしまうことも。コスパがよいといわれているクッションフロアの施工費合計と比較すると、50,000円前後の差額となります。初期にかかる費用だけをみると高いと感じてしまいますが、ここまででお話してきたように、タイルにはほかのフロア材にはないメリットがたくさんあるので、総合的にみて判断するのがおすすめです。
依頼する業者や現場の状況などによっても、価格は変わってきます。そのため、ここでご紹介した価格はあくまで目安です。より具体的な金額をお知りになりたい場合は、一度、それぞれのフロア材で実際に見積もりをとってみるとよいでしょう。

タイル床の正しい掃除方法

トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識
ここからは、タイル床の掃除方法についてお伝えします。タイルには掃除がしやすいというメリットがあるのはすでにお伝えした通りですが、正しくクリーニングすれば、さらに床を長持ちさせることができます。いつまでも美しいフロアを維持するため、正しい掃除方法をぜひマスターしてくださいね。

まず、掃除に使用するアイテムには、重曹やセスキ炭酸ソーダ、重曹クリームなどが挙げられます。これらの洗剤は黒ずみを落とすのに効果的なので、ぜひ覚えておきましょう。水垢や尿石汚れに対しては、クエン酸や重曹クエン酸、クエン酸クリームなどが効果的。除菌シートやフローリングワイパー、マイクロファイバークロスなども用意しておきましょう。

具体的な掃除の手順として、まずは除菌シートやフローリングワイパーで床のゴミを除去します。次に、クエン酸水スプレーを床にかけて、マイクロファイバークロスでふきとってください。この時点でまだ黒ずみが落ちていないときは、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水スプレーをふきかけ、マイクロファイバークロスでふきとります。

重曹水でも落ちないような酷い汚れは、重曹水ホイップクレンザーで落としましょう。40gの重曹を洗面器に入れ、液体洗剤を入れながら混ぜます。ホイップ状になってきたらお酢を入れ、泡が出てきたらできあがり。これを落ちない汚れ部分にかけて、約30分おきましょう。その後、マイクロファイバークロスで擦りながら、キレイにふきとってください。

トイレのフロアをキレイな状態に維持したいのなら、できるだけ毎日掃除することをおすすめします。汚れが溜まってからだと掃除も大変ですし、労力もかかってしまいます。毎日なら軽労力で掃除ができ、いつもキレイな状態でトイレを使うことができるでしょう。ちょっと手が空いたときにササっと掃除する癖をつけるといいですね。

タイル材を取り入れて、トイレをイメチェン!

トイレのタイル床をリフォーム!事前に知っておきたい6つの基礎知識
たくさんのメリットがあるタイルを、トイレの床に使ってみてはいかがでしょうか?昔からすでにタイルの床を使っていて、それが浮いている、ひび割れているといった状況だと、なおさら少しでも早く対処する必要があります。最近のタイルにはオシャレなデザインも多いので、自分好みの空間が手に入れられるはずです。
タイルは、その種類によっても特徴やメリット・デメリットがそれぞれ違うので、そこをきちんと理解して選ぶのがポイントです。タイルの施工は専門的な技術も要するため、DIYで行うのではなく専門業者に依頼するほうがキレイに仕上がり、持ちもよくなります。また時間と手間の節約にもなります。
具体的な費用は業者へ見積もりをとることで確認できるので、ぜひさまざまな床材を比較しながら、納得できるものを選んでみてください!

DIYer(s)

WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!

FACEBOOK

広告掲載