暮らすだけで、かっこいい。開放感を楽しむ、P.F.S.の“ゆとリノベ”
1988年、P.F.S.(パシフィックファニチャーサービス)は言いました。「かっこいいモノがあるからかっこいい生活があるのではなく、かっこいい人がいるからかっこいい生活がある。」のだと。そんな彼らが今回新しく赤坂のリノベーション物件をデザイン・設計したとのことで、“よくある都会のマンションの部屋”がリノベーションの魔法で姿を変えた様子をお届けします!
2023.04.20
INDEX目次
都会でも、自分らしさを諦めたくない!
自分らしいライフスタイルを追求するDIYerのみなさま、こんにちは。都会でアパートやマンションを探していると、どれもこれも似ている内装だったり、無理に機能性を持たせているせいで窮屈な間取りだったりすることが多々ありますよね。大都市で生活している以上、仕方ないことではあるのですが、1日の中で多くの時間を過ごす場所はやっぱり、妥協したくない!そんなとき検討したいのが、リノベーション物件。今回は、都会の真ん中に位置しつつも、ゆとりを感じながらかっこよく暮らせるリノベーション物件をご紹介します!こちらは絶賛売り出し中の物件でもあるので、マンション購入を検討されている方は必見です。
「かっこいい」に敏感な人たちを虜にするデザイン
この物件のデザイン・設計をしたのはPACIFIC FURNITURE SERVICE(パシフィックファニチャーサービス)。1988年の設立以来、家具の販売や新築・リノベーション物件のデザインなどで「考え(DESIGN)」「作り(MANUFACTURE)」「売る(SELL)」の3分野において活躍を見せています。P.F.S.という愛称で親しまれ、オシャレに敏感な人々の心を虜にしてきた同社が、この6月に新しい物件のリノベーションを手掛けたとの情報をキャッチ。「かっこいいモノがあるからかっこいい生活があるのではなく、かっこいい人がいるからかっこいい生活がある。」という価値観の元、数々の作品を生み出す彼らの新作を、早速チェックしていきましょう。
独り占めしたくなる、ゆとり
東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩4分、赤坂駅から徒歩8分、そして東京の最先端を集めた施設、東京ミッドタウンまで徒歩8分。企業のオフィスやホテル、ショッピング施設、美術館や公園と、東京の中心地らしくなんでも揃う好立地に位置する、とあるマンションの一室。扉を開け、玄関に足を一歩踏み入れると目に入るのは、タイル貼りの床。ひたひたとしたタイルの質感を楽しみながら部屋を進むと、都会の喧騒を忘れてしまうほどの開放感に包まれます。アーバンでスタイリッシュな空気感を纏いながらも、どこかリラックス感を漂わせているこのお部屋が、P.F.S.が手掛けた新しい物件です。
こちらがお部屋の間取り。17帖のLDKと5帖の寝室がついた1LDKです。面積は比較的コンパクトですが、どこかゆとりを感じさせるこのお部屋。なぜ、こんなにも開放感を感じるのでしょうか。その秘密に迫ります。
廊下を進んだ先にあるのがLDK。ゆとりを感じさせるために、余計な要素を混在させず仕上げたという空間は、オープンですっきりとした印象です。モダンな印象のタイル床に、風合いのある木材の壁という異なる素材を組み合わせ。オシャレなのに、肩肘張らずにくつろげる絶妙なバランスです。
こちらが、元々の間取りでのキッチン。金色のアクセントがガーリーな印象でした。よく見る白いクロスに角ばった壁の凹凸。白い壁にも関わらず、どこか重たい閉塞感がありましたが、リノベーションの魔法で一気に垢抜け。
キッチン横の壁には、バーチ材のシェルフとキャビネットをディスプレイ。壁面に木材を使用している物件は住宅だと珍しいように感じますが、木製の家具との親和性が高く、部屋を広く見せてくれる効果が。都会で暮らしながらも、こうして木の温もりを感じることのできるこの壁は、住む人をホッとさせてくれる存在です。
廊下方面からLDKを眺めた様子。ディスプレイされているP.F.S.の家具が、シンプルなデザインの部屋に絶妙にマッチしています。さらに、キッチン側とは使用されている床の素材に違いが。同じ部屋の中で違う素材をミックスさせることで、広がりのある空間にメリハリが生まれました。
こちらがリノベーション前のLDKの様子。壁の向こうには寝室がありますが、この壁があることで、お部屋全体に圧迫感を生み出してしまっていました。
とにかくゆとりを感じて欲しかったというP.F.S.の設計チームは、ドアを撤去し、壁をガラスに変更。ゆるやかなゾーニングで、空間に広がりが生まれました。空間全体に視線と採光が行き渡ることにより、部屋全体が広く見えますよね。
こちらは、部屋を寝室側から覗いた様子。光が溢れ、思わずコーヒーとトーストの匂いが漂ってきそうな、解放的な朝の空気を感じます。
ちなみにこのガラス壁には、ディスプレイされているP.F.S.のローボードがぴったりのサイズ感!こちらのローボードの幅が1500mmなので、反対側にベッドを置く場合もダブルサイズ(幅約1400mm)までならはみ出ることなく、すっきりと配置することができます。なお、こちらでディスプレイされているベッドはセミダブルサイズです。
昼と夜で変化する表情を楽しむ
夜になると印象がガラッと変わり、どこか艶っぽい雰囲気に。備え付けだというドイツ製の照明がムーディーな空間を演出します。
必要以上な明かりをつけずに、間接照明やキャンドルなどで部屋を灯し、お気に入りの音楽を聴きながらこの空気感を楽しみたいですね。
思わず自慢したくなる。こだわりの光るディテール
どれだけあっても困らないのが収納スペース。寝室の壁を二面使ったクローゼットは、ルーバー折れ戸を採用。ダークカラーの木材を使用しているのにも関わらず重い雰囲気になることなく、圧迫感を感じさせません。また、通気性がいいため、湿気によりカビやダニにも効果を発揮します。
こちらは廊下側の収納。カバンやハットなど、型くずれをさせたくないものの収納にぴったりの棚付き。間隔は自分で自由に調整できるので、使い勝手もバッチリ。
こちらが玄関側。こちらも収納力には自信あり。クローゼットにおいてデッドスペースになりがちな下半分も有効活用できるのは嬉しいですよね。部屋だけではなく、収納されるものにも気遣いを感じるP.F.S.の設計。開けるたびに洋服への愛が湧き上がってくるような、まるでお気に入りをしまうための宝箱となりそうです。
一般的な間取りを採用するとどうしても窮屈にながちな水回りは、思い切って壁をなくして空間にゆとりを。これも、限られた面積を広く見せるコツ。既成概念を取り払い、とことんゆとりを追求してたどり着いたスタイルです。
ちなみに、洗面所へと繋がるドアノブはイギリス製。同社が運営する生活雑貨店「PARTS CENTER(パーツセンター)」でも購入できるとのこと。コロンとしたかわいらしさに加え、どこか気品を感じるそのフォルムはもちろん、“VACANT”の文字に心がくすぐられませんか?些細なところまで行き渡ったこだわりを感じます。
都会の真ん中で感じる、ゆとりと開放感
細部まで統一された世界観で、限られたスペースにもゆとりを生み出した同物件。赤坂という、まさに都会の真ん中にありながらも、閉塞感をまったく感じさせない開放感のある部屋に仕上がっています。物件に使用されている素材は、経年とともに味わいのある風合いに変化していくため、手入れをしながら、表情が変わっていく様子を永く楽しめるというのも、魅力のひとつといえるでしょう。気になる方は、ぜひお問い合わせを。なお、ディスプレイされている家具は別売となりますのでご注意ください。
また、今回紹介した赤坂の物件をご購入予定ではない方にも、嬉しいお知らせが。P.F.S.のリノベーションを実際に間近で見てみたい!という方も、物件の見学が可能とのこと!リノベーションによって、空間に再び命が吹き込まれる様子を、実際に見て、触って、体感してみてはいかがでしょうか。
また、今回紹介した赤坂の物件をご購入予定ではない方にも、嬉しいお知らせが。P.F.S.のリノベーションを実際に間近で見てみたい!という方も、物件の見学が可能とのこと!リノベーションによって、空間に再び命が吹き込まれる様子を、実際に見て、触って、体感してみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
Pacific Furniture Service
http://pfservice.co.jp/
OPEN:12:00-20:00 火曜日定休
TEL:03-3710-9865
ADDRESS:東京都渋谷区恵比寿南1-20-4
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Japan
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