セルフリノベで生まれた、隠れ家的な珈琲豆専門店に行ってみた!

初めまして、DIYer(s)編集部の出羽です。日々の活動をブログにしてみようと思いました。

公開日 2018.11.04

更新日 2018.11.04

セルフリノベで生まれた、隠れ家的な珈琲豆専門店に行ってみた!

DIYer(s)公式アンバサダーが手がけるお店とは

初めまして、DIYer(s)編集部の出羽です。私の役割は広告営業。ことあるごとに営業活動で外を出歩いているのですが、とても有難いことに実に様々な人とお会いして素晴らしい刺激をいただいております。あまりにも出会う方々が素晴らしすぎるので…その感動を是非皆様とも共有したく、日々の活動をブログにしてみようと思いました。
今回は記念すべき1回目のブログです。先日DIYer(s)で「DIYシロウトがお店をつくった話」という記事によりdiyer界隈でたいへんな話題となったリノベーション物件(店舗)をお尋ねしました。特別にオープン前に見せていただけるということで早速お店に。オーナーのUCMUさんはDIYer(s)の公式アンバサダーとしても日々編集部にお力添えをいただいております。リノベの工程や店舗の内装については既にご寄稿いただいた記事で公開されているのですが、百聞は一見にしかず!ということで再度、編集部からのレポートです!

東京都のヘソのちょっと上

西武新宿線のとある駅で下車。駅前のローカルな雰囲気が、埼玉県東部の自宅と本社のある品川の往復を毎日の基本とする自分の心を和ませてくれました。当たり前のことですが、同じ東京都でも街によってそれぞれ違う表情があるんですね。秋の柔らかい陽射しを受けながら静かな住宅街を歩くこと5分ほど。少し賑やかな通りの傍にありました、ここが巷で話題の「unknowncoffee」ですか…!!

どちらかといえば静かな街並みで突然に現れたそのブルーの目立つエントランスと、渋い色味の無垢の杉板。通りゆく人々も「このお店はなんだろう??」と歩みを緩め、興味深い様子でお店をのぞきこんでいます。

お店がどのような工程を経て出来上がったのか?については、既にご寄稿いただいた過去の記事を是非ともご参照ください。
というわけで今回はDIYのプロセスはあえて割愛しつつ、お部屋の内装やプロダクトに細かくフォーカスをあてていきたいと思います!!

2階は機材が充実したDIY工房

まず最初は2階から拝見しました。お店の奥にある少し狭い階段をトントンと上がっていくと木(木材)の香りが...これはdiyerなら実感したことのあるワクワク感ですね。階上にあったのはDIYをするための独立した作業場と、用途の構想を練っているという遊休スペース。素人レベルをはるかに超越している環境に思わず「あっ!」と声をあげて驚いてしまいました。スゴ過ぎるスキルです。

白く塗装された木材が室内にアクセントをつけています。とても爽やかな空間です。

円状に巻かれたケーブルも何故か美しく見えてしまいます。

使いこまれた道具が積まれた作業台、素人の域を超えた業を感じます。

木屑の飛散を防ぐためにビニルで覆われた4畳ほどの空間。プロ意識を感じてしまいます。

電動工具の王道マキタ。白いボディに洗練されたセンスが。

マキタの手前にRYOBIの工具も。こうして見ると、やはりカラーリングは重要ですね。

元々の建物が昭和40年代に建てられたとのこと、私もどこかで見たことがあるような窓ガラス。年齢がバレそうです。

1階はこだわりの珈琲豆専門店

お店に入って驚くのはその天井の高さと開放感。お店の前の通りはそこそこの交通量があるものの、ほとんど外の音が入ってきません。むしろ静かに感じました。「しばらくはカウンタ席だけでやっていくつもり」とのことでしたが、お店の奥にはスペース広めに深めのソファ席が6つほど。そしてオリジナルのプロダクトがいくつか。どれも個性溢れる形や色で、ここで何か新しいことが始まりそうな予感がしてなりません。

午後は大きめの窓からたっぷりと太陽の光が。直射日光ではないので、ちょうど良い光量がなんともいえない心地良さをもたらしてくれています。

無骨な角材が圧倒的な存在感を醸し出しています。

塗料を飛散させてイレギュラな模様を演出。さすがのセンスです。

床にビス打ちというシンプルな工法ですが、丁寧に加工してあげればデザインされたように見えます。

「デザイン性が高いものは高価なので電球を重ねただけ」とのことですが、高価な既製品よりも、よほどハイセンス。この発想には参りました。

山梨の渓流で拾ってきた流木を加工したもの。目を瞑り木が重ねてきた時間に想いを馳せると...なんともロマンチックな気分に。空間のアクセントとして静かに際立っています。

扉の色とドアノブの色が絶妙な組み合わせ。渋い。渋すぎる。十万石スタイル。

どこかでみたことのあるロゴですね…ありがとうございます!(笑)

ひとつずつ丁寧に加工されたという木のタイル。見る角度によって表情が変化するのも楽しみのひとつ。

特別な珈琲を特別な空間で味わう

セルフリノベーションされたこの建物の1階は、珈琲豆専門店として営業する予定とのこと。ありがたいことに特別に美味しい珈琲を淹れていただきました。カウンターに座って目につくのがDIYされたという厨房設備と綺麗な焙煎機。機械のグレードはさほど高くないと謙遜されていましたが、目の前で光り輝く大きな焙煎機は工具好きなdiyerなら思わず身を乗り出してしまうはず。

圧倒的な存在感、いかにも「マシン」という感じがします、初めて目の前で見ました。

ピカピカのバルブ。たまりませんね。

端材を有効活用。木の温もりが柔らかい。

自慢の珈琲を目の前で淹れていただきました。使う豆にはとても強いコダワリをお持ちとのこと。珈琲との出会い、豆を焼く工程など非常に興味深くお話をうかがいました。

目の前で丁寧に淹れてくれました。

自作の珈琲スタンド。

お湯を注ぐとポタポタと静かに珈琲の雫が落ちていきます。

通りから差し込む自然光がとても優しい。カウンターから臨む、通りを行き交う車の喧騒がウソのように静かな空間に包まれています。

今回は3種類の異なる味をセレクトしていただきました、どれも美味!

厳選された上質な珈琲は大人の嗜み

「せっかく2年かけてリノベーションを経験したので、今後はこのお店をワークショップやDIYの体験教室などもできる場所として活用していきたいですね」と語るUCMUさん。既にギャラリーや撮影スタジオとしての相談も何件かきているとか。都心という雑踏から少し離れた「東京のヘソの少し上」ならではの、肩の力が抜けた素敵な雰囲気。みなさんも是非ともお店に足を運んで体感してみてください。

編集後記

UCMUさんはかなりの音楽好き。さりげなく壁に立てかけてあるサーフボードが西海岸の自由な気質を漂わせつつ、大人の嗜みとして誰もが通過するであろうジャズの名盤もおさえているところは流石の一言。山のように積まれていたCDから私も大好きなスタンゲッツを発見して思わず笑みがこぼれました。

誰もが一度は耳にしたであろう、アストラッド・ジルベルトが英語で歌って世界的大ヒットとなった「イパネマの娘」をはじめとする名曲名演が満載な1枚。

Stan Getz - Saudade Vem Correndo

ゲッツの中でも大好きな1曲。西海岸を代表するnew school hiphop"the pharcyde"の名曲「Runnin'」の元ネタとしても使われています。唸るネタ使いは流石Jay-Deeです。

美味しいコーヒーを飲みながらゲッツを聴くなんて最高に贅沢ですね。珈琲と音楽へのコダワリは上質な生活を知るための大切な要素なのかもしれません。またご寄稿いただいた最初の記事の中に「買う時よりも捨てる時のほうが、高くなる物がこの世の中に存在するのだと」というコメントがありましたが、それを見てドキっとしたのを思い出しました。安く容易くモノを手に入れられるという利便性の裏にある事実にも、ほんの少しだけ意識を向けてみる。静かに珈琲を飲みながら、そんなことを考えるキッカケを頂いた感謝の1日でした。

photo/text : kentaro7826
珈琲豆専門店
unknowncoffee
東京都小平市
火・木・土の11時〜19時のみ営業
定休日:上記以外の曜日は不定期営業
*ご来店前にお電話で営業時間をご確認ください
070-1500-1100
Instagram: https://www.instagram.com/unknowncoffee_tokyo/

kentaro7826

WRITTEN BY

kentaro7826

Japan

DIYer(s)編集部の出羽健太郎です。広告営業と商品仕入れ担当。毎日の刺激的な出会いをブログで発信していきます。実はDIYとアウトドア初心者ですが、Do It Yourselfをポジティブかつ広義的に解釈し、そのカルチャーを伝播すべく日々奮闘。 使い捨て文明と消費社会に静かにアンチテーゼを投げかけます。最近は山の精神世界に傾倒、2019年の7-9月に黒戸尾根の登攀を目指しトレーニングをしています。