【和室の壁紙DIY講座】貼り方の基本と自分でキレイに仕上げるコツ
和室をリフォームするとなると、それなりの費用がかかります。しかし、「できれば、なるべくリーズナブルに和室をイメチェンしたい」と考えている方はきっと少なくないでしょう。そのような方におすすめしたいのが、壁紙の貼り替えです。壁紙が変わるだけでお部屋の印象はガラッと変わるので、ぜひ試してみてください。ここでは、DIYでの壁紙の貼り方、貼り替えの方法とコツなどについてまとめてみました。各ポイントを押さえて、素敵な和室へ変身させましょう。
公開日 2019.07.12
更新日 2022.01.07
INDEX目次
壁紙貼り替えで和室が大変身!
サンプルカタログを見たことがある方なら分かると思いますが、実は和室とマッチする壁紙の種類やデザインは数多くあります。そのため、お部屋のコンセプトや好みに合わせて選ぶことができます。例えば「和室だけどもっとモダンな感じがいい」「和洋折衷な部屋にしたい」といった希望を叶えられるのはメリットといえるでしょう。
そもそも、部屋の中で壁紙が占める面積はとても広いため、部屋の印象は壁紙の影響を大きく受けるといっても過言ではありません。絶対に目に入るものですし、貼り替えをすればそれだけで印象をガラッと変えられます。また、インテリア家具や床の貼り替えで部屋の印象を変えるとなるとかなりの出費が予想されますが、壁紙だとリーズナブルに実現できるのも魅力的なポイントです。
DIYの経験が浅い方の中には、DIYでの貼り換えに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、丁寧に作業すれば自分でもある程度キレイに仕上げることが可能です。同じDIYでも、フローリングの貼り換えや家具などの制作に比べると難易度が低めなので、練習も兼ねて挑戦してみてはいかがでしょうか?
ホームセンターに行けば、最初から専用ののりが塗布されたものもありますし、シールのように剥がして貼るだけのお手軽なクロスもあります。作業に割く時間さえ確保できれば、誰でもある程度のクオリティで仕上げることができるでしょう。好みの部屋を手に入れるためにも、ぜひチャレンジしてみてください!
そもそも、部屋の中で壁紙が占める面積はとても広いため、部屋の印象は壁紙の影響を大きく受けるといっても過言ではありません。絶対に目に入るものですし、貼り替えをすればそれだけで印象をガラッと変えられます。また、インテリア家具や床の貼り替えで部屋の印象を変えるとなるとかなりの出費が予想されますが、壁紙だとリーズナブルに実現できるのも魅力的なポイントです。
DIYの経験が浅い方の中には、DIYでの貼り換えに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、丁寧に作業すれば自分でもある程度キレイに仕上げることが可能です。同じDIYでも、フローリングの貼り換えや家具などの制作に比べると難易度が低めなので、練習も兼ねて挑戦してみてはいかがでしょうか?
ホームセンターに行けば、最初から専用ののりが塗布されたものもありますし、シールのように剥がして貼るだけのお手軽なクロスもあります。作業に割く時間さえ確保できれば、誰でもある程度のクオリティで仕上げることができるでしょう。好みの部屋を手に入れるためにも、ぜひチャレンジしてみてください!
和室の壁紙をDIYで貼り替える方法
DIYで壁や天井のクロスを貼り替えたいと考えているのなら、まず3種類の壁紙があることを覚えておきましょう。大きく分けると、シールタイプと生のりつき、のりを塗って貼るタイプに分けられます。ここでは、それぞれの特徴や貼るコツなどについて説明していきます。
①剥がせるシールタイプの壁紙
via www.diy-shop.jp
シールのように貼れる、お手軽な壁紙です。一般的な住宅の壁紙は、専用の機械を使って紙の裏にのりを均一に塗布し、それを職人さんが施工していきます。しかし、このタイプはのりを塗布する必要がなく剥離紙もついているので、本当にシール感覚で施工できるのが大きな特徴です。
また、既存のクロスの上から直接貼れるのも、大きな特徴のひとつでしょう。のりを塗布するタイプだと、ビニールクロスの上から新しいものを貼ることはできません。無理に貼っても、すぐに剥がれてしまいます。しかしシールタイプなら、既存の壁紙を剥がす工程も必要なく、そのまま上から施工できるため、短時間で部屋の印象を変えることができます。
シールタイプの壁紙を貼る際に必要なのが、壁紙とカッター、ハサミ、定規、メジャーなどです。また、高いところまで貼るのなら脚立も必要でしょう。実際に施工するときには、床から天井までの高さを測り、壁紙をカットしています。床巾木の上から天井廻り縁の下まで、いわゆる壁の部分に合わせて貼りますが、少し長めにしておき、取り合いの部分だけをあとから微調整しながら仕上げるのがおすすめです。
シールタイプの壁紙は、のりを使用するタイプの壁紙とは違い、貼ったあとの微調整がしにくいという特徴があります。そのため、一発勝負のような面があるので丁寧に作業しましょう。当然のことながら寸法をできるだけきちんと測り、接手や取り合い部分に隙間ができたらシール材で埋めるなど、できるだけ細やかな作業を心がければその分キレイに仕上がります。
また、既存のクロスの上から直接貼れるのも、大きな特徴のひとつでしょう。のりを塗布するタイプだと、ビニールクロスの上から新しいものを貼ることはできません。無理に貼っても、すぐに剥がれてしまいます。しかしシールタイプなら、既存の壁紙を剥がす工程も必要なく、そのまま上から施工できるため、短時間で部屋の印象を変えることができます。
シールタイプの壁紙を貼る際に必要なのが、壁紙とカッター、ハサミ、定規、メジャーなどです。また、高いところまで貼るのなら脚立も必要でしょう。実際に施工するときには、床から天井までの高さを測り、壁紙をカットしています。床巾木の上から天井廻り縁の下まで、いわゆる壁の部分に合わせて貼りますが、少し長めにしておき、取り合いの部分だけをあとから微調整しながら仕上げるのがおすすめです。
シールタイプの壁紙は、のりを使用するタイプの壁紙とは違い、貼ったあとの微調整がしにくいという特徴があります。そのため、一発勝負のような面があるので丁寧に作業しましょう。当然のことながら寸法をできるだけきちんと測り、接手や取り合い部分に隙間ができたらシール材で埋めるなど、できるだけ細やかな作業を心がければその分キレイに仕上がります。
②生のりつきの壁紙
via makit.jp
壁紙を施工するときに使用するのりを、最初から裏面に塗布してあるタイプの商品です。フィルムでのりが乾かないように保護されており、施工するときに剥がして貼っていきます。開封しなくても1ヶ月くらいでのりが乾き始めるため、購入したらできるだけ早く施工しなくてはなりません。シールタイプと似ていますが、貼る際には現在使用している壁紙を剥がす必要があります。
用意するものは、生のりつきの壁紙とカッターやハサミ、ヘラ、ローラー、スポンジ、定規、バケツと水、なでバケなどです。念のためシール材も用意しておいたほうがよいでしょう。ローラーは接手を押さえるときに、なでバケは空気を抜くのに使います。そしてスポンジは、周りについてしまったのりをふき取るときに使います。
まず、床から天井までの高さを測るのは、シールタイプと同様です。5cmほど長めに壁紙をカットしましょう。1枚貼ったらしっかりとなでバケで空気を抜き、定規とカッターを使って巾木の上、廻り縁の下を基準に丁寧にカットしていきます。多少の隙間は、あとからシール材を打てばよいので問題ありません。
2枚目を貼るときは、先ほど貼ったクロスに5cmほどかぶせて貼ります。重なり合っているところに定規を縦にあてて、カッターで切っていきましょう。あまり力を入れすぎると、石膏ボードまで切れてしまうので注意が必要です。カットしたら、上に重なっている部分と、下になっている部分のクロスを剥いで、接手をローラーでしっかり押さえてください。基本はこの繰り返しです。
用意するものは、生のりつきの壁紙とカッターやハサミ、ヘラ、ローラー、スポンジ、定規、バケツと水、なでバケなどです。念のためシール材も用意しておいたほうがよいでしょう。ローラーは接手を押さえるときに、なでバケは空気を抜くのに使います。そしてスポンジは、周りについてしまったのりをふき取るときに使います。
まず、床から天井までの高さを測るのは、シールタイプと同様です。5cmほど長めに壁紙をカットしましょう。1枚貼ったらしっかりとなでバケで空気を抜き、定規とカッターを使って巾木の上、廻り縁の下を基準に丁寧にカットしていきます。多少の隙間は、あとからシール材を打てばよいので問題ありません。
2枚目を貼るときは、先ほど貼ったクロスに5cmほどかぶせて貼ります。重なり合っているところに定規を縦にあてて、カッターで切っていきましょう。あまり力を入れすぎると、石膏ボードまで切れてしまうので注意が必要です。カットしたら、上に重なっている部分と、下になっている部分のクロスを剥いで、接手をローラーでしっかり押さえてください。基本はこの繰り返しです。
③のりを塗るタイプの壁紙
必要なのは壁紙と専用ののりです。道具は、先ほどの生のりつき壁紙で使ったものに加えて、のりを塗布するためのスポンジローラーが必要になります。工程も、壁紙にのりを塗布する以外はまったく同じです。希釈が必要なのりもあるので、その場合は水を加えてしっかりかき混ぜましょう。
専門の職人さんだとクロスにのりを塗りますが、壁に塗布する方法もあります。壁紙の幅を確認して、スポンジローラーを使って塗っていきましょう。ここからのプロセスは生のりつきの壁紙と同じなので前節を参照してください。
注意点は、先ほど紹介した生のりつきでも同じですが、作業しているとあちこちにのりがついてしまう点です。そのときは気づかなくても乾いてから目立ち始めるので、1枚貼り終わるたびに、水を固く絞ったスポンジで拭いていきましょう。特に接手周辺と巾木、廻り縁のあたりはのりがつきやすいので注意が必要です。
専門の職人さんだとクロスにのりを塗りますが、壁に塗布する方法もあります。壁紙の幅を確認して、スポンジローラーを使って塗っていきましょう。ここからのプロセスは生のりつきの壁紙と同じなので前節を参照してください。
注意点は、先ほど紹介した生のりつきでも同じですが、作業しているとあちこちにのりがついてしまう点です。そのときは気づかなくても乾いてから目立ち始めるので、1枚貼り終わるたびに、水を固く絞ったスポンジで拭いていきましょう。特に接手周辺と巾木、廻り縁のあたりはのりがつきやすいので注意が必要です。
和室向けオシャレな壁紙のデザイン例
via roomclip.jp
オシャレな壁紙のデザインはたくさんあるので、選ぼうとしても決めるのは難しいでしょう。そこで、ここではオシャレな壁紙の和室向けデザイン例を紹介します。
まず、和モダンな空間にしたいのなら、アクセントクロスを活用するのがおすすめです。格子模様や市松模様などを4面のうち1面だけに使用するだけで、一気に和モダンな雰囲気に変わります。和モダンなコーディネートにおいては定番の柄なので、ぜひ覚えておきましょう。
次に、純和風な雰囲気を演出したいのなら、珪藻土壁紙がよいでしょう。あたたかみがあり、優しい質感が印象的です。手触りも、本物の塗り壁のようですし、なるべくリーズナブルに本格和室を手に入れたいという方にもおすすめです。
一方で、洋室風にしたいのなら、ほかの居室とのマッチングも考えておきましょう。例えば、ほかの部屋で使用しているクロスと色を合わせる方法があります。オープンタイプの和室なら特に、廊下やリビングなどの壁紙と合うものを選んだほうが、まとまりが出やすいのでおすすめです。これらは一般の家庭で一室だけ和室というケースを想定していますが、和風家屋に住んでいるのであれば、洋室風にするために白系のビニールクロスを使うといった方法がおすすめです。
まず、和モダンな空間にしたいのなら、アクセントクロスを活用するのがおすすめです。格子模様や市松模様などを4面のうち1面だけに使用するだけで、一気に和モダンな雰囲気に変わります。和モダンなコーディネートにおいては定番の柄なので、ぜひ覚えておきましょう。
次に、純和風な雰囲気を演出したいのなら、珪藻土壁紙がよいでしょう。あたたかみがあり、優しい質感が印象的です。手触りも、本物の塗り壁のようですし、なるべくリーズナブルに本格和室を手に入れたいという方にもおすすめです。
一方で、洋室風にしたいのなら、ほかの居室とのマッチングも考えておきましょう。例えば、ほかの部屋で使用しているクロスと色を合わせる方法があります。オープンタイプの和室なら特に、廊下やリビングなどの壁紙と合うものを選んだほうが、まとまりが出やすいのでおすすめです。これらは一般の家庭で一室だけ和室というケースを想定していますが、和風家屋に住んでいるのであれば、洋室風にするために白系のビニールクロスを使うといった方法がおすすめです。
雰囲気を変えるならアクセントクロス
via roomclip.jp
アクセントクロスとは、4面ある壁のうち1面だけクロスの色や柄を変える技法を指します。また、1面すべてではなく、腰から下だけなど、一部にアクセントクロスを施すということもあります。手軽にお部屋のイメージを変えられるので、検討する価値はあるでしょう。では、具体的にどのようにアクセントクロスを活用すればいいのでしょうか。
例えば、床から50~60cmくらいの高さだけ色を変えると、これだけでもインパクトのある仕上がりになります。砂壁風のクロスを選び、上の部分には珪藻土風をアクセントカラーに選べば、モダンな印象にもなりますね。
和室でよく採用されるのが、床の間の壁だけクロスの柄や色を変えるという方法です。「壁一面はちょっと勇気が出ない」「仕上がりがイメージできなくて怖い」という方も、これなら採用しやすいでしょう。床の間にアクセントクロスを取り入れるのなら、格子柄がおすすめ。品よくまとめられます。
アクセントクロスを取り入れたいのなら、周りとの調和も大切です。襖や障子、畳、天井板などとの調和を考えた上で選びましょう。もちろん、あえてまったく調和のとれないものをチョイスしてインパクトを狙うという方法もアリです。どのような仕上がりになるのか想像が難しいかもしれませんが、DIYならたとえ気に入らなくても自分でまた貼り替えられるので、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
例えば、床から50~60cmくらいの高さだけ色を変えると、これだけでもインパクトのある仕上がりになります。砂壁風のクロスを選び、上の部分には珪藻土風をアクセントカラーに選べば、モダンな印象にもなりますね。
和室でよく採用されるのが、床の間の壁だけクロスの柄や色を変えるという方法です。「壁一面はちょっと勇気が出ない」「仕上がりがイメージできなくて怖い」という方も、これなら採用しやすいでしょう。床の間にアクセントクロスを取り入れるのなら、格子柄がおすすめ。品よくまとめられます。
アクセントクロスを取り入れたいのなら、周りとの調和も大切です。襖や障子、畳、天井板などとの調和を考えた上で選びましょう。もちろん、あえてまったく調和のとれないものをチョイスしてインパクトを狙うという方法もアリです。どのような仕上がりになるのか想像が難しいかもしれませんが、DIYならたとえ気に入らなくても自分でまた貼り替えられるので、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
和室をオシャレに見せるコツ
オシャレでセンスのいい和室に仕上げたいのなら、インテリアの配色にも心を砕いてみましょう。例えば、いろいろなアイテムをインテリアに取り入れているケースでも、ベースとなる色を合わせることで統一感を出せます。さらに全体を茶系や白系でまとめるなどすれば、すっきりとまとまりのある部屋に仕上げられるでしょう。
また、インテリアの形にも注目です。基本は四角と丸、この2つで統一すること。珍しい形のアイテム、複雑な形のインテリアがあると、どうしてもごちゃごちゃした印象になります。座布団や間接照明なども、色だけでなく形にも目を向けることができれば、さらにオシャレな和室となるでしょう。
そして、植物を飾ってみるのもおすすめです。和風な花瓶に植物をいけてあげるだけで、お部屋の雰囲気が生き生きとします。和室なら生花が一番いいかもしれません。観葉植物でもアリですが、どうしても存在感が強くなりすぎるので注意しましょう。ひっそりと佇むくらいの存在感のほうが、落ち着きある和室にはピッタリかもしれません。
そこに加えて、壁紙も貼り替えればオシャレで自分好みの和室を目指せるはずです。ここでお話してきたように、壁紙は自分で貼り替えられますし、アクセントクロスもDIYで可能です。最初のうちは失敗してしまうこともあるかもしれませんが、何枚か貼っていくうちにだんだんうまくなっていきます。
まずはDIYでチャレンジしてみて、自分にはどうも難しいと感じたらリフォーム業者さんに頼るのもアリでしょう。プロならキレイに仕上げてくれますし、「こんな部屋にしてほしい」と要望を伝えれば限りなくそれに近いイメージに仕上げてくれます。失敗してもプロにやり直しを頼むことができると考えれば、まずはDIYで少し強気な配色に挑戦してみるのもよいかもしれませんね。
また、インテリアの形にも注目です。基本は四角と丸、この2つで統一すること。珍しい形のアイテム、複雑な形のインテリアがあると、どうしてもごちゃごちゃした印象になります。座布団や間接照明なども、色だけでなく形にも目を向けることができれば、さらにオシャレな和室となるでしょう。
そして、植物を飾ってみるのもおすすめです。和風な花瓶に植物をいけてあげるだけで、お部屋の雰囲気が生き生きとします。和室なら生花が一番いいかもしれません。観葉植物でもアリですが、どうしても存在感が強くなりすぎるので注意しましょう。ひっそりと佇むくらいの存在感のほうが、落ち着きある和室にはピッタリかもしれません。
そこに加えて、壁紙も貼り替えればオシャレで自分好みの和室を目指せるはずです。ここでお話してきたように、壁紙は自分で貼り替えられますし、アクセントクロスもDIYで可能です。最初のうちは失敗してしまうこともあるかもしれませんが、何枚か貼っていくうちにだんだんうまくなっていきます。
まずはDIYでチャレンジしてみて、自分にはどうも難しいと感じたらリフォーム業者さんに頼るのもアリでしょう。プロならキレイに仕上げてくれますし、「こんな部屋にしてほしい」と要望を伝えれば限りなくそれに近いイメージに仕上げてくれます。失敗してもプロにやり直しを頼むことができると考えれば、まずはDIYで少し強気な配色に挑戦してみるのもよいかもしれませんね。
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DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!
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