フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット

この記事では中古物件のフルリノベーションにかかる費用や工期の目安、後悔しないコツなどをまとめました。新築と比較してどちらが得なのか、フルリノベーションするメリットやデメリットについても解説しますので、これから住宅を購入する方はぜひ参考にしてみてください。

公開日 2021.05.12

更新日 2021.05.12

フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット

近年ますます人気を集めている、中古住宅のフルリノベーション。新築ではなく、田舎や郊外の中古物件を購入し、自分好みにリノベーションする人が増えています。この記事では、中古住宅をフルリノベーションする費用や工期の目安、メリット・デメリットなどについて紹介します。これから住宅を購入する方や、新築とリノベーションどちらにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもフルリノベーションとは?リフォームとの違い

住宅の改修や修繕などについて調べると、「リノベーション」「リフォーム」というキーワードをよく見かけます。どちらも既存の家に手を加え、暮らしやすい住まいを作るという意味合いですが、施工内容や住宅の機能性などに違いがあります。

リフォームとは、古くなった設備や見た目などを、新築の時の状態に戻すことです。「汚れが蓄積した水回りをきれいにする」「故障した設備を直す」「古くなった壁紙を張り替える」など、住宅の不具合を直すために必要な最低限の修繕を指すことが多く、新たな機能を追加したり、デザイン性を向上させたりといった施工は含めません。

一方、リノベーションとは、住宅を大幅に改修し、機能性やデザインなどをワンランク上のものに変更することを意味します。「和室や土間などを現代らしい間取りに変更する」「エクステリアを一新し防犯性を高める」「耐震補強工事を行う」など、住宅の価値を向上させる修繕を指します。
フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
リノベーションの中でも規模が大きく、家全体をまるごと作り替えるような大掛かりな施工を、フルリノベーションといいます。骨組み以外をすべて取り払う「スケルトンリノベーション」を行うことも多く、デザインや間取りなどを生活スタイルに合わせて自由に変えられます。

新築よりいいの?中古住宅をフルリノベーションするメリット・デメリット

住宅の価値を向上させ、より暮らしやすい住まいを作るリノベーション。近年増え続けている中古住宅のフルリノベーションは、新築に比べてどのような利点があるのでしょうか。ここでは、新築と比較しながらフルリノベーションのメリット・デメリットを紹介します。

「使えるところは使う」で、コストを低く抑えられる

中古物件を購入しリノベーションを行うメリットは、新築よりもコストが安いことです。まだ使える資材や設備などを活かして住宅を作れるので、その分の費用を節約できます。値段が高くなりやすいスケルトンリノベーションも、家の骨組みは既存のものを使用するため、建て替えよりは安く済むことが多いでしょう。

また、もしこの先家を売ることになった場合、リノベーション物件の方が赤字になりづらいという利点もあります。新築は購入して10年ほど経過すると、資産価値が半分にまで下落します。売却時に思うような値段が付かず、新築の購入費用をペイできないケースも少なくありません。
一方、中古物件を安く購入してリノベーションを行った場合、物件の資産価値は上昇します。築年数が古い建物でも、さほど販売価格は下がらず、利益を生み出しやすいでしょう。

新築分譲住宅よりも、好きなデザインにこだわることができる

フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
新築の分譲住宅などは、すでに建てられたものの中から希望に合う家を選び、購入するのが一般的です。好みの色や素材など、細かいオーダーを一つひとつ反映するのは難しいでしょう。しかし、中古物件のフルリノベーションは、住宅の設計から携われるため、自分の好きなデザインを施した住まいにできます。「趣味の映画鑑賞を楽しめるシアタールームを作りたい」「内装全体をオシャレな北欧テイストでまとめたい」など、内装や間取りにこだわりたい方には特にオススメです。

販売件数が多く、住みたいエリアで物件を見つけやすい

新築は販売している数に限りがあるため、都市部や駅近といった人気の地域だと、抽選の倍率も高くなりがちです。住みたいエリアに新築を見つけても、必ず購入できるわけではなく、物件探しに苦戦する人も多いでしょう。
フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
その点、中古物件は販売件数が多いため、条件に合った住宅を探しやすいと言えます。「駅から10分以内の場所に家を建てたい」「職場から近い場所に住みたい」など、立地にこだわりがある場合は、中古物件の方が希望を叶えやすいでしょう。

ただし、ローンの金利や予想外の出費には要注意!

フルリフォームでローンを組む場合は、住宅ローンとリフォームローンの違いに注意しましょう。リフォームローンは、住宅リフォームよりも審査が簡単で気軽に借りられます。しかし金利が高く、借入年数も少なめです。費用によっては、一回に払う金額が大きくなる可能性があるため、どちらのローンが適しているのかをきちんと見極めることが大切です。また、築26年以上の中古マンションは住宅ローン減税を受けられないなど、住宅の状態によって利用できる制度が異なるので、あらかじめよく確認しましょう。

加えて、中古物件の状態によっては、予想外の出費で費用がかさむ場合もあります。「古民家を買ったものの強度が低く、耐震工事で予想以上に費用が高額になった」「劣化の度合いが激しく骨組みをそのまま使えない」など、予想外の費用がかかることもあるので注意しましょう。

マンション&戸建てのフルリノベーションにかかる期間と費用の相場

マンションと戸建てでは、施工範囲や住宅の広さなどが違うため、費用の相場も異なります。続いては、フルリノベーションにかかる費用の相場を、住宅の種類ごとに紹介します。

比較的コストを抑えた工事が可能?「マンション」のリフォーム期間・費用相場

フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
マンションをフルリノベーションする場合の費用は、500〜1,300万円ほどです。一戸建て住宅よりも、マンションの方が費用は安くなる傾向にあります。
マンションは許可がないと外観や玄関、窓、ベランダなどの共用部分はリフォームができないため、一戸建てよりも限定された施工になるでしょう。どの程度の改修が可能かどうかは、マンションによって異なるため、必ず事前に管理会社に確認してください。

リフォーム期間は、設計に必要な期間と合わせて6〜8ヶ月ほどです。マンションによっては、管理会社から施工の許可が降りるのに時間がかかり、相場よりも工期が長くなることも考えられます。費用が安いからといって、必ずしも工期が短くなるわけでないので、マンションをリノベーションする場合はなるべく余裕を持ってスケジュールを立てましょう。

構造によっても大きく前後!「一戸建て」のリフォーム期間・費用相場

フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
一戸建て住宅は、内装はもちろん外観やエクステリアなど、住宅すべてを自分好みに変えられます。施工の自由度が高いことは魅力ですが、その分費用は高額になりやすいので、あらかじめ予算の上限を決めておくとよいでしょう。
費用の相場は600〜2,000万円ほどで、住宅の劣化状態や構造などによっては、さらに高額になることもあります。リフォーム期間は、設計期間と合計して5〜8ヶ月ほどを目安としてください。

中古物件のフルリノベーションで後悔しないために!気をつけるべき2つのポイント

中古物件のリノベーションは、劣化の程度や構造の状態などを確認しながら作業を進めていきます。そのため、思わぬ箇所に損傷が見られたり、希望の間取りができない構造だったりと、途中で予想外のトラブルが発覚することもあるのです。ここでは、中古物件のフルリノベーションで後悔しないために、気をつけるポイントを2つ紹介します。

フルリノベーションを前提とした中古物件選びは「構造」に注目!

フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
中古物件のリノベーションを成功させるには、物件選びが非常に重要です。価格が安いからといって築年数が古過ぎる住宅を購入すると、かえって補修に費用がかかり、予算をオーバーしてしまうこともあります。
特に耐震補強や基礎部分の修繕など、建物の構造をリフォームする場合は費用が高くなりがちです。「建物の骨組みは劣化していないか」「耐震性の低い建物ではないか」など、建物の構造部分に着目して物件を選ぶと、それらの失敗が未然に防げるでしょう。また、配管の位置によっては、水回りのレイアウトに制限が出ることもあるので、希望の間取りがある場合は、あらかじめ業者と相談しながら選ぶと安心です。

構造に加えて、マンションをリノベーションする場合は、忘れずに管理規約の確認を行いましょう。設備や資材のグレードなどが定められていたり、専用部分でも改修できない箇所があったりと、独自のルールが決められていることもあります。

施工業者とのトラブルを防ぐために「記録」をとっておこう

フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
中古住宅のリノベーションは、工事が完了するまで改修の全貌を確認することはできません。そのため、依頼主と業者との間でイメージの食い違いが起きたことにより、希望通りのリノベーションにならなかったという問題も発生します。フルリノベーションなどの大規模な施工になれば、打ち合わせの項目も多く、時間が立つと内容を忘れてしまうケースも多々あります。

トラブルを防ぐためには、打ち合わせの議事録をしっかり残すことが大切です。工事の流れや内容、支払額などその日に決まったことは必ずまとめて記録しましょう。施工前の状態など、文章での記述が難しい場合は、写真を撮っておくこともオススメです。

また、見積書や契約書、工事の内容など、重要な事柄は必ず書面でもらうようにしましょう。知り合いの業者に頼む場合にありがちな、親しい間柄だからといって口頭で事を済ませると、トラブルになった時にこれらを証明できるものがありません。追加の工事や資材の変更など、ささいな事柄でも口頭だけで約束をするのは避けましょう。
フルリノベーションはなぜ選ばれる?新築と比較したメリット・デメリット
中古物件のフルリノベーションは、新築よりもコストが安く、デザインや間取りなどの自由度が高いことが魅力です。「資材やカラー、設備などを一つひとつ自分で選びたい」「内装や間取りなどにこだわりがある」といった方は、自分の好みをふんだんにつめこんだ理想の住宅が作れるでしょう。マンションか一戸建てか、構造はどうかなどによって費用が異なるので、予算に合った物件をぜひ選んでみてください。
フルリノベーションの費用や内容について相談したい場合は、実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」へお気軽にお問い合わせください。

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