遊び心あふれるスケートボードアートの作品の世界/CIRCLE of DIY VOL.26

全国各地で活躍するDIYerたちとその作品を訪ねる本企画。今回は、スケートボードアーティストとして活躍されるトミーさんこと、オオトミヤスヒロさんにその作品と、それが生まれる工房の中をご案内いただきました。

公開日 2017.10.03

更新日 2022.01.11

お店自体もスケーター仲間でDIY!

市川駅から徒歩5分くらいの場所にあるYAMA PIZA。さっそく入り口からトミーさんの作品が出迎えてくれます。

同じ作品の裏面。使い込まれた感じが素敵な味わいを醸し出しています。

ピザの美味しそうな匂いが漂う店内。カウンターに並べられているイスがトミーさんの作品です。

-とても素敵な内観ですね!

(YAMA PIZA店長の山本さん)「どうもありがとうございます!実はこのお店自体も、仲間でDIYして作ったんですよ。もちろんトミーくんにも手伝ってもらいました」

(トミーさん)「そうそう。みんなで壁とか塗ったなぁ。スケーターが揃えば、家が建つってことが証明できましたね(笑)」

-トミーさんの作品もとても内観と馴染んでいます。

(トミーさん)「店長の山本さんとは長年のスケボー仲間で、今年の6月にお店を開くと知って僕の作品も置かせてもらうことしたんです。やっぱりスケボー好きが作るお店なので、店内に置くものもスケボーにちなみたいなって。この椅子は沢山の板を固定して繋げる作業が大変でしたが、お店にとても良くマッチしたので、よかったです」

(山本さん)「僕もとても気に入ってますよ。実際にお客さんから“このイスいいね!”ていうお声も頂いています」

それぞれ似ているようで、色合いが微妙に異なるイス。よくみると足掛け部分の先にもスケートボードの木材が。細かい部分も遊び心満載です。

DIYとは、“自分のやりたいことを自由にやること”

-今後、トミーさんが作りたいものについて教えて下さい。

「いろいろありますが、音楽とコラボしてみたいです! スピーカーとか作ってみたいなぁ。スケートボードと音楽は文化的にも切っても切り離せないものですからね。僕自身も作業中、よく音楽を聞いてますし。あと、欄間も気になります」

-欄間とは、あの和室で見かける天井と鴨居の間の…?

「はい。ああいった細やかなデザインをスケートボードで作ったらどうなるのかなって。和のデザインをいろいろ勉強してみたいですね。今作っているものは、スケートボードと何かを組み合わせるパターンの作品が多いのですが、最終的にはスケートボード100%で何かを作れたらいいなぁ」

-本日はいろいろありがとうございました。最後にトミーさんにとってDIYとは何か教えて下さい。

「“自分がやりたいことを自由にやる”ってことですかね。移動手段がとしてスケートボードに乗るのと同じで、気に入るものがなかったら作ればいいし、気になることがあればやってみればいいんだと思います。そういった自由な精神が大事なんだと思います」

トミーさんの作品を紹介

カラフルな色合いが素敵なキーホルダー。

和風の長椅子。畳などといった和の素材とも絶妙にマッチしています。

ストライプが美しく浮き上がる行灯。板を薄く同じ厚さで切り出すなど、高い技術が要求される作品です。

ポップな作品から、渋い和の作品まで。トミーさんが作るスケボーアートの世界は、とても表情豊かなものばかり。世界に一つだけの作品というところも素敵ですね。これからどんな作品が生まれてくるのか、期待が高まります。

INFORMATION

TOMMY

Mail:jobless@gmail.com
Instagram:https//www.instagram.com/docomotm/
YAMA PIZZA

千葉県市川市新田4-18-20
17:30-22:30
月曜定休
090-9366-5401
Instagram:https://www.instagram.com/yama_pizza/

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