自宅にガレージを作りたい!種類別のリフォーム費用と知っておきたい注意点

本記事では、ガレージをリフォームで増設する方法について解説します。ガレージの種類や費用の目安、シャッターの種類、施工事例など、ガレージリフォームをする前に知っておきたい知識をまとめました。屋根付きの駐車場がほしい人や、これから外構リフォームをされる人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2021.04.22

更新日 2021.04.22

自宅にガレージを作りたい!種類別のリフォーム費用と知っておきたい注意点

住宅の外観において、ひときわ存在感を発揮するのが「ガレージ」です。オシャレで機能的なガレージは、住宅の第一印象をアップさせつつ、車を雨や風からしっかりと守ってくれます。そこで本記事では、「車の買い替えをきっかけに屋根付き駐車場を作りたい」「家を減築して1階をビルドインガレージにしたい」などの人に向けて、リフォームでガレージを作る方法をまとめました。オシャレな施工事例も紹介しますので、ガレージのデザインで迷っている人もぜひ参考にしてください。

屋根付きの駐車スペースを確保!ガレージの種類と、リフォームにかかる費用目安

一口にガレージといっても、設置の仕方やサイズなどによりさまざまな種類があります。まずは、ガレージの主な種類とそれぞれのメリット・デメリット、リフォームで増設する場合の費用目安などを紹介します。

庭や空いている敷地へ増築する「独立型ガレージ」

自宅にガレージを作りたい!種類別のリフォーム費用と知っておきたい注意点
「独立型ガレージ」は、住宅の敷地内に建てられた、独立した駐車スペースのことです。シャッターを閉めれば四方すべてを壁で囲えるため、屋根のみのカーポートよりもしっかりと雨風を防げます。バイクや車のメンテナンス設備を設置したり、ロフトを造ったりなど、駐車だけでなく趣味を楽しむ空間として使用する人も多いようです。

独立型ガレージのメリットは、大きさや内装・外装デザインなどの自由度が高いことです。庭の面積に余裕があれば、将来車が増えることを見越して、2〜3台用などの広いガレージを造るのもよいでしょう。また、「車やバイクの趣味を思い切り楽しむ空間にしたい」という人は、2階建てのガレージにしたり、水道や電気を引いたりするのもオススメです。希望に合わせて柔軟に設備を変えられる点は魅力と言えます。

一方で、独立型ガレージは四方が壁で囲まれた建築物であるため、建築基準法の対象となります。建築確認申請や固定資産税などの費用が発生するので注意しましょう。

費用は1台用で70万〜300万円ほどです。木造なら100万〜200万円、鉄筋なら150万〜300万円ほどと、使用する資材によって金額に幅があります。2台用の場合は100万〜400万円ほどを目安としてください。

自宅の1階部分を車庫に改装する「ビルドインガレージ」

自宅にガレージを作りたい!種類別のリフォーム費用と知っておきたい注意点
「ビルドインガレージ」とは、自宅の1階を改装して造るガレージのことで、「インナーガレージ」とも呼ばれます。駐車してそのまま自宅に入れるため、雨の日や荷物が多い日などでも快適に使用できるのがメリットです。

またビルドインガレージでは、部屋の床面積に変更がなければ、固定資産税を減額できるケースが多いです。「使わない部屋を持て余している」「毎年払う税金をなるべく減らしたい」という人は、ビルドインガレージを検討するとよいでしょう。

一方で、ビルドインガレージは1階を駐車場に改修するため、建物の状態によっては補強工事が必要になることも。さらに住居スペースが減る都合上、場合によっては間取り変更で部屋数を増やしたり、3階を増築したりといったリフォームも必要です。施工内容によっては、リフォーム費用が高額になることもあるため注意しましょう。
費用は住宅の状態や工事内容などによって異なります。1階を減築して1台用のビルドインガレージを造るリフォームであれば、60万〜240万円ほどが相場です。

ガレージリフォームの金額を左右する、シャッターの種類と相場について

ガレージリフォームの費用は、シャッターの種類によっても変わります。日本でよく見られるのは「巻き上げ式」や「オーバースライダー式」などです。それぞれ手動か電動かによっても値段が変わるので、予算や使い勝手などに注目して、ライフスタイルに合ったものを選んでみてください。

設置しやすく比較的安価な「巻き上げ式」(手動・電動)

巻き上げ式シャッターは、下から上へドアを巻き上げることで開閉します。場所を取らないためどんなガレージにも取り付けやすく、値段も比較的安いことが特徴です。手動と電動の2種類がありますが、手動は開閉時の音が大きいので、近隣住民に迷惑がかからないよう、使用する時間帯などに注意するとよいでしょう。

1台分のガレージに巻き上げ式シャッターを設置する場合、費用は手動なら20万〜30万円、電動なら40万〜60万円ほどです。電動は手動の1.5〜2倍ほどの費用がかかるため注意しましょう。2台分のガレージなら手動で40万〜50万円、電動で60万〜80万円ほどが相場となります。

開閉が静かでスピードも速い「オーバースライダー式」(電動)

オーバースライダー式シャッターは、シャッター板を天井に沿わせて開閉するため、ガレージの高さにある程度のゆとりが必要です。車の高さやガレージの大きさ、シャッターの種類によっては取り付けられないこともあるので、あらかじめリフォーム業者に確認するとよいでしょう。オーバースライダー式の多くは電動タイプなので、シャッターの開閉で音が発生することはなく、閑静な住宅街や深夜でも安心して使用できます。

オーバースライダー式シャッターの設置費用は、1台用なら60万〜80万円ほど、2台用なら80万〜100万円ほどです。ほとんどが電動式のため、巻き上げ式よりも多額の費用がかかります。シャッターの素材や機能性、デザインなどでも費用が変わるので注意しましょう。

見落としがちかも?知っておきたい、ガレージ増設リフォームの注意点

ガレージは、種類や設置方法などによっては建築基準法の対象となります。建ぺい率や税金などの知識が必要となる場合もあるため、リフォーム前にしっかり予習できれば理想的です。ここでは、ガレージ増設に際して知っておきたい注意点をまとめました。

ガレージ増設によって、固定資産税は増減する!

独立型ガレージは、四方を屋根で囲まれた屋根付きの建物であるため、建築基準法上では「建築物」と定義されます。そのため、毎年支払う固定資産税も増加するので注意しましょう。また、ガレージを建てる時は、建築確認申請書の提出も忘れずに行ってください。

ビルドインガレージを造る時も、床面積を増やすのであれば固定資産税は上がります。しかし、床面積を変えずに減築リフォームでガレージを造る場合、かえって固定資産税が下がるケースもあります。「税金面にも配慮しながらリフォームを行いたい」という人は、その旨を業者に伝えたうえで、プランを考えてみてください。

特に独立型ガレージの増設では「建ぺい率」や「容積率」のオーバーに注意

地域によって、建ぺい率や容積率の割合は異なります。独立型ガレージは床面積が増加するため、場合によっては数値をオーバーしてしまい、建築許可が下りないことも。床面積を増やさずにガレージを増設するのであれば、減築によってビルドインガレージを造るのがオススメです。

建ぺい率をオーバーしている物件は違反建築物となり、一般的には売却ができません。売却できたとしても、建物に評価が付かず、土地のみの取引になるケースもあります。特に独立型ガレージを増設する場合は、建築後に思わぬトラブルが発生しないよう、よく法規制を確認しておきましょう。

広さは慎重に検討を!ビルドインガレージの面積は後から拡張できない

自宅にガレージを作りたい!種類別のリフォーム費用と知っておきたい注意点
住宅1階部分を改装するビルドインガレージの場合、あとからガレージを拡張することが困難です。将来車が増えたり、自転車やバイクなどを置いたりする可能性があるなら、あらかじめ広めにスペースを確保しておくとよいでしょう。

最低でも運転席側は70〜110cm、助手席側は20〜30cmほどゆとりをもち、扉の開け閉めをスムーズにできるようにガレージの幅を確保する必要があります。日本車の横幅は1.48~1.87mほどが多いので、これらの数値に加えて90cm以上のスペースを確保できると理想的です。2台分の駐車場であれば、プラス180cm以上がオススメです。

リフォームできないことも?ビルドインガレージが設置できるかどうかは業者に相談を

建物の構造によっては強度が足りず、ビルドインガレージが増設できないこともあります。築年数の古い住宅や木造住宅など、耐震性が低い住宅では、併せて補強工事が必要となるケースも多いので注意しましょう。特に築40年以上の住宅は、先に耐震診断を受けておくことをオススメします。

ちなみに、ビルドインガレージに向いているのは、最近都市部で流行している狭小住宅や、室内に柱が少ない軽量鉄骨構造の住宅などです。前者は土地が狭く駐車場を作れないことも多いですが、ビルドインガレージなら住居を活かしたガレージが造れるでしょう。

駐車スペースの確保なら、カーポートや屋根付きの駐車場を作る選択肢もある

「もっと費用を抑えて駐車場を造りたい」「構造上ビルドインガレージの設置が難しい」という人は、庭にカーポート付きの駐車場を増設する手もあります。カーポートなら建築物扱いにならないので、建ぺい率や容積率が心配な人でも設置できます。

下記記事では、駐車場を拡張してカーポートを設置する方法についてまとめています。具体的な費用やリフォーム事例なども紹介していますので、ぜひご一読ください。

デザインの参考にしたい!オシャレなガレージの施工例3選

最後に、オシャレなガレージの施工事例を3つ紹介します。施工内容だけでなくデザインにも着目しつつ、参考にしてみてください。

LIXIL「スタイルコート」の最大寸法を採用!存在感のある独立型ガレージ

こちらは「ワイズギャラリー」掲載の、LIXIL「スタイルコート」の最大寸法を導入した事例です。幅6.3m×奥行7.4mという広々としたガレージのおかげで、ゆとりを持って駐車できます。外観はモノトーンの住宅とカラーを統一し、モダンでスタイリッシュな佇まいに仕上げています。

雨の日も濡れずに快適♪玄関ドアとつながった、広々3台分のビルドインガレージ

「Location House」に掲載されている、3台用の贅沢なビルドインガレージです。ガレージから玄関ドアに直接出入りできるので、雨の日でも濡れることなく快適に移動可能です。ブラック×コンクリートの質感が、外観にインダストリアルな雰囲気を与えています。

シンプルだから使いやすい。木を使った天井が温かみをプラスするビルドインガレージ

「岡村工務店」掲載の、天井に木材を使った温かみのあるビルドインガレージです。壁には木毛セメント板、天井にはレッドシダーを張るなど、内装のデザインにこだわりが見られます。左官仕上げのシンプルな外観と相まって、ニュアンス感溢れる住宅に仕上がりました。

ガレージ増設に必要な費用は、ガレージの種類やサイズなどによって大きく異なります。住宅の状態によっては、建ぺい率や容積率、税金の知識も必要となるため、信頼できるプロに相談しながらリフォーム内容を決めることができるのが理想です。
これからガレージを増設したい人は、外構やエクステリア、増改築などのリフォーム実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。

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