手作りウィンナーの作り方!本格派VS手抜き派!

もしお家で自家製の美味しいウィンナーが食べれるなら、挑戦してみたいですよね。腸を使用した本格的なウィンナーと、ラップで気軽に作るウィンナー2種類の作り方をご紹介します。

公開日 2017.05.24

更新日 2022.01.07

②腸詰めの準備

しぼり袋と口金をセットし、口金部分に塩抜きした羊腸を重ねていきます。意外と頑丈なので破けないです。もし羊腸が長い場合は半分に切って、半分づつ使用することも可能です。
重ね終わったら、こんな感じになります。
絞り袋にお肉を入れます。お肉を詰めたら、口金部分まで下に押してください。

③腸詰め作業

羊腸に肉だねを詰めていきます。
最初の羊腸の部分は閉じずに、お肉が出てくるまで押し出します。

お肉が出てきたら、羊腸の先端部分を結びます。そしてまた力いっぱいお肉を押し出していきます。なかなかお肉が出てこない場合は、口金付近の絞り袋をもみお肉を押し出しやすくしてください。

羊腸の皮にぎっしりお肉を入れた方が食べごたえのあるウィンナーが作れます!最後までお肉を押し出したら、羊腸の先端を結んで出来上がりです。
もし皮に空気が入ったら、竹串でその部分を刺して空気抜きをしてください。いっぱい穴を開けると茹でる時に皮が破ける可能性があるので、最小限にしてくださいね。

③ねじる作業

ほどけずに固定させるねじり方です。
まずねじりたい長さの所に目印をつけます。
2つを重ねて最初に2回ほどぐるりとねじります。
ねじったら、どちらか1つを輪の中にくぐらせます。
そうするとねじった部分が固定されます。また同じように次の目印部分で繰り返します。
ねじり終わったのがこちらです。
この後、ウィンナーの表面の水分を飛ばす為に、1〜2時間ほど置いて乾燥させます。
ねじり部分が固定されているようであれば、吊るして乾燥させることも可能です。

④茹でます

一度お肉を茹でて火を入れます。
いよいよ最後の手順です!

水気を飛ばしたウィンナーを熱湯(80度)で15〜20分沸騰させずに弱火の状態で茹でます。熱湯の温度が高くなると、皮が破裂してお肉が出てくるので、必ず弱火で茹でてください。15分程たったら、1つ取り出して半分に切って火が入っているかどうか確認してください。
中が半生の状態でなければ完成です!

すぐに食べない場合は、氷水で冷やしてねじれてる部分をハサミで切って冷蔵庫で保存してください。

この茹でが終わった後、そのままでも召し上がれますし、焼いて香ばしさをつけても美味しいです。

今回は、このウィンナーを使って燻製にトライします!

燻製ウィンナーの作り方

お家にあるフライパンを使って簡単にできる燻製の方法です。
【準備する道具】
◼︎アルミホイル
◼︎お好みのチップ
◼︎ライター
◼︎網
まず、フライパンにアルミホイルを一枚ひきます。別のアルミホイルを用意して丸く円になるように作ります。そして、円の中心にお好みのチップを置きます。円の上に網を引いて、その上にウィンナーを乗せれば即席燻製器の出来上がりです。

なお、ウィンナーの表面を少し乾燥させてから始めると、チップの香りが付きやすくなります。
チップに火をつけて蓋をして、お好みの状態になるまで香りをつけます。時々ひっくり返した方がまんべんなく香りがつきます。約15分ほど燻製にしたら出来上がりです。
※煙がもうもうと上がるので換気扇の下、もしくは風通しの良いベランダや外で行ってくださいね。
燻製したことで皮も乾燥されて、うまみたっぷりのウィンナーの出来上がりです。
今回は、ひき肉を使用しておりますが、ヒレ肉などのブロックを購入して、包丁でゴロゴロ感にカットして使用すると違う食感をまた楽しめます。

燻製ウィンナーに合う調味料:
・マスタード
・フレーバーソルト
・わさび
・柚子胡椒
・レモン

ラップに包んで作るウィンナーの作り方

次は、羊腸や道具を使わずにラップを使って気軽に作れるウィンナーです。
お酒のおつまみだけではなく、キッズも大好きなカレー味のウィンナーのご紹介です。
【材料】
◼︎豚のひき肉 ... 200g
◼︎塩 ... 小さじ1
◼︎黒胡椒 ... 小さじ1
◼︎砂糖 ... 小さじ1
◼︎氷水 ... 50g
◼︎カレー粉 ... 小さじ1/2
◼︎チリパウダー ... 小さじ1

【準備する道具】
◼︎ラップ
◼︎輪ゴム

【作り方】

①肉だねを作る

ボールにお肉とスパイスを入れます。本格的なウィンナー作りと同様に氷水と氷を加え、粘りが出るまでよく混ぜます。お肉の色が白っぽくなって大きな塊になれば完了です。
では、次に肉だねを均等になるように8個に分けます。まず、お肉を平らにして、竹串で半分に分けて、さらに半分に分けて、8等分にします。半分を3等分にして、さらに半分に分けると12個等分にも出来ます。

②ラップで包む

8等分にしたら、ラップにのせてウィンナーの形に作り、両サイドをキャンディのように巻きます。このまま茹でるので、ラップで包む時は水分が入らないように隙間なく閉じてください。両サイドは輪ゴムでしっかりとめます。

そして、約1時間〜半日ほど冷蔵庫で寝かせて、味をなじませます

③茹でます

鍋に沸騰直前の熱湯を用意します。こちらも腸詰めしたウィンナーと同じぐらいの80度で15〜20分弱火で茹でます。15分たったら1個取り出して中に火が入っているか確認してください。

今回は茹でていますが、ラップで包んだ後さらにアルミホイルで包んでお湯を鍋底から5cmぐらいまで入れて、弱火で蒸してもまた美味しいですよ!
[注意!] 茹でた後、蒸した後すぐにラップを剥がすと肉汁が全て流れて、食べる時にお肉のジューシー感がなくなってパサパサしてしまうので、冷めるまで冷ましてください。
冷めたらお好みでこんがり焼き色がつくまで焼いてもいいですし、燻製にも出来ます!もちろんそのままお召し上がり頂けます。
お好みの大きさにカットして、マスタードやケチャップと一緒にどうぞ。

2種類のウィンナーをご紹介しましたが、他にもこちらのスパイスや調味料を加えると、一味違ったウィンナーを楽しめますので、お試しください。

【オススメのスパイス、調味料、ハーブ類】
・レモンの皮
・イタリアンパセリ
・セージ
・ろーずマリー
・タイム(パウダー)
・チーズ
・ブラックペッパー
・ブランデー
・ワインビネガー
・卵白

他ウィンナーのレシピ・アイデア

1. ビールに最高!大人な味のピリ辛ウィンナー

独特な香りのするフェンネルや辛みのあるガーリック、カイエンペッパー、チリペッパーなどをたっぷり使った食べたら止まらないウィンナーです。ホットドッグにも美味しそうですけど、せっかくならそのままウィンナーとビールの組み合わせがオススメです!

【材料】
◼︎豚のひき肉 ... 220g
◼︎冷たい赤ワイン ... 25ml
◼︎フレッシュパセリ(みじん切り) ... 大さじ1と1/2
◼︎塩 ... 小さじ1/2
◼︎ガーリック(みじん切り) ... 1/2片
◼︎カイエンペッパー(唐辛子) ... 小さじ1/3
◼︎フェンネルシード ... 大さじ1/2
◼︎パプリカパウダー ... 大さじ1/2
◼︎胡椒 ... 小さじ1/3
◼︎チリペッパー ... 小さじ1/6

【作り方】
全部の材料を素早くよく混ぜて、腸詰めもしくはラップで包んでそれぞれの茹での工程通り作ったら、出来上がりです。

2. さっぱり食べやすい鶏肉のソーセージ

鶏肉を使用して作る珍しいウィンナーです。豚肉ほど脂身がないので口当たりがあさっりしているのが特徴です。りんごやベーコンが入っているちょっと大人なソーセージです。白ワインやシードルなどのお酒との相性◎!りんごの種類を変えたり、鶏肉の部位の割合を変えてみるのも楽しいですよ!さっぱりしているので、黒胡椒やレモンの絞り汁と一緒に。

【材料】
◼︎鶏ひき肉 250g (1時間冷凍庫で冷やしておきます)
◼︎ベーコン(みじん切り)50g (1時間冷凍庫で冷やしておきます)
◼︎無塩バター 小さじ1/3 (冷やしておいてください)
◼︎りんご 2/3個 (皮をむいて、種をとって、すりおろして水気を切っておきます。)
◼︎コリアンダーシード(パウダー) 小さじ2/3
◼︎フェンネルシート(パウダー) 小さじ1/3
◼︎黒胡椒 小さじ2/3
◼︎塩 小さじ 1/6
◼︎ナツメグ(パウダー) 小さじ1/6
◼︎カイエンペッパー(唐辛子) 少々

【作り方】
下準備として、ベーコンとバターをフードプロセッサーで砕いて混ぜ合わせます。
ボールに鶏ひき肉、りんご、ベーコンとバター、スパイス、を加えてよ混ぜ合わせます。ラップもしくは腸詰めして茹でたら出来上がりです。

お肉の切り方やスパイス次第で様々なウィンナーが作れます!

難しそうに見えるウィンナー作りですが、ポイントさえつかめば気軽に作れます!

お肉のジューシー感たっぷりの本格的なウィンナーと道具を使わずに気軽に作れるウィンナー。どちらともそれぞれ違いますが、美味しいウィンナーをお家で楽しめるのは嬉しいですよね。

アレンジ方として、使用するお肉の部位の種類やスパイス、調味料などをちょっと変えるだけで、新しい味を発見できるので、ぜひオリジナルウィンナー作りに挑戦してみてくださいね。

また手づくりウィンナーを使って、パスタ、ピザ、ホットドッグ、シチューやポトフ、スープなど様々な料理と組み合わせてお料理を楽しんでくださいね。
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