映える!オシャレな壁付けキッチンで広~いLDK空間を叶えよう!
空間を広く使える「壁付けキッチン」。キッチンレイアウトの1つ、壁付けキッチンはどのようなキッチンなのか、その魅力を徹底的に解説しています。オシャレなキッチンに仕上げている実例も紹介しているので、キッチンレイアウトに興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
公開日 2020.02.17
更新日 2022.01.07
キッチンを作る際に悩みがちなのが、キッチンのレイアウトです。大別すると、壁付けタイプと対面タイプの2つに分かれます。今回はその中でも、壁付けキッチンをピックアップしました。魅力やメリット・デメリットを詳しく解説します。さらにオシャレな壁付けキッチンの実例も紹介しているので、キッチンレイアウトにお悩みの人、壁付けキッチンに興味のある人は、ぜひご覧ください。
オシャレ演出が簡単!壁付けキッチンって?
「そもそも壁付けキッチンってどんなキッチンなの?」という人のために、まずは壁付けキッチンの特徴を解説します。それとともに、メリット・デメリットも確認してみましょう。
壁付けキッチンとは
「壁付けキッチン」とは、その名の通り、前面が壁に接しているキッチンのことです。背面キッチンやウォール型キッチンなどとも呼ばれ、日本のキッチンでよく用いられるレイアウトです。これと対照的なものに「対面キッチン」があります。こちらはキッチンの前面がリビングやダイニングの方を向いているのが特徴です。
via tagle.jp
近年では、「家族の方を向きながら料理をしたい」という希望により、壁付けから対面へとリフォームすることが多々あります。しかし、日本で昔から取り入れられてきた壁付けキッチンは、やはり多くのメリットを持っているのです。
壁付けキッチンのメリット
最大のメリットは、キッチンスペースを有効活用できることです。壁付けキッチンは壁に沿ってキッチンを作るため、無駄な空間ができづらく、その分リビングまたはダイニングを広く取れます。キッチンのすぐ後ろに空間が空くので、ダイニングテーブルを置きやすいのも嬉しいポイント。食卓が近ければ、家事動線が短くなり、家事が楽になることでしょう。大家族用の大きなダイニングテーブルを置きたい場合にも、キッチンがコンパクトなので設置しやすくなっています。
また、壁に向かって調理をすると集中でき、効率的だという声もあるようです。「正面が壁だと圧迫感があるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、壁に窓を付ければ、閉塞感なく外を見ながら調理でき、調理中の換気にも役立ちます。
壁付けキッチンのデメリット
では、デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。まず挙げられるのが、リビングやダイニングからキッチンが丸見えだということです。お客さまが来た時など、キッチンの中を見られるのはあまり気分がよくないことでしょう。常にキッチンをきれいにしておくのはなかなか大変です。
また壁付けキッチンでは、キッチンのすぐ隣に冷蔵庫や食器棚を置くことが多いですが、実際に作業する場所からの距離が遠いと、家事動線が長くなり動きづらいかもしれません。加えて、調理中にはテレビを見られない、家族と会話がしづらいなどの問題もあります。
工夫次第でデメリットは解消できる!
上記で挙げたデメリットの対策方法を確認してみましょう。キッチンの中を見られないようにするためには、手前にカウンターを作るのがオススメです。カウンターを置くほどの余裕がないという場合には、ついたてやスライドドアでも目隠しになります。また、とくに見られたくないと思いがちなゴミ箱は、キッチン下にゴミ箱用の収納を作っておくとよいでしょう。キッチンの動線に関しては、L字型のようにすればシンク・コンロ・冷蔵庫の間に三角形ができ、家事動線がよくなります。
家族で寛ぐオープン空間!オシャレな壁付けキッチンの実例
では、実際に壁付けキッチンを家に取り入れた例を見てみましょう。具体的な特徴や、オシャレさ・快適さを上げるポイントなどを解説します。
デメリットを感じさせないオシャレな壁付けキッチン
北欧風インテリアを意識し、ウッドテイスト×タイルでまとめたオシャレなキッチンは、Instagramで見つけた@_small_boxさんの投稿。壁付けキッチンにおいてデメリットとなる部分を、うまく隠しています。シンク下のスペースには、カーテンを取り付けて目隠しし、キッチンの上段には木製の棚を設置していくつもかごを並べることによって、見られても平気なオシャレキッチンに仕上げています。淡いグレーのタイルと天井のライトにもこだわりが感じられます。オシャレなキッチンを目指すには、北欧風などキッチンのイメージを最初に決めておくとよいかもしれません。
高級感を求める人にオススメの壁付けキッチン
オシャレな壁付けキッチンを作りたいなら、オーダーメイドでこだわってみるのもオススメです。同じくInstagramからピックアップした@cucina_pressさんのブルーグレー×ブラウンのキッチンは、高級感のある北欧モダン風に仕上がっています。キッチン下の収納を多く確保しておくことで、作業台の上を常に整頓した状態に保てるのがポイントです。また、すぐ後ろのダイニングテーブルと、キッチンが同じブラウンで揃えられています。このように、ダイニングテーブルを設置する際には、キッチンの配色と揃えてみてはいかがでしょうか。
6人掛けでもこの余裕!オシャレな壁付けキッチン
@aki___igさんの投稿は、キッチンを壁付けにして6人掛けのダイニングテーブルを置いた例です。「お客さまがよく来る」「大家族」などの理由で、広いダイニングを作りたいと考えているなら、やはり壁付けキッチンがオススメです。黒い壁のキッチンに、優しい雰囲気の木材を使ったキッチン収納・ダイニングテーブル・床、さらにオシャレなペンダントライトがキラリと光り、ナチュラルモダンなオシャレキッチンに仕上がっています。
吹き抜けLDKとの相性も抜群◎オシャレな壁付けキッチン
開放感があると近年流行りの吹き抜けLDK。実は、壁付けキッチンと吹き抜けはとても相性がよいのです。理由はコンロが壁側にあることによって、料理のにおいが広がりにくいから。「吹き抜けにしたいけど、キッチン部分を吹き抜けにするのは抵抗がある」という方は、ぜひ壁付けキッチンと吹き抜けの組み合わせを考えてみてはいかがでしょうか。また、キッチンにいても2階にいる子どもの様子が窺えるのも安心できるポイントです。画像は、Instagramからピックアップした@fanrenoveさんの投稿です。
スペースの節約にもオススメ!オシャレな壁付けキッチン
ピンクがかったブラウンに観葉植物がよくマッチして、優しい雰囲気が漂う@m.petit.eさんのオシャレキッチン。壁付けキッチンなら、ドアからダイニングまでの小さなスペースでもキッチンを作れるのが嬉しいポイントです。この例では、通路の片側にシンクやコンロのある壁付けキッチン、その反対側にオーブンや冷蔵庫、収納を設置しています。「コンパクトなキッチンを作りたい」「対面キッチンを作るほどのスペースがない」と思っている人は、通路の両サイドを使った壁付けキッチンを検討してみてください。
縦長横長の土地のお悩みに◎オシャレな壁付けキッチン
地形の問題でどうしても縦長横長の空間ができてしまうなら、Instagramで見つけた@zuiun_architectさんの投稿のように、横に広い壁付けキッチンにするのはいかがでしょうか。横に長いキッチンは家事動線が長くなるというデメリットもありますが、その分広々とキッチンを使えるので、夫婦や子どもと一緒に料理をする時にはもってこいです。ウッド×コンクリートでまとめられたキッチンは、素材感のある実用的なオシャレさを感じさせます。オシャレキッチンを目指すなら、素材にもこだわってみるとよいかもしれません。
アイランドキッチンや対面キッチンでなくても、オシャレなキッチン空間は叶います。たとえ壁付けから壁付けへのリフォームでも、オシャレさや快適さが改善されることでしょう。キッチンのリフォーム・リノベーションを検討している人は、ぜひリフォームのプロに相談されてみてはいかがでしょうか。
アイランドキッチンや対面キッチンでなくても、オシャレなキッチン空間は叶います。たとえ壁付けから壁付けへのリフォームでも、オシャレさや快適さが改善されることでしょう。キッチンのリフォーム・リノベーションを検討している人は、ぜひリフォームのプロに相談されてみてはいかがでしょうか。
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