キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

夏は、絶好のキャンプシーズン。長期休暇があるのはもちろんのこと、暑い日でも夜のキャンプサイトは涼しくなるので、心地よく過ごせます。しかし、そんな快適さの邪魔をしてくる存在が!ずばり、夏に元気いっぱいの虫たちです。特に蚊などの刺してくる害虫は病気の元にもなるので、しっかりとした対策をしましょう!役立つオススメのアイテムを21個、こちらでご紹介します。

公開日 2018.08.27

更新日 2022.01.07

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

テント外に置くもの、身につけるもの、塗るものなど、虫除けにはさまざまなタイプがあります。使う場を考慮して、自分にあったものを選んでみましょう。また、大自然の虫は、なかなかアグレッシブです。より効果を高めるために2、3個の虫除けグッズを併用してもいいですね。

【蚊取り線香タイプ】夏の風物詩!

蚊除け、といえばおなじみの蚊取り線香。キャンプでも、夏は必須といっていいほどのアイテムです。テントの外で遊ぶ時、食事をする時に焚きましょう。火の扱いには、くれぐれもご注意を!

パワー赤函 森林香

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

殺虫及び忌避の効果があるとされているメトフルトリン配合の線香です。アブやハエにも効果を発揮する、蚊取り線香よりも強力なものです。線香が分厚くなっていて煙がパワフルにたくさん出るので、広範囲をカバーしたいアウトドアにはぴったりです。また、専用のケースに入れれば、腰からぶら下げて携帯することができますよ。テントから離れて森の中を歩く時などにも便利ですね。 内容量:30巻入り

金鳥ハエとり線香

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

昔から多くの人に愛されている、「金鳥の渦巻」シリーズ。レトロなパッケージデザインが魅力的ですね。最近では、ローズの香り・ラベンダーの香り・微煙タイプなど、さまざまなラインナップが展開されています。こちらは、ハエにも殺虫効果を発揮するタイプ。効果は7時間ほど持続するので、長く屋外で過ごすキャンプにもぴったりの製品ですね。 内容量:10巻入り

【ウェアタイプ】虫を寄せ付けない、スコーロンを採用!

普通の長袖・長ズボンでも蚊から刺されないようにする効果はありますが、今回ご紹介するアイテムは、素材自体に虫除け効果があります。アウトドアは好きだけど、虫は苦手!という人には必須かもしれません。

スコーロン®とは?

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アース製薬と帝人フロンティアが共同開発した素材『スコーロン®』とは、アース製薬と帝人フロンティアが共同開発した、虫を寄せ付けない特殊加工を施した素材のこと。アウトドアブランド(Foxfireフォックスファイヤー)から、スコーロンを使ったラインナップが販売されているので、そちらをご紹介します。

MEN'S SCスラブシャンブレージャケット

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

薄くて蒸れにくいシャツ素材を採用しているので、暑い夏でも快適に羽織ることが可能です。手首までしっかり覆えるように、袖には親指を通す穴が開いています。蚊に刺され防止にはもちろんのこと、着用した時も優しいグレーカラーと相まって、柔らかい印象になりますよ。 サイズ:S・M・L・XL

SCパナマギンガムシャツ

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

部分的に「パナマ織り」を採用しているシャツです。パナマ織りとは、太目の糸でざっくりと織り上げている織り方のこと。風通しがよいので、涼しく感じられますよ。また、袖ぐりにはロールアップできるように、タブが付いています。調理をする時などに、ささっとまくることができて便利ですね。カラーバリエーションは、ブラックのほかに夏らしいブルーも展開されています。 サイズ:S・M・L・XL

WOMEN’S SCアルティメットフーディ

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

防虫に加えて、吸汗速乾性のある「トランスウェット・スコーロン」素材に、さらに肌面撥水機能がプラスされたパーカです。汗をかいても素早く外側へ拡散。肌に当たる部分は、いつもさらさらにキープされます。また、フード部分のジップを閉めれば、顔の大部分が隠れるようになるので、虫をしっかりガードできるという優れもの。肘や肩の部分は生地が二重になっていて、突っ張った時にも虫刺されを防止します。 サイズ:S・M・L

WOMEN'S SCプレイドシャツ

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

春から秋にかけて、幅広いシーズンで使えるシャツです。多色使いで、自然との相性もばっちり。こちらの「ライトグリーン」のほか、ピンクが可愛らしい「モーブ」もありますよ。程よい丈の長さなので、パンツと合わせると足が長く見えるかも。ボタンを開けて、Tシャツの上から羽織るスタイルも似合いますよ。 サイズ:S・M・L

ダウナーハット

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

あご紐付きのフィールドハットです。夏の外遊びには、つばが大きめの帽子が欠かせません。スコーロン素材のネックシェードが付いていて、虫除けはもちろん、日焼けも防ぎます。ハットの一部は通気性に優れた「ウィンドパス」素材を使用しているので、長時間被っていても蒸れにくく、快適です! サイズ:M・L

【スプレータイプ(エッセンシャルオイル・ハッカ油)】自然由来の虫除けスプレー

ミントから抽出した植物油を利用した「ハッカ油」。私たちには嬉しい清涼感ある香りは、虫が苦手とするものなので、防虫効果が期待できます。適量を使用すれば、天然由来なので肌に優しいとされているので、幅広い年齢層で使えますね。

ナチュラルハーブスプレー

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

ハッカ油だけでなく、ゼラニウム油、コウスイガヤ油、ユーカリシトリオドラ油など、天然由来のエッセンシャルオイルをブレンドしたスプレーです。さらに、安心の国産のものが使われています。肌荒れの原因になるといわれている「ディート」は使用されていないので、小さなお子さんにも使うことができるそう。また、肌以外にリネンなどにも使えるので、洋服にスプレーするのもオススメですよ。 内容量:100ml、生産地:長野県

ハッカ油のSUUU

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

可愛らしいパッケージが魅力的な、日本製のハッカ油です。 10mlの小さなスプレーから、500mlの大容量ボトルまで5つのサイズで販売されています。大きなボトルを購入すれば、自分でスプレーにしたり、薄めて使ったりできておトクですね。 内容量:200ml

ガレージゼロ ハッカ油スプレー

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

ジャパニーズミントを使用したハッカ油です。身体に直接かけるのではなく、タオルや衣類にかけて虫除けに。20mlの小さなサイズなので、胸ポケットなどに入れて携帯できますね!こちらも大きいボトルが販売されているので、詰め替えが可能です。 内容量:20ml

続いて、キャンプシーンの虫除けだけに終わらず、活躍してくれるアイテムが登場。

【キャンドルタイプ】優しい炎で虫をブロック

揺らめく炎がキャンプの雰囲気を盛り上げてくれる、キャンドルタイプの虫除けグッズもあります。余ったらすぐに消して次回に持ち越せるので、経済的。燃焼時間も、長いものが多く販売されていますよ。

キャプテンスタッグ 虫よけバケツキャンドル

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

アウトドアメーカー「キャプテンスタッグ」から発売されている、バケツ型のキャンドルです。虫たちが苦手とされている、柑橘系の香りが漂います。キャンパーの中では、いつもこれを愛用しているため、「この匂いがしないとキャンプに来た気がしない!」という声もちらほら。燃焼状況にもよりますが、約25時間という燃焼時間も嬉しいポイントですね! 内容量:270g、商品サイズ:外径110 × 高さ100mm

ロゴス アロマ缶入キャンドル

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

アウトドアブランド「ロゴス」からは、缶入りのキャンドルをピックアップ。忌避効果があるといわれているシトロネラハーブを配合しています。コンパクトなサイズながらも、連続燃焼時間は約13時間。替芯が付いているので、長く使うことができますよ。 内容量:159 g(発送時重量)、燃焼時間:約13時間

カメヤマキャンドルハウス シトロネラカラーバケツキャンドル

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

こちらも同じく、シトロネラの香りがするキャンドルです。ポップなマーブル模様が、キャンプサイトを華やかしてくれそうですね。「オレンジミックス」のほか、「ターコイズミックス」「ピンクミックス」のカラーバリエーションがありますよ。芯が太くなっているところにも、ご注目ください。炎が大きくなり、屋外の風でも消えにくい秘訣です。 内容量:200g(発送時重量)、商品サイズ :幅100 × 奥行90 × 高さ110mm

【スクリーンタープ】物理的に虫をブロック!

日本で昔から屋内で使われてきた蚊帳の、アウトドアバージョンが「スクリーンタープ」です。メッシュ素材で仕切ることで、あらゆる虫をブロックできます。

メッシュテント タッセル付

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

4面がメッシュ素材になっているタープです。中に入れば、虫のことを気にせず食事や、昼寝をすることができます。別売りのフライシートをかぶせれば、普通のテントに早変わり。昼はタープとして、夜はテントとして使用できますね。 重量:約5.55kg、サイズ:幅300 × 奥行300 × 高さ200cm

サンシェルター ラニーメッシュ

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

キャプテンスタッグのタープです。メッシュ以外の部分はシルバーコーティングされていて、強い日差しをはね返します。定員は、大きめな6名用。家族でのびのびと過ごすことができますね。 重量:7.8kg サイズ:幅350×奥行380×高さ210cm

FIELDOOR スクリーンテント

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

面積が3m×3mの、4面をメッシュ生地にできるテントです。就寝用のテントの隣において、リビング用として活用してみてはいかがでしょうか?風通しはよく、虫は通さないので、日中も心地よく過ごせます。 重量:約7kg、サイズ:幅285 × 奥行285 × 高さ208cm

【ランタンタイプ】光で虫を寄せ付けない!

キャンプやバーベキューなど、夜のアウトドアには必須アイテムのランタンですが、暗いところで明かりをつけると、どうしても虫が寄ってきてしまいます。そこで、なるべく虫を寄せ付けない、工夫を凝らしたランタンをご紹介します!

SOTO 虫の寄りにくいランタン

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

「ハーフストライプホヤ」を採用し、虫が気付きにくい波長の光にしています。人間が感じる明るさは同じです。また、一部にリフレクターを付けて、虫がいる森側への光を遮断するという装備も。至れり尽くせりの一台ですね! 重量:1.3kg、サイズ:直径136 × 高さ375mm

ロゴス アロマたいまつ

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選

地面にさして使うたいまつです。これ1本で、なんとロウソク50本分の明るさ。燃焼時間は約3時間なので、夕食時にちょうどいいですね。虫が苦手とするシトロネラが配合されています。 重量:281g(発送時)、サイズ:全長66(トーチ部) × 直径3.5 × 長さ30cm

【その他のタイプ】さまざまな虫除けグッズ!

リングタイプ

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選
腕や足首などに装着して使うリング状の虫除けグッズです。さまざまな製品が販売されていますが、有効成分としてレモンユーカリが使われているものを選びましょう。レモンユーカリには、虫たちが嫌うシトロネラールという成分が多く含まれているんです。リングタイプには、繰り返し使えるものと、使い捨てのものがあります。繰り返しタイプの場合、2週間以上は効果が持続します。使い捨てタイプは12時間程度しか効果が持続しませんが、その分、虫除け効果は強力。そのため、1日外出する場合は使い捨てタイプを、ちょっと出かける程度であれば繰り返しタイプを使用するのがオススメです。
虫除け効果はリングに含まれている有効成分の残香によって決まります。そのため使わない時間は付属の収納袋に入れ、香りが逃げないようにするのがポイントです。

シールタイプ

シールタイプの虫除けもあります。リングタイプと同様、虫除け効果のある香り成分が含まれていて、身体やリュックサックなどに貼って使います。12時間程度は効果が持続するので、1日外出する場合でも安心です。基本的には4,5枚程度で十分ですが、虫が多い場合は多めに貼っておくといいでしょう。

超音波タイプ

虫除けに有効な成分を超音波で拡散させるという斬新な手法を採用しているのが、住友化学の虫除けグッズです。屋外での利用が前提になっているので、虫除け効果の及ぶ範囲が半径3.6mと広いことが特徴。カートリッジ式ですが、一般的な虫除け商品とは異なり、煙や匂いを出しません。カートリッジは。1本で30時間の使用が可能です。本体サイズは少し大きめですが、ハンドル付きなので持ち運びは楽々。操作もスイッチを押すだけとシンプルです。超音波噴霧技術により、熱を出さずに虫除け剤を噴霧するので、火傷の心配もありません。キャンプには特にオススメですよ!

虫除けアプリ

キャンプに虫除けは欠かせない!オススメ防虫対策グッズ21選
最後にご紹介するのが、スマホのアプリを使った虫除けです。その原理は、虫が嫌がる高い周波数の音を出して追い払うというもの。アプリストアで検索すると、たくさんのアプリがヒットします。これらのアプリは、基本的な原理は同じでも、作者によってさまざまなアイデアが盛り込まれているので、それぞれに個性があります。例えば、人間の血を吸う産卵期のメスの蚊が嫌うオスの羽音や、天敵であるコウモリの羽音を出せるアプリも!また、浜辺や森など、今いる環境を選ぶと最適な音を出してくれるアプリもあるので、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

ブヨには要注意!もし刺されてしまったら

数々の虫除け対策をしても、刺されてしまう時は刺されてしまうもの。実際にアウトドアにおける虫刺されのトラブルの中でも、特に注意したいのが「ブヨ」です。ブヨに刺されてしまうと、場合によっては症状が重くなることもあり、完治するまで時間を要します。その辛さは蚊の比ではありません。
ブヨは小バエ程度の大きさですが、蜂や蚊などと比べて飛んでいる時の羽音が小さく、接近しても気が付かないことが多いため、避けることが難しい虫です。活動する時期は春から秋にかけてで、幼虫は清浄な水で成長するため、環境のよい渓流の近くで多くの成虫が発生します。山間のキャンプ場などは、まさにブヨが発生しやすい条件が揃っているんですね。また、ブヨは気温が下がる朝や晩に活動が活発になるため、テントから出てトイレに行く時などに刺されるケースが多発します。
蚊と同じく、人の血を吸うのはメスのみですが、針で刺すのではなく、皮膚を噛み切って吸血します。その際に毒素を流し込みますが、刺された直後はそれほど目立った症状は現れるわけではありません。しかし数時間経つと、刺された(噛まれた)場所が腫れ上がり、激しいかゆみが襲ってきます。時には発熱を伴うこともあり、落ち着くまでに1~2週間も要します。体質によっては数ヶ月間も腫れが引かないこともあり、慢性痒疹となって完治まで数年かかる場合もあります。
もし、ブヨに刺されてしまったら、すぐに毒を吸い出し、適切な処置をとる必要があります。ポイズンリムーバーは、傷口から毒を抜くのに役立つアイテムで、アウトドアショップやドラッグストア、ウェブモールなどで購入可能です。刺されてから2分以内に毒を抜ければ理想的。刺された場所にポイズンリムーバーを当て、注射器のような原理で毒を吸引します。毒を吸い出した後は、水道水や飲み水で洗い流してください。その後、抗ヒスタミン剤が配合された虫刺され用の薬を塗ります。ポイズンリムーバーがない場合は、爪を当てて毒を絞り出してください。そして、お湯を使える状況であれば、傷口を温めます。43℃以上のお湯があれば理想的です。ただ、すでに炎症が起こっている場合は温めてはいけません。症状が治まらない場合は皮膚科を受診しましょう。
ブヨ対策には、アウトドアの基本である長袖・長ズボンの着用、虫除けスプレーやハッカ油の利用が有効です。

虫除けグッズのご紹介は、以上です!虫が嫌がる匂いを発するものや、殺虫成分を含むもの、物理的にブロックするものなど、さまざまなガードの方法がありました。どのアイテムも、肌の弱い方や、小さなお子さま、ペットを同伴している場合には、よく成分を確かめてからご使用ください。
また、自然環境にも影響が出る場合があるので、使いすぎは禁物です!虫も自然の一部なので、自分たちが刺されない程度に使っていきたいですね。

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