作り手が心を込めて仕上げる、最高のモノ作り。〜HERZ〜/CIRCLE of DIY Vol.14

全国のあらゆる場所から各々のDIYを発信する人々を紹介し、大きな“CIRCLE=円”を作ろう!という本連載。今回は鞄の裁断から縫製まで全て自分達の手で作り上げる手作り革製品工房HERZをピックアップしました。

2018.04.16

作り手が心を込めて仕上げる、最高のモノ作り。〜HERZ〜/CIRCLE of DIY Vol.14

創業から44年経った今も、一人一人の作り手がデザインから製作までを仕上げる「HERZ」のモノ作り。当時、HERZ代表の近藤さんが知人から引越しの際に1枚の革を譲り受け、それを革袋にしたことが同店誕生のきっかけです。店舗数も増え、より多くの人にHERZの鞄を届けられるようになった今でも一つずつを手作りで仕上げるスタンスは変わっていません。手作業ならではの楽しさや苦労、素材に対してのこだわり、そして今もアナログであり続けることへの“想い”をHERZ本店のスタッフ、根本さんに伺いました。

表参道を少し入ったところにあるHERZ本店。革の匂いとミシンやハンマーの音が心地よく響く店内。

表参道店は、全国の直営店の中でも随一の商品ラインナップを誇る凱旋店。

ボストンバッグから小銭入れ、パスケースなどさまざまな商品がずらりと並ぶ。

ー1人の手の温もりが感じられる“手作り”ですが、大量のライン生産で安くてもそれなりにいいモノが手に入る時代の中で、手作りを続けていける理由は何ですか?

(根本)「そうですね。すべての大量生産が悪く、逆に手作りであればなんでもいいモノということではないと思います。例えば人件費が安い海外で作るという選択肢もあるワケですが、大事なことは僕らが今の僕らがいいと思うやり方で作っていくこと。そうなると、そういったことはできません。必然的に『どうやって今の“質”を落とさずに一つでも多く作れるのか?』という壁にぶつかりますので、『ここをもう少しこうしたら、同じ時間でもう少し早くできる!』とか『ここの工程をこういう風にしたらより効率的になるね』とか、作り方に関しては今でも日々試行錯誤と研究をしています。もちろん、商売だけで考えたらそんなこと考えずとも商品をその分高い値段にすればいいのですが…(苦笑)、大切なのはいいものを作って、できるだけ多くの人に愛用してもらうことだと思っているので、そのためにどうすればいいか?を突き詰めていった結果として今があるというところですかね」

根本裕之さん。

ー今日も工房には作り手の方がいらっしゃいますね。

根本さん「そうですね。今はすべての店舗が販売するスペースと工房のセットになっているんですよ。ここの本店だけでも17〜18名ほど作り手が作業をしています。東京以外に拠点を作ろうと大阪の店舗を設計しているときに、『創業時と同じく工房と店舗をセットにしよう!』と決めたことが今のスタイルになったきっかけです」

工房内の様子。作り手が一つ一つ丁寧に仕上げています。

革の特徴を見極めながら慎重に裁断していきます。

1番のこだわりでもある、革。壁一面に整然とストックされています。

型紙もキレイに収納されていました。

—では、ここで作られた商品がそのまま店舗に並ぶこともあるんですか?

(根本)「はい。店舗間での行き来も多少はありますが、基本的には作ったモノがそのまま並んでいます。例えば昨日出来上がったモノを、今日検品して店舗に並べる、あるいはお客様の元へ送るという感じです。確かに言われてみるとお肉や魚のような生鮮品の流通に近いのかもしれませんね」
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