ピアノに合わせてリノベーション!趣味で楽しむ大人の音楽部屋

リノベーションしたお宅に突撃取材し、気になるところを色々と伺う本企画。4回目となる今回は閑静な住宅街としても知られる横浜は山手エリアに住むKさん宅に伺いました。

公開日 2019.04.11

更新日 2019.04.12

ピアノに合わせてリノベーション!趣味で楽しむ大人の音楽部屋

リノベーションという言葉をご存知でしょうか。今ある部屋全体の壁や床を取り払って間取りを変更したり、床を全面フローリングにしたりと全てを新しく作り変える大規模な建物の改修のことをリノベーションと言います。ただ果たして、その改修を行うことによって何のメリットがあるのか、やっぱり気になりますよね。そこで始動したのが本企画。実際にリノベーションを行った自宅に突撃取材して根掘り葉掘りうかがいます。第4回となる今回はお部屋の中で趣味の楽器演奏を楽しむKさん宅にお邪魔してきました。

ジャズバーを彷彿させる大人空間

アースカラーでまとめられ、落ち着いた雰囲気のKさん宅。部屋の中心にはピアノが置いてあります。

リノベーションを行ったのはこの家が初めてですか?

「そうですね。この家の前は川崎駅近くの狭い賃貸に住んでました。そこから引っ越すにあたってリノベーションをすることになりました。自分が思い描く家に住みたいと考えたときに予算と照らし合わせたら、この方法だなとなりましたね」

川崎と打って変わって閑静な住宅街エリアへの引っ越しだったんですね。

「横浜エリアでの生活が長かったので、職場のアクセスのよさも考えつつ、この周辺で探しました。物件はインターネットでよく見ていましたが、最終的にはほぼリノべるさん頼りでしたね(笑)。あと山手駅の周辺は高級住宅街ということもあって、川崎に比べるとかなり落ち着いてるんですよ。その雰囲気が物件の決め手となりました」
ピアノに合わせて構築された大人の音楽部屋

なるべくものは増やさないように心掛けてるというKさん。その言葉通り、テレビ周りもスッキリとした印象です。

その落ち着いた雰囲気に合う、ピアノが中心となったお部屋。どのように話が進んでいったんですか?

「大人になってから本格的な趣味となったピアノを部屋の真ん中に置きたいという思いがあって、デザインを相談し始めました。当初は、グランドピアノを置くつもりだったので、さながら音楽室のような部屋でした(笑) 。最終的には今のアップライトピアノになったので、そのピアノに合わせてプランニングしていきました」

他にこだわった部分などありますか?

「ピアノの色をベースにして、床材や寝室の仕切りなど部屋全体のトーンを合わせています。あとはその雰囲気を壊さないように、自分でソファやテレビ台などの家具を選ぶ際は慎重になりました。特に冷蔵庫などの家電はあまりカラーバリエーションがないので、かなり悩みましたね」
ピアノの色合いに合わせて構築された大人の音楽部屋

「演奏とお酒を楽しむ部屋にしたかったので、料理をしっかりというよりはつまみを作る程度をイメージしてキッチンはコンパクトなサイズにしています」というキッチンもなるべく表にものを出さないミニマムスタイル。

楽器を実際に演奏するにあたって周辺への配慮が求められますが、その辺りはいかがでしょうか?

「時間が決められていますが、物件自体が楽器演奏OKだったんです。ただ、それでも何かトラブルにはなりたくなかったので一部で防音処理はしてもらっています。ピアノのための部屋でしたが、実際のところ蓋を開けたらフルートも始めちゃって、そっちの方が今は練習してます(笑)」

そのための譜面台だったんですね(笑)。キッチンカウンターはDIYされたと伺いました。

「本当はちゃんとした材料でテーブルを作ろうと思っていたんですが、なかなか気に入る天板が見つからなかったんです。ただ、家に音楽仲間が集まることがあるので、いよいよ必要だなと思い余っていた床材で作りました。実際に使っていて、ちょっと奥行きがありすぎだったかなと思うんですが、特に使う分は何の問題もないです」
ピアノの色合いに合わせて構築された大人の音楽部屋

余った床材で仕上げられたと思えないほどのクオリティに仕上がったカウンターテーブル。

キャットタワーもご自身で作られたんですよね。

「猫を去年から飼い始めたんです。初めは100円ショップの材料でキャットホテルを作って、最近このキャットタワーを作りました。2×4材で土台となる棚を作って、あとは実家にあった椿の木を設置しました。ただ、作ったはいいものもなかなか遊んでくれないんですよ(笑)。物作りは仕事柄好きでちょこちょこやってますね」
ピアノに合わせて構築された大人の音楽部屋

ノルウェージャンフォレストキャットのカレンちゃん。せっかくなので登って頂きました。

続いてレンガ使いがインパクト抜群の玄関。こちらはどういう経緯で話が進んだんですか?

「玄関は自転車を室内に入れたくて、土間にしたいという思いがあったんです。それ以外のデザインはリノべるさんの提案で、最初はやはりレンガにびっくりしました(笑)。海外の裏路地にあるバーみたいな雰囲気で、その先にある鉄扉を開けると演奏部屋になっているという提案をいただいたんです」

かなり大胆な提案だったんですね。来客される方の反応はいかがですか?

「やはり玄関に入った瞬間に驚かれますね。費用もそこそこかかったんですが、やってよかったなと思ってます。あと、実は玄関の中に鉄扉を設置したことが周辺の住人にも影響があったらしいんです。実際に鉄扉を運び込むところを見られたらしいんですが、あの部屋で商売でも始めるんじゃないかって管理会社等でも噂になったみたいで...(笑)。その後、管理会社の人が部屋に来てくれた際にご理解いただけました。今は変わったんですが、もともとの玄関も鉄扉だったので、二重の鉄扉という謎の状態が原因になったみたいです」
ピアノに合わせて構築された大人の音楽部屋

土間にすることで玄関も広々。レンガとむき出しコンクリートの相性抜群なうえ、鉄扉に貼られたポスターも洒落てます。

Kさんの希望とリノべるさんの提案が融合したお部屋ですが、実際に住んでみて何か問題とかはありましたか?

「実際にここまで大胆なことをやって大丈夫なのかなという不安はありましたね。お風呂も上がったらすぐ玄関ですし、壁があまりないのはどうなんだろうとか、キッチンの匂いが寝室までしちゃうんじゃないかとか、色々なことを想像しました。実際に住んで4年になりますが、何も問題はなかったですね」

リノベーションを経験からしたこそわかるリノベーションの魅力は何だと思いますか?

「リノベーションは自分の住む家をこうしたいっていう思いを具現化するのに一番安くできる方法だと思うんです。この経験が上手くいったら、次に新築を建てるとなった時にも活かせると思います。あとはマンションのリノベーションなら人に貸すとかなどの住む以外の使い方もできるのが魅力じゃないでしょうか」
ピアノに合わせて構築された大人の音楽部屋

入居前はこの部屋が展示スペースで使われていたようで、もともと使われていたスポットライトをそのまま生かしたという照明。

最後にリノベーションを考えてる人へのアドバイスがあったら教えてください。

「自分の好きな空間のビジョンが描けるならやったほうがいいと思いますけど、ただ安くなる可能性があるって感覚ならやらないほうがいいと思います。例えばウォークインクローゼットが欲しいとか、明確にこういう生活環境で過ごしたいっていうのがないと、あれこれも入れたいってなってくと結局狭くなってよくわからない部屋になってしまう思うんです。大事なものをドンと決めて、他の要素は入れられたら入れるぐらいな感じがいいかと思いますね。あとは割と大胆なことをやっても大丈夫ですよとお伝えしたいですね。無難だと結局賃貸とそんなに変わらなくなるので」
ピアノを中心とした部屋作りをリノベーションで叶える
第3回に続いて、趣味がベースとなった部屋作り。ピアノを楽しそうに演奏されるKさんからも部屋の満足度が伝わってきました。賃貸だと理想の部屋がないけど、新築を建てるほどの予算はない。そんな方はぜひリノベーションという方法で思い描く居住空間を具現化させてみてはいかがでしょうか。

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