【お悩み解決】キッチン・ダイニングが狭い!レイアウトの工夫で目指す快適くつろぎ空間
レイアウトや収納を工夫して「キッチン・ダイニングが狭い」という悩みを解消するためのアイデアをまとめました。レイアウトの基本や調理スペースを増やすための便利アイテム・狭いキッチンを快適に使っている実例などもご紹介しています。
公開日 2020.02.06
更新日 2023.04.23
「キッチンが狭くて使いにくい」とお悩みではありませんか?キッチンには調理器具や食品などたくさんのアイテムがあるため、狭いとすぐ散らかってしまいがちです。毎日使う場所だからこそ、快適に使えるキッチンにしましょう。この記事では、狭いキッチンでも使いやすくするためのレイアウト方法や、収納を工夫して快適に暮らせるようにしている実例などを詳しくご紹介します。キッチンに置く家具の選び方や置き方などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
狭いキッチンでも調理がしやすいレイアウトの基本
まずは、キッチンレイアウトの基本をご紹介しましょう。狭い場所を快適に使うには、基本を押さえることがとても重要になります。
調理する時のおおざっぱな流れを想像してみましょう。冷蔵庫から食材を出し、水で洗い、まな板の上でそれらを切ってからコンロで調理するというのが基本的な手順です。この作業をスムーズに行うためには、冷蔵庫・シンク・調理台・コンロの順に配置されていると快適に作業ができます。この4つが順番通り一直線上に並んでいることが、無駄な動きをすることなく調理できるための「キッチンの基本」なのです。
調理する時のおおざっぱな流れを想像してみましょう。冷蔵庫から食材を出し、水で洗い、まな板の上でそれらを切ってからコンロで調理するというのが基本的な手順です。この作業をスムーズに行うためには、冷蔵庫・シンク・調理台・コンロの順に配置されていると快適に作業ができます。この4つが順番通り一直線上に並んでいることが、無駄な動きをすることなく調理できるための「キッチンの基本」なのです。
また、冷蔵庫の位置も動線に大きく関係してきます。冷蔵庫が調理スペースから離れた位置にあると、取り出した食材を調理するにあたって、移動する距離が長くなってしまいます。作業をより効率よく行うためには、冷蔵庫はシンクや調理台となるべく近い位置にあるのが理想といえるでしょう。また、家族全員が開け閉めすることも考え、できればキッチンの手前側に設置することをオススメします。
調理スペースを増やす便利アイテム
調理スペースを増やすために活用できるアイテムもあります。
調理スペースが狭い時は、シンクより幅が広いまな板を使うとよいでしょう。シンクを使っていない時はシンクの上にまな板を置き、食材を切ることができます。
調理スペースが狭い時は、シンクより幅が広いまな板を使うとよいでしょう。シンクを使っていない時はシンクの上にまな板を置き、食材を切ることができます。
また、コンロの上にコンロカバーを被せて、その上で作業するのもよい方法です。使っていない時はそのままカバーを被せておけば、埃よけにもなります。
そのほかにも、場所を取りがちな食器用の水切りカゴをやめて「たためる水切り」を使用すれば、シンク周辺にスペースが生まれます。調理の時に洗った野菜などの水切りにも利用できそうですね。使い終わったらたたんでしまっておけるため、大変便利です。
そのほかにも、場所を取りがちな食器用の水切りカゴをやめて「たためる水切り」を使用すれば、シンク周辺にスペースが生まれます。調理の時に洗った野菜などの水切りにも利用できそうですね。使い終わったらたたんでしまっておけるため、大変便利です。
狭いキッチン・ダイニングを快適に使うレイアウトアイデア
快適に使えるキッチンやダイニングを、リフォームなしでも手に入れられる方法をご紹介しましょう。
置き場所を固定しない!可動式アイテムの活用
ゴミ箱やワゴンなどの常設が難しい時は、可動式のものを使うとよいでしょう。
特にゴミ箱は分別用に複数個必要になるため、ある程度の場所の確保が必要になります。そこで、キャスター付きのゴミ箱にして自由に動かせるようにする方法がオススメです。普段はコンロの前などに置いておき、コンロを使う時は邪魔にならない場所に移動させるようにすれば、スムーズに調理ができます。
特にゴミ箱は分別用に複数個必要になるため、ある程度の場所の確保が必要になります。そこで、キャスター付きのゴミ箱にして自由に動かせるようにする方法がオススメです。普段はコンロの前などに置いておき、コンロを使う時は邪魔にならない場所に移動させるようにすれば、スムーズに調理ができます。
via wowma.jp
また、ワゴンそのものを置くスペースがない時は、可動式タイプがオススメです。スリムなタイプのワゴンを冷蔵庫と食器棚のすき間などに収納しておけば、必要な時に引き出して使えます。ワゴンのトップ部分を作業スペースにしたり鍋の一時置き場にしたりもできるため、なにかと便利です。
今はゴミ箱もワゴンも、高さ・幅ともにさまざまなタイプが市販されています。デッドスペース収まるようなものを見つければ、少しのスペースも上手に活用できますよ。
今はゴミ箱もワゴンも、高さ・幅ともにさまざまなタイプが市販されています。デッドスペース収まるようなものを見つければ、少しのスペースも上手に活用できますよ。
壁面やシンク下を活かして調理スペースを確保
via roomclip.jp
キッチンの見た目と使い勝手をよくするためには、調理をする作業スペースにものを置きすぎないようにする必要があります。オススメは、壁面を活用した収納方法です。壁面にワイヤーネットやポールラックを取り付けるなど、ちょうどよいサイズの棚をDIYするとよいでしょう。突っ張り棒タイプのポールラックは壁を傷つけることがないので、賃貸など壁に穴を開けたくない人にオススメです。調味料などをお揃いのシンプルな容器に入れ替えて並べれば、統一感も出てすっきりした印象を出せるでしょう。壁面が見せるタイプの収納にすることでオシャレなキッチンになります。画像は、Room Clipで見つけたkazooさんのアイデアです。
また、シンク下の空いている場所を活用して収納する方法もオススメです。シンク下の収納スペースには高さがある場合が多いため、ラックや収納ケースを2段重ねに入れるなどして、高さを活かした収納をするとよいでしょう。収納できる量が倍になり、調理スペースに余計なものを置かずに済みます。また、引き出し型のラックを取り付ければ奥にあるものも楽に引き出せます。
また、シンク下の空いている場所を活用して収納する方法もオススメです。シンク下の収納スペースには高さがある場合が多いため、ラックや収納ケースを2段重ねに入れるなどして、高さを活かした収納をするとよいでしょう。収納できる量が倍になり、調理スペースに余計なものを置かずに済みます。また、引き出し型のラックを取り付ければ奥にあるものも楽に引き出せます。
こうした方法で狭い場所の収納不足を解消でき、使い勝手もよくなるはずです。また、ものが少なくなれば掃除もしやすくなるでしょう。ぜひ試してみてください。画像は、Instagramからピックアップした@korenankore72さんの投稿です。
家具のサイズや機能を工夫
ダイニングキッチンが狭い場合は、家具の選び方を工夫することである程度の広さを作り出すことができます。
まず、ダイニングテーブルは小さめのものを選びましょう。もちろん大きいほうがたくさんのものを乗せられて便利です。しかし、部屋の広さに見合わないサイズだと、テーブル周りの動線を確保しにくく、使いにくくなります。立ったり座ったりする時に食器棚や壁にぶつかったり、椅子の出し入れがしにくくなるようでは、快適に使うことができないでしょう。また、ダイニングを見渡した時の全体的なバランスも悪くなってしまいます。
ダイニング以外にも食事ができるスペースがあるなら、家族全員が座れるテーブルを置くのは諦めて、本を読んだり家計簿をつけたりする時などに使える2人用サイズのテーブルにするのも一つの方法です。
まず、ダイニングテーブルは小さめのものを選びましょう。もちろん大きいほうがたくさんのものを乗せられて便利です。しかし、部屋の広さに見合わないサイズだと、テーブル周りの動線を確保しにくく、使いにくくなります。立ったり座ったりする時に食器棚や壁にぶつかったり、椅子の出し入れがしにくくなるようでは、快適に使うことができないでしょう。また、ダイニングを見渡した時の全体的なバランスも悪くなってしまいます。
ダイニング以外にも食事ができるスペースがあるなら、家族全員が座れるテーブルを置くのは諦めて、本を読んだり家計簿をつけたりする時などに使える2人用サイズのテーブルにするのも一つの方法です。
また、折りたためるタイプのテーブルを選ぶのもよいでしょう。普段は折りたたんだ状態で使い、来客時など広く使いたい時に伸ばせるダイニングテーブルもオススメです。このタイプだと状況に応じてテーブルのサイズを変更できるため、「家族の人数が減った」「増えた」など生活スタイルの変化があっても買い替える必要はありません。このような伸長式のタイプには、天板を羽のようにたためるものや、天板の中央や片側に伸長天板をはめ込むタイプなどがあります。どちらでも、自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
ダイニングテーブルの場所を変える
ダイニングテーブルの置き場所を思い切って変えてみる方法もあります。部屋の中央に置くのではなく、片側に寄せたり、壁につけたりして置くのもオススメです。
キッチンカウンターがある場合は、そのすぐ向かい側にダイニングテーブルを置くことで、調理した食べ物をすぐテーブルに移動できます。また、食べ終わった後の食器も片付けやすいでしょう。さらに、カウンターを囲むように椅子を配置すれば、キッチンで作業している人も会話に入りやすくなります。この方法は家族がコミュニケーションを取りやすくなるということで、採用している家庭も多いようです。
キッチンカウンターがある場合は、そのすぐ向かい側にダイニングテーブルを置くことで、調理した食べ物をすぐテーブルに移動できます。また、食べ終わった後の食器も片付けやすいでしょう。さらに、カウンターを囲むように椅子を配置すれば、キッチンで作業している人も会話に入りやすくなります。この方法は家族がコミュニケーションを取りやすくなるということで、採用している家庭も多いようです。
via ameblo.jp
カウンターがない場合は、ダイニングテーブルを壁につけて配置することで、空間を広くしましょう。片側のスペースに余裕ができ、快適に動ける場所を作り出せます。
参考になる狭小住宅の素敵なキッチン・ダイニング実例
狭くてもオシャレで使いやすくまとめている実例をご紹介しましょう。
一直線が無理でも快適キッチンは叶う!
前述したように、シンク・調理台・コンロが一直線上にあるほうが使いやすいでしょう。しかし、狭い場所だと一直線に配置することが難しいため、L字型キッチンを選ぶ家庭も多くなっています。
L字型キッチンはシンクとコンロが直角に向かいあっているため、体の方向を変えるだけでさまざまな作業が可能です。ただし、コーナー部分が作業スペースになるので、I型キッチンに比べると使いにくさを感じることもあるでしょう。
しかし、工夫次第でオシャレで使い勝手のよいキッチンにすることが可能です。例えば、「全体的に白で統一してすっきりした印象にする」「ほとんどものを置かず、調理スペースを広く確保する」などの方法で、快適なキッチンにしている家庭も多くなっています。
また、上部の収納をなくせば、L字型では出にくいといわれている開放感を演出できます。実際に、L字の一面をダイニングに向けてオープンにして広く見えるようにしている事例も数多くあります。
L字型キッチンはシンクとコンロが直角に向かいあっているため、体の方向を変えるだけでさまざまな作業が可能です。ただし、コーナー部分が作業スペースになるので、I型キッチンに比べると使いにくさを感じることもあるでしょう。
しかし、工夫次第でオシャレで使い勝手のよいキッチンにすることが可能です。例えば、「全体的に白で統一してすっきりした印象にする」「ほとんどものを置かず、調理スペースを広く確保する」などの方法で、快適なキッチンにしている家庭も多くなっています。
また、上部の収納をなくせば、L字型では出にくいといわれている開放感を演出できます。実際に、L字の一面をダイニングに向けてオープンにして広く見えるようにしている事例も数多くあります。
via roomclip.jp
画像は、Room Clipで見つけた@ayu_unsourireさんの開放感のあるL字型キッチンです。
リビングダイニングは「広く」できる!
造作カウンターを設置することで、リビングダイニングをより広く使う方法も人気があります。
カウンターがあると、調理したものを盛り付けるためのお皿を置いたり、出来上がった料理を並べてテーブルに運びやすくしたりできるでしょう。椅子を置き、そのままカウンターをテーブルにして食事することもできます。そうすることで、小さいダイニングテーブルでも足りるようになったり、ダイニングテーブルそのものが必要なくなったりします。
カウンターがあると、調理したものを盛り付けるためのお皿を置いたり、出来上がった料理を並べてテーブルに運びやすくしたりできるでしょう。椅子を置き、そのままカウンターをテーブルにして食事することもできます。そうすることで、小さいダイニングテーブルでも足りるようになったり、ダイニングテーブルそのものが必要なくなったりします。
via roomclip.jp
画像は、Room Clipからピックアップした@tig-さんの投稿です。
また、造作カウンターの下に収納棚を取り付ければ、キッチン上にものが出しっぱなしになるのを防ぐことができます。狭いキッチンの場合、収納スペースも小さめのことが多いため、収納付きの造作カウンターがあると大変便利でしょう。
そのほかにも、背面に造作カウンターを設置し、椅子に腰かけながら作業できるスペースを確保するという使い方もよいでしょう。
また、造作カウンターの下に収納棚を取り付ければ、キッチン上にものが出しっぱなしになるのを防ぐことができます。狭いキッチンの場合、収納スペースも小さめのことが多いため、収納付きの造作カウンターがあると大変便利でしょう。
そのほかにも、背面に造作カウンターを設置し、椅子に腰かけながら作業できるスペースを確保するという使い方もよいでしょう。
省スペースで実現!調理も食事も広々!
via roomclip.jp
狭小スペースでも動線を確保しやすいコの字型キッチンは、調理のしやすさや収納量の多さ・家族とのコミュニケーションの取りやすさから非常に人気です。コの字型の一角をそのままテーブルとして使うことで、ダイニングの空きスペースを広く取っている家庭もあります。画像は、Room Clipで見つけた@syakekaaachanさんのコの字型キッチンです。
3面のワークトップをそれぞれ別の素材にしたり、カウンターテーブルとして使う部分の素材にこだわったりと、工夫次第でオシャレな仕上がりになります。カウンターに合った椅子をコーディネートするのも楽しいですね。
空間を広く取ることができるため、調理器具や電化製品などが多い家庭にもオススメです。炊飯器などもそのままワークトップに置くことができます。収納するための棚やラックなどを置く必要がない分、空間を広く取ることができるため、外付けの食洗器なども置ける場所を確保できそうです。
3面のワークトップをそれぞれ別の素材にしたり、カウンターテーブルとして使う部分の素材にこだわったりと、工夫次第でオシャレな仕上がりになります。カウンターに合った椅子をコーディネートするのも楽しいですね。
空間を広く取ることができるため、調理器具や電化製品などが多い家庭にもオススメです。炊飯器などもそのままワークトップに置くことができます。収納するための棚やラックなどを置く必要がない分、空間を広く取ることができるため、外付けの食洗器なども置ける場所を確保できそうです。
狭いキッチンやダイニングの使い勝手をよくしてくつろぎの空間にするためには、レイアウトや収納の工夫が必要になります。「いろいろ試したけれどうまくいかない」「狭いからやっぱり無理かも」という人は、コーディネーターやリフォームをプロに相談してみると、自分では考えつかなかったアイデアを提示してくれるかもしれません。
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Japan
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