快適キッチンの秘訣は高さ!選ぶコツを知ってピッタリサイズを選ぼう!

「使いやすい高さのキッチンを選びたい」という人のために、身長に合わせた高さの選び方や、キッチンの高さを調整するリフォーム方法をご紹介しています。高さを選ぶ際の注意点や、高さが合わないキッチンのデメリットなどもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

公開日 2020.01.21

更新日 2020.01.21

快適キッチンの秘訣は高さ!選ぶコツを知ってピッタリサイズを選ぼう!

「キッチンの高さが合わなくて使いにくい」とお悩みではありませんか?キッチンは高過ぎても低過ぎても体に大きな負担がかかります。一般的に展開されているキッチンにはどんな高さのものがあり、どうすれば自分に合った高さのキッチンを選べるのでしょうか。また、今使っているキッチンの高さが合わなくて困っている人のために、キッチンリフォームの方法や費用相場・工事の所要日数などもまとめました。

キッチンの高さに関する基礎知識

基礎知識として、JIS規格のワークトップの高さ、またメーカーの一般的なサイズ展開などをまとめました。高さにはどのような種類があるか、知っておきましょう。

JIS規格では5cm間隔で4種類の高さ設定!

市販されているキッチンの高さには、いくつか種類があります。JIS規格では、キッチンの高さを80・85・90・95という5cm間隔で4種類設定しているのです。一般的によく選ばれているのは85cmですが、背の高い人だと90cmを選ぶことも多くなっています。実際ショールームへ足を運んで感覚をつかみ、自分に合った高さのものを選ぶことが望ましいでしょう。
快適キッチンの秘訣は高さ!選ぶコツを知ってピッタリサイズを選ぼう!

キッチンメーカーは2.5cm間隔でサイズを展開

JIS規格では5cm間隔に設定されていますが、キッチンメーカーの多くは2.5cm間隔でサイズ展開して、さらに細かいニーズに応えています。80・82.5・85・87.5・90cmの5パターンが展開されているため、自分に合う高さのキッチンを見つけやすいでしょう。「2.5cmなら大差ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、2.5cm違うだけでも、実際に使ってみると使いやすさに大きな違いがあるのです。

身長に合わせてキッチンの高さを選ぶ方法

身長に合った高さにしたくても、どう選んだらよいか分からない人も多いのではないでしょうか。キッチンの高さを選ぶ方法や注意点をご紹介します。

「身長÷2+5」が理想の高さ

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キッチンの高さを決める基準は「身長÷2+5」で計算するとよいとされています。この計算式に当てはめると、身長が150cmの場合は80cm、155cmの場合は82.5cm、160cmの場合は85cmが目安の高さになります。
もちろん、この計算方法がすべてではありません。腕の長さによって使い勝手が違ってくる場合もありますし、使いやすさの感じ方にも個人差があるでしょう。一つの目安として考えておくことをオススメします。

誰の身長を基準にする?

「身長÷2+5」の計算方法で考える場合、問題になるのは「誰の身長を基準にするか?」ということでしょう。1人暮らしであれば問題ありませんが、家族がいる場合はどうしたらよいでしょうか。家族はそれぞれ身長が異なりますので、家族全員が使いやすい高さのキッチンにすることはできません。そのため、最もキッチンを使う機会が多い人の身長に合わせるべきでしょう。普段キッチンに立つことが多いのは女性という現状を反映し、市販のキッチンは女性の平均身長に合わせた高さのものが主流になっています。

高さ選びはこんなところにも注意

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キッチンの高さを選ぶ際には、いくつか注意が必要なこともあります。例えば、キッチンに立つ時にスリッパを履く人も多いでしょう。スリッパを履いた状態だと1cmほど背が高くなるため、スリッパを履いていない時の身長に合わせてキッチンの高さを決めると、「低い」と感じてしまう可能性があるのです。そのため、スリッパを履いた状態に合わせてキッチンの高さを決めるのであれば、底の厚さが何cmくらいのスリッパを普段履いているかも考えなければなりません。
また、キッチン上部に吊り戸棚やレンジフードが付いている場合も注意が必要です。キッチンを高くし過ぎると、吊り戸棚やレンジフードとの間が狭くなり、全体的なバランスがおかしくなってしまうことも考えられます。既存の設備の高さがどのくらいかをしっかり考えた上で、キッチンの高さを決めるようにしてください。

高さを決めるもう一つの計算式とは?

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キッチンの高さを決める計算方法として「肘高-10cm」という考え方も推奨されています。腕の長さによっては、「身長÷2+5」で出した高さでは低過ぎて、腰を痛めてしまう可能性があるからです。調理したり洗い物をしたりする際、肘から手の部分を使うことが多いため、肘の高さを基準にした計算方法が考えられました。肘を曲げたり伸ばしたりして作業する上で「肘高-10cm」の高さのキッチンが最も動作しやすいとされています。
どちらの計算方法で出した高さがしっくりくるかは、人それぞれでしょう。現在使用中のキッチンの高さを正確に測ってどの程度の変更が必要かを検討してください。最終的にはやはりショールームや展示場などへ足を運び、実際の高さを確認してから決めるのがオススメです。

キッチンの高さが合わないデメリット

高さが数センチ違うだけで、使い心地にどれほどの影響を与えるのでしょうか。高過ぎる、または低過ぎるキッチンを使っていると、どのようなデメリットがあるのかをまとめました。

キッチンの位置が高いと…

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キッチンが高いと調理をする時に無理な姿勢をとることになり、疲れやすくなります。包丁を使って硬いものを切る時に力を入れにくくなり、バランスを崩して自分の手などを切ってしまう恐れもあるでしょう。
また、ガスコンロを使って調理する場合も、フライパンを振る時に肩や肘が上がってしまいがちです。すぐ疲れてしまって、快適に料理ができなくなるでしょう。鍋やフライパンと顔の距離が近くなるため、揚げ物の際、油が顔や目にはねやすくなるというデメリットもあります。

キッチンの位置が低いと…

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キッチンが低いと、作業時は常に前かがみの姿勢をとることになってしまいます。シンクはさらに低くなっているため、洗い物をする時はさらに腰をかがめた状態をとることになるでしょう。長時間、前かがみの姿勢を続けていると、腰に負担がかかって腰痛を引き起こしかねません。また、ずっと下を向いて作業することで首にも負担がかかり、肩こりもしやすくなるでしょう。キッチンに長時間立つことが多い主婦にとっては大きな問題です。
さらに、キッチン下の収納にも影響が出ます。キッチンが低くなればその下にある収納スペースの高さも低くなるため、背の高いものを収納しにくくなる可能性もあります。

どうしても気になる人にはリフォームが◎

キッチンの高さ選びに失敗し使いにくさを感じているなら、リフォームを検討しましょう。大きく分けると、今使っているキッチンの高さだけを変える方法と、キッチン自体を新しいものに交換する方法があります。また、コンロやシンクなど、キッチンの一部分だけを交換することも可能です。それぞれ費用相場や工事にかかる日数も変わってくるため、自分が希望する条件に合った方法を選びましょう。

高さのみの調整

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まずは、現在使用中のキッチンをそのまま使って高さのみを調整する方法についてご紹介します。高くしたい場合は、キッチンを取り外し、かさ上げするための土台を設置してから元に戻します。
逆に低くしたい場合は、取り外したキッチンの一番下の部分をカットしてから元に戻す方法で工事が行われることになるでしょう。どちらの方法も排水管や給水管・ガス管の長さ調整が必要になることがあるため、事前に確認が必要です。
リフォームの費用相場は10万~20万円で、工事日数は1~3日程度かかります。今まで使っていたキッチンを撤去する必要がないため、比較的安価で済み、工事日数も短く抑えることができるでしょう。

新しいキッチンを設置

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キッチンの設備が老朽化し、コンロやレンジフード、排水口などに不具合が出始めているようなら、新しいキッチンを導入するのもよい方法です。最新の汚れにくい天板やシンク、取り出しやすい収納などで、使い心地もアップしますし、その際には高さもよく吟味して、自分に合ったものに変更するとよいでしょう。この場合は、既存のシステムキッチンを撤去する費用も含めて70万~150万円ほどが相場で、工事日数は7日ほどかかります。

ただし、キッチンの形を変更する場合はさらに費用が高額になるため、事前に確認しておきましょう。例えば、壁付けタイプのキッチンを対面型に変更する場合は、少なくとも100万円前後の費用が必要です。また、キッチンの場所を移動するなど大掛かりな工事では、200万円以上の費用がかかることになるでしょう。

シンク回りの調整

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予算の都合などでキッチン全体をリフォームするのが難しいなら、部分的なリフォームがオススメです。特に多いのが、「洗い物をする時、シンクが低過ぎて体勢が辛い」という悩みでしょう。このような悩みは、深さが浅いシンクに交換することで解決できる可能性があります。シンクの交換リフォームにかかる費用はシンクの大きさによって異なりますが、幅100cm以内のシンクなら6~8万円ほど、それより大きなサイズなら15万円ほどが相場です。工事日数はほとんどの場合、1日で済むでしょう。
ただし、シンクが浅過ぎると「食器を洗う際の水はねが気になる」「大きな鍋などを洗うには狭い」など、かえって使い勝手が悪くなる可能性もあるため、慎重に検討してください。またキッチンの構造によっては、シンク部分のみを取り換えることができない場合もあるため、事前に相談することが必要です。
蛇口の高さを調整したい時はどうでしょうか。パイプのみを変えるだけなら1万円前後、本体ごとの交換だと2万~4万円ほどで済みます。

コンロ周りの調整

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ガスコンロの場合は五徳の部分が高くなっているため、IHに変更することで「コンロがもう少し低いと助かる」といった問題なら解決できることがあります。こちらも費用が安く、工事日数も1日で済む場合がほとんどです。IHコンロはグレードや機能によって本体価格に差があり、工事費用を含めると10万~30万円前後が相場といわれています。

ただし、ガスコンロからIHコンロへ交換する場合、電気工事や契約アンペア数の変更が必要になることが多いため、事前にしっかり確認してください。マンションだと全体の電気供給量が決まっているためIHコンロが設置できない場合もあります。

キッチンの高さ選びは、使いやすさを左右する重要なポイントです。今使っているキッチンの高さに対してどんな不満があり、どのように改善したいのかを考えた上で、キッチンの高さを変更するリフォームも検討してみるとよいでしょう。

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