素敵なウッドフェンスの施工例を大公開!かかる費用や木材選びの秘訣とは?

オシャレなウッドフェンスの施工例をご紹介します。耐久性やメンテナンス性に優れた木材の選び方から、施工全体の流れや費用まで解説。さらに、モダンな施工実例まで掲載しているので、これからウッドフェンスを設置する人はぜひ参考にしてください。

公開日 2021.03.24

更新日 2022.01.07

素敵なウッドフェンスの施工例を大公開!かかる費用や木材選びの秘訣とは?

住宅の防犯性をアップし、プライベートな空間を作ってくれるウッドフェンス。植物とも相性がよく、落ち着いた印象を与えることから幅広い年齢層に人気があります。この記事では、ウッドフェンス設置費用の目安や、オススメの木材などについてまとめています。
加えて、自分の家へ導入する際に参考したい、さまざまな施工実例も掲載。ウッドフェンスのDIYに興味がある人や、住宅をオシャレな外観にリフォームしたい人も、ぜひ参考にしてください。

メリットいっぱい!自宅の外構に「ウッドフェンス」を設置しよう

ウッドフェンスとは、木目調の素材で作られた目隠しフェンスのことです。天然木や木目調の樹脂などで作られることが多く、温かみのある落ち着いたデザインが、最近では人気を集めています。

適切に設置されたウッドフェンスは、単に外部からの視線を遮断するだけでなく、住宅全体に心地よいニュアンスをプラスしてくれるでしょう。
「既存の塀(へい)を土台としてその上に取り付ける」「玄関前にだけ取り付ける」など、住宅の状況に合わせて柔軟に設置可能という点も、ウッドフェンスの持つ大きなメリットです。

ガーデニングが好きで、ナチュラルテイストな庭を作りたい人などには、特にオススメです。木の風合いが、庭全体を優しくまとめてくれるでしょう。

ウッドフェンス設置リフォームの施工方法と、かかる費用の目安は?

素敵なウッドフェンスの施工例を大公開!かかる費用や木材選びの秘訣とは?
ウッドフェンスの設置費用は、使用する材料や塗装の有無などで異なります。ここでは、ウッドフェンスのさまざまな施工方法に触れつつ、それぞれの費用目安を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

どんな工程が必要?ウッドフェンスの施工方法

最初に、基本的なウッドフェンスの施工プロセスを、把握しましょう。

「どこにどんなサイズのウッドフェンスを設置するのか」を決めたら、フェンスブロックを使って基礎を作ります。まず柱を立てる地点に穴を掘り、底に砂利を敷いたらフェンスブロックを埋めます。そしてモルタルを流し込んで固定すれば、フェンスブロックは設置完了。
次に、フェンスブロックの中に柱を入れ、柱とブロックの間にもモルタルを流し入れ、水平を取りながら柱を固定。
モルタルが固まったら、しっかりと固定されている柱に、フェンス用の板を上から順番に打ち、ウッドフェンスを完成させます。

なお、上記のような地面に穴を掘る方法以外にも、ブロックを積んで基礎を作る方法もあり、住宅の状態や資材の種類によって、施工方法は異なります。

使用材料や塗装の有無でも違いが。ウッドフェンスの施工費用目安

ウッドフェンスの施工費用は、使用する木材や塗装の有無などによって幅があります。一般的な費用は20〜40万円ほどで、30,000〜40,000円/㎡が相場です。

塗装しない場合は比較的安価で施工できますが、木材の種類によっては防水性が低く、後々メンテナンス費用がかかることもあるので注意しましょう。塗装を行う際の費用は、設置費用プラス3,000〜6,000円/㎡ほどが目安となります。
ウッドフェンスの塗装には、「木の防水性を高める・紫外線を防ぐ」などの効果があります。後述しますが、基本的には、「ソフトウッド」と呼ばれる木材を用いる場合は塗装することがオススメです。

耐久性やメンテナンス性が変わる!ウッドフェンスに使用する木材選びのポイント

使用する木材が変われば、ウッドフェンスの耐久性やメンテナンス性なども変化します。選ぶ材料によっては、頻繁に塗装が必要になったり、すぐに買い替えが必要になったりすることも。木材選びはウッドフェンスの機能性に直結する大切なポイントなのです。
ここでは、ウッドフェンスに使用する木材の種類や、それぞれのメリット・デメリットなどを紹介します。

耐久性の高さが魅力!天然木の「ハードウッド」

ウッドフェンスの資材は、大きく分けると天然木と人工木材の2種類があります。自然の木を生かした温かみのある風合いを楽しみたい人は天然木がオススメです。
素敵なウッドフェンスの施工例を大公開!かかる費用や木材選びの秘訣とは?
しかし天然木には、「雨で腐食しやすい・紫外線で変色しやすい」などのデメリットもあり、種類によってはメンテナンスに手間がかかることもあります。
その点が気になる人は、天然木の中でも「ハードウッド」と呼ばれる木材を選びましょう、ハードウッドは比較的高い耐久性を持っており、無塗装でも長期間使用できるほど。繊維が細かく質量のある木質が特徴です。
代表的なハードウッドは、「イペ・エコアコールウッド・イタウバ・セランガンバツ・アマゾンジャラ」などです。天然木のウッドフェンスには、こうした木材が最も人気です。

価格の安さで選ぶなら、天然木の「ソフトウッド」

ソフトウッドは、ウッドフェンスが普及し始めた10年以上前から使用されている木材です。
メンテナンスに手間がかかり、腐食しやすい面もありますが、比較的安価で導入可能。それもあり、現在でもコストを抑えたい人やDIYで施工する人などから、多く親しまれています。代表的なものは「SPF材・レッドシダー」などで、柔らかく加工しやすい木質が特徴です。

ただ近年では、防腐処理済みのソフトウッドが発売されています。また高機能な塗料も開発され、木の種類を問わずに耐久性をアップ可能なケースもあるようです。なかには、15年の耐久性を持つ防腐剤もあります。
こうした理由が重なり、安価なソフトウッドでも、長期間利用できるケースが増えてきています。

メンテナンス性重視なら、樹脂などでできた「人工木材」もオススメ

なるべくメンテナンス頻度を少なくしたい人には、樹脂などでできた人工木材がオススメです。定期的に塗装をする必要がないので、天然木に比べてメンテナンスコストがかかりません。
もちろん、自然木の風合いや経年によるニュアンスの変化などはありません。しかし大きなメリットとして、さまざまなカラーバリエーション・デザインが揃っており、選択肢が豊富です。「傳来工房」が提供する「アルファウッド」「マイティウッド」など、多様なカラーと高い耐久性を持つ人工木材が、数多く開発されています。

オシャレなエクステリアを目指すなら、素材の「色合い」にも注目すべし

上記のように人工木材では多くのカラーバリーションから好きなものを選べますが、天然木材でも種類によって色味や質感が異なります。ウッドフェンスの資材選択では、こうした木材そのものの色合いにも要注目です。

庭のテイストを合わせて、木材の色や風合いをチェックしましょう。適切な木材を選べば、まとまりのあるオシャレな庭に仕上がります。
例えば、可愛らしい庭にしたい場合は白っぽい木目を、モダンで落ち着いた雰囲気を演出した場合は、ダークブラウンやブラックなどの木目を選ぶとよいでしょう。
加えて、門扉やポスト、アプローチなどもそれらに調和するデザインを選ぶと、より統一感のある外観に仕上がります。

リフォームの設計時には、フェンスの高さや目地の間隔にも注意を

ウッドフェンスが高過ぎたり、目地が狭過ぎたりすると死角が生まれ、人が隠れやすくなります。そのため、かえって外構の防犯性を損なうことへつながります。

日本では一般的なフェンスの高さは180cmほどで、最大でも200cmほどを目安とするとよいでしょう。道路よりも高い場所にある住宅であれば180cmより低いフェンスでも十分にプライバシーを確保できます。「どの程度、どこからの視線を妨げたいのか」に注意して、フェンスの高さを決めてみてください。
また、目隠しフェンスとして十分な効果を発揮するには、目地の間隔は10mm以内が理想的です。よりプライベートな空間にしたい場合は5mm以内にすることもありますが、狭過ぎると圧迫感のある空間になることもあるので注意しましょう。デザイン性とプライバシー性とのバランスを考慮しながら、適切な間隔を見極めることが大切です。

エクステリアの印象を格上げ!オシャレなウッドフェンスの施工例5選

ここからは、オシャレなウッドフェンスの施工実例をまとめていきます。ぜひ参考にして、ワンランク上のエクステリアを作ってみてください。
「デッキと木材を合わせて施工した事例」や「和風の庭とも調和するウッドフェンスの事例」など、アイデア溢れる実例を紹介します。

ウッドデッキと合わせて丈夫なウリン材を採用!グリーンが映える庭に生まれ変わった事例

「スペースガーデニング」より、ウリン材のウッドフェンスを設置したリフォーム事例です。ウッドデッキと同じ素材を用いたことで、統一感のあるデザインに。グリーンとも調和して、温かみ漂う、ナチュラルテイストな外構になりました。

人工木材でも重厚な仕上がりに。メンテナンス性とデザイン性を両立した事例

「NEMUNOKI」に掲載されている存在感溢れるウッドデッキを紹介します。木目調のアルミ角材を列柱にして、30mm間隔で均等に配列。ほかのフェンスでは見られない、絶妙な曲線がオシャレなウッドフェンスになりました。施工日数は5日、施工費は約160万円です。

黒い外壁とのバランスが絶妙!主張しすぎない低めのウッドフェンスが目を引く事例

Instagramで見つけた@rplus_nakazatoさんの投稿からピックアップ。コンクリートの塀の上に低めなウッドフェンスを施工しました。外壁のブラックとの対比が美しく、庭のグリーンも相まってモダンで洗練された印象です。

爽やかなカラーリングが長期間保てる!白い樹脂製フェンスが印象的な事例

Instagramで見つけた@land_gardenさんの投稿を紹介します。白い木目の樹脂製フェンスを施した、明るく可愛らしい外観が印象的。
白くシンプルなウッドフェンスは、汚れが目立ちやすく、導入をためらう人も多いかもしれません。しかし、@land_gardenさんのように、メンテナスしやすい人工木材を採用すれば、気軽に導入できるでしょう。

天然木の明るい色合いが、和風の庭にも違和感なくマッチする事例

Instagramより@tarushigardeさんの投稿を紹介します。フェンスに用いた明るい天然木が、庭の石材やグリーンと調和し、シックかつ温もりも感じる空間を演出。自然の風合いを生かした木目なら、和風テイストの庭でも違和感なくマッチします。和風モダンな庭を作りたい人は、積極的に取り入れてみてもよいでしょう。

目隠しとしてウッドデッキを使用すれば、ナチュラルでオシャレな外観が作れます。住宅の外界や庭について雰囲気作りに迷ったら、ウッドデッキを導入してみてはいかがでしょうか。より詳しい費用やデザインについての相談は、外構リフォーム実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひお任せください。

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