10坪の狭小住宅をセルフリフォーム!かかった予算や期間、教えちゃいます。

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目に続いて、築50年の戸建て(4軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2023.07.19

更新日 2023.07.19

10坪の狭小住宅をセルフリフォーム!かかった予算や期間、教えちゃいます。

セーチのリノベ記録 4軒目

祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

今までのDIY経験を活かして、関西の築50年空き家をセルフリノベーションして住むことにしました。
古い家のリノベーションを検討している方、築古の家がどんな風に変わっていくのか気になる方の参考になるよう、シリーズでお伝えしていきます。

前回の記事はこちら

リノベーションする前の部屋

10坪の小さい家なので、1階2階共に約11畳の狭小住宅。
結婚を期に福岡から関西に引っ越すことになり、当初は普通のマンションに引っ越す予定でした。

コロナで引っ越すタイミングが後ろ倒しになり、その期間に築50年空き家の話を頂きました。

DIYを初めてなければココに住むという選択肢は無かっただろうし、この物件に出会うことも無かったので、これもご縁だなと思いDIYしてここの家に住むことにしました。

廃棄費用は5万円

薄暗いリビングに光を届ける為、キッチンとの間壁を解体しました。
築50年で床もふかふかしていたので全面剥がしています。
廃棄費用は約5万円でした。

床・壁・天井作りは5万円

今回は業者にキッチンを設置してもらったので、業者のスケジュールに合わせて下準備を優先して進めました。

洗面脱衣所は絶望的な状態で、洗濯機の排管が無かったり、お風呂の給水管が埋まっていたりと、なかなか経験できない内容もありました。

キッチンが来るまで床は仮止め、キッチン周りの壁から先に作るなど、流動的な作業になっています。

お風呂・トイレ・キッチンの取り付けで130万円

お風呂の解体と設置は業者に依頼しました。
お風呂設置後に、洗面所の壁と解体した床を作り直しています。

このタイミングでトイレも新しいのに入れ替え、業者依頼の内容は終わりました。
お風呂はランクの低い物を取り付けたのですが、ちょっと後悔しています・・・

無垢の桐フローリング張りは15万円

普通の床材と違って、桐フローリングは暖かく柔らかいので、築50年の寒い家にはピッタリだと思い採用。(サンプルを取り寄せて触った時にその温かさに驚きました)

床下に断熱材を入れたとはいえ、築50年の家なので少しでも快適になれば過ごしやすいだろうと思い施工しました。

ドア取り付け費用は4万円

洗面所とお風呂に入る入り口を作る為、もともと引き戸があった場所に壁とドアを作りました。

本当は天井付近までのドアを付けたかったのですが、エアコン設置の兼ね合いもあり、既存の高さに合わせてドアを設置する事にしました。

壁紙費用は2万円

リビングキッチンの壁紙はライトベージュを選びました。
マットな質感のライトベージュの塗り壁調で、ストレッチ・軽量・防カビ、の特製があります。
今までグレーや白や水色などしか使ってこなかったので、初めて使う色で心配でしたが柔らかい雰囲気に仕上がり気に入っています。

洗面所内装は3万円

最初は洗面台の1部をアクセントカラーにしようと思いましたが、脱衣所側が寂しい感じになりそうだったので、見切り材を使って2トーンに分けました。
ゴールドの見切り材と「あずき色」の壁紙を使う事で高級感ある仕上がりになりました。

形に合わせた洗面化粧台作りは5万円

元々洗面化粧台は、トイレ前に幅50㎝程度の小さい洗面化粧台が取り付けられていました。
洗面化粧台の幅を広げようにも柱とトイレの入り口があるので難しく、このサイズ感で作り直さないといけません。

悩んだ末に行き付いた答えは丸い洗面台でした。
洗面台は、動線を塞がないようにする為5角形にしています。

階段補修費用は4万円

階段というより「はしご」に近い角度で、最初に見た時は祖父母の家を思い出しました。
踏板部分は足の半分しか乗らず、横向きに昇り降りしないと怖い感じです。
新しく緩やかな階段に交換できればよかったのですが、費用面や時間的に難しかったので「ナオスシート」を貼って修復しました。

その他費用は15万円

今回は天井を解体しなかったので、電気配線をやり直していません。
照明スイッチもないので、IKEAのリモコン照明を使い間接照明のように部屋を照らしています。
モニターホンも電池タイプで、電気系統は少しこまりました。

セルフリノベーションした部屋が完成

水回りが絶望的で、部屋は和室砂壁と時代を感じる家でしたが、ライトベージュとナチュラルカラーの木材を使う事で北欧っぽい感じに仕上がりました。

水回りを業者に依頼したので、大半の費用をそこで使いましたが、時間を考えると頼んで良かったなと思います。

11畳と狭いので、大きな間取り変更等はできませんでしたが、元ある形を活かしながら狭いなりに工夫を散りばめられたなと思います。

※全ての作業風景を26分の動画にまとめています。

【DIY】築50年中古戸建てを200万円で丸ごと作り直す!6ヶ月の総集編!10坪の小さい新居の劇的ビフォーアフター!

お風呂の施工前は、業者工事が130万円という金額にビビり、お風呂の追い炊き機能付きにしませんでした。住んでみてかなり後悔しています。(妥協してはダメな所でした。)

この物件に入る前に「ナオスシート」という製品に出会ったので、階段、押入れ、建具等を綺麗に補修でき、時間と費用の短縮になりました。

古い家なので、全面断熱という訳にはいきませんでしたが、これだけ狭ければ暖房付ければすぐに温まるので、生活していて今の所問題ありません。(電気代も予想より遥かに安かった)
築50年、10坪の狭小住宅でも工夫すれば全然いけるなと思いました。

築古戸建ての購入を検討している方、リノベーションを検討している方の参考になれば幸いです。
これから古い家のリノベーションを検討している方、築古の家を検討している人の参考になるようなシリーズ。タグに「セーチのリノベ記録 四軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。