庭に砂利を敷く!化粧砂利の施工例とオシャレな庭作りのヒント
自宅の庭やエントランスに砂利を敷きたいけれど、どんな種類を選べばよいのか、また費用はどれくらいかかるのか、疑問に思う人は少なくありません。庭のイメージに合わせた砂利選びや敷き方のヒントを、費用の目安や施工例を交えて紹介します。
公開日 2020.07.04
更新日 2022.01.07
INDEX目次
たとえ小さなスペースだとしても、せっかく家にお庭があるのなら、自分好みのオシャレなお庭を作りたいと考える人は少なくないはず。しかし、芝生は手入れに手間がかかるし、地面をそのままにしておくのも雑草の処理が大変と悩んでいる人もいるでしょう。そのような時は、砂利を敷くのがオススメです。
選び方次第で一気に庭がオシャレになりますし、一度敷けばメンテナンスの手間も省けます。砂利の魅力と、砂利をきれいに敷くためのコツや費用などを、紹介していきます。
選び方次第で一気に庭がオシャレになりますし、一度敷けばメンテナンスの手間も省けます。砂利の魅力と、砂利をきれいに敷くためのコツや費用などを、紹介していきます。
こんなにある!あなたのお庭にピッタリな砂利の種類は?
そもそも、砂利とは細かく砕かれた石や岩のことを言います。ひとくちに砂利と言っても、原料となる石の種類や色、砕き方や磨かれ方、またその性質によって、種類はさまざまです。作りたい庭のイメージに合わせた色や大きさの砂利を選ぶことで、庭全体の印象が決められますし、一部にアクセントとして敷いておけば、雰囲気を引き締める効果も期待できます。
また、砂利の魅力は見た目だけではありません。土ぼこりが立ったり、雨が降った後にぬかるんだりするのを防げるなど、機能性が高いのもポイントです。さらに、砂利を敷く時に雑草を生えにくくする処理を施せば、お庭のメンテナンス労力も軽減してくれます。
庭の印象を決めるだけでなく、機能性も高める砂利。ここでは、人気の高い砂利や定番の砂利にはどんなものがあるのか、さまざまな用途や価格の相場と共に紹介します。
また、砂利の魅力は見た目だけではありません。土ぼこりが立ったり、雨が降った後にぬかるんだりするのを防げるなど、機能性が高いのもポイントです。さらに、砂利を敷く時に雑草を生えにくくする処理を施せば、お庭のメンテナンス労力も軽減してくれます。
庭の印象を決めるだけでなく、機能性も高める砂利。ここでは、人気の高い砂利や定番の砂利にはどんなものがあるのか、さまざまな用途や価格の相場と共に紹介します。
白玉砂利
白玉砂利は、見た目の明るさと上品さとを併せ持ち、和風・洋風どちらの庭にも合わせやすいため人気の素材です。落ち葉や汚れが目立ちやすいので、できるだけそれらの原因となるものとは離して敷きましょう。主な原料は石灰岩や大理石などで、価格帯は20kgで2,400~3,700円ほど。原料や産地によって幅があります。
青玉砂利/青砕石砂利
青系の色合いを持った砂利です。水に濡れると色が深く濃くなり、風合いの変化を楽しめます。青砕石砂利は割り出されたままの角張った質感が特徴で、庭に敷くと、よりクールな雰囲気になるでしょう。価格帯は20㎏で2,400円台から5,000円以上するものまであり、やはり原料や産地によって違ってきます。
那智黒石
囲碁の黒石の原料としても使われる那智黒石は、高級感あふれる独特の艶を持ち、和風の庭作りに役立つ砂利としても人気があります。価格帯は20㎏で1,300~5,000円ほど。磨きタイプの石は常に水に濡れたような艶があり、高級感を出したい時にオススメです。
赤玉砂利
赤色大理石を原料とした赤みのある明るい色合いで、洋風の庭や木材との相性も抜群な砂利です。日の当たりにくい場所に敷くのもオススメ。価格帯は20㎏で2,400~5,000円以上と幅があります。選ぶ際には産地や粒の大きさなどをよく見て検討するとよいでしょう。
五色砂利
茜・柑子・納戸・若菜と名のついた渋めの色の石に白玉砂利を加えて五色とし、庭に品のよい華やかさを加えてくれる砂利です。特に和風の庭によく合います。価格帯は20㎏で1,600円~3,800円ほどです。
金華砂利
グレー系を基本に黄色や茶系の石が混ぜられ、あたたかみと華やかさを感じさせる砂利です。濡れるとつややかな金色がより強く感じられ、和風の庭やアジア系のエスニックな雰囲気を出したい時にも使われます。価格帯は20㎏で2,800~3,700円ほどです。
大磯砂利
グレー系を中心とした主張の少ない色合いで、どのような庭にも合わせやすいオーソドックスな砂利です。昔は神奈川県の大磯海岸が主産地でしたが、今は大磯での採取が禁じられているため、ほとんどが海外産となっています。価格帯は20kgで1,100~3,800円ほどですが、水槽用の粒の小さいものは相場が高めとなるので、購入の際には特に粒のサイズをよく確認しましょう。
キャメル砕石
少し錆びた風合いの茶系、いわゆるキャラメル色の砂利です。天然石ならではの落ち着いた印象を与え、植物のグリーンとのコントラストもよく、アンティーク調のシックな庭作りに向いています。価格帯は20kgで2,600~2,800円ほどです。
伊勢砂利
茶系の色と黒色が混じり合い細かな孔がたくさん開いた花崗岩を原石とし、その名の通り伊勢の国・三重県を産地とする砂利です。水はけのよい特質と上品な華やかさを感じさせる色合いで、古くから庭用の砂利として愛されています。価格帯は20kgで900~3,200円ほどです。
ピンクチップ
最近人気が高まっている桜色の砕石です。洋風の庭作りに特に好まれますが、庭の一部分だけに用いて甘く優しいアクセントを加えるなど、さまざまな使い方ができます。価格帯は20kgで1,000~2,500円ほどです。
砂利を敷く費用はどのくらいかかる?
砂利を敷く前には、あらかじめ大まかでも予算を知っておきたいところです。砂利を敷く費用を計算するには、まず、以下の点を確認しましょう。
・砂利を敷きたい範囲の面積を調べる
庭全体に敷くのか、通路に敷くのか、ポイント使い的に敷くのか、大体の計画が整ったらまずその範囲の面積を調べましょう。
・砂利を敷きたい範囲の面積を調べる
庭全体に敷くのか、通路に敷くのか、ポイント使い的に敷くのか、大体の計画が整ったらまずその範囲の面積を調べましょう。
・砂利を敷く厚さを決める
砂利を敷く場所や用いる砂利の粒の大きさによって適切な厚みは変わってきますが、一般的な庭の場合は3~5cmが標準的です。
・使いたい種類の砂利の価格を調べる
先述したように、砂利の種類によって価格はさまざまです。作りたい庭のイメージや求める機能、そして予算に合った砂利を選びましょう。
敷く部分の面積と厚さが決まれば、必要な砂利の体積が求められます。
1m四方の範囲に厚さ3cmで敷くと単純に30リットルの砂利が必要ですが、ここで考えなければいけないのは、砂利の種類によって同じ体積でも重さが変わってくることです。
1m四方の範囲に敷くために何袋必要なのかは、砂利の袋に表記されている場合があります。ホームセンターなどで袋の表示を確認すれば、価格の想定ができます。
例えば、1m四方に3cmの厚みで敷くために10kg350円の砂利5袋が必要とすると、1m四方に必要な砂利の値段は1,750円です。それを5m四方に敷きたければ8,750円、というのが予算となります。
砂利を敷く場所や用いる砂利の粒の大きさによって適切な厚みは変わってきますが、一般的な庭の場合は3~5cmが標準的です。
・使いたい種類の砂利の価格を調べる
先述したように、砂利の種類によって価格はさまざまです。作りたい庭のイメージや求める機能、そして予算に合った砂利を選びましょう。
敷く部分の面積と厚さが決まれば、必要な砂利の体積が求められます。
1m四方の範囲に厚さ3cmで敷くと単純に30リットルの砂利が必要ですが、ここで考えなければいけないのは、砂利の種類によって同じ体積でも重さが変わってくることです。
1m四方の範囲に敷くために何袋必要なのかは、砂利の袋に表記されている場合があります。ホームセンターなどで袋の表示を確認すれば、価格の想定ができます。
例えば、1m四方に3cmの厚みで敷くために10kg350円の砂利5袋が必要とすると、1m四方に必要な砂利の値段は1,750円です。それを5m四方に敷きたければ8,750円、というのが予算となります。
そのほか、砂利の下に雑草が生えてくるのを防ぐ「防草シート」を敷く必要があります。耐久性など品質によっても価格は変わってきますが、ホームセンターなどでは1×5mは800円ほどで購入できます。
施工業者に頼む場合は、これら材料費のほかに工賃がかかってきます。使う材料や面積によって異なりますが、庭の一部分に敷きたい場合は5,000~10,000円、庭全体に敷きたい場合は10万~20万円前後が一般的な目安です。
業者を利用する際には、防草シートを含めた材料費、工賃などがしっかりわかるように、詳細な見積もりを出してもらうとよいでしょう。
施工業者に頼む場合は、これら材料費のほかに工賃がかかってきます。使う材料や面積によって異なりますが、庭の一部分に敷きたい場合は5,000~10,000円、庭全体に敷きたい場合は10万~20万円前後が一般的な目安です。
業者を利用する際には、防草シートを含めた材料費、工賃などがしっかりわかるように、詳細な見積もりを出してもらうとよいでしょう。
DIYで庭作り!砂利を敷く方法とコツ
DIYできれいに砂利を敷くためには、いくつかの大切なポイントがあります。
1つ目は、まず雑草を除去することです。雑草は根までしっかり取り去ることで、後々のお手入れが楽になります。
雑草を抜いた後は、砂利を敷く部分の地面を平らにならし固めましょう。小さい範囲であれば自分の足やスコップなどでも十分踏み固められますが、ある程度広さがある場合は転圧器具がオススメです。転圧器具はホームセンターなどで購入できるほか、レンタルを行っている業者もあります。
雑草を抜き整地を終えたら、次に防草シートを敷きます。雑草が生えてくるのを最大限防ぐためにも、シート同士が最低10cmは重なるように敷くことがコツです。端はシートピンなどで留めるとより安定します。
防草シートを敷いたら、いよいよ砂利を入れます。入れた後は、厚さができるだけ均等になるようにならしましょう。
これらに注意して作業を行うことで、メンテナンスも楽で長持ちする庭ができます。とはいえ、年月が経つとどうしても砂利は減ってくるものです。後々砂利を補充する時のことも考えて、できれば少量の砂利を取っておくか、商品名などをメモしておくとよいでしょう。
1つ目は、まず雑草を除去することです。雑草は根までしっかり取り去ることで、後々のお手入れが楽になります。
雑草を抜いた後は、砂利を敷く部分の地面を平らにならし固めましょう。小さい範囲であれば自分の足やスコップなどでも十分踏み固められますが、ある程度広さがある場合は転圧器具がオススメです。転圧器具はホームセンターなどで購入できるほか、レンタルを行っている業者もあります。
雑草を抜き整地を終えたら、次に防草シートを敷きます。雑草が生えてくるのを最大限防ぐためにも、シート同士が最低10cmは重なるように敷くことがコツです。端はシートピンなどで留めるとより安定します。
防草シートを敷いたら、いよいよ砂利を入れます。入れた後は、厚さができるだけ均等になるようにならしましょう。
これらに注意して作業を行うことで、メンテナンスも楽で長持ちする庭ができます。とはいえ、年月が経つとどうしても砂利は減ってくるものです。後々砂利を補充する時のことも考えて、できれば少量の砂利を取っておくか、商品名などをメモしておくとよいでしょう。
オシャレなお庭の施工例に学ぶ砂利選びのヒント
家の周りのちょっとした場所でも、砂利を敷くことで手入れしやすくなるのと同時に、庭全体の雰囲気作りに素敵なアクセントを加えられます。目指すお庭のイメージを決めたら、それに合わせて適切なカラーや大きさ、材質を選ぶことが大切です。
ここでは、砂利を効果的に使ったオシャレなお庭の施工例をすべてroom clipからご紹介します。
ここでは、砂利を効果的に使ったオシャレなお庭の施工例をすべてroom clipからご紹介します。
芝生や杭木との相性抜群!ブラウン系の砂利
via roomclip.jp
こちらは、Michiさん宅の表玄関から庭へ抜ける通路部分の事例です。狭いけれど頻繁に歩く場所に砂利を敷くと、見た目もオシャレで歩きやすいスペースになります。落ち着いたブラウン系の砂利なら、足場に置く杭木やそこから見える庭のグリーンとの相性も抜群です。
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こちらのrinrinさん宅は、枕木のアプローチを境に芝生と砂利が共存する大胆なデザインですが、ブラウン系ならではのナチュラルさが活かされて落ち着きのある庭となっています。
ガーデニングが引き立つ!白系MIXの砂利
via roomclip.jp
四季折々に育つ花の色を映えさせたいなら、mintさんの事例のように白系MIXの砂利がオススメです。ブラウンや黄色といったカラーを加えると、白一色の砂利よりもあたたかくナチュラルな印象を与えます。こちらは粒が大きめの砕石を使い、南欧のような爽やかな空気を感じさせる施工例です。
via roomclip.jp
momoaobaさんの投稿は、白系MIXに枕木を組み合わせた施工例。色の配分を変えることで印象の変化を楽しめるのも、MIXの魅力と言えるでしょう。個性的な植物と組み合わせても互いに邪魔をせず、自然に馴染んでいるのがわかります。
DIYでできる!省スペースに砂利を敷いたアプローチ
via roomclip.jp
家の顔とも言える玄関前のちょっとしたスペースに砂利を敷くことで、オシャレであたたかい雰囲気をプラスしているのは、enacoさんの施工例です。ウッド素材やグリーンにも合う赤系チップを用いているので、遊び心を凝らしたさまざまなアレンジもできます。
via roomclip.jp
ピンクチップを使った施工例はumekoさん宅です。レンガやウッド柵との組み合わせで、小さなスペースの中にもストーリーが感じられる風景が作り出されています。
砂利はさまざまな種類や大きさがあるので、イメージや予算に合わせて選んで、あなたらしく庭作りを楽しみましょう。防草シートと併せれば、草むしりなどのメンテナンスの手間も減らせて一石二鳥です。オシャレで手間のかからない理想の庭を手に入れてみませんか。
砂利はさまざまな種類や大きさがあるので、イメージや予算に合わせて選んで、あなたらしく庭作りを楽しみましょう。防草シートと併せれば、草むしりなどのメンテナンスの手間も減らせて一石二鳥です。オシャレで手間のかからない理想の庭を手に入れてみませんか。
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Japan
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