ベッド以外は、ほぼ手作りのお部屋〜突撃！隣のDIY！ vol.10〜

DIYer諸氏が自ら手掛けたプロダクトを突撃取材する本連載企画“突撃！隣のDIY！”。第10弾となる今回は、ミッドセンチュリースタイルのインテリアとDIYワザで作り出した、個性的でいて心地良さのあふれる部屋をご紹介。ぜひ参考にして、自分のDIY術に落とし込んでみてください。

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公開日 2016.09.12

更新日 2022.01.07

ベッド以外は、ほぼ手作りのお部屋〜突撃！隣のDIY！ vol.10〜

懐かしさが残る昭和の間取りと60s・70sインテリアがマッチ

インテリア系のプロダクトデザインを手掛けるHさんのお部屋は、シンプルなつくりをベースにデザインのきいたイスや時計、色使いがポイント。チューリップチェアやライトなど、レトロなデザインに心惹かれるインテリアが、一つ一つコレクションするように置かれています。

「小さい頃からモノを作ることが好きで、今DIYが好きな理由もその時の気持ちの延長かもしれません。学生の時はプロダクトデザインを勉強していて、その中でもいつのまにか家具を好きになっていたんです。きっかけは覚えていないのですが『自分は家具を作る仕事をするんだろうな』と思っていました」。

その思いが一人暮らしを始めて家具類を揃えることをきっかけに高まったとのこと。

「初めて本格的に作ったのは、パソコンを置くデスク。自分好みのデザインが欲しかったので。あ、結構作れるものなんだなと思った記憶があります（笑）。棚も学生の時に作ったモノですね。ベッド以外は、ほぼ自分の手で作りました」

▼作業台、ベンチ

DIYをする時に活用している作業台は、ホームセンターで購入した木版に貰いモノの脚を設置。ベンチの木材はもともと押入れの柱だったモノ。脚の部分は、パイプを業者に曲げてもらい、会員制のシェア工房Makers' Baseで自ら溶接したそう。

▼衣装棚

もとは押入れだった部分をすべて取り払い、ホームセンターで購入した木材を組み合わせて棚状に。クリアケースやキャンプ用品、コート類など置くモノのサイズに合わせて間隔を調整して仕上げるのがポイント。

▼室内ベランダ

引き戸の奥にある洗濯機置き場のスペース。もとは室内ベランダのような場所だったところを、足元に白っぽい木材を敷くことで爽やかな印象に。日当たりの良い窓辺には、植物やイスを置いてリラックスフロアにチェンジ。

▼シューズ棚

ホームセンターで購入をした木材を、はしご状にして靴棚代わりに。材料も少なく簡単な工程で作れるうえに、デッドスペースも上手に使うことができます。

去年12月に現在の家に引っ越しをしてから、さらにDIYは本格的に。

「ここは友人に紹介してもらったんです。築50年近く経っているので、リノベーションも自由にしていいという物件を教えてくれて。内見に行ったその日に『住みます！』と言いました（笑）。見せる収納にしているのもこだわりですね。隠せる場所が増えてしまうと物がどんどん増えてしまうので……。家具のテイストとしては、50年代60年代くらいのヴィンテージモノが好きなんですが、インダストリアルな感じとはまた趣向が違い、シンプルでいて個性のあるデザインが好きです」。