キッチンまでアレンジした本格派DIY 〜突撃！隣のDIY！ vol.03〜

DIYer諸氏が自ら手掛けたプロダクトを突撃取材する本連載企画“突撃！隣のDIY！”。第3回となる今回は、備え付けのパーツやスタンダードな家具なども、センス良く生まれ変わらせるDIYアイデアが見どころ。ぜひ参考にして自分のDIY術に落とし込んでみてください。

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公開日 2016.06.08

更新日 2022.01.07

キッチンまでアレンジした本格派DIY 〜突撃！隣のDIY！ vol.03〜

DIY可能物件だからこそできる本格的な空間作り

アパレルブランドのグラフィックデザイナーとして、様々なロゴやプロダクトデザインを手掛けるTさんのお部屋は、レコードや自転車、ヴィンテージアイテムなど趣味が詰まった空間。板を抜き、打ちっぱなしのコンクリートを活かした天井から、踏み心地の良い針葉樹の木材を敷き詰め、日常でついた傷まで味として楽しめるような工夫を凝らした床まで、こだわりの部屋に仕上げています。「部屋は、インダストリアル、女性的っぽいフランスアンティーク、アウトドアなどが融合したイメージ。あとは、物が多くても成立する部屋ですね。ごちゃごちゃでも許されるみたいな。物が見えている方が僕的には整頓しやすいんです。仕事柄、ショップにもリサーチしに行くので、良いアイデアがあったら参考にしたりもします。こういうのって家でやれるな……とか、こういう素材の方が使いやすいなとか」。そう話す彼のDIYのルーツは、幼少期にあるよう。「DIYっていう言葉をまだ知らなかった小学校のくらいときから、自分で何かを作ることが好きだったんです。中学校のときにはもう自転車を組んでいました。お金がなかったからとりあえず自分で……ってスタイルなんですが（笑）。部屋の中をリノベーションし始めたのはひとつ前の家からですね」。DIYを続けてきて学んだことや、以前と変わったところは意外にも程よく手を抜くことだそう。「こだわりすぎて自分でハードルを上げて、結局作業がストップしてしまうともったいないので。自分の部屋のことだし、いかに力を抜くのかっていうのは学びましたね」と、明るい表情で語る姿からも、自ら手掛けることの楽しさを感じることができました。

▼ウッドデスク

ホームセンターで購入したパイン材、PACIFIC FURNITURE SERVICEで購入したアルミ脚とパイプで制作したデスク。パイン材は部屋の寸法に合わせて図面を引き、ホームセンターでカット。面取りをしてワックスを3回ほど重ね塗りしたもの。そこに、折り畳み式のアルミ脚、さらに木材がしならないように支えで中央にパイプを通して完成！

▼衣装ケース