ありがちな玄関が生まれ変わる!?ダボレールと集成材で靴箱をDIY

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。1軒目2軒目に続いて、築30年の中古マンション(3軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2023.05.11

更新日 2023.05.11

ありがちな玄関が生まれ変わる!?ダボレールと集成材で靴箱をDIY

セーチのリノベ記録 3軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

3年前から空室になっている築30年中古マンション。
リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないと放置されていました。
そのままにしておくのは勿体無いので、僕や家族が使えるようにセルフリノベーションしていきます。
今回は中古マンションの廊下に壁紙を貼り照明を設置、その後に集成材を使って靴箱を作ります。

前回の記事はこちら

廊下の下地を仕上げる

壁紙を貼る前に石膏ボードを先に取り付けます。
ドアはリビングキッチンと同じNODA「モードコレクト」の白を取り付ける予定です。
ドアの左上に電気が付いているか分かる「明かり窓」が付いているタイプ。(D1A-1409K35K)

石膏ボードを貼り終えたら、隙間やビス穴をパテ処理。
下塗り、上塗りと2回に分けて壁を平に仕上げます。
パテを乾かしたらヤスリを掛けて表面のザラザラを取り除き壁紙を貼る作業に移ります。
(この作業はかなり粉が舞うので換気を良くしてゴーグルをした方がいいです。)

廊下にグレーの壁紙(FE6208)を貼る

廊下に貼る壁紙はリビングキッチンと同じ、サンゲツのグレー壁紙(FE6208)を使います。
玄関からリビングキッチンは同じ空間にしたかったので、壁紙・フローリング・ドア・照明を全て同じ物で統一しました。

今回使用したサンゲツのグレー壁紙(FE6208)は厚めの材質なので、多少の凹凸が合っても自然に仕上げることができます。
表面がコンクリートのような石のような柄になっているので、多少失敗しても目立たないという点も良かったです。
リフォーム費用にも限りがあるので残せるものはそのまま使おうと思い、廊下の柱を解体せずにそのまま使用しました。
その柱が少し曲がっていたようで、石膏ボードを貼った時に湾曲になってしまいました。

壁紙の繋ぎ目処理は綺麗にできましたが、湾曲している部分がどうしても浮いてしまい、壁紙が凸ってしまいます。
※費用の為とはいえしっかり下地を確認するべきでした。

廊下はダウンライト照明を取り付ける

天井の壁紙を貼り終えたらダウンライト照明を付けます。※電気工事士の資格が必要です。
ダクトレールでスポットライトを取り付けたりペンダントライトにするより、埋め込み型のダウンライト照明の方が空間が広くなると思い選びました。(ダウンライト照明は暖色。)
今回は柔らかさを出したかったので暖色の照明を選びましたが、白の方が好みだという方は白昼色タイプを選んでください。

壁紙を貼り終えたら、ダウンライト照明のスイッチを取り付けます。
個人的には暗くてもスイッチの場所が分かる「ホタルスイッチ」が便利だなと思っているので、スイッチは全部ホタルスイッチにしています。

最後に壁紙に空気が入ってないか確認して問題なければ作業終了です。

※作業風景を動画にまとめています

廊下壁紙と照明設置|寝室壁紙選び|巾木選び【中古マンションDIY】#32

集成材とガチャレールで靴箱を作る

解体時に元あった靴箱は廃棄したので、元あった場所にレールと集成材を使って靴箱を作っていきます。
集成材のサイズは「厚み18mm、奥行き400mm、横幅1820mm」です。

奥行きは350mmにしようと考えていましたが、400mmの集成材しかなかったので、とりあえずこれで作ってみます。
まずはガチャレール(棚柱)を壁に取り付けます。
置く物によりますが、レールには結構負荷がかかるので、固定する際は壁裏の柱にビスを打ち込まないといけません。

このスペースには両端と真ん中に間柱を取り付けてリフォームしているので、両端にレールを固定します。
床はフローリングを貼っているので、床には直接物を置けるように300mm離してレールを固定します。
まずは下側の1ヵ所をビス仮止めし、水平器を当てて垂直を出したら上側もビスで1本固定します。

棚板をスペースに合わせてカットし塗装

用意していた集成材をスペースに合わせてカットしたら、「OLD WOOD WAX」のチューダーオークを使って塗装します。フローリングの色と同じ感じになるよう薄く塗ったら完成です。

※棚受けは左右の向きがあるので購入時は注意してください。
レールに専用の棚受けを取り付けたら、棚をセット。
棚を固定する前に水平になっているか水平器で確認します。
このタイミングでズレていたら、ガチャレールを外して棚が水平になるように調整します。
水平が確認できたらレールの残り箇所にビスを打ち込んでしっかり固定します。

奥行き400mmの棚板だと靴を置くには少し余裕があります。
350mmだと少し狭い気もするので、玄関の広さを取るか靴の置きやすさを取るか悩みどころです。

ガチャレールと集成材で作った靴箱

ダボレールで靴箱をDIY|寝室壁紙貼り【中古マンションDIY】#33

1列に3足置ける靴箱が完成しました。
現状靴をそこまで置く予定が無いので5段で作っています。
靴が増えたり、来客が増える予定があれば、棚数を増やして対応したいと思います。

中段の棚は、鍵やマスク等の小物を置いて使えるように広めのスペースをとりました。
上段と下段で奥行きを変更し、上段は300mmにして小物が取りやすいようにしています。

狭い玄関に既製品の靴箱を置くと更に狭くなるので、レールと集成材を作って靴箱兼物置を設置するのも良いですね。
ガチャレールだと簡単に棚を追加でき、安価で住むので是非検討してみてください。
これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 3軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。