秘密はこの“M字”!アイラップの構造でゴミ袋ホルダーをDIY
今回は、暮らしをちょっとだけ便利にしてくれる、ゴミ袋ホルダーをDIY!一枚出すはずが、くっついてきて2~3枚取り出してしまった経験、誰しもあるのではないでしょうか。そんな課題に対して、とても身近な“アレ”を参考にしながらDIYレシピを考案してみました!
公開日 2023.04.03
更新日 2023.04.03
はじめに
どの家庭にも必ずあるといっても過言ではないゴミ袋。大きくて軽くて丈夫でとても便利ですが、一つだけ欠点がありますよね。それは“取り出しづらい”ということ。
特に新品のゴミ袋から1枚だけ取り出すのは至難の技!2~3枚出てきてしまい、ぐしゃぐしゃのまま保管しなければならなくなるのはストレスですよね。これをどうにか解決できないかと考えていたところ、家にあった“アレ”に目が止まりました。日常からヒントを得て、レッツDIY!
特に新品のゴミ袋から1枚だけ取り出すのは至難の技!2~3枚出てきてしまい、ぐしゃぐしゃのまま保管しなければならなくなるのはストレスですよね。これをどうにか解決できないかと考えていたところ、家にあった“アレ”に目が止まりました。日常からヒントを得て、レッツDIY!
作るもの
今回作るのはこちらのゴミ袋ホルダー。この写真一枚からでもいかに取り出しやすいか伝わってくると思いますが、こちらのプロダクト、何かに似ていると思いませんか?
そう、キッチンの強い味方“アイラップ”です!幼い頃から目にしていましたが、改めて調べてみると発売は1976年。なんと50年近く続くロングセラー商品なのです。その不動の人気の秘密は、なんといってもその取り出しやすさ。今回はその独特な作りに注目して、ゴミ袋ホルダーに転用してみたいと思います。
材料
今回使うのはこちらの板と角材のみ。ここから、必要な材料を切り出していきます。
①底板 115×230mm
②仕切り板 115×220mm(2枚)
③正面板 160×260mm(2枚)
②仕切り板 115×220mm(2枚)
③正面板 160×260mm(2枚)
④側板A 160×120×50mm
⑤側板B(内側) 155×110×42mm
⑥工作材 4mm角
※板は全て4mm厚です
⑤側板B(内側) 155×110×42mm
⑥工作材 4mm角
※板は全て4mm厚です
STEP.01 側板を重ねる
まずは側板AとBを重ねていきます。木工ボンドを側板Bに塗り広げてください。
そして、上部だけ側板Aと合わせて、中央にくるように貼り付けます。このように左右と下部に隙間が空きますので、ここに底板と仕切り板が入るイメージです。
次に側板Bの外から14mmのところで線を引き、そこに120mmでカットした桟木(角材)を取り付けます。写真のように、おおよそ真ん中付近を狙って木工ボンドで接着しましょう。
ここでワンポイント、桟木の上部を斜めにカットしておきましょう。こうすることで、後ほどゴミ袋を入れた際、出し入れがよりスムーズになります。
STEP.02 正面板の加工
次に正面板を加工していきましょう。アイラップにもありますが、指で袋を掴みやすいようにU字のカキコミを作っていきたいと思います。まずは適当なものを使ってアール(曲線)を描き、それを上部と繋げて写真のようなマークをつけてください。
STEP.03 組み立て
ここまできたら、あとは組み立てるだけ!仕切り板を側板Bの桟木に立てかけるようにしておくと、仕切り板がすっぽりと中に収まってくれます。この状態で固定されるよう、木工ボンドで接着しましょう。
仕切り板のボンドがある程度乾いたら、側板AとBの溝に収めるイメージで正面板を取り付けてください。もし上手く入らない場合は、やすりなどで削りながら調整してみましょう。
完成
完成です。いかがでしょう、隣に並べたアイラップと見比べてもなかなかの再現度です。そのまま大きくなっているので、まさにゴミ袋版のアイラップといった雰囲気ですね!
ですが、見た目だけではアイラップを語ることはできません。その取り出しやすさを早速テストしてみたいと思います。
ですが、見た目だけではアイラップを語ることはできません。その取り出しやすさを早速テストしてみたいと思います。
設置
早速ゴミ袋をセッティングしてみましょう。まずは半分に折り畳んだゴミ袋をまとめて中に差し込みます。
そして下まで入ったら、写真のように左右に広げて下さい。
両側に作った溝にそれぞれゴミ袋を再度入れて下さい。M字に収納されるイメージです。
これで準備は完了。それではいざ、取り出してみましょう。
これで準備は完了。それではいざ、取り出してみましょう。
驚きの滑らかさ。見事にアイラップさながらの取り出しやすさが再現されていて、綺麗に1枚だけ吸い付いてきます!
これでようやく、数枚のゴミ袋が一気に出てきてしまうストレスから解放されました...。今は早く次のゴミ袋を出す機会が待ち遠しいです。
これでようやく、数枚のゴミ袋が一気に出てきてしまうストレスから解放されました...。今は早く次のゴミ袋を出す機会が待ち遠しいです。
まとめ
今回はアイラップの構造を参考にしたゴミ袋ホルダーをDIYしましたが、いかがでしたでしょうか。日常に当たり前にあるものは、私たちが知らない工夫がたくさん施されているものです。ぜひみなさんもそういった仕組みに目を向けて、DIYアイデアに活かしてみてくださいね。
撮影:薮内努
監修:岩西剛
監修:岩西剛
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