噂の『日本一"ニッチ"な建材屋』って?

石川県金沢市に、カントリーベースという『日本一"ニッチ"な建材屋』と噂の会社がある…らしい。ニッチであるにも関わらず、イベント出展をした際には、来場者をがっつり集めているという。注目を集める、全国各地を飛び回る輸入建材屋とは?どのような会社なのかを探ってみた。

公開日 2019.10.01

更新日 2022.01.07

噂の『日本一"ニッチ"な建材屋』って?

『ニッチ』であるということ

『ニッチ』・・・・・隙間を意味する。

大多数が目をつけているところの逆を行く少数派、かつ新しい流れを好む会社は、ニッチである。
『建材屋』・・・・・建築物を建てるために用いられるあらゆる材料を扱うのが建材屋。

お家作りには欠かさない建材を、工務店や職人さんに提供することが、建材屋の仕事である。
カントリーベースが目指しているのは、『輸入建材屋』という枠に収まらない
新しいスタイル。それが垣間見れるのが、ホームページに記載されているこの文言。
カントリーベースは何者なのか?
わたしたちの存在を知った工務店様や施主様の目には、
当社は「よくわからない会社」に映るようです。
「建材屋なんだけど、ただの建材屋には見えない」と。

カントリーベースは『アイデアトランク』でありたいと思います。
世界各国や全国各地を旅しながら蓄えたデザインセンスや
外壁や空間の最新アイデアをいっぱいつめこんだトランクです。

これからもたくさんのアイデアを続々と発信できるように、
わたしたちは”よくわからないけどおもしろい会社”でありつづけます。
カントリーベースは、『ニッチ』であろうとしている訳ではない。
面白いことをしようとしていることが、
世間的には真新しく、少数派なだけのようだ。

よくわからない建材屋さんが、なぜ注目されるのか。
興味や関心を集めるのか。その答えは『ショールーム』にあった。

人が集まる場所をつくる

一見するとバーやカフェの内装を思わせるスペースは、
カントリーベースの本社にある2階のショールームの一角。
輸入建材のサンプルを飾るのではなく、海外の風景を切り取って、
実際に再現しているようだ(主にアメリカ)。
「バーのような」と形容したが、実は本当にバーが存在している。
しかも実際にお酒が並べられており、実際に活用しているそうだ。

カントリーベースがこだわっているのは、「人が集まる場所」。
ショールームに再現しているスペースも、人気のブティックホテルや
バー、カフェやアパレルショップの一角を再現しているスペースが目立つ。

再現力の源泉は…「デザインコンクリート®︎」

こちらの写真は、アメリカ・ロサンゼルスに実際にあるウォールアート。
カントリーベース流の材料と技術、テイストを加えてみると…。
英国を代表するバンド「ザ・ビートルズ」のジョン・レノンを模したデザインに。
ウォールアートを再現しているのは、「デザインコンクリート®︎」と呼ばれる技術。

カントリーベースは、デザインコンクリート®︎を使って、
海外の雰囲気を再現するのが得意な会社である。
施工例も多種多様。必見!
ロサンゼルスのアパレルショップには、人や犬が集まるくつろげるスペースがあった。
買い物だけが目的じゃなく、コミュニケーションを取る場としても機能するのが、
こういったスペースがあるメリットかもしれない。
海外の風景を取り入れながら、カントリーベース『らしさ』を表現する。
デザインコンクリート®︎という材料・技術は、そのためのスパイスのような
存在なのかもしれない。活用方法はまだまだありそうだ。

ちなみに、デザインコンクリート®︎を石川県金沢市から全国へと発信するために、
『デザインコンクリート®︎研修』を毎月行っているとのこと。

デザインコンクリート®研修

会社の魅力は『人』

カントリーベースのスタッフは総勢16名。
営業部、工事部、マーケティング部、総務部で構成されており、
『全員営業』をモットーに活動している。

営業部 部長の大上氏はこう語る。
お客様が来社されるたびに、
『こんな会社で働けるって羨ましい!』
という声をいただきます。

ジャズが流れて、社員同士の笑い声や
ミーティングが行われる社内。

この空間にいるからこそ生まれるアイデア。
お越しいただけるお客様の事務所もモチベーション
の上がる空間にリノベーションして
いただけるように、ご提案しています。

カントリーベースがニッチな分野で活躍しながら注目されるのは、
『人の魅力』も大きな理由であることが垣間見れた。

カントリーベースのホームページのスタッフブログでは、
さらに個性が見えてくるのでおすすめしたい。

株式会社カントリーベース

WRITTEN BY

株式会社カントリーベース

Japan

自称「日本一"ニッチ"な建材屋」さん。
取り扱う材料と技術のほとんどが「輸入建材」。

今まで日本になかった建材・技術・デザインを
全国各地へ発信しています。

住宅・建築業界の新しいスタイルを提案・提供。