DIYに欠かせない塗装作業。塗る作業自体は楽しいですが、大変なのがあと片づけ。道具を洗うと、洗い場もペンキだらけになって、掃除が大変だったり…。そこで、ちょっとした工夫でそれらの苦労をちょっと軽減するアイデアをご紹介します。
2度塗り待ちの刷毛は冷蔵庫へ!
乾いてから2度塗りしたい時や、ペンキを塗っている途中にある程度の時間その場を離れなくてはならない時、刷毛をそのままにしておくと固まってしまうので、普通は一旦洗いますよね。でも、食品保存用のジップ付きの袋に入れて冷蔵庫に入れておけば、乾燥してしまうことなく、次の出番までとっておけるんです。刷毛を洗うたびに洗い場の掃除をしなければならないことを考えると、刷毛を洗う回数は少ないに越したことはありません。ニオイ漏れ防止を強化するには、アルミホイルで包みましょう。使う時は、常温に戻してから。
*油性塗料などの場合は、ニオイが漏れる可能性がありますのでご注意ください。
ローラートレーはアルミホイルで覆って“洗わない”
洗えば何度も使えるローラートレーはとってもエコなアイテムですが、ぶっちゃけ2〜3回で捨てちゃっている方も多いのではないでしょうか。でも、毎回アルミホイルで覆ってその上にペンキを出せば、アルミホイルを処理するだけでOK!洗い場を経由することなく、何度でも使えます。劣化防止にもなるので、より長く使えますよ。
刷毛は“くっつける”、で洗い物を減らす
刷毛とペンキを出す容器の内側にマグネットをつけておけば、刷毛の一時置き場を別に用意する手間や、変なところに置いて手(手袋)や部屋や服を汚してしまうリスクを回避できます。マグネットは100円ショップのもので十分。瞬間接着剤ではなく、多方向からの圧力に強い弾性接着剤で貼り付けると取れにくいです。
輪ゴム1本でペンキ缶を汚さない
これは以前もご紹介していますが、刷毛に余分についたペンキをぬぐうのにペンキ缶のフチではなく、輪ゴムを使うアイデア。ペンキ缶でぬぐうとフチが汚れてしまってフタが閉まりにくくなって残ったペンキの劣化を招いたり、フタについた塗料で手(手袋)や服を汚してしまう可能性も。これなら輪ゴムを捨てればいいだけなので、最後までペンキ缶がきれいなまま、使い切れます。
ペンキ缶の溝に穴を開けて、拭き取る手間を軽減
大きなペンキ缶の場合、使う分だけ別の容器に移す際、どうしてもフチの凹みにペンキがたまってしまいますよね。ペンキのフチに数カ所、千枚通しとハンマーで穴を開けておくと、フチのペンキが勝手にそこから缶の中に落ちるので、拭き取る際にたくさんのペーパーや布を使わずに済みます。小さな穴であれば急速に劣化することもありません。長期保存する場合は、拭き取った後にダクトテープなどでふさいでおきましょう。
いかがでしたか?どれもちょっとしたことなので、すぐ実践できそうですね。
「ペンキ塗りは後が面倒だからな…」という方も、ちょっとした工夫で負担を減らしつつ、さらにDIYを楽しんでいただけたら幸いです。
その他のペイントにまつわる記事はこちら。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!