東京の町工場のすごい技術を活用! 〜生地をカスタマイズできる新感覚のDIYツールirodo(イロド)が誕生するまで 〜
ペタッと貼って、こすって定着。生地に貼れるステッカー! インテリア、ファッション小物、キッチン雑貨、文房具、何でもかんたんカスタマイズ。 DIYの幅を広げるプロダクトができるまでの開発秘話です。
公開日 2018.09.12
更新日 2022.01.07
生地に貼れるステッカーirodo(イロド)って?
irodoは、生地製品にこするだけで図柄を転写することができる特殊な転写シールです。
アイロン不要!シールを貼ってこするだけ。
今まで生地製品をデコレーションする場合には、アイロンシールやワッペンが主流でしたが、
アイロンが必要なため、小さなお子様やお年寄りは気軽に使用することができませんでした。
しかし、irodoは、こする圧力で図柄を転写するので、アイロンは必要ありません。
シールを貼ってこするだけでだれでも、かんたんに使用することができます。
アイロンが必要なため、小さなお子様やお年寄りは気軽に使用することができませんでした。
しかし、irodoは、こする圧力で図柄を転写するので、アイロンは必要ありません。
シールを貼ってこするだけでだれでも、かんたんに使用することができます。
via www.youtube.com
【irodo –イロド– 】誰でもかんたんDIY!生地に貼れるステッカー
こんなものにも貼れるの!?と驚かれるくらい使用用途が広い
インテリア用品、ファッション小物、文房具など様々なものに貼れるのが大きな特徴です!
相性はありますが、あらゆる生地素材(綿・麻・革・化繊・合繊)に対応しています
キッチン用品、アウトドア用品、革製品など今までDIYの対象ではなかったアイテムも自分のお気に入りの柄にカスタマイズすることができるんです!
無地製品に貼るのはもちろん、柄物にirodoを重ねたり、irodoの上にirodoを重ねて貼ると新しい柄を作れたり。
組み合わせ方は無限大で自分らしさを表現できます。
組み合わせ方は無限大で自分らしさを表現できます。
誕生のきっかけは東京都主催のビジネスデザインアワード
東京ビジネスデザインアワードとは東京のものづくり企業とデザイナーの協業でビジネスを創出するコンペティションです。
いくつかの企業が自社の独自技術を「テーマ」としてビジネス全体のデザイン提案を公募しており、
その中から私の感覚にピピッときたのが、
株式会社扶桑の「あらゆる生地製品にアイロン無しで貼れる特殊転写技術」でした。
いくつかの企業が自社の独自技術を「テーマ」としてビジネス全体のデザイン提案を公募しており、
その中から私の感覚にピピッときたのが、
株式会社扶桑の「あらゆる生地製品にアイロン無しで貼れる特殊転写技術」でした。
工場に入ると独特の匂いが!
大学時代にシルクスクリーン制作を行っていた私にとっては、どことなく懐かしいような匂いでした。
重厚な機械がリズミカルにガシャンガシャンと動き、それに合わせて職人さんが手際よく仕事を進めていきます。
大学時代にシルクスクリーン制作を行っていた私にとっては、どことなく懐かしいような匂いでした。
重厚な機械がリズミカルにガシャンガシャンと動き、それに合わせて職人さんが手際よく仕事を進めていきます。
株式会社扶桑は、転写シールの開発・製造を専門として50年以上の下町企業。
実際に仕事場を見学させていただき、お話を伺うと技術を日々、進化させている様子がひしひしと伝わってきます。
実際に仕事場を見学させていただき、お話を伺うと技術を日々、進化させている様子がひしひしと伝わってきます。
まずは、プランニングから
工場で職人さんの技術に驚き、急いで事務所に戻り企画を練りはじめました。
①独自開発の特殊転写技術を広めたい。
②誰でも気軽にデザイナー体験ができる新しいプロダクトを作りたい。
プランナーとして、企画を考えた際に強く思ったことはこの2点でした。
DIYブームの昨今、多くの人が自分らしい生活を自分の手で作り、生活を楽しんでいますが、
まだまだモノづくりを始める第一ステップに、ハードルがあるのではないかと感じています。
だからこそ、もっと気軽に、誰でも、DIYやカスタマイズを楽しめるプロダクトが作れたらいいなと。
そんなことを考えました。
特別な技術もセンスも必要なく、誰でも気軽に挑戦してみたくなるワクワクするツールが理想です。
①独自開発の特殊転写技術を広めたい。
②誰でも気軽にデザイナー体験ができる新しいプロダクトを作りたい。
プランナーとして、企画を考えた際に強く思ったことはこの2点でした。
DIYブームの昨今、多くの人が自分らしい生活を自分の手で作り、生活を楽しんでいますが、
まだまだモノづくりを始める第一ステップに、ハードルがあるのではないかと感じています。
だからこそ、もっと気軽に、誰でも、DIYやカスタマイズを楽しめるプロダクトが作れたらいいなと。
そんなことを考えました。
特別な技術もセンスも必要なく、誰でも気軽に挑戦してみたくなるワクワクするツールが理想です。
製品化に向けて
マッチングが決まりデザインアワードの最終審査では最優秀賞をいただくことができ、
正式な製品化が進むこととなりました。
正式な製品化が進むこととなりました。
デザインの選定風景
プロトタイプの作成を何度も何度も重ね、貼りやすさ、デザインの選定を行い品質を高めていきます。
シールの糊の調整など職人さん達との試行錯誤が続きました。
ワークショップ
そしてワークショップでは大人から子どもまで様々な属性の方に試していただき、意見をまとめ、製品に反映していきました。
そして、ついにirodoが完成!
開発着手から約半年、様々な試行錯誤を重ね、
8月開催のDIY HOMECENTER SHOW 2018でお披露目の運びとなりました!
8月開催のDIY HOMECENTER SHOW 2018でお披露目の運びとなりました!
小さなブースでしたが沢山の方がirodoを体験してくださりました。
そして、なんと! 日本DIY商品コンテスト2018内で、全部門の国内外出品商品・計184点の中から、一般来場者の人気投票により『irodo』が1位に選ばれました。
テレビ東京のWBS「トレたま」さんが取材してくださったり
様々な反応をいただける実りの多い展示会となりました!
北村まあさです。私の後ろには可愛いデザインの布が並んでいます。手元にあるのは革のブックカバーと布地で出来た手帳です。これらの美しいデザインは、印刷されたものではありません。擦るだけで誰でもオシャレにデザイン出来てしまいます♪今夜放送のテレビ東京系列WBSをご覧ください! pic.twitter.com/7pDCOfy99L
— WBS(ワールドビジネスサテライト) (@wbs_tvtokyo) 2018年8月23日
伝えたいこと
私は誰でも豊かな創造力と、その人らしいアイディアの種を持っていると思っています。
irodoがそれを引き出し、自分らしい生活を彩るツールになれば、とても嬉しいです。
器用か不器用かなんて関係ない!
センスなんて二の次、三の次にしてirodoで気軽なカスタマイズを楽しんでみませんか?
irodoがそれを引き出し、自分らしい生活を彩るツールになれば、とても嬉しいです。
器用か不器用かなんて関係ない!
センスなんて二の次、三の次にしてirodoで気軽なカスタマイズを楽しんでみませんか?
一般発売は10月29日
一般販売に向けて、ワークショップをいくつか企画していますので、HPをチェックしてみてください。
そして現在クラウドファンディングMakuakeに挑戦中です。
ぜひご覧ください!
そして現在クラウドファンディングMakuakeに挑戦中です。
ぜひご覧ください!
WRITTEN BY
Japan
東京都千駄ヶ谷にある企画・デザイン会社 GoodTheWhatでプランナーをしています。
仕事でもプライベートでも「なんでも、とにかくやってみよー!」をモットーに日々、
モノづくり・コトづくりに励んでいます。