マスキングテープとペイントで実現!原状回復も意識した驚きのDIY部屋!
賃貸だと原状回復のことも考えてしまい、なかなかDIYするのは億劫だと思っていた方必見です。今回突撃取材させてもらったエイジング塗装作家の中守生和さんのアトリエ兼自宅。見た目はさながらリノベーションしたかのようなお部屋ですが、全てDIYで仕上げたんです。
公開日 2019.02.26
更新日 2022.01.07
パッチワーク感覚で壁紙と床貼りを楽しんで自分好みに仕上げる
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住み始めて5年。始めは真っさらなお部屋だったそうですが、今ではしっかりと中守さんのテイストに仕上がっています。
原状回復を意識したというDIY術ながら見た目は本格的。この海外のガレージようなお部屋は中守さんも大家さんが見たらびっくりするんじゃないかなとおっしゃってました。
ウッドベースのキッチン棚は元々からだったそうでここのテンションに合わせて、部屋の色使いを決定。そのため、キッチンもレンガ調の壁紙を貼ったり、ワークトップに板を置いたりとのアレンジが加えられています。
続いて、キッチンの隣にあるのが中守さんの作業場。テーブルの脚はIKEAで購入し、天板はホームセンターで購入したんだそう。
「仕事柄、塗料を沢山使うので天板も気づけばいい味が出てました」と中守さんが言うように、天板の使用感がいい意味でアトリエらしい雰囲気を演出していました。
コチラのソファも中守さんがDIY。枕木と天板で土台を作って、ソファマットもお気に入りの布でカバーを作ったという自信作。愛猫のムーのゴロゴロスペースになっていました。
その言葉通り、部屋には多数アンティークの家具が上手く取り入れられてました。
まず、中央にあるテーブルの土台に使われているのはアンティークのミシン台。その上から、中守さんがペイントを加えた天板を載せてテーブルとして活用しているんです。また、左奥に置かれたワインレッドの冷蔵庫には、アメリカ土産で貰ったというプレートにマグネットを付けて設置。さらに取っ手がシルバーだったのが気に入らず、マスキングテープでブラックにしたんだとか。この工夫で冷蔵庫自体もアンティーク感のある雰囲気に。
コチラのボックス類も蚤の市での購入品。単体でテーブル代わりしたり、重ねて本棚にしたり、その使い方は様々。また、あえてカーテンではなく、柄が特徴的な布とブランケットを代用。そのポイントを伺ってみたところ、「カーテンのプリーツが苦手で、お気に入りの布をカーテン代わりにしています(笑)」という意外な返答。何気ないアイデアながら、見た目は部屋の雰囲気とも合ってオシャレです。
「このランプシェードは人から貰ったものなんですが、量販店で買ったものらしいんです。なので、最初はすごくシンプルなデザインだったんですが、部屋の雰囲気に合わせるなら塗ってしまえと思ってやってみました」
コチラのランプは新品で購入したものをアレンジ。そしてランプを引っ掛けたスタンドミラーも、木枠を塗装してインダストリアルな雰囲気に。お互いが存在感を高め合う素敵な組み合わせですね。
植物などと一緒にディスプレイされたフレームや椅子も、ほぼ中守さんがペイントした作品たち。ここに掃除道具などを収納して、目立たなくさせるのが中守さんのこだわりなんだとか。
もちろん塗装されたボックスもただ置いておくだけではなく、本来の収納面でも役立っているんです。この細やかな気遣いがお部屋作りの上で大事なポイントかもしれませんね。
「主人が造園業ということもあって、植物に触れるきっかけを持ったんです。それから、自宅でドライフラワーも作って飾っています。ただ、ドライフラワーだけの部屋にはしたくなかったので、観葉植物も置くようにしています。そのバランスを取るのが自分の楽しみですね」
リビングが2Fということもあって、陽の入りも風の流れもよく植物たちも青々としていました。
「まだ引っ越し先は決まってないんですが、準備を始めているんです。さっきも言ったように収集癖があって、その中でもトップクラスなのが靴下。トルコに可愛い柄の靴下があると聞いて、現地に買いに行くぐらい大好きなんです(笑)」
その靴下への愛情が爆発して作ったという靴下型の箸置き。
続いて、いつか作ってみたい柄を忘れないように木型に描いたという作品。
INFORMATION
リメイク塗装作家。東京生まれ。会社員を経て、独学でエイジング等の塗装技術を習得。展示会・イベントの什器や装飾物、作家の作品展示用額縁制作をはじめ、植物や塗装した物を使用した店舗や個人宅の空間コーディネートも手がける。
WRITTEN BY
Japan
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