ヴィンテージカッティングボードをDIY! ~ Nice knife life. vol.5 ~
まな板に、トレー、器として、色々な場面で使えるカッティングボード。これまで紹介してきたDIYテクニックを駆使して、味わいとヴィンテージ感あふれるカッティングボードを自作しました。
公開日 2017.11.13
更新日 2017.11.17
まな板に、トレー、器として、色々な場面で使えるカッティングボード。
せっかく自作するなら、既製品では出せない手作り感と味わいを表現したいですよね。
今回はFEDECAの女性スタッフが、そこにあるだけで存在感を醸し出す、ヴィンテージカッティングボード作りに挑戦しました。
せっかく自作するなら、既製品では出せない手作り感と味わいを表現したいですよね。
今回はFEDECAの女性スタッフが、そこにあるだけで存在感を醸し出す、ヴィンテージカッティングボード作りに挑戦しました。
下絵を描く
材木屋さんで購入した栗の木。木目の力強さに特徴があります。今回はこの木を使ってみたいと思います。
まずは鉛筆で下絵を描いていきます。
まずは鉛筆で下絵を描いていきます。
割れは取り除こう、残っている樹皮を活かそう、といったことを考えながら、木の個性に向き合ってカタチを考えます。
下絵が完成しました。
カットする
小型のバンドソーを使用して外周をカットしていきます。
糸鋸より切断能力に優れ、小回りの利いた切断をすることができるこの小さなバンドソー。木工用機械の中でも比較的安全に使用することができます。
家庭用100V電源で使用可能で、ネットなどでも20,000円前後から手軽に購入できる電動工具です。
糸鋸より切断能力に優れ、小回りの利いた切断をすることができるこの小さなバンドソー。木工用機械の中でも比較的安全に使用することができます。
家庭用100V電源で使用可能で、ネットなどでも20,000円前後から手軽に購入できる電動工具です。
ドリルで穴をあける
外周をカットしたら、持ち手部分に紐を通す穴をあけます。
まずは3㎜の下穴錐を使って下穴をあけていきます。
まずは3㎜の下穴錐を使って下穴をあけていきます。
そして、穴径15mmのドリルで表側を掘っていきます。この時、ドリルを貫通させないようにします。ドリルで一気に貫通させると、裏側の木がささくれ立ってバリが生じるためです。
中ほどまで掘ったら、今度は裏側から掘っていく。
そうすることで綺麗な穴を明けることができます。
中ほどまで掘ったら、今度は裏側から掘っていく。
そうすることで綺麗な穴を明けることができます。
ひたすら削る
ここからは、ナイフを使ってひたすら削っていきます。
ナイフの使い方については、過去にご紹介した以下のページをご参照ください!
ナイフの使い方については、過去にご紹介した以下のページをご参照ください!
持ち手のところは丸みを持たせ、ボードの部分は角を削って使用感を出していきます。
樹皮の自然な感じはそのまま残したいところ。
でも、ボロボロはがれやすい表皮だけナイフで削ぎ落していきます。
でも、ボロボロはがれやすい表皮だけナイフで削ぎ落していきます。
サンディング
ナイフで削り終わったら、削った箇所を#100のサンドペーパーで平滑に仕上げます。
そして、全体を#240のサンドペーパーで仕上げたら、サンディング完了です。
コーヒーで色を付ける
白い木は経年変化で飴色に変化していきます。
その飴色を最初から表現すべく、DIYer(s)さんの過去記事を参考にコーヒーを塗っていきます。
その飴色を最初から表現すべく、DIYer(s)さんの過去記事を参考にコーヒーを塗っていきます。
まずは、刷毛で濃いめに作ったインスタントコーヒーを塗っていきます。
その後ウエスでふき取ることで、全体をムラなく仕上げることができます。
塗り終えたら、しばらく乾燥させます。
バーナーで焼く
立てかけることが多いカッティングボード。
下の方にカビが生えて黒くなってしまったという経験、よくあると思います。
今回は抗菌性を持たせ、かつヴィンテージ感を演出する目的で、下だけ軽くバーナーで炙ることにしました。
下の方にカビが生えて黒くなってしまったという経験、よくあると思います。
今回は抗菌性を持たせ、かつヴィンテージ感を演出する目的で、下だけ軽くバーナーで炙ることにしました。
あまり強く焼きすぎると、急激な乾燥で割れが生じるので、バーナーを離して様子を見ながら焼いていってください。詳しくは以下の過去記事をご参照ください。
そして、サンドペーパーで煤を払っていきます。
オイルで仕上げる
最後にオイルで仕上げます。
今回はエゴマ油を使用しました。
食材を扱うカッティングボードの仕上げには、エゴマ油、クルミ油、アマニ油など乾くと固まる性質のある植物性の油『乾性油』をお勧めします。
今回はエゴマ油を使用しました。
食材を扱うカッティングボードの仕上げには、エゴマ油、クルミ油、アマニ油など乾くと固まる性質のある植物性の油『乾性油』をお勧めします。
全体にしっかりと塗布していきます。
完成!
「ヴィンテージカッティングボード」、いかがでしたか?
手軽に雰囲気のあるカッティングボードができ、満足度の高いDIYです。
皆さんも是非挑戦してみてください。
また、このカッティングボードをはじめ紹介した自作ギアを使って、シチューをつくってみました。こちらも併せてご覧ください!
手軽に雰囲気のあるカッティングボードができ、満足度の高いDIYです。
皆さんも是非挑戦してみてください。
また、このカッティングボードをはじめ紹介した自作ギアを使って、シチューをつくってみました。こちらも併せてご覧ください!
クラウドファンディングに挑戦中!! ご支援よろしくお願いします。
刃物ブランド『FEDECA』 は、ただいまクラウドファンディング「Makuake」に挑戦中です。
限定セットに入っているクラフトナイフを使用してこのカッティングボードを製作していきました。
是非、ご支援よろしくお願いします。
限定セットに入っているクラフトナイフを使用してこのカッティングボードを製作していきました。
是非、ご支援よろしくお願いします。
WRITTEN BY
Japan
明治28年創業、播州三木の老舗金物メーカーが手がける刃物ブランド。 アウトドア、キャンプ、DIY、ステーショナリー、クッキングを軸としたライフスタイルを彩る新しい刃物製品を提案。 ハンドルを削って作る自作ナイフキットIt's my knifeシリーズ、ダマスカス鋼の高級ステーショナリーナイフNagel knifeシリーズを展開中。
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