財布の素材は革やエナメル、布など千差万別。という考えのもと今回、紙を使って財布をDIYしてみました。ただ紙は紙と言っても用いたのが紙袋。普通の紙より耐久性も高いので長く使えることのがいいんです。また、デザインが良い物も多く流用できるのも利点。ということで早速、工程紹介していきます。
材料と道具
■紙
■トンカチ
■ハサミ
■ポンチ(1mm)
■ノリ
■ライター
■手縫い針
■ロウ引き糸
■ゴム板
※ポンチはさらに細い物でもOKです
作り方
STEP. 1
まずは紙袋を解体して形を決めていきます。元からある折り目などを使うと形づけは楽チンです。
STEP. 2
形が決まったら各パーツを切り出していきます。折って重なる部分は随時ノリ付けしておきます。
STEP. 3
背面にもカードポケットを設置するためにパーツを切り出しました。こちらもカードのサイズに合わせつつ、ブタのデザインを生かすように切り抜いています。
STEP. 4
手縫いする穴の位置をマーキングしていきます。穴の間隔が近いと破れの原因になるので、気持ち広めがオススメ。
STEP. 5
マーキングしたところをポンチを叩いて穴を開けていきます。この時、ゴム板を下に敷いて作業することにより、机を傷つけず音も小さくしてくれるので便利です。
STEP. 6
ロウ引き糸を針に通して塗っていきます。1mmの穴は大きかったので耐久性を高めるために糸は二重で使用しました。また、縫い終わりも返し縫いして破れにくいようにしています。さらに玉留めはほつれないようにライターで炙りロウを溶かして、固めています。
STEP. 7
内側の縫い目を隠すためにもう一枚紙を重ねてノリでとめました。こうすることで物の出し入れの時引っかからず、糸ほつれの心配もなくなります。
STEP. 8
あとはひたすら穴を開けて、縫っていくだけ。周囲を縫う時は表から縫い目がキレイに見えるように穴の個数を計算するのがポイント。また、玉留めは表ではなく、裏にしまったほうが見栄えがキレイになります。
内側のポケット口は紙を重ねて補強しました。
玉留めする前に返し縫いすることはお忘れなく。
STEP. 9
すべてが縫い終わったら、フラップの留め方を考えました。靴ひもなども使ってみましたが、最終的には玉留めを何重にもしてボタンを作って、封筒型ケースの形を採用しました。実際にボタンを設置つけてみても可愛くなりそうですね。
止め紐もつけたら完成です。
所要時間は2時間程度。今回は簡易的な作りでしたが、札入れ・コインケース・カード入れがついた形となると時間は3倍ぐらいかかります。下の画像がそのモデルなので参考までに。
作って2年ぐらい使っていたのでいい味というか結構ボロボロ。フラップは補強するためにガムテープを貼るなど、自分で修理もできるので意外と長く使えます。
もちろん財布である必要はないので、カードケースや名刺入れ、コインケース、はたまたiPhoneケースなど形は自由。ただ、買った時とはまた違う喜びを感じられることは間違いなしです。作業も難しくはないのでぜひ挑戦してみてください。
WRITTEN BY
Japan
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