フルリフォームも可能?負担を減らす「住みながらリフォーム」のススメ

自宅に住みながらリフォームを行いたい場合、どんな施工が可能なでしょうか。「住みながらリフォーム」が行える施工内容や注意点、失敗しないコツなどを紹介します。コストを抑えてリフォームしたい人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2021.02.18

更新日 2021.02.18

フルリフォームも可能?負担を減らす「住みながらリフォーム」のススメ

築年数の古い住宅では、水回りの交換リフォームや間取り変更など、比較的大掛かりな施工を行うことが多いです。工期が長くなった場合は、仮住まいの確保が必要ですが、改修の内容やスケジュールなどを工夫すれば、住宅に住みながらでも施工できます。この記事では、仮住まいに引っ越さずに、自宅に住みながらリフォームを行うコツを紹介します。リフォーム期間中にかかる仮住まいの費用を削減したい人は、ぜひ参考にしてください。

引っ越しの負担を軽減できる「住みながらリフォーム」とは?

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「住みながらリフォーム」とは、家族が自宅に住んだまま家のリフォームを進めることです。仮住まいを決める手間や引っ越し費用などがかからないため、上手に取り入れればコスト削減につながるでしょう。ここでは、住みながらリフォームのメリットとデメリットを紹介します。

住みながらリフォームを進める最大のメリットは「仮住まいの費用がいらない」こと

住みながらリフォームを行う最大のメリットは、引っ越し代や仮住まいの費用などがかからないことです。通常の引っ越しと違い、仮住まいへ移る場合は荷物を往復で移動させなければならないため、予想以上に費用や労力がかかります。比較的短期間で完了するリフォームなら、住みながら施工すると、大きなメリットが得られるでしょう。

また、住みながらリフォームは、工事の進捗をすぐに確認できるため、疑問に思ったことや希望などをすぐに伝えられます。大幅な変更は難しいですが、家具の位置やコンセントの高さなど、微調整をお願いすることは可能です。

一方で、リフォームに対する家族の負担が増えるデメリットも

費用や手間を削減できる一方で、住みながらリフォームをすることで、かえって負担が大きくなるケースもあります。工事内容によっては、家族が生活するリビングや自室などに職人さんが出入りをすることもあるでしょう。短期間の工事であれば少しの我慢で済むものの、期間が長くなれば家で安心して過ごせず、心理的ストレスとなるかもしれません。
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また、工事の間はホコリや騒音などが発生します。アレルギーがある人やこまめな拭き掃除が手間に感じる人、神経質な人などは注意が必要です。

スケルトンリフォームはさすがに無理?「住みながら」のリフォームでできること

工期が長くなるリフォームは、仮住まいを確保した方がかえって負担が少ないこともあります。ここでは、どのような施工内容なら住みながらリフォームができるのか、フルリフォームは可能かなどを解説します。

数日程度の部分リフォームなら、住みながらの施工が可能!

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工期が数日〜1週間以内のリフォームであれば、住みながらのリフォームがオススメです。水回りの部分的な交換やクロス・床材の張り替えなど、小規模な施工が中心となります。
水回りのリフォームは工期が長くなりがちです。しかし便器の交換とクロスの張り替えのみ、キッチンの入れ替えのみなど、施工箇所を絞れば短期間でリフォームできるでしょう。

ただし、水回りの移動や間取り変更、フルリフォームなど、工期が長くなるリフォームや施工範囲が広いリフォームは、仮住まいを確保した方がかえって費用や心理的な負担が少ないかもしれません。

お風呂・トイレなど、大掛かりで長期間にわたる水回りの工事は仮住まいが吉

水回りの設備をまとめて交換する場合や、隣接している脱衣所や廊下なども一緒にリフォームする場合などは、施工期間が長くなるでしょう。特にお風呂やトイレなどが長期間使えないとなると生活に支障が出るため、仮住まいを用意するのが賢明と言えます。トイレやミニキッチンなどを仮設することも可能ですが、その分費用の負担も増えるため、水回りのリフォームで工期が長くなる時は、仮住まいを検討するのがオススメです。

ただしスケジュールを工夫すれば、住みながらフルリフォームもできるかも?

フルリフォームなどの大掛かりな施工でも、スケジュールや工事の進め方を工夫すれば、住みながらリフォームができることもあります。実際に、2ヶ月ほど工期が必要な耐震工事を含む大規模なリフォームを住みながら行った例もあります。一度に作業する箇所を分け、生活に支障が出ないように工夫すれば、内装や水回りの入れ替えなど全体的なリフォームも住みながら行えるでしょう。その場合、基本的には住みながら作業をしてもらい、水回りの工事を行う際だけ短期的にホテルなどへ移るケースが多いようです。
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しかし、柱や梁といった骨格部分以外を完全に解体するスケルトンリフォームは、住みながらの施工が難しいでしょう。また、住みながらリフォームできるかどうかは、住宅の劣化具合にもよるので、業者とよく話し合う必要があります。

どのくらい使えない?リフォーム内容別、施工完了までにかかる期間の目安

ここでは、リフォームでよくある施工を紹介しつつ、それぞれ完了までにどれくらいの期間がかかるのかを説明します。行いたいリフォームの工期を考慮した上で、仮住まいが必要かどうかを検討してみてください。

クロスやフローリングを張り替える内装リフォーム

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クロスやフローリングの張り替えは、施工する部屋の面積によって工期が異なります。リビングなどの広い部屋をリフォームする場合は、2〜4日ほどを目安とするとよいでしょう。新しく空調を設置したり家具を造作したりする時は、さらに3日ほどかかります。荷物や小物類などが多いと作業がスムーズにできないので、大きな家具以外は別の部屋に運んでおきましょう。

キッチンや浴室、トイレなど水回りのリフォーム

水回りのリフォームは、それぞれの場所によって必要な工期が変わります。その中でも工事期間が長くなりがちなのは、お風呂です。ユニットバスの入れ替えであれば2〜3日ほどで完了します、しかし配管工事が必要な場合・在来浴室をリフォームする場合・お風呂全体の設備を交換する場合、などは1週間以上かかることもあります。
キッチンのリフォームは2〜7日ほどが目安です。同じ形のシステムキッチンを入れ替える場合など、小規模なものなら2〜3日ほどで完了しますが、間取りの変更を伴うと工期が長くなります。また、トイレと洗面所のリフォームは比較的短い期間で施工でき、設備の交換のみならそれぞれ1日ほどが目安です。

屋根や外壁をメンテナンスするリフォーム

屋根や外壁のリフォームでは、塗装の塗り替えや修繕などを行います。家の大きさによって工期に幅がありますが、一般的な住宅であれば1週間ほどで施工完了となるでしょう。しかし、雨や雪が多いと作業はできないため、工期が延びることもあります。オススメは、春や秋といった天候が安定している時期を選んで依頼することです。

「住みながらリフォーム」は、仮住まいする場合よりも全体的な工期が延びる傾向にある

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住みながらの施工は、生活スペースを確保しながら少しずつ作業を進めます。そのため、仮住まいを確保する場合に比べて、工期が延びる傾向にあります。
また、大きな音を立てないように小分けで作業をしたり、現場に配置する職人の数を制限したりすることもあるようです。あらかじめ、相場の期間よりも工期が長くなることを想定しておきましょう。

ここに困った!「住みながらリフォーム」のよくあるトラブルと、ストレスをできる限り減らすコツ

リフォームのために、いつも使っている設備が使えないと予想外の問題が起こるかもしれません。事前に対策を行い、余計な負担が増えることを防げれば理想的です。ここでは、住みながらリフォームで困ったことや、よくあるトラブルなどをまとめました。

仮住まい費用を抑えるつもりが、外食等で逆に出費がかさんでしまった

コスト削減のために住みながらリフォームを行ったものの、外食や銭湯などでかえって費用が膨らむケースもあります。キッチンの改修ならカセットコンロや紙皿を準備しておくなど、あらかじめ費用がかからないように工夫するとよいでしょう。

また、住みながらリフォームで工期が延びた場合、その分の人件費や養生費など、余分な費用がかかることも。そのため、仮住まいの方がかえって安くなる場合も多いです。住みながらリフォームと仮住まい、どちらがお得かを十分に検討する必要があります。

リフォームの進行状況に合わせた荷物や家具の移動が想像以上に大変だった

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住みながらのリフォームでは、工事の進行に合わせて邪魔になる荷物や家具を別の部屋に移動します。荷物の量が多いと、それらをこまめに移動させるのは想像以上に大変です。はじめから一度に仮住まいへ引っ越しておく方が、体力や精神的な負担が少ないかもしれません。また、家具の移動により、寝る場所や家族の生活スペースが圧迫され、ストレスを感じる人もいるようです。

荷物や家具が多い人は仮住まいを検討するほか、トランクルームを使用したり、移動だけでも業者に頼んだりといった対策を取るとよいでしょう。

余計な負担を増やさないためには、季節やタイミングの選定も重要

フルリフォームも可能?負担を減らす「住みながらリフォーム」のススメ
見落としがちなのが、リフォームを行う季節やタイミングです。工事中は職人さんの出入りで家を閉め切ることが難しいため、冷暖房の効率が悪くなる場合もあります。空調がないと過ごしにくい夏や冬は、住みながらのリフォームを避けるのがベターです。

住みながらリフォームを行う場合、工事中はなかなか日常通りの生活が送りにくくなります。「記念日を家族でゆっくり祝いたい」「子どもの誕生日パーティーを開きたい」など、家庭で大きなイベントごとがある時期は避けた方がよいでしょう。また、旅行や出張で長期間家を空けるタイミングを狙って、工事を依頼することもオススメです。

共働きなど、家を空けることが多いケースでは防犯対策を入念に

外壁・屋根のリフォームでは足場を設置するため、侵入者がいても気づきにくいでしょう。センサー付きの防犯ライトを付けるなど、対策を行うと安心です。また、共働きで家を空けることが多い人は、工事業者に鍵を預けます。トラブルが起きないよう、誰に鍵を預けたのか、責任者は誰なのかなどをきちんと確認しましょう。

リフォーム内容によって、必要な工期は異なります。スケジュールや工事の時期などを工夫し、上手に住みながらリフォームを取り入れれば、コストを削減できるでしょう。「カシワバラ・コーポレーション」では、ライフスタイルや予算などに応じて、適切なリフォームプランを提案します。自宅のリフォームを行う時、仮住まいが必要かどうかなども含め、リフォームのことはぜひご相談ください。

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