値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?

トイレの換気扇交換にかかる費用の総額は、機器代や工事費用に影響されます。どのようなグレードの換気扇を選ぶかでも大きく変わるので注意が必要です。ここではトイレ用の換気扇交換にかかる費用の内訳などをご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

公開日 2019.11.16

更新日 2022.01.07

値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?

トイレの換気扇を交換したいものの、費用の目安が分からずに躊躇していませんか?頻繁に交換するものでもないため相場も分からず、結局後回しになっている、という人もいるでしょう。そこで、ここではトイレの換気扇交換に必要な費用や交換時期のサインについてもご紹介しています。ご自宅のトイレが換え時だと感じたら、ぜひこの機会にトイレの換気扇交換をしてみましょう。

劣化が気になるトイレの換気扇、交換のサインは?

値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?
室内の換気を行うための設備である換気扇。主にキッチンやバスルーム、トイレなどに設置されていますが、特にトイレの場合は臭気を外に出すという重要な役割も担っています。まずは、換気扇の寿命や交換のサインについてご説明しましょう。

換気扇の寿命

どのような環境下で使用するかによっても変わりますが、一般的には10~15年ほどが寿命だといわれています。ただ、これはあくまで適切な頻度でクリーニングやメンテナンスを行っていたケースにおける年数です。実際には使用する場所や頻度、設置されている機器のスペックなどでも変動します。

メーカーによっては、交換のタイミングを「製造年から10年」といった具合にシールなどで表記していることがあります。気になるようなら換気扇の表示や取扱い説明書などを一度チェックしてみましょう。

換気扇交換のサイン

値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?
メーカーが推奨する交換時期よりも前に、取り換えたほうがよいケースもあります。分かりやすい症状としては異音が挙げられます。今まで聞こえなかった音が聞こえ始めた、音がどんどん大きくなっている、といったケースだとモーターに何かしらの異変が起きている可能性があります。

換気扇はモーターで駆動しているため、異常が発生すると本来の機能を果たせなくなります。吸引力が弱くなるのはもちろん、放置しておくと故障してしまうことも考えられます。

また、換気扇としての機能が弱くなり空気をしっかり換気できなくなったら、換え時と考えて問題ないでしょう。運転中にティッシュペーパーなどを近づけ、換気口にくっつかないようなら十分に換気扇としての役目を果たせていない可能性があります。

掃除をして改善することもありますが、それでも吸引力が弱いのなら換え時です。また、電源を入れたのに動かない、動いても途中で停止する、といった症状でも異常が考えられます。完全に壊れてしまう前に交換を検討してみましょう。

トイレ換気扇の交換リフォーム、工事費用の目安は?

値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?
交換する時にまず知っておきたいことのひとつに費用が挙げられます。そこで必要となる費用の内訳や金額の目安などについてまとめてました。また、グレードによる違いなどもご紹介するので、今後リフォームを行う時の参考にしてください。

費用の内訳

外せないのは換気扇本体の代金です。ホームセンターやネット通販などで自分でも購入できますが、リフォームを依頼する専門業者に本体を用意してもらうことも可能です。自分で交換できることもありますが、電気配線などがある場合は業者に依頼したほうが無難です。

専門業者に依頼する場合は、既存機器の取り外しや、新しい換気扇の取り付けをしてもらうための費用や取り外した換気扇の処分費用、家を工事による汚れや傷から守るための養生にかかる費用が考えられます。また、家にまで来てもらう出張費に加えて、もし遠方の業者に依頼した場合は高速道路代などの交通費もかかることが考えられます。

ただし、換気扇の処分については自分でできることがありますので、代金を抑えたいなどの場合は相談してみるのもひとつの方法です。

工事費用の目安

値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?
工事を依頼する業者や、作業の難易度によって費用は変化します。ただ、基本的には2万~4万円ほどの費用を見ておけば収まるケースがほとんどです。作業前に事前見積もりを行う業者は多いので、一度概算を出してもらいましょう。

自分たちでは簡単に終わるような工事だと思っていても、プロから見ると面倒なケースというのはよくあります。予算を大幅に超えることがないよう、見積もりは必ず取るようにしましょう。この時、複数業者から見積もりを取っておけば、請求された金額が妥当かどうかも分かるので安心です。

換気扇のグレードによる違い

一口に換気扇といっても、さまざまなメーカーからたくさんの商品がリリースされています。そのため、チョイスした商品によっては工事の総額に大きな差が生まれることもあるでしょう。一般に出回っているシンプルな製品だと1万~3万円程度ですが、センサーを搭載し人に反応して作動するようなタイプだと3万円以上するものもあります。

さらに、タイマーで自動的にオフになる、人を感知して吸引力を変えるといった多機能な製品も少なくありません。このような場合、4万~10万円ほどになるものもあります。このように、新しく取り付ける換気扇をどのようなものにするかによって工事総額も変わってくるため、予算と照らし合わせて慎重に選ばなくてはなりません。

工事内容による違い

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もともと換気扇が付いていた穴をそのまま使えるのなら特に問題ありませんが、そうでないなら別途費用が発生することがあります。例えば、大型の製品に付け替えるのなら、開口を大きくしなくてはならないため、1万~2万円ほどの費用が発生することも。

また、もともとは壁に設置されていたものの、今度は天井に取り付けたい、または天井から壁に付け換えたい、といったケースでも別途費用が発生します。このような場合、既存の穴を塞がなくてはならい上に、新たな開口や配線工事も必要です。養生費や処分費のほか、壁紙も貼りかえるとなると、トータルで2万~5万円ほどかかるでしょう。

電気工事士の資格が必要になることも

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先程もご説明しましたが、リフォームにともない新しく換気扇を設置したり、従来のものより大きなものに交換したり、あるいは設置する場所を移動したりするなどの場合は、本体の設置とは別に電気の配線工事が発生することがあります。このような工事を行う際は、「電気工事士」の資格が必要です。無資格で工事をすると罰金などの刑に問われる可能性もありますので、その分、お金がかかることになりますが、必ず専門の業者に作業を依頼しましょう。

電気工事をする場合の相場は?

値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?
値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?
一口に電気工事といっても多くのパターンがあります。主な作業別に料金相場を確認していきましょう。いずれにしても、換気扇にはコンセントから給電することになるため、新しく配線を追加する場合と、これまでの環境を活かす場合とでは、当然、その料金も変わってきます。

・分電盤から専用線を引く場合

電気を家の中に引く際に、大本になる分電盤から新しく線を引っ張る工事です。工事の距離が長く、手間もかかるため、他の方法よりも割高になります。目安としては16,000円前後。消費電力が高い機器を接続してもブレーカーが落ちにくいことがメリットです。

・コンセントから分岐させる場合

既にある配線を利用して、そこから分岐させるやり方です。分電盤まで戻らないので、工事費用の目安は12,000円前後と少しお安くなります。壁の中で延長コードを使うようなものなので、消費電力が大きな機器の接続には向きません。
値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?

・差込口を増設する場合

既に壁に設置されているコンセントを利用し、その差込口の数を増やすやり方です。配線自体をいじるものではないので、短時間、低料金で工事が済みます。工事費用は、5,000〜10,000円程度が目安になるでしょう。

修理やリフォームを依頼する場合の注意点

値段が気になる…!トイレの換気扇・交換リフォーム工事費用の目安は?
換気扇が壊れたからついでにリフォームしよう、といきなり考える前に、まずは慌てずに状況を見極めましょう。異音がしても故障とは限りません。例えばほこりが溜まっている場合は、きれいに掃除をすれば直ることもあります。ただし、自分で状況を調べようとして、電気系統に触ることは避けてください。電気系統を触るためには資格が必要ですし、感電や配線の損傷などの事故に繋がる危険性もあるからです。修理が必要な際は、可能であれば複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをオススメします。

知っておきたい、トイレ換気扇の種類と特徴

トイレの換気扇には、壁付け用パイプファンや天井扇、浴室換気換装暖房機連動タイプなどの種類があります。それぞれに特徴があるので、リフォーム前にきちんと把握しておきましょう。

壁付け用パイプファン

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文字通り、壁への設置専用の製品です。後付けする時に最も選ばれやすい一般的なタイプで、価格も抑えめ。ホームセンターなどで手に入れられます。ホルソーなどを使い壁に穴をあけ、そこにダクトを通して電源用の配線を行います。DIYで比較的簡単に取り付けられますが、トイレの壁が家屋の外壁部分に接していなければ設置できません。

天井扇

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天井に取り付けるタイプです。壁付け用とは異なり、トイレの壁が家屋の外壁部分に接していなくても問題ありません。天井に開口し、天井裏からダクトを通して外部に抜きます。

ただ、新築の際に設置するには何の問題もなくスムーズに進められますが、リフォームとなると、少々大掛かりで面倒な工事になります。手間と時間がかかるため、結果的に費用が高くなる可能性は十分にあるでしょう。

浴室換気乾燥暖房機連動タイプ

バスルームに設置されている、浴室換気乾燥暖房機と連動させて作動させるタイプです。浴室換気乾燥暖房機への配管工事が必要となり、この機器を介して外に空気を送り出します。

人気メーカーのトイレ用換気扇をご紹介!

実際に販売されているトイレ用の換気扇をいくつかピックアップしてご紹介します。自分ではなかなか選べない、どれがいいのか悩んでしまう、という人はご紹介する製品をぜひ参考にしてみてください。

東芝/VT-12SA

トイレの臭突(臭気を外部に排出させるための煙突)に差し込むだけで機能してくれるお手軽なタイプです。トイレに臭突が設置されていることが前提となりますが、差し込むだけなのでわざわざ業者に依頼せずとも取り付けられるのが大きな魅力。

施工に必要なのもプラスドライバーくらいです。それ以外に専門的なツールは必要なく、軽量コンパクトなので女性やお年寄りでも簡単に施工できるでしょう。

パナソニック/FY-08PFRY9VD

パイプファンタイプの換気扇です。人感センサーを搭載しているのが最大の特徴で、通常は弱運転ですが人を感知すると運転モードが強に。わざわざ自身でコントロールする必要がありません。また、フィルター付きのタイプなので、本体内部に汚れが付着するのを防げます。壁面はもちろん、天井にも取り付けが可能です。

パナソニック/FY-17CD7V

DCモーターを搭載した低騒音タイプの埋め込み型換気扇。排気は強弱のコントロールが可能で、低騒音設計なので、用を足している時に音が気になるということもありません。羽を簡単に取り外せ、メンテナンス性にも優れています。自身でクリーニングできるので、常に清潔な状態に保てるでしょう。

パナソニック/XFY-17J8V/77

本体は樹脂製で、低騒音設計を採用しています。ほこりをフィルターでキャッチし、内部に余計な汚れを溜め込みません。また、高効率モーターを搭載しているため、低消費電力なのも嬉しいところ。

常時換気機能で24時間換気が可能なので、常にクリーンで快適なトイレを実現できるでしょう。耐湿仕様となっているため、湿度が高い環境にあるトイレに設置できるのもポイントです。

パナソニック/FY-08WS2HC2

窓に設置するタイプの換気扇です。取り付けの際に壁や天井に新たな穴をあけたくない、といったケースで重宝できるでしょう。しかも、取り付け後もこれまで通り窓の開閉はできます。省電力設計のため、電気代も抑えられます。


トイレの換気扇は製品によって価格が異なり、工事の内容や業者に依頼するかどうかによってもトータルでの費用が変わってきます。まずはそこをしっかり理解しておきましょう。工事を検討しているのなら、気になる業者をピックアップし見積もりを取ってもらいましょう。ご紹介した工事費の内訳などを参考に見積もり内容をチェックし、納得のいく業者に依頼することが大切です。

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