秘密は窓にあり!空き家が快適空間に早変わり【耐震リノベ⑥】
28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目4軒目に続いて、福井県にある旧耐震空き家を新耐震にフルリノベーションする過程をお届けします。
公開日 2023.10.19
更新日 2023.10.19
福井県の旧耐震空き家をリノベーション
こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。
福井県の築55年になる旧耐震空き家。
1級建築士の元、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるようリノベーションしていきます。
前回は床の高さ調整をし床下地を完成させる作業でした。今回は窓を新品に入れ替える作業です。
福井県の築55年になる旧耐震空き家。
1級建築士の元、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるようリノベーションしていきます。
前回は床の高さ調整をし床下地を完成させる作業でした。今回は窓を新品に入れ替える作業です。
窓のサイズに合わせて枠を作っていく
via diy-magazine.jp
解体作業の後、既存の窓枠の縦横のサイズを測り、近い数値で窓枠を注文しました。
(既存の枠より広げようとすると外壁を切断しないといけなくなるので、既存サイズまたは少し小さいくらいが取り付けやすい)
今のままでは新しい窓サッシを固定できないので、既存の枠を解体し注文したサイズに合うよう枠を取り付け直します。(正確には窓サッシを固定する枠)
(既存の枠より広げようとすると外壁を切断しないといけなくなるので、既存サイズまたは少し小さいくらいが取り付けやすい)
今のままでは新しい窓サッシを固定できないので、既存の枠を解体し注文したサイズに合うよう枠を取り付け直します。(正確には窓サッシを固定する枠)
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枠に使用する材木は30mm×105mmの間柱。
窓周りだけ固定してもグラグラしてしまうので、上下にある既存間柱に固定する端材(300mm)も準備します。
卓上丸ノコを使う時、ミニ補助ローラーがあると大変便利です。DX A-11259「Makita」
補助ローラーがあると木材を水平に置いて滑らせてカットできるので楽。
窓周りだけ固定してもグラグラしてしまうので、上下にある既存間柱に固定する端材(300mm)も準備します。
卓上丸ノコを使う時、ミニ補助ローラーがあると大変便利です。DX A-11259「Makita」
補助ローラーがあると木材を水平に置いて滑らせてカットできるので楽。
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2階の窓枠が終わったら1階へ。
お風呂の窓や洗面所の窓も交換します。
作業していると注文していた窓とサッシが到着しました。
1階と2階に分けて搬入してもらいました。
お風呂の窓や洗面所の窓も交換します。
作業していると注文していた窓とサッシが到着しました。
1階と2階に分けて搬入してもらいました。
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リビング窓は高さ1800mmサイズの物が付いていました。
せっかくリビングキッチンを広くリノベーションするので、窓も大きくしたいと思い既存の枠位置より上に切欠いて大きくすることにしました。外壁はグラインダーで削り外します。内側の壁も同じサイズにカットします。
せっかくリビングキッチンを広くリノベーションするので、窓も大きくしたいと思い既存の枠位置より上に切欠いて大きくすることにしました。外壁はグラインダーで削り外します。内側の壁も同じサイズにカットします。
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1800mmだった高さから2000mmほどに拡大、リビングの窓は大きい方が気持ち良いですね。
注文していたサッシに合わせて間柱を追加し横幅を調整します。
※大工さんは床側の幅を調整しています。
間柱だけではサッシサイズに合わなかったので、(少し幅が広かった)厚さ15mmの胴縁を追加して調整しています。上部分もサッシを固定できるように、間柱を追加していきます。
注文していたサッシに合わせて間柱を追加し横幅を調整します。
※大工さんは床側の幅を調整しています。
間柱だけではサッシサイズに合わなかったので、(少し幅が広かった)厚さ15mmの胴縁を追加して調整しています。上部分もサッシを固定できるように、間柱を追加していきます。
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上部分もサッシを固定できるように間柱を追加。
既存の細い間柱に30mm×105mmの間柱を合わせるように固定し、壁を固定する時に面が合うようにしています。
既存の細い間柱に30mm×105mmの間柱を合わせるように固定し、壁を固定する時に面が合うようにしています。
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サッシは大きいですが結構軽い。
作った枠にはめてみると、外側の奥行きが合わずパカパカの状態でした。
「床面」と「壁面」の奥行きが揃っていないので壁側が15mm浮いている状態。
作った枠にはめてみると、外側の奥行きが合わずパカパカの状態でした。
「床面」と「壁面」の奥行きが揃っていないので壁側が15mm浮いている状態。
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外側に胴縁を1本追加して面を合わせてから枠を入れ直しました。(詳しくは動画をご覧ください。)
外側にビス穴が空いているので、指定位置全てにビスを打ち込んで固定していきます。
歪んだ状態でサッシを取り付けてしまうと、窓の鍵が閉まらなかったり隙間が空いたりしてしまうので、ビスを固定するのも慎重になります。
レーザー墨出し器で高さを測り真っ直ぐでなければサッシを押し上げたりして水平に取り付けます。
外側にビス穴が空いているので、指定位置全てにビスを打ち込んで固定していきます。
歪んだ状態でサッシを取り付けてしまうと、窓の鍵が閉まらなかったり隙間が空いたりしてしまうので、ビスを固定するのも慎重になります。
レーザー墨出し器で高さを測り真っ直ぐでなければサッシを押し上げたりして水平に取り付けます。
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サッシの固定が終わったので窓を取り付けます。
ペアガラスで重いので、2人で取り付け。
取り付けたサッシの外側には「光洋化学株式会社」の気密防水用のフィルムを貼ります。(エースクロス031黒 気密防水用 )
フィルムを貼り終えたらリビング窓の設置は完了。
窓が滑らかに動くか、鍵の開閉がスムーズか確認したら次の窓に移ります。
ペアガラスで重いので、2人で取り付け。
取り付けたサッシの外側には「光洋化学株式会社」の気密防水用のフィルムを貼ります。(エースクロス031黒 気密防水用 )
フィルムを貼り終えたらリビング窓の設置は完了。
窓が滑らかに動くか、鍵の開閉がスムーズか確認したら次の窓に移ります。
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玄関ドアは交換して今よりも光が入らなくなるので、壁にも窓を取り付けることにしました。
(この片筋は耐震計算に入れてないので、今回は切欠く形で窓を設置します)
シュークロークにも同じサイズの窓を付けるので、どのあたりが良いか探っています。
(この片筋は耐震計算に入れてないので、今回は切欠く形で窓を設置します)
シュークロークにも同じサイズの窓を付けるので、どのあたりが良いか探っています。
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開口の一部にしか窓を付けない箇所は、防水シートを貼ってから窓を取り付けます。
KMEW ウォーターガードⅢ 透湿防水シート 「ケイミュー株式会社」
サッシ上段のウォーターガードは少し長めにカットしてサッシを取り付ける時に上から被せるようにします。
被せることで上から伝ってくる雨がサッシの隙間に浸透しなくなります。
逆に下段と両サイドはウォーターガードの上に窓枠を被せる用に取り付けます。
KMEW ウォーターガードⅢ 透湿防水シート 「ケイミュー株式会社」
サッシ上段のウォーターガードは少し長めにカットしてサッシを取り付ける時に上から被せるようにします。
被せることで上から伝ってくる雨がサッシの隙間に浸透しなくなります。
逆に下段と両サイドはウォーターガードの上に窓枠を被せる用に取り付けます。
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今回取り付けるサッシは外側からのタイプですが内側から取り付けるタイプもあるようです。
外側から取り付けるタイプだと、 レーザーで垂直を出し外側からサッシをビスで固定するので結構難しいです。
水平垂直を確認したら外側からビス止め。
2人で作業するなら良いですが、1人で作業する時は内側タイプを使ってみたいと思いました。
窓を入れて開閉確認できたら、ビス止めした外側に気密防水用のフィルムを貼ります。
(フィルムを貼る時は、雨水が隙間に入らないように下、両端、上の順番で貼ります)
外側から取り付けるタイプだと、 レーザーで垂直を出し外側からサッシをビスで固定するので結構難しいです。
水平垂直を確認したら外側からビス止め。
2人で作業するなら良いですが、1人で作業する時は内側タイプを使ってみたいと思いました。
窓を入れて開閉確認できたら、ビス止めした外側に気密防水用のフィルムを貼ります。
(フィルムを貼る時は、雨水が隙間に入らないように下、両端、上の順番で貼ります)
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テレビを設置するであろう壁の上部にも窓を設置します。
最初は正方形の普通の窓を設置予定でしたが、隣家の塀があり光が入りずらいので天井付近に設置することにしました。窓を外側からはめて固定。
最初は正方形の普通の窓を設置予定でしたが、隣家の塀があり光が入りずらいので天井付近に設置することにしました。窓を外側からはめて固定。
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2階の窓も同じように取り付けました。
ペアガラスなので気密性が高く、今までの窓より断熱性能がよくなります。
窓の取り付け方が分かったので、今後セルフリノベーションする際は窓交換も選択肢にいれようと思います。
※作業風景を動画にまとめています。
ペアガラスなので気密性が高く、今までの窓より断熱性能がよくなります。
窓の取り付け方が分かったので、今後セルフリノベーションする際は窓交換も選択肢にいれようと思います。
※作業風景を動画にまとめています。
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断熱性UP!古い窓を新品窓に交換!取り付け作業【築55年の旧耐震空き家】#13
次回は柱を抜いて合わせ梁で補強する作業と天井の下地作りになります。
合わせ梁の作業は初めておこなうので楽しみです。
合わせ梁の作業は初めておこなうので楽しみです。
このシリーズでは、旧耐震の空き家を新耐震に工事し、空き家を購入して活用したいと思う方々の参考になるよう、タグに「セーチの旧耐震リノベ」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。
WRITTEN BY
Japan
DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。
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