コーヒーと酢とオリーブオイルで木製製品の傷を隠す裏技!

公開日 2017.03.08

更新日 2022.01.07

コーヒーと酢とオリーブオイルで木製製品の傷を隠す裏技!

家具をはじめ、器やカトラリーなど、木製のアイテムは暮らしに温かみを与えてくれます。しかし、愛用すればするほど、避けられないのが大小の傷。年月が経てば味わいになりますが、ガリっとやっちゃった後はけっこうショックですよね……。

 

そんな時に役立つのが、身近にあるものを使って、傷を目立たなくするDIY術。今回は、どの家庭にもある、オリーブオイル×酢とコーヒーを使った2種類の傷隠しに、実際に挑戦してみました。

 

オリーブオイル×酢 編

最初に試すのは、オリーブオイルと酢の組み合わせ。まるでイタリアンドレッシングを作るレシピみたいですね。家具のメンテナンスに使われるオイル類。それをオリーブオイルで代用します。酢は汚れ落としの効果があるといわれていますが、実際のところは!? いざ、実験!

 

【材料と道具】

■オリーブオイル…1/2カップ

■酢…1/2カップ

※それぞれ 1:1になればOK!

■スプーン

■容器

■ふきん

 

今回、傷を目立たなくしたいのはこちらのトレー。

見るからに傷だらけです。結構深い傷もありますが、どの程度まできれいになるのでしょうか?

 

【手順】

STEP.01 材料を混ぜる

まずはオリーブオイルと酢が1:1になるように材料を混ぜ合わせます。

こちらはオリーブオイル。スプーンで計量しながら、器に入れます。

 

こちらはお酢。オリーブオイルと同じスプーンを使い、同じだけ器に入れます。

 

STEP.02 材料を混ぜる

1:1で材料を入れたところで、よくかき混ぜます。油と酢は簡単には混ざらず、すぐに分離してしまうため、なるべく馴染むよう、細かく切るように混ぜました。

ペットボトルのようにふたが閉まる容器を使って、シャカシャカ攪拌したほうが楽チンだったかも……。

 

STEP.03 ふきんに液体を染み込ませる

ふきんの先がずっしりするくらい、ギュッと器に押し付けるようにしてたっぷりめに染み込ませます。

 

STEP.04 木製製品を拭く

ふきんに染み込ませた液体を木製製品に染み込ませるイメージで、しっかり拭いていきます。

広い面だけじゃなく、隅っこも忘れずに。この時点で、心なしか、傷が目立たなくなっているような気がします。

 

 

完了です。でも大きな傷は隠しきれていませんね……。

 

しかし元の状態と比較してみると、

▲Before

▲After

 

深い傷はさすがに残ってしまったものの、細かい傷はかなり隠れているのではないでしょうか。さらにオイルの効果でツヤ感もアップ。状態が良くなったように見えます!

 

【結果】成功!

ちなみに、油で拭いたまま放置するとべたつきが感じられたので、気になる人は乾いた布やキッチンペーパーで余計な油分を拭き取った方がいいかもしれません。使うのは食用の油&酢だけなので、食器やカトラリーにも安心して使えそうですね。

 

インスタントコーヒー 編

もう一つの、木製製品の傷隠し術は、インスタントコーヒーを使った技です。インスタントコーヒーを使って木をカラーリングするDIY術もあるので、その応用編といったところでしょうか。どれくらい目立たなくなるか、試してみましょう。

 

【材料と道具】

■インスタントコーヒー…小さじ3

■お湯…小さじ3

※コーヒーとお湯が1:1になればOK。

■スプーン

■容器

■ティッシュペーパー…数枚

 

今度は、先ほどのトレーの裏側の傷で試してみます。

表面よりも深い傷が多く、かなり傷だらけです。コーヒーでどの程度まできれいになるのでしょうか。早速、トライしてみましょう。

 

【手順】

STEP.01 コーヒーを溶かす

まずはインスタントコーヒーの粉をスプーンで計って、器に移します。

そして、コーヒーの粉と同量のお湯を入れて、しっかりとかき混ぜます。めちゃくちゃ濃い、エスプレッソのようなコーヒーが出来上がりました。

 

STEP.02 ティッシュにコーヒー液を浸す

ティッシュ数枚を重ね、コーヒー液に浸します。手の汚れやニオイが気になる人は、ゴム手袋を使ってくださいね。

 

STEP.03 コーヒー液で木製製品を拭く

傷だらけの木製製品を拭いていきます。べちょべちょするくらいでOK。

何度も拭いていると、こちらもこの段階で傷が目立たなくなっているような気がします。表面に付着した水分は、少し置けばすぐ乾きます。

 

完了したので、BeforeとAfterを見比べてみます。

▲Before

 

▲After

 

木目の色がワントーン、ダウン。全体的に大きな傷も目立たなくなっています! 気のせいでしょうか、以前よりもちょっといい品に見えるようになりました。

 

【結果】成功!

ただし、白い服にコーヒーがついたときにシミになるように、この方法は木材に少なからずコーヒーで着色する方法です。同じような方法で木材を染めるDIY術も知られています。もし、木製アイテム全体の色合いを変化させたくない、トーンダウンさせたくない、というときは、先ほどのオリーブオイル×酢の方法を試した方が安全です。逆に色味も少し落ち着かせたい!というときは、この方法はぴったり。ツヤ感がある方がお好みなら、上からニスなどを塗れば、さらに傷が目立たなくなりそうです。ぜひ試してみてくださいね。

 

木製製品の傷は目立たなくすることができる!

今回試した2種類のDIY術は、どちらも家庭にあるアイテムですぐにできる手軽なもの。アイテムの大きさにもよりますが、小物なら30分もかかりません。お気に入りのアイテムを長く使うためにも、手軽なDIY術を試してみてください!傷自体がなくなるわけではありませんが、そうして丁寧にケアしながら使い続けるうちに全体が経年変化をとげ、傷も味わいになっていくはず。その過程も含めて、木製製品の魅力を満喫してくださいね。

 

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