カフェ ソウル ツリーに学ぶ、オリジナルカフェのDIY方法 (後編)

DIYルームで生まれる、オリジナルのカフェ小物

 

店内の小物や家具などはお店の雰囲気作りに大切なプロダクト。 年季もののため、修復しながら少しずつ改善しながら、大事に使用し続けている。

 

カフェ ソウル ツリーは、オーナーだけでなくスタッフもみんなDIY好き 。 メンバーが生み出す店内には、 当然様々なDIYプロダクトが散りばめられています。前編では、オーナーの高橋さんに自分だけの空間をつくるヒントをお聞きしました。ここでは、DIyer(s)が見つけたカフェ ソウル ツリー・オリジナルのDIYプロダクトをいくつかご紹介。

 

▼ オーナーデザインのフード&ドリンクメニュー

厚紙にデザインを印刷したら、キャンドルを砕いてアイロンをかけて「蝋引き」し、表面に防水加工を。留め具にはレザーや金具を取り付けて、オリジナル感を演出。どこにもないたった一つのメニュが 誕生 。

 

▼ スイーツのディスプレ ー には古材とネームタグで

古材にネームタグを埋め込んでガラスを重ねたらオリジナルのディスプレーの完成。また、古材と銅板とネームタグで作ったデザートプレートはお客様用に。

 

▼ 店内で使用するグラスをDIY

スタッフがガラス工房でガラス作りを学び 、製作(中央の2点) 。 現在は以前よりももっと本格的なグラスに。

 

▼ ボトルキーパーはレザーで

常連さん用にレザーで作って名前を入れたボトルキーパー 。レザー製なんてちょっと贅沢。

 

▼ 伝票は壁ラックに。

毎日使う伝票は使いやすさも重視して壁のラックにかけて、オシャレに「見せる収納」を

 

また取材時カフェ ソウル ツリーでは4周年記念に向けて、 スタッフが自由に使用できる店内のDIYルームにてレザーのインビテーション、テーブルセッティング、アロマキャンドルで作るワックスバーなどが製作されていました。

 

▼ 1点1点手作りのレザーのインビテーション

レザーに興味のあるスタッフが練習も兼ねてインビテーションをDIY。土台の赤レザーに留め具なども取り付けて、 受け取った人がそのまま使えるように。

 

▼ アロマの香りがするワックスバー

アロマキャンドルの中にドライフルーツやドライフラワーを加えて固めたら、壁にかけれるよう穴を開けて糸を通したら出来上がり。パッケージのデザインも含め、既製品に負けないクオリティー！

 

▼ 何度も繰り返し作る試作プロダクト。

将来的には店内にてDIYプロダクトの販売も考えており、腕を磨くために試作を続けている。使って、解体して、形を進化させ…、本当に売りたいと思えるプロダクトを追究している。

 

他にも、ユニフォームとして自分でカスタマイズ出来るデニムシャツをデザインしているとのこと。

 

DIY醍醐味の一つ、自分色に染めたプロダクトをお披露目できる場所があるということは魅力的なこと。そして、それによって お客さんの喜ぶ顔を直に見ることができるとなれば、もっともっと作りたくなるに違いありません。さらに、プロダクトはコミュニケーションのきっかけでもあり、お客さんとお店やスタッフをつなぐ役割も果たしています。DIYルームでは常連さんとスタッフがお互いにテクニックやアイデアを交換したり、一緒に製作したりも。

 

ここでは、 オーナーだけでなく、 スタッフも、お客さんも、関わる人みんながDIYを通じて絆を深め、 クリエイターとなってお店作りに参加していました。だからこそ、カフェ ソウル ツリーは常にオリジナルなお店なのだと納得したのです。

 

▶︎前編の記事：カフェ ソウル ツリーに学ぶ、オリジナルカフェのDIY方法 (前編)

SHOP INFORMATION

カフェ ソウル ツリー

東京都 世田谷区 鎌田 3-2-15

0364117312

[月～木・日] 11:30～24:00

[金・土・祝前日] 11:30～翌2:00

Website: http://cafesoultree.jp/cafebar/cafebar.html