ゼロから作り、市の公認まで得たDIYスケートボードパーク
“Pilgrimage to sacred places=聖地巡礼”。そのタイトル通り、編集部がDIYのメッカに赴き、自らの目線で感じた現状を切り抜いていきます。第1回目となる場所はアメリカ西海岸、サンフランシスコとシアトルの間に位置するオレゴン州の「ポートランド」。アメリカ国内でも住みたい都市NO.1とも言われ、日本でも次世代のライフスタイルを築く街として頻繁に雑誌で特集されるなど世界的に注目を集める場所なんです。そんな都市の中で、まずは世界最大のDIYスケートパーク“Burnside Skateboard Park”をピックアップ。じっくりとご覧ください。
公開日 2016.06.18
更新日 2022.01.07
1993年、地元スケーターたちが無許可で高架下にコンクリートを盛り、トランジションを作ったのが始まりとなった“Burnside Skateboard Park”。その規模は年々拡張し、全米のスケーターに知らない人はいないほどに成長。また、ガス・ヴァン・サントが監督を務めたハリウッド映画「パラノイドパーク」の題材にも使われるなど、違った形でも注目を集めました。
via. https://portlandica.com/enc/burnside-skatepark/
パークの構造は全体を回遊出来る連続的な作りとなっており、初心者にはかなり手厳しいよう。そのためローカルスケーターのレベルもかなり高いです。そしてなんと、パークをDIYで作るというムーブメントを生み出した存在としても認められ、現在ではポートランド市公認スケートパークとなっています。これをすべて自分たちの手で作りあげ、さらに進化を続けていく様には心揺さぶられるモノがありました。
via. https://portlandica.com/enc/burnside-skatepark/
ただ注意してほしいのがクリーンなイメージがあるポートランドとはいえ、ここはあくまでもローカルエリア。もし行くことがあるなら、舐めてかかると危険な目に合うかもしれないのでご用心を。実際に伺った際もチップやタバコをねだられたり、怪しい雰囲気のスケーターに声かけられたり、危険を感じたので早々に退散しました。
このスケートパークを作りあげた人々のドキュメンタリー映像。
“Pilgrimage to sacred places”の第1章いかがでしたでしょうか。次回もまたポートランドで見つけたDIYのレポートをお送りします。
PLACE INFORMATION
Burnside Skateboard Park
住所:SE 2nd Ave, Portland, OR 97232
WRITTEN BY
Japan
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