野外で美味しいコーヒーを淹れるためのツールボックスをDIY!

もうすぐ、お出掛け日和の春がやってきます。 美味しいパンとコーヒーを携えて、近所の広場でピクニックなんて最高ですね。 そんなとき、いつもよりちょっと手間をかけて、お外でコーヒーを淹れてみませんか。さわやかな日差しの下で飲むコーヒーは、ちょっと特別な味がするかもしれません。 今回はそんな屋外コーヒーに必要な道具を収納できる、オリジナルツールボックスをDIYします。

野外で美味しいコーヒーを淹れるためのツールボックスをDIY!

ご協力をお願いしたのは二人組のカフェユニットL PACK(エルパック)。
彼らは街のあらゆる場所で、実際に美味しいコーヒーを淹れながら、様々な人と交流し「コーヒーのある風景」づくりをテーマに活動しています。
今回は三鷹市にある彼らのアトリエで、屋外でコーヒーを淹れるための器具について教えていただきつつ、それらを手軽に収納できるツールボックスを作ってみます。

◻︎材料と道具

■木材(ラワン材・ファルカタ材)
■木工ボンド
■丸棒(持ち手用)
■紙やすり
■ワトコオイル
■グローブ
■鉛筆
■クリップ
■工具一式(ハンマー、釘、鋸、指矩、木工ドリル)

 

作り方

STEP.1

側面パーツを作成する

側面部分になるラワン材を鋸で細長く切断し、紙やすりで断面を滑らかにします。
この際、両端の中央部分に釘を刺すための穴を開けておくとスムーズ。
今回は側面を格子状に組むので、計16本(長辺を8本、短辺を8本)作成します。

 

STEP.2

内柱を切り出し、側面パーツ(短)に固定する

内柱になるファルカタ材も同様に、計4本切断します。
切り終わったら、STEP1で切った木材のうち短い方を内柱にボンドで仮止めし、釘を打って固定します。

 

STEP.3

底面と側面パーツ(長)を固定する

底板となるファルカタ材に、STEP1で切った木材のうち長い方を2本仮止めし、
四辺を釘打ちして固定させます。

 

STEP.4

底面と側面パーツを組み合わせる

STEP2で作った側面部分と、STEP3で作った底面部分を組み合わせ、釘を打って固定します。
その後、残った木材(長い方6本)も合わせて釘打ちすれば、ツールボックスは出来上がりです!

 

STEP.5

持ち手パーツを入れて完成

仕上げに、持ち手を支える板(ラワン材)を調度よい長さに切断し、ドリルで穴を開けます。
それを側面に取り付けたあと、開けた穴に持ち手となる丸棒を差し込んだら、
最後に持ち手が滑って落ちないよう片側に結束バンドを結びましょう。
さあ、これで完成です!!

 

・ツールボックスに入れるもの

■アルコールランプ
■ゴトク
■燃料用アルコール
■マグ
■コーヒーミル
■コーヒー豆
■水
■ネルドリッパー
■お気に入りのカップ

 

・屋外コーヒーの淹れ方

アルコールランプでお湯を沸かしている間に、コーヒー豆を挽いていきます。
豆は挽いた瞬間から酸化が始まるので、挽きたてを飲むのがやはりいちばん美味しく味わえるそう。

 

ミルの手応えがなくなったら中身をネルに移し、粉全体に行き渡るようにゆっくりお湯を注いでいきます。

 

お気に入りのカップに注いで完成。

 

一仕事終えたあとの一杯は格別でした!

 

Interview

温かいコーヒーで一息入れながら、
今回ツールボックスのDIYに挑戦した北澤宏美さんが、
L PACKのお二人にお話を伺いました。

北澤さん:「お疲れさまでした!
こういうDIYは初めてだったけど、楽しくできました。」

L PACK小田桐さん:「でも、初めてとは思えないぐらい上手でしたよ。」

L PACK中嶋さん:「このツールボックスがあればコーヒーをどこでも持ち出せるので、
『どこで飲むか』『誰と飲むか』という選択肢が広がりますよ。」

北澤さん:「そうですね、どこで飲もうかなあ。
L PACKさんは、コーヒーそのものじゃなくて、「コーヒーのある風景」をテーマに活動されていますよね。
お二人は元々どういうきっかけで活動を始めたんですか?

L PACK小田桐さん:「中嶋とは元々同じ大学で、建築学科の同級生でした。
当時、近所にレストランがあって、そのお店のご夫婦がとても話の面白い、素敵な方で。
そこが気に入って通っていたんですが、ある時マスターから「こうやってコーヒーを飲みながら話をしているだけでも、ひとつの建築になっているんだよ」ってお話を伺って、それは面白いなと思ったんです。
その言葉がきっかけとなって、どこか特定の地域や建物にこだわらず、日本中の各地で「場所」を作っていくL PACKとしての活動を始めました。」

L PACK 小田桐奨さん

L PACK中嶋さん:「活動を始めて今年で大体9年になるんですけど、少しずつ活動が人づてに広がっていって、今は様々な展覧会やイベントにもお声がけいただけるようになりました。例えば「こんな空き家があるので、何かやりませんか?」みたいな感じですね。その場合、僕らが実際にそこに出向いてから、どんなことをやろうか企画を考えていきます。」

北澤さん:「なるほど……でもたとえば紅茶とか、ジュースとか、飲み物だけでも色々あると思うんですけど、その中でもなぜコーヒーを選んだんですか?」

L PACK中嶋さん:「もちろん、紅茶じゃダメかって言われたら、そんなこともないですけどね。
でも、コーヒーは好き嫌いも分かれますし、どこか大人っぽさもある、ドラマチックな飲み物だと思うんです。」

 

L PACK中嶋哲矢さん

L PACK小田桐さん:「国によってはコーヒーを飲むこと自体が規制された歴史もあったりと、単なる美味しい飲み物ではないというか、陰と陽の側面両方を持っている点も面白いですよね。」

北澤さん:「えっ、そうなんですね……コーヒーは奥が深いですね。
今回はネルで淹れてもらいましたが、道具や淹れ方にバリエーションがあるのもコーヒーの魅力ですよね。」

L PACK小田桐さん:「そうですね。道具もさることながら、コーヒーを飲むシーンも実は様々ですよね。
仕事の休憩中に飲む缶コーヒーも、休みの日に手間暇かけて飲むドリップコーヒーも、それぞれの魅力があって。」

L PACK中嶋さん:「コーヒーそのものの魅力もそうですけど、それを媒介として色々な人が出会って、そこから何かクリエイティブなことが生まれたりするのが面白いんですよ。「コーヒーのある風景」をきっかけに、偶発的に生まれるもの、そういったものを僕たちは大事にしていきたいと思っています。」

L PACK小田桐さん:「だからこそ、お店を構えて一つの場所で活動するよりも、色んな所で自由に活動を続けていきたいですね。」

 

Profile

コーディネーター:L PACK
小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。
コーヒーを媒体としたコミュニケーションの誘発と、臨機応変な空間演出によりまちの要素のひとつになることを目標として活動中。

モデル:北澤 宏美
居酒屋を巡る呑みユニット"#ひろみやれ"として雑誌『Hanako』にて連載中!
Instagram:https://www.instagram.com/romihy58/

 

 

 

 

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