機能性でリュックを選ぶなら、カリマー!<おすすめ19選>

アルピニズム発祥の地・イギリスの「Karrimor(カリマー)」を知っていますか?機能性を重視してリュックサックを探しているなら、見逃してはいけないアウトドアブランドです! 

2022.01.07

「もっと運べる(carry more)」が由来となって名付けられた「Karrimor(カリマー)」は、元々サイクルバッグのメーカーとしてイギリスで誕生しました。その機能性の高さゆえに評判が高く、瞬く間にクライマーたちの耳に届きます。そうして1946年に創業してから10年後に、リュックサックの開発に着手しました。世界的に有名な登山家たちと協力しながら、今もなお、革新的なリュックを次々に生み出しています。

そんな数あるカリマーのリュックから、今回は19種類をご紹介します。キャンプや登山用にはもちろん、中にはタウンユースとして使いたくなるような、デザイン性の高いものもありますよ。サイズごとに分類したので、用途によってお気に入りのものを探してみてください。

街中でも使える!<8L~20L>

20L以下であれば、近場のハイキングや、街中のおでかけちょうど良いサイズ。通勤・通学用として毎日使うのであれば、飽きのこないデザインを選びたいですね。

utility 20

マルチに使えるラインナップはこちらです。書類や衣類など、かさばる荷物を出し入れしやすいように、がばっと大きく蓋が開く仕様。トレッキングポールホルダーや身体にフィットさせるチェストストラップなどもしっかり装備されているので、ハイキングにも使えますよ。外側にはマップなどを入れられるフロントポケットや水筒用のポケットがついていて、小物の整理整頓に便利です。

SL 20

特殊な素材「KS-N100d HT Birdseye」を使用し、強度がありながらも軽量性の高いリュックです。歩きながら水分補給をする「ハイドレーションバッグ」のチューブの装着もできるようになっている本格派。ヒップベルトも付いています。フロントのジッパーと「バンジーコード」のデザインが特徴的ですね。コードは交差させて、薄手の上着を携行することができます。また、荷物が少ないときはきつく絞って、よりリュックをコンパクトにすることも。

sector 18

丸いフォルムがかわいらしいコチラのモデル。小柄な女性のタウンユースやトレッキングにおすすめです。内側にはペンホルダーやスマホ入れなど、細かいポケットが充実していて、小物がごちゃごちゃになりません。高強度ナイロン素材を採用しているので、耐久性もばっちりですよ。背面には通気性の高いメッシュ素材を使い、夏でもムレにくくなっています。

step 12

小柄な女性やキッズ向けの、小さなリュックです。ジッパーが開閉しやすい形になっているので、小さなお子様でも使えます。内側についている、ネームプレートを入れるホルダーには、紛失時のために連絡先などを入れておきたいですね。胸の高さあたりに、光に反射する「リフレクトテープ」がついていて、夜間も安心です。

1泊するなら、このサイズ!<25〜35L>

1泊2日のキャンプやハイキングにちょうど良いのが、30L前後のサイズです。大きすぎず、初心者さんでも扱いやすいサイズ。どのアイテムも、長時間背負っても疲れにくいように工夫して設計されています。

tatra 25

雨蓋がついているので、スコールの多い山でのトレッキングでも大丈夫。ヒップベルトにもポケットがついており、エネルギーの源となるお菓子などを入れられます。ポールキャリアやチェストストラップももちろん装備。カラーバリエーションは4色あり、どれも山や森に馴染む色合いです。

ridge 30 type1

人間工学に基づいてハーネスが設計されていて、肩と腰に重みを分散します。ビギナーでも、長時間荷物を持ちながら歩くことができますよ。type1は背面の長さが42cm。他にも、47cmのtype 2、50cmのtype 3があります。リュックを選ぶ上で、背中とのフィット感は重要なポイント。自分の体型に合うタイプを選びましょう。

dale 28 type1

軽量さにとことんこだわりぬいた、本格的なモデルです。2気室になっているので、パッキングが簡単。リュックの中で小物が行方不明!ということもなくなります。背面には、中心部分にアルミプレートが内蔵された「形状可変バックプレート」を配置。持ち主の背中のラインに合わせて、安定したフィット感を体感できます。

lancs 28 type1

縦長のスリムな形がスタイリッシュなリュックです。こちらも「形状可変バックプレート」を内蔵。長く背負っておいても疲れにくい工夫が施されています。ボトムの部分には、付属のレインカバーを入れておけるポケット付き。入れっぱなしにしておけば、うっかり自宅に置いてきてしまった、というミスを防げますね。肩を包み込むような「ショルダーハーネス」を採用しており、フィット感が抜群です。

SL 35 type1

包み込むようなヒップベルトで、重みを肩だけでなく、腰にも分散してくれます。また、グローブをしたままでも素早く中身を取り出せるよう、「クイックアクセスオープニング」を採用。大きく開口部が開くので、パッキングも簡単です。フロントとサイドには、メッシュ生地のポケットが付いていて、ドリンクや上着が収納可能。伸縮性があるので、枝などに引っ掛かりにくくなっています。

utility 25

無駄のない、スクエア型のデザインが新鮮ですね。軽めのトレッキングにおすすめしたいリュックです。雨蓋にも小さなポケットや、鍵の紛失を防げるキーフックがついていたりと、便利な機能が満載。カラーバリエーションは全5色。好みに合わせて選べます。

tribute 25

装飾がほとんどない、つるりとしたシンプルなフォルムが特徴的なリュックです。性別・年齢、使う場所を問いません。大小様々なガジェットをすっきり収納できるよう、内側のポケットが細かく仕切られています。両サイドには、小さな「ワンドポケット」を配置。ジッパー式で、防犯面にも考慮されています。

続いて40L以上の中型サイズをご紹介!

テント泊にも対応できる!<40L>

40Lものサイズは、2、3泊〜1週間ほどの旅行にぴったりです。また、何かと荷物が多くなるテント泊でも大丈夫。これくらいの大きさになると、リュック自体の重量も大切なポイントです。なるべく軽くて、丈夫な素材を採用しているものを選びましょう。

intrepid 40 type1

荷物が重いと特に気になるのが、背中の汗やムレ具合。こちらのリュックでは、「エアスペースシステム」という、通気スペースを確保して発汗を抑制するシステムを採用。しっかりとリュックが背中にフィットしながらも、さらさらと快適な状態を保ちます。さらに、ヒップベルトには「PEプレート」を内蔵。荷物の重さを効果的に腰に伝えてくれます。

cougar grace 45-60

普段は縦長に大きいリュックで高さが後頭部までありますが、雨蓋の部分を後ろ側にずらすことが可能です。ハードなアウトドアシーンでヘルメットを装着する際も、頭部の可動域をしっかりと確保できるのです。また、フロント部分にはマチつきの大きなポケットが付いています。レインウェアやスノーギアなどの収納に便利です。

strata 50 type1

「Light Weight(ライトウェイト)」をコンセプトに掲げたリュックで、性能は高いままに、軽量化に成功しています。重量は、約1630gです。背面に内蔵された「3Dバックパネル」とショルダーハーネス、ヒップベルトが、背中をしっかり包み込みます。専用のレインカバーがついているのも、嬉しいポイントですね。

世界を旅するなら!<55L〜>

長期の海外旅行をするバックパッカーにおすすめなのは、55L以上のサイズ。重量でいうと、20kg前後の荷物を収納できます。これほど大きくなると、より一層、身体へのフィット感が求められますね。

jaguar 60+10

独自の「SAシステム」を採用して、様々な体型の人にフィットするリュックです。背負ったまま、背面のパッドを移動させることができます。また、耐摩耗性に優れた「〈silvaguard〉ファブリック」を仕様。長期に渡るハードな旅でも安心ですね。背面やショルダーの内側には、活性炭加工を施されている「スーパークールメッシュ」が使われており、汗をかいても快適さが続きます。

cougar 75-95

かなりの大容量を誇るこちらのリュックは、テント泊や長期の縦走向けに開発されました。角度や素材にこだわった立体的なショルダーハーネスは、本ブランドの得意とするところです。ドリンクやスマートフォンを入れるポケットも付いていて、細かいところまで気が利いています。

cougar 55-75

先にご紹介したものより、ひと段階小さなタイプがこちらです。背面には、形状を安定させる「アルミチューブ」が内蔵されています。ヒップベルトからショルダーハーネス幅を変更するための、上下移動が可能な背面パッドがついた「SAシステム」も採用されているので、それぞれの体型や好みに合わせて、荷物の高さを調節可能です。

cougar grace 55-70

性能はほとんど「cougar」と変わりありませんが、明るい色合いがお好みなら、こちらはいかがでしょうか。写真の明るい緑色は、「Irish green」。その他にも、オレンジがかった赤色やカボチャ色など、5色のバリエーションがありますよ。

alpiniste 50+10

夏の縦走登山から、冬のアイスクライミングまで対応する、マルチなリュックです。「3Dインナーパネル」を背面に採用し、荷物の量が変わっても、フィット感は変わりません。例えば、本格的な登山でクライミングハーネスを装着する際には、ヒップベルトのパッド部分は収納することもできるなど…ハードなシーンも想定された、プロ仕様のプロダクトです。

アウトドアブランド・カリマーから、19個ものリュックをご紹介してきました。容量が大きくなるにつれて、機能もより高性能になっていくことが分かりましたね。どんなアウトドアシーンで使用するのか、ある程度予測を付けてから、適したアイテムを選びましょう。

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DIYer(s)

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