お風呂の給湯器、寿命や交換のサインとは?費用の目安もご紹介!
給湯器の調子が悪いと、お湯が使えなくなるのではないかと心配になる人は多いと思います。完全に故障してしまう前に、給湯器の交換や修理を依頼しましょう。この記事では、お風呂の給湯器が寿命を迎える時のサインや、交換・修理を依頼した場合の費用相場などをまとめています。
公開日 2020.02.04
更新日 2023.04.23
「お風呂の給湯器を修理・交換したい」という時、「どんなタイミングで業者に依頼すればよいのか?」「費用相場を知りたい」と思う人は多いでしょう。そこで、給湯器の平均寿命や修理か交換かを判断する基準、修理や交換にかかる費用の目安などを詳しくご紹介します。故障の原因として多いものやエラーコードの確認方法などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
お風呂のお湯が出ない!給湯器の寿命?それとも故障?
お風呂の給湯器に不具合が起きた時、修理に出すべきか交換すべきかを判断するポイントや、故障の原因として多いものなどをご紹介しましょう。
給湯器の寿命は何年?
給湯器の寿命は、一般的に約10年といわれています。各給湯器メーカーは給湯器を安全に使用できる「設計標準使用期間」を定めていて、その年数が「10年」です。つまり、普通に使っていれば、10年間は安全に使用できるように設計されています。
ただし、給湯器は消耗品です。使用頻度によって寿命も変わってくるため、10年以上問題なく使えるものもあれば、10年たたずに寿命を迎えるものもあります。家族の人数が多い家庭や、お風呂・シャワーを使う回数が多い家庭では、早めに寿命を迎えることもあるでしょう。
このように、給湯器は修理や交換のタイミングが家庭によって異なるため、故障の前兆となるサインをしっかり見極め、早めに対処することが大切です。
また、「設計標準使用期間」はガス給湯器やエコジョーズ・エコキュートも同様です。しかし、エコジョーズやエコキュートは一般的な給湯器より構造が複雑になっているため、故障が発生しやすいという特徴があります。特に、エコキュートのヒートポンプは5年前後で寿命を迎えることもあるため、早めに修理や交換が必要になる場合もあるでしょう。
ただし、給湯器は消耗品です。使用頻度によって寿命も変わってくるため、10年以上問題なく使えるものもあれば、10年たたずに寿命を迎えるものもあります。家族の人数が多い家庭や、お風呂・シャワーを使う回数が多い家庭では、早めに寿命を迎えることもあるでしょう。
このように、給湯器は修理や交換のタイミングが家庭によって異なるため、故障の前兆となるサインをしっかり見極め、早めに対処することが大切です。
また、「設計標準使用期間」はガス給湯器やエコジョーズ・エコキュートも同様です。しかし、エコジョーズやエコキュートは一般的な給湯器より構造が複雑になっているため、故障が発生しやすいという特徴があります。特に、エコキュートのヒートポンプは5年前後で寿命を迎えることもあるため、早めに修理や交換が必要になる場合もあるでしょう。
給湯器の故障と交換のサイン
給湯器の交換が必要になる時は、前兆としてさまざまなサインが現れることが多くなります。「異音や異臭がする」「温度調節ができない」「お湯が出ない」などの症状が頻繁に起こるようであれば、給湯器の寿命が近づいているサインと考えたほうがよいでしょう。
また、「追い焚きができない」「頻繁にエラーコードが出る」などの場合も注意が必要です。しかし、給湯器が故障したからといって、必ずしも交換が必要になるわけではありません。簡単なお手入れや修理で不具合が改善されることもあるのです。
例えば、「お湯は出るが追い焚きができない」という場合は、フィルターの詰まりが原因の可能性があるため、循環アダプターのフィルターを掃除して詰まりを解消すれば直ることがあります。また、「お湯が出ない」という場合も、本体のコンセントを差し直すことで、内部のエラーが解消できることもあるでしょう。
こうした方法で不具合を解消できない場合は、修理できるのか交換が必要になるのか、専門業者に相談してください。ただし、古い給湯器だとメーカーが部品を保有していない可能性もあり、修理が不可能な場合や、修理できても高額な費用がかかる場合もあります。また、修理してもまたすぐ別の箇所に不具合が起こる可能性が高いでしょう。そのため、購入から10年前後経過している給湯器の場合は、修理するより交換したほうがよいケースがほとんどです。
例えば、「お湯は出るが追い焚きができない」という場合は、フィルターの詰まりが原因の可能性があるため、循環アダプターのフィルターを掃除して詰まりを解消すれば直ることがあります。また、「お湯が出ない」という場合も、本体のコンセントを差し直すことで、内部のエラーが解消できることもあるでしょう。
こうした方法で不具合を解消できない場合は、修理できるのか交換が必要になるのか、専門業者に相談してください。ただし、古い給湯器だとメーカーが部品を保有していない可能性もあり、修理が不可能な場合や、修理できても高額な費用がかかる場合もあります。また、修理してもまたすぐ別の箇所に不具合が起こる可能性が高いでしょう。そのため、購入から10年前後経過している給湯器の場合は、修理するより交換したほうがよいケースがほとんどです。
よくある故障の原因
via www.renoco.jp
給湯器が故障する原因として考えられるものは、いくつかあります。まず挙げられるのが、寿命です。耐用年数を過ぎると給湯器内部の部品が劣化し、さまざまな不具合を引き起こす原因になります。この場合、原因となった部品を交換しても、ほかの部品も劣化している可能性が高いため、別の箇所で不具合が起きてしまうケースが多いでしょう。
また、使い方によって給湯器の故障を招くこともあります。例えば、家庭用の給湯器を業務用として使用していた場合や、小さい号数の給湯器で大量のお湯を使っていた場合など、給湯器にかかる負担が大きくなると故障しやすくなります。
そのほかにも、低気温や台風などの自然条件が影響して給湯器が故障するケースも珍しくありません。「気温が低い日に内部にたまった水が凍結し、配管が破裂してしまった」「台風で給湯器内に雨水が入り込み、不具合が生じた」という例もあります。
まずは何が原因で給湯器が故障したかを知り、適切な方法で対処しましょう。
また、使い方によって給湯器の故障を招くこともあります。例えば、家庭用の給湯器を業務用として使用していた場合や、小さい号数の給湯器で大量のお湯を使っていた場合など、給湯器にかかる負担が大きくなると故障しやすくなります。
そのほかにも、低気温や台風などの自然条件が影響して給湯器が故障するケースも珍しくありません。「気温が低い日に内部にたまった水が凍結し、配管が破裂してしまった」「台風で給湯器内に雨水が入り込み、不具合が生じた」という例もあります。
まずは何が原因で給湯器が故障したかを知り、適切な方法で対処しましょう。
故障かな?と思ったらエラーコードを確認しよう!
給湯器の故障が疑われる時は、エラーコードを確認することで原因や対処法が分かる場合もあります。
各メーカーのサイトでエラー内容を確認できる
給湯器のリモコンに2桁もしくは3桁の英数字でエラーコードが表示されている場合は、何らかの不具合が起こっていることを知らせています。エラーコードによって、どのような不具合が起こっていて、改善するためにはどうしたらよいのかを知ることができます。
給湯器のエラーコードはメーカーによって表記が異なるため、詳細は各メーカーのサイトで確認するとよいでしょう。
給湯器のエラーコードはメーカーによって表記が異なるため、詳細は各メーカーのサイトで確認するとよいでしょう。
エラー内容によっては自分で直せる場合も
エラーコードを確認した結果、内容によっては自分で直せる場合もあります。まずは、メーカーのサイトや取扱説明書などを見て、自分で対処できる程度のエラーかどうかを確認してみましょう。
例えば、「いったん電源を切って再操作」「電源プラグを抜いて再操作」「ガス栓確認後再操作」などの表記があった場合は、指示通りに実行してみてください。エラーコードの表記が消え、不具合が解消される可能性があります。
例えば、「いったん電源を切って再操作」「電源プラグを抜いて再操作」「ガス栓確認後再操作」などの表記があった場合は、指示通りに実行してみてください。エラーコードの表記が消え、不具合が解消される可能性があります。
via gas-senka.jp
指示通りに再操作しても不具合が改善されない場合や、「修理点検が必要」と表記されている場合は、専門業者へ連絡しましょう。使い続けると危険な場合もあるため、ただちに給湯器の使用を中止してください。
主要メーカーのエラーコード例を紹介
給湯器の主要メーカーであるノーリツ・リンナイ・パロマのエラーコード例をご紹介しましょう。
・ノーリツ
「100」:対震自動消火装置作動。運転スイッチをいったん切って再操作。
「991」:給湯燃焼異常。修理点検が必要。
「991」:給湯燃焼異常。修理点検が必要。
・リンナイ
「14」:過熱防止装置・温度ヒューズの作動。運転スイッチをいったん切って再操作。
「61」:ファンモーターの異常。修理点検が必要。
「110」:点火不良。ガス栓を確認後、再操作。
「61」:ファンモーターの異常。修理点検が必要。
「110」:点火不良。ガス栓を確認後、再操作。
・パロマ
「290」「29」:ドレン配管の凍結。電源を切り、気温の上昇により自然解凍するのを待つ。
「993」:暖房ファン送風量低下。暖房のファンと熱交換器を掃除後、再操作。
「993」:暖房ファン送風量低下。暖房のファンと熱交換器を掃除後、再操作。
「88」「888」は点検時期をお知らせするコード
メーカーに関係なく、「88」や「888」のエラーコードは、点検時期を知らせるものです。このコードは給湯器が「約10年相当の使用に達した」というサインであり、そのまま使い続けると経年劣化により事故が発生する可能性があることを知らせています。
故障を知らせるコードではないため、この表記が出ても通常通り給湯器を使うことはできます。ただし、業者による給湯器の点検を受けるか、機器を新しく交換しなければ、エラーコードの表記が消えることはありません。事故を未然に防ぐためにも、「88」や「888」のコードが表記されたら、業者に点検を依頼しましょう。
故障を知らせるコードではないため、この表記が出ても通常通り給湯器を使うことはできます。ただし、業者による給湯器の点検を受けるか、機器を新しく交換しなければ、エラーコードの表記が消えることはありません。事故を未然に防ぐためにも、「88」や「888」のコードが表記されたら、業者に点検を依頼しましょう。
お風呂の給湯器、修理交換費用の目安
お風呂の給湯器を修理・交換した場合の費用についてご紹介しましょう。
給湯器修理費用の目安
給湯器の修理は保証期間を過ぎている場合は有償となります。修理費用は基本的に出張費・部品代・技術料を合わせて算出され、それぞれの金額は業者によって異なるため、事前の確認が必要です。
修理費用の相場は2万~5万円前後といわれていますが、故障内容に応じて部品代や技術料が変わってきます。特に、基盤不良や断線・過熱防止装置の不具合などを修理する場合は費用が高額になることが多いでしょう。
また、修理できなかった場合でも、出張費がかかります。メーカーによってはそのほかに点検費が発生することもあるため、問題が解決しなくてもある程度の費用はかかるということを覚えておきましょう。購入から10年以上経過している給湯器の場合は、最初から交換を依頼したほうが、余計なお金を支払わずに済むかもしれません。
修理費用の相場は2万~5万円前後といわれていますが、故障内容に応じて部品代や技術料が変わってきます。特に、基盤不良や断線・過熱防止装置の不具合などを修理する場合は費用が高額になることが多いでしょう。
また、修理できなかった場合でも、出張費がかかります。メーカーによってはそのほかに点検費が発生することもあるため、問題が解決しなくてもある程度の費用はかかるということを覚えておきましょう。購入から10年以上経過している給湯器の場合は、最初から交換を依頼したほうが、余計なお金を支払わずに済むかもしれません。
via www.iftechno.com
給湯器交換費用の目安
給湯器を交換する場合の費用は、給湯器本体の価格によって大きく差が出ます。本体価格は種類やグレードにより、10万~40万円台まで幅広いのが特徴です。給湯器の販売業者によってはメーカー希望小売価格から大幅に割引しているところも多いため、できるだけ費用を抑えたい人は複数の販売業者を比較してみるとよいでしょう。
交換工事にかかる費用は、3万~6万円前後が相場です。具体的な内訳としては、給湯器の撤去・取り付け費用、配管やリモコンの接続工事費用、点火試験費用などがあります。
例えば、本体価格32万円の給湯器に交換する場合、工事費を含めて合計35万~38万円前後の費用がかかるということです。
交換工事にかかる費用は、3万~6万円前後が相場です。具体的な内訳としては、給湯器の撤去・取り付け費用、配管やリモコンの接続工事費用、点火試験費用などがあります。
例えば、本体価格32万円の給湯器に交換する場合、工事費を含めて合計35万~38万円前後の費用がかかるということです。
ただし、3万~6万円というのは、今使っている給湯器と同じ種類の給湯器に交換する場合の費用であり、種類を変更する場合は追加費用がかかります。また、据え置きタイプから壁掛けタイプというように設置方法を変更する場合や、給湯器を増設する場合なども、配管工事の必要性が生じることなどから、1万~2万円程度の追加料金が発生することがあるでしょう。さらに、給湯器が高い場所や極端に狭い場所に設置されている場合、作業に時間がかかることや作業員の人数を増やす必要があることから、工事費用が追加されるケースもあります。
給湯器の交換を依頼する際は、必ず事前に工事内容や費用について、業者にしっかり確認しておきましょう。
給湯器の交換を依頼する際は、必ず事前に工事内容や費用について、業者にしっかり確認しておきましょう。
お風呂の給湯器に不具合が起こった時、「自分で直せないのか?」と考える人もいるでしょう。しかし、給湯器の設置や交換作業を行うには資格が必要です。また、修理で済むのか交換が必要かの判断も、自分では難しい場合が多いです。早めに専門業者へ連絡し、相談してみることをオススメします。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!
Instagram
https://www.instagram.com/diyersjapan/