本日はDiyer(s)番外編「工場長シリーズ」のさらに番外編、DIYな精神を求めて、中山道42番目の宿場町「妻籠宿(つまごじゅく)」を訪問。工場長なりのゆるーい旅レポをお届けします。はたしてDIYな商品・人は発見できたのでしょうか!?
◆妻籠宿(つまごじゅく)のおさらい BY Wikipedia
妻籠宿(つまごじゅく)は、中山道42番目の宿場(→中山道六十九次)で、現在は長野県木曽郡南木曽町。蘭川(あららぎがわ)東岸に位置する。隣接する馬籠宿(岐阜県中津川市)と、馬籠峠を越える旧中山道史蹟と合わせて木曽路を代表する観光名所として名高い。
※近くにある宿場町・馬籠宿(まごめじゅく)も、島崎藤村の生誕の地であり、人気がある宿場町です。
観光ルートの中間位置にある「街並み入口」から訪問スタート。
メイン通りの裏側ですが、レトロな感じがいいですね。自然と調和・共生しながら、宿場町の伝統を代々継いでいく精神が感じられます。
メイン通りに入ると、35度近い暑い日でしたが、たくさんの観光客が訪れていました。海外の観光客も多く、特に欧米系の割合が高かったですね。どこかのサイトでの宣伝効果でしょうか。
この縁側のような、居間の外側の座ってくつろぐスペースが懐かしいですね。子どもたちも会話が弾んでいました。この家は今でも人が住んでおり、生活感が感じられましたよ。
古き良き宿場町のイメージを統一・維持するためなのか、郵便ポストも黒色に塗られ(左上)、ラムネを入れるケースも風情のある木箱で覆われていました(左下)。見た目はかなり風化している物も、逆に宿場町全体のイメージに合っていい調和が取れておりました。
立ち並ぶ商店の中で、一風変わった感じで目立っていたお店がこちら。生地から作り、シャツやパンツにして売っているお店。デザイン的に、海外の観光客向けのようですね(笑)。日本人は買いにくいプロダクトですが、現代宿場町の商売の成功モデルかもしれません。
そしてついにDIYer(職人さん)発見!推定80歳近いだろう年配女性の方々が、伝統工芸品の「ヒノキ笠」を手際よく作っていました。ヒノキのパーツを一本一本編み込んで、約4時間くらいで一つの「ヒノキ笠」が完成するとのこと。「ヒノキ笠」は時間が経過するとともに、ヒノキの油でもとの白色からだんだんと茶色に色がかわっていく様子。いい色になっていました。
この方々は古き伝統を継承していくため頑張っていました!
さらにもう一人DIYer(職人さん)を発見!ヒノキのボールペンを実演販売していました(以前テレビでも紹介されたようです)。素晴らしい技術で完成度の高いボールペンでしたが、ちょっとお値段も張るのでギフト用にいいですね。敬老の日なんかに最適かも。
途中、水遊びで修行している未来の孫悟空に遭遇。この街と伝統を守るため、日々訓練しているのですね。
妻籠宿は、重要伝統的建造物郡保存地区に指定されているとのこと。古き石垣もそのまま保存、トイレ・防火設備も宿場町の風情を残すために演出が施されていました。
ここで普通に生活している住民が、貴重な財産を残そうという努力している様子が随所に垣間見られ、また漂う生活感が単なる観光名所とは違う心地よさを醸し出していて、故郷に帰ってきているような気持ちになりました!
今回の工場長ぶらり訪問は、DIY精神を探求しようという目的でしたが、普段は気づかない、また感じ得ない様々な良い発見をすることができました。
みなさまもご興味がありましたら、ぜひ妻籠宿(つまごじゅく)を訪れてみてくださいませ。
妻籠観光協会HP:http://tumago.jp/
本日もご清読ありがとうございました!
by 工場長
WRITTEN BY
Japan
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