狭い洗面所もスッキリ!DIYで叶える便利な収納アイデア

「洗面所が狭くて使いづらい」「洗面所にもう少しものを置けるようにしたい」など、洗面所の使い勝手や収納についてお悩みではないでしょうか。洗面所は、洗面用具やタオル、洗濯用品などいろいろなものを置くため、収納に困る場所でもあります。 しかし、狭い洗面所でも、工夫次第でこれまでよりたくさんのものをスッキリと片付けることが可能です。日常生活に取り入れたい、洗面所の収納アイデアをご紹介します。

公開日 2019.08.20

更新日 2022.01.07

狭い洗面所もスッキリ!DIYで叶える便利な収納アイデア

狭い洗面所の収納トラブル

狭い洗面所もスッキリ!DIYで叶える便利な収納アイデア
洗面所は洗濯機や洗面台など広いスペースが必要なものが多いため、どうしても狭くなりがちです。さらに、湿度が高く、カビが発生しやすい場所でもあります。洗面道具や小物など収納したいものがたくさんあっても、むりやり詰め込む収納をしていると通気性が悪くなり、カビ発生のもとになるでしょう。

洗面所に収納するものには、歯ブラシ、洗顔料、タオル、ヘアドライヤーなどの普段使うものや、シャンプー、ボディーソープ、洗濯用品のストックなどがあります。それぞれ形や大きさなどが異なるので、収納をするときにどうすればいいか迷う方もいるかもしれません。また、ストックなどを購入したときに洗面所の空いている隙間にただ適当に重ねてしまうと、あとになって「どこに何を片付けたかがわからない」という状況になる心配もあります。

洗面所はカビ対策のためにもこまめな掃除が必要な場所ですが、収納がきちんとできていないごちゃごちゃした状態では、掃除にも手間がかかります。洗面所の収納は、湿度対策や掃除のしやすさまで考えて行なうといいでしょう。

壁の高さを活かした収納アイデア

狭い洗面所もスッキリ!DIYで叶える便利な収納アイデア
洗面所に棚が少ない、市販の収納棚を置けるほどの広さがないというときには、壁を利用して収納を増やす方法がおすすめです。壁面収納に便利なアイテムが「ディアウォール」。2×4材や棚板を使って、洗面所の壁にぴったりサイズの棚を作ることができます。壁にネジや釘で穴を開ける必要がないので、賃貸住宅でも簡単に棚を設置できます。

【ディアウォールを使った壁面収納の作り方】

1.取り付ける場所の床から天井までの高さを測り、棚板のサイズ(奥行きと横幅)を決めます。
2.ホームセンターなどで「天井の高さ-45mm」の長さの2×4材2本と、必要な枚数の棚板と、棚板の数×2個の棚受けを購入します。(板のカットはお店に頼むことが可能)
3.柱材にする2×4材の棚を取り付けたい位置に、棚受けと棚板を取り付けます。
4.柱材の両端にディアウォールを取り付けて、棚を作りたい壁の天井と床につっぱり棒のように設置します。

ディアウォールでつっぱり方式の収納棚を設置すると、天井近くまで棚をつけることができて、収納力が大きくアップします。棚の奥行きを変えて、小物収納やタオル収納などに活かしましょう。
また、洗面台横の壁面には、歯磨きセットや洗顔用品などがスッキリ納まるBOXを、ネジや釘などでとめて設置すると便利です。壁面BOX収納では、洗面台から顔を上げてさっと出し入れできる位置に、必要な小物が並ぶ棚を作ることができます。BOXは無印良品やニトリなどで購入できますが、DIYで好きなサイズのものを作ることも可能です。
また、レトロな棚受けを使用して壁に棚板を固定し、アンティーク調の棚を作るのもおすすめです。棚受けは100均でも購入できるので、手軽に収納を増やすことができるでしょう。

扉裏を活用した収納アイデア


洗面台の下には、ものを置くだけではなく扉の裏を活用してひっかける収納を作ることもできます。洗面台の扉を閉めたときに扉の中にスペースが空いている場合は、扉にフックつきのハンガーを取り付けてひっかける場所を作りましょう。

フックつきハンガーは、100均やホームセンターなどでさまざまな種類のものが売られています。左右の扉にフックをつけてドライヤーなどをひっかけたり、小物を入れられるケースをつけたりすると、いろいろなものをさっと取り出しやすく収納でき、とても便利です。
賃貸だから貼り付けるタイプは難しいという場合には、「吸盤式」や扉にひっかけるだけでOKの「吊り下げ式」収納グッズがおすすめです。

洗面台の鏡裏も、扉裏収納にぴったりのスペースです。歯ブラシやひげ剃りなどをひっかけて収納するグッズを貼り付けましょう。家族用の歯ブラシの数が多いときでも、歯ブラシをきれいに並べて清潔に収納できます。
ほかにも、ミニフックをいくつか貼り付けておくと、ヘアゴムやネックレス、ブレスレットなどのアクセサリーをひっかけておくことができます。置き場を決めておくことで、入浴時にどこに置いたか忘れて探すこともなくなるでしょう。

窓やお風呂の入り口に収納スペースを

洗面所の窓やお風呂の入り口などは開け閉めするところだからと、収納をあきらめてしまう場合も多いでしょう。ところが、窓や扉の開け閉め、採光に影響が出ないよう気をつければ、入り口にも収納を作ることが可能です。

お風呂の入り口は、頭の高さよりも上の部分がデッドスペースになっています。扉を開けてもぶつからないところに、つっぱり棒を取り付けて収納スペースを追加しましょう。このつっぱり棒は、使わないときにバスマットをひっかけて乾かすスペースとして利用できます。扉の開け閉めには影響なく、お風呂を使うときには床に敷くので邪魔にならないところもポイントです。

窓には、棚受けを壁に固定して窓枠の端から端まで棚板を渡し、収納棚を作ることができます。基本的には棚板だけでは窓を塞ぐことはなく、棚の隙間から光が差し込むので採光に問題はありません。棚板の間を開けて、明るい色や光を通しやすいスチールかごなどを利用して収納するとより、明るさを保てるでしょう。

賃貸で棚板をつけることができない場合には、窓枠用の小物収納つっぱりラックを使用するといいでしょう。窓枠用つっぱりラックは、通販などで購入できます。

洗濯機周辺を賢く使うアイデア

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洗濯機の上には大きな空間が開いているため、大容量の収納スペースを確保することができます。簡単に収納を作る方法には、ランドリーラックの使用があります。ランドリーラックは無印良品やニトリなどで売っているので、簡単に購入することが可能です。ランドリーラックを設置すると洗濯機の上に棚ができ、そこにバスケットやBOXなどを使ってタオルや小物を収納できます。ハンガーラックがついている商品なら、便利さがより一層アップするでしょう。

ランドリーラックの中には、シックでおしゃれ度の高いアイアンフレームのタイプなどもあります。ラタンバスケットなどを並べて統一感のあるスッキリとした収納にすると、気になる生活感を打ち消し、落ち着きのある空間が目指せるでしょう。
ただ、洗濯機が大きい場合、ランドリーラックを設置しても棚に手が届きにくい場合があります。そんなときには、洗濯機の横の壁につけるつっぱりタイプの壁面収納を活用しましょう。例えばIKEAの棚レールシステム「アルゴート」なら、壁につけたい棚の幅に合わせて支柱を取り付け、簡単に可動式の棚を設置することが可能です。

【アルゴートの取り付け方】

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1.まずアルゴートを取り付ける壁の下地の位置を探します。壁を叩いて音で確かめるか、下地センサーなどを使って下地のある場所を見つけます。
2.下地のある場所にネジやアンカーを使用して支柱を取り付けます。
3.棚をつけたい高さに支柱にブラケットをひっかけて、棚板を取り付けます。

タオル収納の参考例とコツ

洗顔時など使う機会が多いタオルは、さっと取り出せるように置いておくと便利です。ランドリーラックや洗濯機の上につけた棚、壁面収納棚などにたたんで重ねたり、かごに入れて棚に並べたりするときれいに収納できます。収納時の仕切りには、無印良品のファイルボックスが人気のアイテムです。タオルをくるくる巻いて、ボックス内に重ねておきましょう。

ニトリのバスケットは、大きめサイズで中身が見えないので、タオルやバスタオルを見せずに収納したいときにおすすめです。バスケットの中に不織布ボックスを入れて仕切りを作ることもできます。仕切りがあると、タオルとバスタオルを分けて、使いやすく収納できるでしょう。タオルが多いときには、バスタオル用とフェイスタオル用のバスケットを用意して並べると、大容量の収納も可能です。

タオルを片付ける場所が足りない場合には、無印良品の「壁につけられる家具」シリーズを空いている壁に設置するのがおすすめです。フェイスタオルだけをまとめて収納できるサイズのシンプルなタオル専用棚を使うと、見た目もおしゃれに、取り出しやすく収納できます。壁に傷をつけられないときには、洗濯機につけるマグネット式タオルホルダーで、くっつけるだけの簡単収納としてもいいでしょう。洗濯機の横にマグネットでくっつけたら、くるくる巻いたタオルを挟んでいくだけで、デッドスペースを活用したタオル収納が完成します。

便利な洗面所収納にするには

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収納を見直すことによって洗面所の便利度はアップします。洗面所には歯ブラシやタオル、洗剤などさまざまなものを収納するので、使う頻度によって収納する場所を決めることがポイントです。タオルなどの使用頻度の高いものはさっと取り出しやすい位置に収納するといいでしょう。きれいに重ねたり並べたりする「見せる収納」にすると、さらに使いやすさやおしゃれさがアップします。

洗剤やシャンプーのストックなど、使用頻度が低いものは手が届きにくい場所に収納します。重いものは上ではなく、下の方に収納すると便利です。洗面ボウルの下などにボックスや引き出し収納を作り、大きさや種類ごとに揃えておくとスッキリ片付けられるでしょう。引き出しの場合には、ラベルを貼って中身がわかりやすいようにします。引き出し収納や収納ボックス、ファイルボックスなどは無印良品やIKEA、100均などで購入可能なので、使いやすい大きさを選び、無理なく重ねて便利に収納力をアップさせましょう。

狭い洗面所でも収納は増やせる!

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限られたスペースにたくさんのアイテムを置いているのが洗面所です。衛生用品から洗剤、掃除道具まで、収納するアイテムの用途や大きさもいろいろありますが、収納BOXやケースなどを使うと簡単に区分けできて、便利に収納を増やせます。

まず収納をするための棚が欲しいという場合には、ランドリーラックを使用すると簡単にスペースを増やせます。さまざまな自作ツールがお店で売られているので、DIYで自作の棚を作ることもそれほど大変ではないでしょう。

壁面収納や棚の増設などを考えても「自分ではできないかもしれない」と不安に感じる場合には、業者に依頼するのもおすすめです。洗面台や洗濯機の配置を変えたり、作り付けの棚を設置したりなど、自分では難しいことでも、業者に依頼すると希望どおりのリフォームが可能です。工事内容によっては10万円以内から依頼できるので、散らかりやすい洗面所をスッキリと使いやすい状態に大変身させたいなら、検討してみてはいかがでしょうか。

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