床リフォームの基本!床材の特徴や性質の違いを種類別に解説

床リフォームに使用する床材には、フローリングやクッションフロア、フロアタイルなどさまざまな種類があります。本記事では、床リフォームで使用されることの多い主な床材をピックアップしました。それぞれの特徴やメリット、デメリットについても解説します。

公開日 2021.06.30

更新日 2021.06.30

床リフォームの基本!床材の特徴や性質の違いを種類別に解説

住まいの雰囲気を大きく変えられる床のリフォームは、人気の高いメニューのひとつです。ただ、床リフォームで使用する床材にはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのかわからない、といった人も少なくありません。
床材ごとに特徴があるため、仕上がりの見た目や耐久性、価格などに違いが生じます。床リフォームを検討しているのなら、それぞれが持つ特徴を把握したうえで判断しましょう。

リフォーム前に押さえておきたい床材の種類と特徴

リフォームで使用する床材の種類は豊富です。フローリングやフロアタイル、クッションフロアなどがあり、それぞれ価格や特徴が異なります。まずは、工事で主に使用される床材の種類と特徴を押さえておきましょう。

フローリング

住宅のリフォームにおいて、最もポピュラーな床材がフローリングです。現代日本における住宅は、洋風の造りが多いため、フローリングがよくマッチします。

ひと口にフローリングといっても、さまざまなタイプが存在します。大きく分けると、無垢と複合の2種類に区分されます。無垢とは、ひとつの木材を削り出して成形したものを指し、複合はベースとなる木材の上に特殊シートや化粧材を貼って仕上げたものです。

無垢には木材そのものの温もりや質感があり、年月の経過とともに風合いの変化を楽しめます。一方、天然の木材を削り出して成形しているため個体差が生じ、施工後に反りや収縮が生じることも少なくありません。
複合のメリットは価格の安さと品質の安定性です。施工後の反りや収縮がほとんどなく、特別な機能を持たせた製品も少なくありません。デメリットは補修が難しいこと、無垢に比べて硬いため歩行時に負担がかかりやすいことなどが挙げられます。

フローリング素材としてよく用いられるものとして、ウォールナットやメイプル、ブラックチェリー、オーク、タモ、バーチ、ヒノキなどが有名です。

フロアタイル

塩ビ素材を用いた床材で、PCV床材と呼ばれることもあります。住宅に使用される以外に、オフィスや店舗の床材として選ばれることも珍しくありません。薄い素材であるためカッターナイフなどで簡単に切り分けられ、ボンドを塗布して施工を行います。

大理石調や石畳調、フローリング調などバリエーションが豊富で、デザイン性に富んでいることが特徴です。そのため、さまざまなスタイルの住まいにマッチします。さらに塩化ビニール素材であるため価格も安く、工事費用を抑えられることもメリットと言えるでしょう。
耐久性や耐水性の高さも特徴です。へこみができても元に戻りやすく、木材のように水を吸収することもありません。また、小さなピースを組み合わせるように施工するため、傷やへこみが生じた時は、ピンポイントでそこだけ貼り替えられます。

デメリットとしては、クッション性に欠けることが挙げられます。製品そのものが薄く、硬質なため、衝撃をあまり吸収しません。それゆえ防音性も低く、階下に生活音が響きやすいことも覚えておきましょう。

クッションフロア

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フロアタイルと同様に、塩化ビニールを素材として用いた床材です。床リフォームシートと呼ばれることもあります。主に住宅のトイレや洗面所など、水回りに使用されるケースがほとんどです。厚みは1.5~2.5mm程度のものが多く、素材も柔らかいため施工しやすいのも特徴と言えるでしょう。

硬質なフロアタイルに対し、こちらはクッション性に富んでいることが特徴です。また、数ある床材の中で最も安価であるため、工事費用を抑えたい人にも適しています。耐水性にも優れており、水に濡れやすい洗面脱衣室やトイレ、キッチン周りなどによく用いられる床材です。

デメリットとしては、耐久性の低さが挙げられます。柔らかく薄い素材であるため、一点に強い衝撃を与えると破れてしまうことも少なくありません。また、ボンドを使って施工を行う性質上、湿度の影響により粘着力が低下し、浮きや剥がれが生じることもあります。

日本で古くから床材として親しまれている畳。現代においても住宅の和室や居間などで用いられています。専門の職人が現場の寸法を測り、そのうえで製作して施工を行います。ほかの床材と違ってDIYでの施工は難しいので、プロに依頼することをオススメします。

また、素材として使用するイグサ独特の香りを楽しめることが特徴です。やはり和室との相性は抜群で、和の雰囲気を感じられる空間に仕上げられます。クッション性にも優れているため、小さなお子さんのいる家庭にもオススメです。メンテナンスの必要はあるものの、長年にわたり使用できるのもメリットと言えるでしょう。

ただ、日本古来の床材であるため、洋間との相性はあまりよくありません。そのため、施工する場所も限定されてしまいます。ただし最近では、あえてそのミスマッチを狙ったリフォームが行われるケースもあるため、必ずしもデメリットと断じることはできないでしょう。

あとは、ほかの床材に比べて価格が高い、メンテナンスがしにくいなどのデメリットも挙げられます。簡単なメンテナンスは自分でもできますが、本格的な手入れは専門業者に依頼しなくてはなりません。

カーペット

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カーペットは繊維質の床材で、ウールやアクリル、ナイロン、コットン、ポリエステルなどさまざまな素材を用いたものがあります。色や模様のバリエーションも豊富であり、さまざまな住空間に合わせられることが特徴です。オフィスにおける定番の床材としても知られています。

素材の性質上、滑りにくいことがメリットです。クッション性もあるため、小さなお子さんがいても安心できます。吸音性にも優れているため、階下への生活音が気になる人にもオススメです。

デメリットとしては、夏期に暑さを感じやすいことが挙げられます。フローリングやフロアタイルのような清涼感はなく、暑いからといって剥がすこともできません。細かい繊維の中に細かいホコリが入りこみやすく、掃除がしにくいのもデメリットと言えるでしょう。

ダニが繁殖しやすいのも特徴です。繊維の中に潜り込んだダニが繁殖し、住人に被害を及ぼす恐れがあります。ダニは、繊維にしっかりと取り付いていることが多いため、掃除機でもなかなか吸引できません。定期的な薬剤での処置や、専門業者への駆除依頼が必要です。

その他(石材、コルク、タイル)

石材は、名が示す通り石を素材として使用した床材です。オフィスや店舗、住宅の玄関などで使用されることが多いのですが、近年では内装に使われることも増えました。耐久性やインテリア性の高さが特徴ですが、強い衝撃で割れてしまうと、広範囲にわたり修繕が必要となるデメリットがあります。
コルクフローリングやコルクタイルは、コルク独特の肌触りや見た目を楽しめる床材です。保温性や弾力性に優れており、表面にコーティングが施されたものなら耐久性にも優れます。

コルクタイルは、浴室のリフォームにもオススメです。既存の床に上張りや重ね張りもでき、冬場の入浴における足元の冷えを回避してくれます。クッション性もあるため、転倒した時も大事になることを防いでくれるでしょう。
タイルは、外壁材や浴室の床材として使用されてきた経緯があります。玄関の床材として使用されることも多く、耐久性やメンテナンス性の高さが魅力です。濡れていると滑りやすいことが難点ですが、現在では表面に加工を施し、滑りにくくしたものも開発されています。

床リフォームにオススメの床材を場所別に解説!

床リフォームにおいては、施工する場所に適した床材を用いることが基本です。その場所にマッチした床材をチョイスできれば、快適で居心地のよい住空間に仕上げられるでしょう。以下、場所別にオススメの床材を紹介します。

リビング

床リフォームの基本!床材の特徴や性質の違いを種類別に解説
家族団らんのスペースであるだけでなく、来客をもてなす場所でもあるリビングには、フローリングやカーペットなどの床材がオススメです。デザイン性や快適性に優れた床材を使えば、のんびりとくつろげる空間となるでしょう。

また、リビングには重量のある家具を設置するケースが少なくありません。テレビやテレビボード、ローテーブルなどです。それを考えると、傷やへこみのつきにくい素材、クッション性の高い床材が望ましいと言えるでしょう。

寝室

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スタンダードなのはフローリングです。特に無垢のフローリングなら、調湿作用が期待できるため、快適な空間で体を休められます。自然木ならではの香りはリラックス効果も期待されます。高い安眠効果にもつながるでしょう。

カーペットやクッションフロアなどもオススメです。これらの床材は吸音性に優れており、静謐さが求められる寝室に適しています。寝ている時に家族が部屋へ入ってきても、足音が抑えられて気になりにくいため、睡眠を妨げられません。

カーペットやクッションフロアは、保温性も優れているため、冬場の寝起きの場面では重宝します。また、ベッドに腰掛けて読書などをする習慣がある人にも、足元からの冷えをシャットアウトできるメリットがあるのです。

キッチン・水まわり

床リフォームの基本!床材の特徴や性質の違いを種類別に解説
クッションフロアおよびフロアタイルがオススメです。キッチンやトイレ、洗面脱衣室などの水まわりは、どうしても床に水が飛び散りがちです。そのため、耐水性に優れるこれらの床材が適していると考えられます。

フローリングも、場所を選ばず使用できる床材であるためオススメです。木素材のフローリングは、水に強くありませんが、現在では水濡れに配慮したフローリング材もあります。このような床材を採用すれば、水による影響が気にならず、なおかつオシャレな水回り空間を手に入れられるでしょう。

玄関

玄関内部やポーチは、来客を迎え入れる家の顔となる部分です。自宅の顔として、デザイン性をアピールできる床材を選択しましょう。オススメなのは、石材やタイルなどです。

石材やタイルは、デザイン性に富んだ製品が多く、オシャレな玄関を演出するのに適しています。また、日常的に人が出入りをする玄関の床材には耐久性も求められますが、石材やタイルならそれも問題ありません。

住まいの印象を左右する玄関であるため、床材を選ぶ時は周囲との調和も重視しましょう。玄関へのアプローチやポーチから見える廊下の床、壁、設置された家具などとの調和を考慮しつつ、ベストなものを選んでください。

リフォームに使用する床材にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があることもご理解いただけたのではないでしょうか。リフォーム失敗とならないよう、特徴やメリット、デメリットを把握したうえで、場所ごとに適した床材をチョイスしましょう。予算についても含め、詳しいご相談をご希望の人は、ぜひ「カシワバラ・コーポレーション」へお問い合わせください。

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