オフィスに集中ブースを導入すべき理由とは?メリットや導入ポイントを解説

本記事では、オフィスに「集中ブース」を設置するメリットについて紹介します。そもそも集中ブースとは何か、なぜ求められるようになったのかなどの基本知識に触れつつ、集中ブースで人気のブランドや導入方法など、知っておきたい情報をまとめました。

公開日 2021.11.01

更新日 2021.11.01

オフィスに集中ブースを導入すべき理由とは?メリットや導入ポイントを解説

近年、働き方改革により、求められるオフィスのレイアウトも変化しています。従来は島型レイアウトを導入し、チームで仕事をすることが多かったものの、最近は個人で集中できる執務スペースを導入する企業が増えているようです。そこで本記事では、オフィスに「集中ブース」を取り入れるメリットや人気のオフィス家具ブランド、失敗しないコツなどを紹介します。オフィスリノベーションを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

集中ブースとは?

近年、フリーアドレスや誰でも使える執務スペースなど、オープンなオフィスレイアウトが流行しています。これらは限られた空間を有効活用したり、社内のコミュニケーションを活性化したりできるメリットがありますが、一方で「一人で落ち着ける場所がなく、かえってストレスを感じる」「周りの会話や視線が気になる」などのデメリットもあるようです。

そこで注目を集めているのが、ソロワークを行うために設置される「集中ブース」です。間仕切りなどで一人用のスペースを区切る開放型のものや、遮音性の高い個室ボックスなど、さまざまな設備タイプが選択可能です。オフィスのスペースや求める機能性などによって適切な設備を選びましょう。

働き方改革はここまで進んだ!オフィスに集中ブースが求められる背景

働き方の多様化や、新型コロナウイルスの影響などにより、オフィスのあり方も大きく変化しています。Web会議などの遠隔コミュニケーションが導入されたり、ペーパーレス化が進んだりと、業務がデジタル化したことで、個人が専用のデスクを持たなくても仕事ができるようになりました。オープンオフィスは部署間のコミュニケーションを促し、オフィス全体の一体感が高まるなどのメリットがある一方、ソロワークを行う際の集中力や生産性といった面で、まだまだ課題も多いようです。

業務の生産性をアップするには、ほかの人とコミュニケーションを取る時間と、一人で作業に没頭する時間とのメリハリを付けることが大切です。近くで喋っている人の声が聞こえたり、頻繁に人が行き来したりする場所での業務は、打ち合わせ時などは気にならないものの、ソロワークではかえって業務効率を損ねてしまうかもしれません。ほかの人の視線をシャットアウトし、静かに作業できるスペースがあれば、より快適に仕事が行えることでしょう。

集中ブースをオフィスに導入するメリット

集中ブースを導入すると、具体的にどのような影響があるのでしょうか。ここでは、生産性・モチベーションの向上やテレワークとの相性など、集中ブース導入によって得られるメリットを詳しく紹介します。

従業員の生産性向上・モチベーション向上

作業環境を整えることは、従業員の活躍機会やモチベーションをアップし、生産性を向上させることにつながります。業種にもよりますが、仕事には「チームで行うのが適しているもの」と「一人のほうが適しているもの」があります。例えば、新しいプロジェクトの企画内容を議論し、ブラッシュアップする作業はチーム向けです。他方、新しいアイデアを生み出す作業は一人のほうが向いているでしょう。どちらの作業も快適に行えるようにオフィス環境を整えれば、従業員一人ひとりの生産性も高まるはずです。

また、作業時に周りの人に何もいわなくても「この人は今、一人の業務に没頭したいのだな」と察してもらえるメリットもあります。オープンスペースで作業していると、どうしてもほかの人に話しかけられて、集中力が散漫になる人は多いでしょう。その点、集中ブースなら自分のペースで業務に没頭できるため、そうした外的要因で作業を中断する必要がありません。

フリーアドレス化・テレワーク化に対応しやすい

集中ブースは、フリーアドレスやテレワークなどと相性がよく、これらと同じタイミングで導入する企業も少なくありません。すでにフリーアドレスを導入済みの場合も、個室ブースやパーソナルブースの必要性を感じ、あとから追加で導入を検討する企業が多いようです。従業員の中には「開放的な場所ではソロワークが行いにくい」と感じる人もいるため、オープンオフィスへレイアウトを変更する場合は、集中ブースの導入も併せて検討してみることをオススメします。

また、機密情報を扱う時は、隣との席が近い執務スペースや、人の行き来が多い場所などでは、どうしても周囲の視線が気になってしまいます。業務のデジタル化に伴い、パソコンがあればどこでも仕事ができるようになったものの、これまで以上にセキュリティ面のリスクにもしっかりと配慮しなければなりません。防音機能を搭載している個室ブースや、パソコン画面が見えないように工夫されたパーソナルブースなどがあれば、大切な情報を守りながら作業に集中できるでしょう。

比較的手軽に導入できる

「集中ブースを設置したいけれど、多くの費用や手間がかかるのでは」と迷っている人は多いでしょう。しかし、集中ブースはオフィスレイアウトの中でも比較的簡単に導入でき、コストもあまりかからないのが嬉しいポイントです。テレワークの普及によって使用しなくなった会議室や、個別デスクの廃止により余ったスペースなどを有効活用すれば、オフィスを拡大する必要もありません。

また導入の際は、必ずしも業者に依頼して家具を造作する必要はなく、既製品だけで済むケースもあります。実際、電話ボックスのような個室型の防音ブースや、簡単に半個室スペースを作れる間仕切りなど、さまざまな製品が販売されています。設置を迷っている場合は、これらの製品を取り入れ、試用してみるのもよいでしょう。

集中ブースの代表的なブランドは?

ここでは、集中ブースをつくるための代表的なオフィス家具ブランドをまとめました。活用事例と併せて紹介しますので、レイアウトや設備の種類で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

コクヨ「WORKPOD(ワークポッド)」

こちらは「コクヨ株式会社」が提供する、可動式の一人用ブース「WORK POD(ワークポッド)」です。人感センサーを搭載しており、入室と同時に自動で照明と換気システムが起動します。約40秒ごとに空気が入れ替わるため、感染症対策を行いながら安全にソロワークが行えるでしょう。また、強化合わせガラスを使用しているため遮音性にも優れており、Web会議での使用にも適しています。感染症を予防しながら一人作業に集中できるワークポッドなら、遠隔コミュニケーションシステムやテレワークなどに適応した、新しい時代の働き方をサポートしてくれることでしょう。

オカムラ「drape(ドレープ)」

こちらは「株式会社オカムラ」が手がける、ミニマムサイズの一人用ワークブース「drape(ドレープ)」です。本製品の特徴は、デッドスペースを活用して手軽に設置できることです。最小1㎡のスペースがあれば設置可能なので、間取りを変えたり、リノベーションをしたりといった、大幅なオフィスの変更は必要ありません。
吸音パネルと天板を組み合わせたセミクローズ型の集中ブースゆえ圧迫感が少なく、ソロワークにも集中しやすいでしょう。外部の音を適度に遮ってくれるため、Web会議や電話などにもぴったりです。

イトーキ「ADDSIDE(アドサイド)」

「ADDSIDE(アドサイド)」は、「株式会社イトーキ」が展開するフレキシブルな集中ブースです。本製品の特徴は、用途によって自由に広さを変えられることです。一人用の作業ブースは比較的狭いものが多く、資料を広げながら作業すると、すぐにデスクがいっぱいになってしまいます。
その点、アドサイドはパネルの数や設置方法によって、柔軟に空間をつくり変えられるため、「さまざまな広さの集中ブースを設置したい」「ゆったりとしたプライベートスペースがほしい」といった時に重宝するでしょう。シンプルかつ柔らかなデザインのため、多数のブースを設置しても圧迫感が生じにくいのも魅力です。

関家具「KOLO」

こちらは「株式会社 関家具」が手がける、フォンボックス型集中ブース「KOLO(コロ)」です。デザイン性に優れており、スタイリッシュでオシャレなフォルムが人気を集めています。遮音性・吸音性にも優れているため、ビデオ通話や電話会議などに最適です。
コンパクトな一人用サイズやソファが置けるゆったりサイズ、二人用サイズなどさまざまな広さがあるため、用途に合わせて複数のサイズを設置するのもよいでしょう。しっかりとした設計の個室ブースですが、最短3時間ほどで組み立てられるため、手間や時間をかけずに設置できるのも魅力と言えます。

集中ブース導入のポイント・注意点

せっかく集中ブースを導入しても、うまく生産性が上がらないなど、思うような効果が実感できないケースも見られます。集中ブースは、ただ単に設置すればよいわけではなく、しっかりと運用ルールを定めることが大切なのです。
例えば、「Web会議や通話ができるエリアと私語厳禁のエリアを分ける」「集中ブースにいる人には緊急時以外話しかけない」など、ほかの執務スペースとの違いがわかるようなルールを制定するとよいでしょう。
また、特定の利用者で集中スペースが埋まってしまうと、従業員全員がメリットを享受できなくなってしまいます。利用時間の制限を設けたり、座席の予約管理を行ったりなど、あらかじめ運用ルールを整備しておく必要があります。そして運用ルールが決まったら、それらをきちんと従業員に周知し、浸透させることも大切です。目に付きやすい場所に張り紙を貼ったり、マニュアルを作成したりするなど、従業員にルールを守ってもらう工夫を取り入れるとよいでしょう。

近年の働き方改革や感染症対策などにより、オフィスのあり方も変化しています。フリーアドレスやテレワークなどが広まる一方で、個人作業に集中できず、メリハリを付けて業務を行えない課題も浮き彫りになっているようです。オープンオフィスへのレイアウト変更を検討している場合は、併せてソロワークに特化した集中ブースの設置をオススメします。
具体的な費用や価格、レイアウトを相談したい時は、オフィスリノベーションの実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひお問い合わせください。

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