真似したい!オフィスインテリアコーディネートの基本とテクニック

オフィスのインテリアは社員のやる気を左右する大切なものです。すぐにでも真似したくなるようなオシャレなオフィスインテリアコーディネートを実現する方法をご紹介します。インテリアコーディネートで失敗しないために、抑えておくべき基本から実例まで解説しています。

2022.01.07

最近では、カフェやアパレルショップのようなオシャレなインテリアのオフィスが増えてきています。素敵なオフィスにすることで、社員のモチベーションを上げることも可能です。しかし、思っているようなインテリアコーディネートにするのは難しいと思っている人もいるのではないでしょうか?
そんな悩みを解消するために、オフィスインテリアの基本を押さえつつ、オシャレに仕上げるコツをイメージ別にご紹介します。実際に役立つ実例を付けて解説していきます。ぜひオフィスづくりをする際の参考にしてください。

失敗しない!オフィスインテリアの基本

オシャレなオフィスにしようとしても、統一感がない、収納が少なく散らかって見えてしまうといった原因で失敗してしまうことがあります。オフィスのインテリアコーディネートで失敗しないために、知っておくべき6つの基本を押さえましょう。

テーマを決める

単独では素敵な家具や雑貨でも、たくさんの要素を取り入れ過ぎて統一感がないと、個性がぶつかり合ってしまいます。オシャレなインテリアを目指すつもりが、雑然としたセンスの悪いオフィスになってしまう可能性もあるのです。
そうならないために、最初にインテリアのテーマを決めるようにしましょう。そのテーマに合ったインテリアコーディネートをすることで、統一感のある魅力的なオフィスになります。

色選びにこだわる

インテリアにおいて色選びはとても重要です。色は人の心や行動に、さまざまな効果や影響を与えると言われています。例えば、赤には活動的・積極的になるという効果、青には集中力が増す・コミュニケーションが円滑になるという効果が期待できるのです。

一日の大半をオフィスで過ごす社員も少なくありません。そんな社員のことも配慮して、長時間過ごすことが苦にならないリラックスができる空間にすることをオススメします。
メインとなるオフィスには、ホワイト・グレーなどの落ち着いたニュートラルな色をメインで使用し、ポイント使いで癒しの効果が期待できるグリーンや、思いやりや温かみを感じさせるオレンジを取り入れるというのもいいでしょう。

クリエイティブなサービスを提供している企業の場合、提供しているサービスをイメージさせるようなカラフルなインテリアコーディネートを採用することもあります。それは、社員に企業の持っているイメージを体感しながら働いてもらうことで、プラスの効果を目指すという方法です。
また会議室は、「新しいアイデアを生みだす」「課題を解決する策を練る」といった目的のために使用される場所です。室内全体をホワイトやグレー一色にするのではなく、一部の壁やインテリアに明るい色やリラックスできるグリーンなどを取り入れるのはいかがでしょうか?

「植物」を取り入れる

仕事をする上では、緊張感が張り詰めることや、大きなストレスを抱えることもあります。そんな社員の心を癒すためにインテリアに自然を取り入れるのはよい方法です。
具体的には、観葉植物をオフィスに置くことで、植物による癒しの効果が期待できます。メインオフィスだけではなく、社員が疲れを癒す休憩室に植物を置くのもオススメです。

植物の世話をする負担を減らしたければ、観葉植物をリースするサービスもあります。それも難しければ、本物の植物ではない造花でもいいので取り入れてみましょう。
テーブルやソファ、ブラインドなどに木製のものを取り入れるのも効果的です。

収納アイテムを活用する

散らかっていてキレイに整理されていないと、どんなに素敵なインテリアコーディネートも台無しになってしまいます。そうならないためには、機能的で収納力があり、且つセンスのいい収納アイテムを採用することが重要です。
収納力がありデザイン性の高いキャビネット付きのデスクや、壁面収納や間仕切り収納を取り入れられます。

収納には見せる収納・見せない収納がありますが、見せる収納に何でもかんでも収納してしまうと、見た目が雑多な印象になり、オシャレなオフィスとは言うには程遠い印象になるでしょう。
見せる収納には同じ種類のファイルボックスを利用することで、統一感が演出できます。また、見せる収納に、インテリアのアクセントになる雑貨や洋書、風景の写真集、ファブリックパネルを飾ることもオススメです。

照明で魅せる

照明は、空間の印象をガラッと変えられるアイテムです。照明の当て方や色味、明るさをその空間の目的に適したものにすることで、スタイリッシュな感じや温かみのある雰囲気、清潔感といったさまざまなイメージを作り出せます。

メインオフィスは、書類やパソコンの画面を見る機会が多いので、ある程度の明るさを保つように注意しましょう。逆に休憩室は、少し明るさを抑えた温かい色味の照明を採用することで、癒しの空間を演出できます。
またオフィスの顔であるエントランスでは、社名のロゴを壁面に飾り、スポットライトを当てて強調するといった演出も可能です。

空間を活用する

パーテーションを多く利用して、閉鎖的な印象になってしまっているオフィスもありますが、できる限り空間を隔てるパーテーションや壁は取り払いましょう。オフィスの隅にいても全体を見渡せるような開放的なインテリアにすると、社員同士のコミュニケーションが円滑になり、業務の効率化にも繋がります。
パーテーションを使用する必要がある場合でも、ガラスや透明パネルにしたり、低めのものを採用したりして、圧迫感を感じさせないように工夫しましょう。
オフィスにおいては、デッドスペースの有効活用も大切です。デッドスペースになりがちな柱周りに、ハイテーブルを設置するのもオススメです。カフェでくつろぐような感覚で、気分転換しながらノートPCで仕事ができます。ちょっとした打ち合わせスペースとしても活用可能です。
柱周りに置いたテーブルに、エスプレッソマシンやティーバッグを用意して、小さなカフェスペースにするのも社員から喜ばれるでしょう。

テーマ別!オフィスインテリアを選ぶテクニック

オフィスインテリアの基本の部分でもお話した通り、オシャレなインテリアコーディネートを成功させるには、テーマを決めてインテリア選びをすることが重要です。ここではテーマ別にインテリア選びのコツをご紹介します。

温かみがあるオフィス

温かみがあるインテリアの代表と言えば北欧風インテリアです。北欧風インテリアとは、デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランドのデザイナーが手掛けるシンプルかつ機能的なインテリアのことを指します。基本的にはホワイトやグレー、木目調といった清潔感があるシンプルな色味や素材を使います。アクセントとして、北欧デザインのカラフルな小物を取り入れてもよいでしょう。

活気あるオフィス

活気があり快活なイメージの企業には、明るい色やポップなデザインの家具を使用したインテリアがオススメです。雰囲気に触発されて、新しいアイデアが浮かびやすくなるといった効果が期待できます。例えば、明るい色の代表格イエローには、楽しい気持ちになったり、幸せを感じたりする効果があるので、子供のおもちゃを作る企業などに向いているでしょう。

クールなオフィス

「みんなの仕事場」に掲載された、株式会社スタートトゥデイ様(現:株式会社ZOZO)のオフィスです。
モノトーンを基調にし、クールな大人の雰囲気漂うオフィスも人気が高いインテリアです。絵画やアンティークの置物を置いて、シンプルな中にアクセントが映えるワンランク上のコーディネートにすることもできます。さらに、優しい光が魅力の間接照明をプラスすると、光の効果でインテリアのカッコよさが引き立ち、よりスタイリッシュなオフィスの完成です。

高級感があるオフィス

「オフィスデザインのヴィス」に掲載された、加藤会計事務所様のインテリア事例です。
まるでホテルや高級マンションのエントランスのような、高級感が漂うオフィスも魅力的です。ウォルナット材やスエード調の素材、本革といった高品質な素材を取り入れ、インテリアの質にこだわることがポイントになります。床や壁にストーン調のタイルを取り入れて、さらにグレードアップすることも可能です。予算に余裕があれば、本物の大理石を床材や壁に使用するのもいいでしょう。

オシャレなオフィスインテリア参考実例

なかなかオフィスインテリアの方向性が決まらない人に向けて、参考実例をご紹介します。コーディネートのイメージを固めるための参考にしてください。

シンプルで機能的なオフィスインテリア

「Tabroom」に掲載されたオフィスレイアウト例です。
色味を白で統一し、明るく清潔感がある印象のオフィスです。収納が多く機能性の高い「小島工芸」のデスクや収納を使用することで、オシャレと使い勝手のよさの両立を実現しています。白の中にアクセントの観葉植物があることで、癒しの効果も感じられる空間です。

間接照明で魅力アップのオフィスインテリア

「インテリアショップ リグナ」ホームページに掲載された、株式会社エスプール様のインテリア事例です。
空間の壁面や中央に観葉植物をふんだんに取り入れ、そこにさまざまな種類の照明を上手に組み合わせたコーディネートです。植物の周りをベンチで囲むアイデアで、オフィスにいながら、公園にいるような感覚を味わえる空間に仕上げています。木目が特徴的な「リグナ」の家具を採用することで、企業の農園事業を想像させる空間づくりを実現しているのです。

リラックス効果で会話が生まれるオフィスデザイン

「Tabroom」に掲載されたオフィス事例です。
nendoと KOKUYOがコラボしたブランド「ofon」の家具を使用した、リラックス効果が期待できるインテリアコーディネートです。グリーンとベージュの布素材の扉が付いた収納や木目のデスクが、優しい雰囲気を醸し出しています。高さのある棚やパーテーションなどの圧迫感が生まれやすいアイテムは一切使用していません。まるで自宅にいるようなリラックスした環境にいることで、自然に会話が溢れ出すオフィスです。

インテリア選びのコツをしっかりと抑えて、アイテムの選び方を工夫することで、オフィスの印象を大きく変えられます。しかし、実際に一般の人が1からインテリアコーディネートをするとなると、なかなか難しいものです。そんな時は、プロに相談することもオススメです。自分が思い描いている理想のオフィスインテリアコーディネートを実現させるための新しい発見があるかもしれません。

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DIYer(s)

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