DIYシロウトがお店をつくった話 vol.2

前回の続きです

2022.01.07

2017春の時点ではまだお店にしてみようかな程度で、
なんの店かも確定はしていませんでした。

大まかな残りの作業としては
・1F天井壁床
・階段
・トイレ
・厨房
・1Fファサード(外装)
・電気、水道、ガス
といったところでしょうか。
コツコツいきます。

〜前回の記事からinstagramでフォローしてくださった皆様へ〜
ありがとうございます。
今後もものづくりは続けていきたいと思っていますので、
よろしくお願いいたします。
また質問等あればDMいただければと。

修復1F 2017.5~

1F天井

野縁・電線を取払ったままの天井。
天井というか、2Fの基礎、床裏ですね。

床から2F床裏まで約3.2mあります。
この高さを生かし塗装で仕上げてしまうことにしました。

ただ、約50年も前につくられた基礎の材です。
鋸目が残ったままですし、長年のホコリが裏側にもしっかり付着しています。
このままでは、塗れないので荒削りが必要です。

ディスクグラインダーに真鍮のワイヤーカップをつけて削ります。
2重マスクにゴーグル必須。
頭から全身ホコリかぶります。

エアーを使ってホコリをさらに飛ばし落します。
さらにホコリかぶります。

画像は荒削りで綺麗にした後に、
鉄骨に錆止め塗料、梁にステイン系の塗料を塗ったものです。
梁だけ色変えたかったんですが、ウルサイので全部白になります。

とりあえずやってみて、ダメなら変えるの1例です。

階段

天井の削りを進めているあいだに、
階段の施工が思いつきました。

解体時では、カーペットを剥がしたボンドが凸凹と
頑固に残ってしまっていたため、仕上げの施工が思いつきませんでした。

踏込(水平部分)は2Fの端材ラーチで貼る。
蹴込(垂直部分)はデニム生地を。

布だとホコリ付きやすいとかありますが、
まぁ良しとしましょう。

1F天井塗装

水性塗料をローラーで白く塗っていきます。

ワイヤーで荒削りしても、あきらかにシミが目立つ箇所がありました。
木の経年劣化ででるアクといったところでしょうか。
塗料で塗っても乾いてくると、そのシミが浮き出てきます。
今回はあえて味になるかなとそのまま塗装しました。

経年劣化をつくることはできませんので。

梁や根太の凸凹があるので思ったより進みません。
面積的には平面の1.5倍くらいでしょうか。

天井を白く塗りながら、
コーヒーでも出せる空間にできたらと、
この頃から考えはじめました。

厨房天井の下地

飲食店となると厨房が必要です。
認可を取るために、天井をつくります。

厨房の天井はホコリが溜まりづらい環境にしなければならないので、
凹凸があってはダメなんですね。

電線も露出しないように隠します。

Restroom下地

restroomの天井・壁・ドアの下地です。

壁は初めてつくることになるのですが、
さんざん壊した甲斐あってなんとなく想像はできていました。
壁の下地となる合板等をビス止めする際、
ビスを受ける間柱があれば問題ないという感覚でしょうか。

写真右のドア枠は苦労した記憶があります。
3方の枠をつくってからはめ込んでいったのですが、
4つの角の直角がどうやってもとれない・・・

合板がはられている外壁側の壁が、
垂直でなく歪んでいたためで調整しながらでした。

2x材ソファ

次の作業として水回りの工程を考えていたのですが、
どうやら頭の回転が追いつかなく家つくりに飽きたようで
気分転換にソファつくってました。。。

ツーバイ材に金物でつくってます。
スキマがある感じでつくりたかったようです。
クッションは既成品です。工業用ミシンまでは用意できませんでした。

家具や後に出てくるドア枠など、組立が必要なものは、
ある程度の設計が必要かと思います。
幸い昔の杵柄でIllustratorが使えますので、
そちらで設計していました。

配管

水、お湯、ガス、排水の配管をまとめて。
左画像は厨房、右画像はトイレです。

ラッキーなことに水道屋の友達がいましたので、
ビールを与えてあーだこーだ言われながら作業しました。
必要な部材は下見時にひと目みただけで、
揃えてきてくれて。餅は餅屋ですね。

ガスの配管も業者です。
プロパンだったのですが契約を前提だと、
管の立上げを指示するくらいで、
ほぼ無料で施工してくれたと記憶しています。

床の基礎と配線

ベタ基礎だったので、配管を通すスペースのために、
水回りが関係してくるところは床を上げてつくります。
根太というんですかね。
床板を支えるために、垂木よりも一回り太い材を渡します。

天井の照明などの配線は、
壁の間柱の間をすり抜けます。

隠さなければならない配線・配管は最後までドキドキでした。
もし足りないとかなると、壁や床を剥がしてやり直さなければならないですから。

厨房下地

厨房といっても本格的な料理ができる火元を置く予定はありませんでした。
火元がある場合は、今回の下地ではダメかもしれませんので、その辺は割愛。

壁の下地兼仕上げでラーチ12mm。
床はラーチ24mmです。

2Fと同じく下地の構造材にコーススレッドでしっかり止めます。
せっかく隠した配線・配管の頭を出すのを忘れずに。

Restroom下地

手洗いの基礎となる箇所の施工です。左。
とある店舗の解体で出た人工大理石のテーブルを
切って幅を合わせて手洗い台に使いました。

少し重量があったので、基礎もしっかりと。

右画像の鏡も同じく解体で出たものでした。
枠だけ色塗りかえれば雰囲気も変わるものです。
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WRITTEN BY

UCMU

Japan

思いつきで気の向くままにDIYシロウトがお店を作ってみました。
解体からはじまり、スケルトンから内装まで。
施工の8割程度はセルフでしょうか。
約2年、なんとかオープンできるカタチにはなりましたので、
数回に渡り、振り返りながら記録をポストしてみます。

現在はcoffee beansと格闘中。
HP→www.unknowncoffee.tokyo