お風呂が寒い(涙)!冬対策&リフォームで目指す快適くつろぎ空間!
「冬のお風呂が寒い」と悩んでいる人のために、今すぐできる寒さ対策や暖かいお風呂場にリフォームする方法・費用の目安などをご紹介します。寒さ対策にオススメのグッズや、リフォームによって得られる効果についても詳しくまとめました。
公開日 2019.12.19
更新日 2022.01.07
冬の寒いお風呂にお悩みの人は多いでしょう。入ってしまえば暖かいお風呂ですが、入る前に浴室が寒いと入浴をためらってしまうことも。湯船との温度差が原因でヒートショックを起こしてしまう可能性もあるため、何とか対策を考えたいものです。この記事では、お風呂の寒さ対策をする必要性やオススメの対策グッズ・寒いお風呂場をリフォームする方法などをご紹介します。リフォームの詳しい内容や費用相場なども分かりますので、ぜひ参考にしてください。
お風呂が寒い!我慢は禁物。寒さ対策をはじめよう
寒いお風呂が体に及ぼす影響にはどんなものがあるのでしょうか。寒さ対策の必要性とともにご紹介します。
ヒートショックで命を落とす可能性もある
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血管の収縮や拡張が起こり、血圧が大きく変動することです。寒い浴室で全身が冷えしまったあとに熱い湯船に入ると、血圧が激しく上下しヒートショックが起こるのです。ヒートショックが原因で失神してしまい、浴槽の中で溺れてしまった例も。さらには、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。ヒートショックは高齢者に起こるイメージがあると思いますが、若い人や子供にも起こる可能性があります。危険を予防するために、浴室の寒さ対策はしっかり行っておかなければなりません。
お湯が冷めやすくなる
「浴槽に貯めたお湯がすぐ冷めてしまう」という悩みの原因が、お風呂場の寒さにあることも考えられるでしょう。湯船に浸かったり体を洗ったりしている間にお湯が冷めてしまい、次の人が入る前に追い炊きが必要になることもあります。追い炊きを繰り返すようだと心配なのが光熱費ですよね。浴室内をしっかり暖め、追い炊きの回数を減らせるよう対策を考えましょう。
冬のお風呂場が寒くなるのはなぜ?
冬のお風呂場が寒くなる原因はいくつかあります。まず、断熱性能が低いことが挙げられます。最近は断熱性能を高めたお風呂が増えてきていますが、一昔前のお風呂は壁や床が薄く、外気の影響を受けやすいのが特徴です。また、通気性をよくするために換気扇が設置されていることや、窓からすき間風が入ってくることも寒さの原因になります。お風呂場は北側に配置されている家庭が多いため、もともと寒さの影響を受けやすいのが特徴です。寒さ対策としてはグッズを活用する方法やリフォームする方法などさまざまなものがあるため、検討してみるとよいでしょう。
すぐに試せる、寒いお風呂の対策アイデア
お風呂の寒さ対策としてオススメのアイデアをいくつかご紹介します。
入浴前に浴室内を暖めておく
まずは、何も使わなくてもできるお風呂の寒さ対策をご紹介します。入浴前に浴室全体を暖めておくために、蓋をしない状態で浴槽にお湯をためましょう。お湯が冷めないように蓋をしてためる人も多いと思いますが、蓋を全開にしておけば蒸気で浴室内が暖まります。シャワーで熱いお湯を壁や床にかけておく方法もよいでしょう。また、換気やカビ対策のために窓を開けている場合は、入浴の数時間前に必ず閉めるようにしてください。外気で浴室内が冷えるのを防ぎます。
脱衣所に暖房器具を置く
脱衣所と浴室内の寒暖差を緩めるために、脱衣所に暖房器具を置くとよいでしょう。入浴の1時間ほど前からスイッチを入れておけば、小型の暖房器具でも十分暖まるはずです。ハロゲンヒーターやファンヒーターなど、脱衣所に最適なサイズの暖房器具を探してみてください。ただし、暖房器具を設置する際は、周囲にタオルなど燃えやすいものがないか必ず確認することを忘れないようにしましょう。
グッズを使った対策法も
お風呂の寒さ対策には、便利グッズを使った方法もあります。例えば、洗い場の床に断熱マットを敷いて床の冷たさを和らげるとよいでしょう。滑り止め効果もあるため、小さな子供や高齢者がいる家庭にもオススメです。また、お風呂場に窓がある場合は、断熱効果のあるシートを貼ってみてください。冷たい外気の影響を受けにくくなります。
リフォームの場合はどんな方法がある?
お風呂の寒さ対策としてリフォームを検討する家庭も多いでしょう。寒さを解消できるリフォームの内容や費用の目安などをまとめました。
在来工法からユニットバスに変更する
浴室全体のリフォームを行う場合は、在来工法からユニットバスに変更する人がほとんどです。在来工法は古くから日本にある施工方法で、床や壁・天井などの素材を組み合わせてお風呂場を作ります。一方のユニットバスは浴槽・床・壁・天井が一体化しており、住宅の中にそのまま組み入れるため、二重構造になるのが特徴です。そのため、在来工法に比べて断熱性や保温性に優れています。
また、床や壁・天井・浴槽の下などに断熱材が入っているため、冬でも暖かいお風呂を手に入れられるのです。在来工法からユニットバスへの変更リフォームにかかる費用は、90万~100万円前後が相場といわれています。もちろん、浴室の広さや設備のグレードによっても費用は変わってくるため、事前に見積もりを依頼してしっかり確認しておきましょう。さらに、古いユニットバスから最新のユニットバスに変更することでお風呂の断熱性を高める方法もあります。その場合、費用の目安は70万~80万円前後です。
床や天井・窓の断熱リフォーム
浴室の床や壁・天井・窓などを部分的に断熱リフォームする方法もあります。床や天井・壁に断熱材を入れる方法や、断熱塗装を施す方法・外壁に断熱材をはめ込む方法など、内容はさまざまです。浴室に窓がある場合は、内窓を取り付けて冷気が入ってくるのを防ぎます。サッシとサッシの間に空気層ができるため、より断熱効果を高められるでしょう。
部分的な断熱リフォームには、浴室内の暖かい空気を外に逃がさず、外の冷たい空気が浴室内に入り込むのを防ぐ効果があります。こまめな追い炊きが必要なくなるため、光熱費の節約にもつながるでしょう。リフォームにかかる費用は、工事の内容や範囲によって異なります。一般的に、床下や床・壁の断熱リフォーム費用は1㎡あたり4,000~8,000円前後、内窓の取り付けにかかる費用は約60,000円が相場です。ただし、水漏れやシロアリ被害などにより土台の補修が必要な場合は、さらに追加費用がかかります。
部分的な断熱リフォームには、浴室内の暖かい空気を外に逃がさず、外の冷たい空気が浴室内に入り込むのを防ぐ効果があります。こまめな追い炊きが必要なくなるため、光熱費の節約にもつながるでしょう。リフォームにかかる費用は、工事の内容や範囲によって異なります。一般的に、床下や床・壁の断熱リフォーム費用は1㎡あたり4,000~8,000円前後、内窓の取り付けにかかる費用は約60,000円が相場です。ただし、水漏れやシロアリ被害などにより土台の補修が必要な場合は、さらに追加費用がかかります。
浴室暖房乾燥機を導入する
「もっと手軽に寒さ対策をしたい」という人にオススメなのが、浴室乾燥暖房機の導入です。スイッチを入れるだけで浴室内を暖められるため、ヒートショック対策にも効果があります。形状は天井埋め込みタイプと壁掛けタイプがあり、既存の換気口を利用して設置できるものが特に人気です。
暖房機能だけでなく、換気や乾燥・衣類乾燥・涼風などさまざまな機能が付いているため、さまざまな使い方ができます。最新の浴室暖房乾燥機にはミストサウナ機能なども付いており、バスタイムをより快適で楽しいものにできるでしょう。浴室暖房乾燥機の設置費用は、12万~20万円前後が相場です。もちろん搭載されている機能によって費用も大きく変わるため、どんな機能が欲しいかじっくり考えてみるとよいでしょう。また、浴室だけでなく脱衣所も暖めてくれるタイプもあります。脱衣所と浴室の寒暖差をなくし、安心してお風呂に入れるようになるため、検討してみてください。浴室と脱衣所を同時に暖めるタイプだと、設置費用は18万~25万円前後が相場です。
暖房機能だけでなく、換気や乾燥・衣類乾燥・涼風などさまざまな機能が付いているため、さまざまな使い方ができます。最新の浴室暖房乾燥機にはミストサウナ機能なども付いており、バスタイムをより快適で楽しいものにできるでしょう。浴室暖房乾燥機の設置費用は、12万~20万円前後が相場です。もちろん搭載されている機能によって費用も大きく変わるため、どんな機能が欲しいかじっくり考えてみるとよいでしょう。また、浴室だけでなく脱衣所も暖めてくれるタイプもあります。脱衣所と浴室の寒暖差をなくし、安心してお風呂に入れるようになるため、検討してみてください。浴室と脱衣所を同時に暖めるタイプだと、設置費用は18万~25万円前後が相場です。
via rehome-navi.com
快適なお風呂で入浴効果をアップ!
暖かいお風呂場を手に入れられれば、バスタイムも快適なものになるはずです。快適な入浴によって得られる効果や、オススメの入浴法をご紹介しましょう。
体が温まってリラックスできる
お風呂に入ると温熱作用により、体が温まります。体が温まると血液の流れがよくなり、体内にたまった老廃物や疲労物質が体外に排出されやすくなるのです。また、筋肉の緊張やコリがほぐれ、体が楽になるのを感じるでしょう。特に、35~38℃のお風呂にゆっくり浸かると、副交感神経が働いて精神的にリラックスできます。ストレスや疲れがたまっている時などに試してみるとよいでしょう。
血行がよくなる
入浴には水圧作用もあります。お風呂に入ると水圧によって胸回りや胴回りが小さくなったように感じますが、この水圧は体の表面だけでなく血管にも加わるのです。手や足にたまった血液が心臓に押し戻され、心臓の働きが活発になります。その結果、全身の血行がよくなるのです。
疲れが取れる
入浴の浮力作用によって、疲れが取れやすくなるというメリットもあります。お風呂に入ると、体が軽くなるのを感じるでしょう。これは浮力の影響です。お風呂に浸かっている時の体重は普段の1/9程度になっており、体を支えている筋肉や関節がほぐれます。緊張からくる脳への刺激も減り、心身共にリラックスできるでしょう。疲れがたまっている時こそ、ゆっくりと湯船に浸かるべきです。
体に負担をかけない半身浴もオススメ
入浴にはさまざまな健康効果が期待できますが、その効果をより高めたい時にオススメしたいのが、半身浴です。胸の下くらいになるようにぬるめのお湯をため、20~30分ほどかけてゆっくり入浴してみましょう。体がじんわりと温まり、汗をたくさんかくはずです。特に、就寝前の半身浴は眠りの質を向上させる効果があるため、試してみるとよいでしょう。身も心もリラックスして気持ちよく眠りにつけるはずです。普段シャワーだけで済ませることが多い人も、たまにはゆっくりと湯船に浸かり、その効果を実感してみてください。
お風呂の寒さ対策にはさまざまな方法がありますが、最も効率的な対策としてはリフォームがオススメです。自分の家庭にはどんなリフォームが合っているのか、ぜひ検討してみてください。
お風呂の寒さ対策にはさまざまな方法がありますが、最も効率的な対策としてはリフォームがオススメです。自分の家庭にはどんなリフォームが合っているのか、ぜひ検討してみてください。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!
Instagram
https://www.instagram.com/diyersjapan/