オフィスカフェとは? 設置するメリットや活用方法、導入事例を紹介!
本記事では、社内にオフィスカフェを導入するメリットを紹介します。従来の休憩室との違いなどにも触れながら、カフェコーナー以外の使用方法、導入事例や設置の際の注意点などもまとめています。オフィスカフェの効果や設置方法などを調べている人は、ぜひ参考にしてください。
公開日 2021.09.25
更新日 2022.08.22
近年、新しいリフレッシュスペースとして「オフィスカフェ」を設置する企業が増えています。従来の休憩室と比較して、オフィスカフェにはどのようなメリットがあるのでしょうか。本記事では、オフィスカフェがもたらす影響や導入事例、活用方法や設置の注意点などをまとめました。社内の休憩スペースを一新し、よりよい職場環境を創出しましょう。
人気沸騰中のオフィスカフェ
近年では、新型コロナウイルスや働き方改革などの影響により、自社に「オフィスカフェ」を取り入れる企業が急増しています。これは文字通り、オフィス内に設けられたカフェスペースのことです。
そう聞くと、木目調のテーブルや観葉植物、座り心地にこだわったチェアなどを設置した、開放的な空間を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、このような「何となくオシャレな喫茶店のようなイメージ」は持てても、その定義までは判然としないかもしれません。そもそも、オフィスカフェと従来の休憩室の間には、一体どのような違いがあるのでしょうか。まずはその点から確認していきましょう。
そう聞くと、木目調のテーブルや観葉植物、座り心地にこだわったチェアなどを設置した、開放的な空間を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、このような「何となくオシャレな喫茶店のようなイメージ」は持てても、その定義までは判然としないかもしれません。そもそも、オフィスカフェと従来の休憩室の間には、一体どのような違いがあるのでしょうか。まずはその点から確認していきましょう。
休憩室との違いは?
これまで、休憩室や食堂は業務スペースから離れた場所に設けられ、限定的な用途で使用されてきました。多くの企業にとって、これらの部屋は食事や雑談などを楽しむ場所であり、業務はあくまで執務室や会議室などで行われていたことでしょう。
他方オフィスカフェは、喫茶店と同じように個人作業に集中したり、食事をしたりといったさまざま用途に使えます。また、所属部署やプロジェクトを問わず多くの人が利用できるため、コミュニケーションの場として人々の交流を促します。
オフィスカフェの内装やレイアウトを決める際は、従来の休憩室と違い、居心地のよさも重視されます。業務スペースの一角にオフィスカフェを設ける場合も、あえてリラックス感のあるデザインにするなど、内装に変化をつけるケースは多いでしょう。居心地のよい空間で働くことで、従業員満足度や生産性の向上が期待できるのです。
他方オフィスカフェは、喫茶店と同じように個人作業に集中したり、食事をしたりといったさまざま用途に使えます。また、所属部署やプロジェクトを問わず多くの人が利用できるため、コミュニケーションの場として人々の交流を促します。
オフィスカフェの内装やレイアウトを決める際は、従来の休憩室と違い、居心地のよさも重視されます。業務スペースの一角にオフィスカフェを設ける場合も、あえてリラックス感のあるデザインにするなど、内装に変化をつけるケースは多いでしょう。居心地のよい空間で働くことで、従業員満足度や生産性の向上が期待できるのです。
社内にオフィスカフェを設置するメリット
オフィスカフェを取り入れると、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、社内コミュニケーションの促進や採用活動の利点など、さまざまな視点からオフィスカフェが人気を集める理由を挙げていきます。
コミュニケーションの活性化
オフィスカフェの大きなメリットとして、まず社内コミュニケーションを促進できる点が挙げられます。オフィスカフェは所属部署やプロジェクトに関わらず、さまざまな人が利用する設備です。個人のデスクで仕事をする従来のスタイルとは違い、普段は関わることのない人と席が隣になることもあるでしょう。そうした人たちとの出会いや交流が刺激となり、新たなコネクションの形成や従業員のモチベーションアップなどにつながります。
また、ビジネスでは何気ない会話の中からアイデアが生まれることも間々あります。他部署の人とやり取りし、互いに刺激し合いながら業務を進めることで、新たな価値の創出も期待できます。実際、オフィスカフェは創造性や斬新なアイデアを求める企業などへの導入実績も多く、業績アップにつなげている事例も見られます。
また、ビジネスでは何気ない会話の中からアイデアが生まれることも間々あります。他部署の人とやり取りし、互いに刺激し合いながら業務を進めることで、新たな価値の創出も期待できます。実際、オフィスカフェは創造性や斬新なアイデアを求める企業などへの導入実績も多く、業績アップにつなげている事例も見られます。
リラックスできる空間の確保
従業員が効率よく働くには、しっかりと休憩を取り、メリハリをつけて仕事をすることが大切です。休憩室の居心地が悪いと、リラックスできる空間がなく、仕事のモチベーションを損ねてしまいかねません。つまり、パソコンと向き合い続ける従業員たちには、適度に気分転換できる空間が必要なのです。実際、メンタルヘルス対策の一環としてオフィスカフェを導入した企業もあるほどです。
このように社内環境を整えることは、従業員の満足度や働きやすさに直結します。オフィスカフェなら空間を柔軟に使えるため、「社内が狭くて休憩室を充実させづらい」といった企業とも相性がよく、ひいては働き方改革にもつながります。併せて個人デスクを廃止し、フリーアドレス制のオフィスカフェを導入するなど、ルールの改善を図るのもよいでしょう。
このように社内環境を整えることは、従業員の満足度や働きやすさに直結します。オフィスカフェなら空間を柔軟に使えるため、「社内が狭くて休憩室を充実させづらい」といった企業とも相性がよく、ひいては働き方改革にもつながります。併せて個人デスクを廃止し、フリーアドレス制のオフィスカフェを導入するなど、ルールの改善を図るのもよいでしょう。
企業の魅力としてアピールできる
多様な働き方が求められる現代では、よりわかりやすく企業の方針や雰囲気を提示することで、優秀な人材を確保しやすくなると期待されます。そうした意味でオフィスカフェの存在は、求人募集をする際の魅力的なアピールポイントにもなり得るのです。
オフィスカフェを設置することで、コミュニケーションや創造性を大切にしている企業であることを、具体的な空間として直感的に伝えられます。そのため、創造性を重視する優秀な人材に、接触してもらえる可能性が高まるでしょう。
オフィスカフェを設置することで、コミュニケーションや創造性を大切にしている企業であることを、具体的な空間として直感的に伝えられます。そのため、創造性を重視する優秀な人材に、接触してもらえる可能性が高まるでしょう。
オフィスカフェの活用方法3選
オフィスカフェの目的は、何も「休憩」だけにとどまりません。ここからは、オフィスカフェのさまざまな活用方法を紹介します。
気軽に使えるミーティングスペース
オフィスカフェは、業務の合間などに生じるちょっとした打ち合わせにも使えます。参加者分の席を確保するだけで、あっという間に会議室のセッティングは完了です。部屋の中にホワイトボードやプロジェクターなどを用意しておけば、あらゆる形式のミーティングに対応できるでしょう。
また、従来の会議室のように「会議室の予約が取れず、会議が延期になる」「少人数でのミーティングや資料確認のために、わざわざ会議室を予約するのは気が引ける」といった悩みが生じません。スピーディーな進行が求められるビジネスの世界で、「今すぐに打ち合わせをしたい」「空いた時間に情報交換をしたい」などのニーズに対応できる柔軟さが魅力のひとつです。
また、従来の会議室のように「会議室の予約が取れず、会議が延期になる」「少人数でのミーティングや資料確認のために、わざわざ会議室を予約するのは気が引ける」といった悩みが生じません。スピーディーな進行が求められるビジネスの世界で、「今すぐに打ち合わせをしたい」「空いた時間に情報交換をしたい」などのニーズに対応できる柔軟さが魅力のひとつです。
情報収集できるスタディスペース
オフィスカフェは、従業員の成長に役立つスタディスペースとしても使用できます。カフェコーナーと一緒にブックギャラリーや情報共有できるボードを設置すれば、従業員にとって情報取集がしやすい空間を生み出せるでしょう。従業員はコーヒーでリラックスしながら、情報をインプットできます。
また、従業員同士で集まって勉強会を開催する、という利用方法もあります。従業員同士がコミュニケーションを取り、情報交換したり人間関係を広げたりしつつ、お互いに成長していける場としても使えるのが特徴です。
また、従業員同士で集まって勉強会を開催する、という利用方法もあります。従業員同士がコミュニケーションを取り、情報交換したり人間関係を広げたりしつつ、お互いに成長していける場としても使えるのが特徴です。
イベント・プレゼン開催スペース
説明会やセミナー、パーティーなどのイベントを行う空間としてもオフィスカフェは有用です。イベントのたびに社外の広い会場を確保しようとすると、混み具合により予約が取れなかったり、時間がかかったりして非効率的です。オフィスカフェをイベントに利用すれば、その問題は解消されます。
イベントやプレゼンの開催スペースを想定してオフィスカフェを設ける場合、イベントのセッティングがしやすいように、移動式や収納効率の優れた家具を用意するとよいでしょう。また、プロジェクターやマイクなどの機械を設置するのもオススメです。その際は、イベントで問題なく使用できるよう意識して設置してください。
このように柔軟性が高く、さまざまな目的で使用できるのがオフィスカフェの大きなメリットです。
イベントやプレゼンの開催スペースを想定してオフィスカフェを設ける場合、イベントのセッティングがしやすいように、移動式や収納効率の優れた家具を用意するとよいでしょう。また、プロジェクターやマイクなどの機械を設置するのもオススメです。その際は、イベントで問題なく使用できるよう意識して設置してください。
このように柔軟性が高く、さまざまな目的で使用できるのがオフィスカフェの大きなメリットです。
オフィスカフェの事例集
ここでは、ぜひ参考にしたいオフィスカフェの導入事例を紹介します。「実際にオフィスカフェがどのように使用されているのか・どのような部分にこだわっているのか」などに注目し、自社に導入する際の参考にしてみてください。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
「株式会社バンダイナムコエンターテインメント」では、オフィス内に人々の活きたつながり"LIVE"と、知恵や情報が集まる "RALLY"を合わせて、「LIVE-RALLY」と名付けられた共創スペースがあります。
このエリアにはドリンクカウンターが設置してあり、ドリンクを無料で提供しています。このカウンターはエリアの奥に設置してあり、ここに来るまでに人と立ち話をしたり、偶発的な出会いが起きるような工夫がされています。リラックスができるスペースには、従業員の息抜きだけでなく、そこでの人との出会いが新たなアイデアを生むきかっけを作る可能性があります。
このエリアにはドリンクカウンターが設置してあり、ドリンクを無料で提供しています。このカウンターはエリアの奥に設置してあり、ここに来るまでに人と立ち話をしたり、偶発的な出会いが起きるような工夫がされています。リラックスができるスペースには、従業員の息抜きだけでなく、そこでの人との出会いが新たなアイデアを生むきかっけを作る可能性があります。
LINE株式会社
「LINE株式会社」ではソファやテーブル、カウンターなどを250席ほど用意した大規模なオフィスカフェが設けられています。観葉植物を随所に飾り、大きな窓やスケルトン天井が印象的な開放感あるデザインです。普段は個人作業スペースやリフレッシュスペースなどに使われていますが、プロジェクターも完備しており、プレゼンルームとしても重宝しています。また、カフェの奥には雑誌や技術書、デザイン関連の書籍などが揃うブックギャラリーもあり、従業員の成長意欲を促進する試みも見られます。
ヤフー株式会社
via www.flooat.jp
「ヤフー株式会社」は、オフィス内に日本最大級のコワーキングスペース「LODGE」を併設しています。「LODGE」の特徴は、社内の人だけでなく、登録を済ませた社外の人も自由に利用できることです。利用者同士がコミュニケーションを取りやすい仕組みも導入されており、従業員と社外の人が情報交換をしたり、人間関係を広げたりする社交場として活用されています。
1,330㎡もの巨大なスペースを活かし、カフェだけでなく食堂や仮眠スペースが設置されているのも特徴です。従業員のコミュニケーション促進や健康維持、集中力アップなどさまざまな点に考慮した、大企業ならではのオフィスカフェと言えるでしょう。
1,330㎡もの巨大なスペースを活かし、カフェだけでなく食堂や仮眠スペースが設置されているのも特徴です。従業員のコミュニケーション促進や健康維持、集中力アップなどさまざまな点に考慮した、大企業ならではのオフィスカフェと言えるでしょう。
株式会社マンダム
男性化粧品の有名メーカーである「株式会社マンダム」は、マーケティング青山オフィスに広いカフェスペースを設けています。ガラス張りのエントランスやスケルトン天井、白を基調とした内装など、開放的で明るい空間が印象的です。
デザイン設計としては、階段に座ってディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたりできるよう、アメリカの大学をイメージしたフランクな空間を心掛けたとのことです。テレビ会議やミーティングなどの利用だけでなく、プレス発表会や来客を招いたパーティーなど、華やかな催し物にも使用されています。
デザイン設計としては、階段に座ってディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたりできるよう、アメリカの大学をイメージしたフランクな空間を心掛けたとのことです。テレビ会議やミーティングなどの利用だけでなく、プレス発表会や来客を招いたパーティーなど、華やかな催し物にも使用されています。
オフィスカフェを設置する際の注意点
オフィスカフェの設置には、間取り変更を伴う大幅なリノベーションが必要なケースも多く、費用が高額になりやすい傾向にあります。そしてコストがかかる以上、どうしても即効性を求めがちです。しかし、オフィスカフェを設置したからといって、即座にビジネス上の効果が出るわけではありません。むしろ、運営方法や職種によっては、期待するほどのメリットを得られない恐れもあるため注意が必要です。
また、本格的に導入するのであれば、実際の喫茶店運営などと同程度のコストがかかることも覚えておきましょう。初期費用だけでなく人件費や設備費用なども発生するため、業績アップなどのリターンが見込めない場合は、かえって赤字が膨らむこともあります。
業績やこの先の展望なども見越したうえで、どのようなかたちで導入すべきかを検討するとよいでしょう。新たに人を雇えない場合は、「コーヒーマシンを設置して簡易的なカフェスペースにする」「執務室の一角をデザイン変更し、執務室兼カフェとして使用する」などの工夫を取り入れるのがオススメです。
また、本格的に導入するのであれば、実際の喫茶店運営などと同程度のコストがかかることも覚えておきましょう。初期費用だけでなく人件費や設備費用なども発生するため、業績アップなどのリターンが見込めない場合は、かえって赤字が膨らむこともあります。
業績やこの先の展望なども見越したうえで、どのようなかたちで導入すべきかを検討するとよいでしょう。新たに人を雇えない場合は、「コーヒーマシンを設置して簡易的なカフェスペースにする」「執務室の一角をデザイン変更し、執務室兼カフェとして使用する」などの工夫を取り入れるのがオススメです。
オフィスカフェのメリットは、コミュニケーションの活性化や創造性・生産性の向上、従業員のリラックス効果、優秀な人材の確保などです。大企業から小規模な事務所まで、さまざまなオフィスで採用されており、実際に働き方改革や業績アップを実現した企業も見られます。導入を考えている人は、本記事で紹介した他社の導入事例を参考に、レイアウトやデザインを考えてみましょう。より詳しい費用や間取りなど、オフィスカフェ導入に関する疑問があれば、リノベーション実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひお問い合わせください。
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