オフィスを間仕切る3つの方法!それぞれの特徴を知って快適なオフィス空間を

本記事では、オフィスに間仕切りを設置する方法を紹介します。パーテーションや造作壁、オフィス家具などの方法をピックアップし、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。オフィスレイアウトで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2021.09.26

更新日 2021.09.26

オフィスを間仕切る3つの方法!それぞれの特徴を知って快適なオフィス空間を

近年、働き方改革の推進により、オフィスのレイアウトを見直す企業が増えています。間仕切りで空間を区切るなど、個人の業務効率を重視したレイアウトが流行していますが、どういった方法で仕切りを設けるのが最適なのでしょうか。本記事ではパーテーションやオフィス家具、壁の造作など、仕切りを設ける方法について詳しく解説します。オフィスのリノベーション方法やレイアウト変更で迷っている人は、ぜひご一読ください。

オフィスを間仕切る必要性

オフィスを間仕切る3つの方法!それぞれの特徴を知って快適なオフィス空間を
多くの日本企業では、昔から「島型レイアウト」と呼ばれるオフィスレイアウトが使用されてきました。島型レイアウトとは、部署ごとにデスクを一箇所にまとめ、向かい合って座るレイアウトのことです。狭いスペースでもデスクを配置しやすく、コミュニケーションを取りやすいメリットがあるものの、「個人の業務に集中しづらい」「プライバシーが確保できない」などのデメリットも見られます。
協調性を重視し、グループで仕事をすることが多い日本では、従来この島型レイアウトが一般的でした。しかし近年の働き方改革を受けて、個人の業務効率を重視したオフィス環境の構築も求められるようになってきました。

そこで近ごろ流行しているのは、仕切りを活用して空間を区切るレイアウト方法です。このレイアウトのメリットは、ほかの従業員からの視線を遮れるため、個々人のプライバシー確保やストレスの軽減が期待でき、企業全体の生産性向上へもつながるのです。すでに海外では、多くの企業が仕切りを使ったレイアウトを導入しており、実際に精神面の健康維持や集中力アップなどにつながったケースも見られます。
オフィスを間仕切る3つの方法!それぞれの特徴を知って快適なオフィス空間を
仕切りを使うレイアウトのポイントは、個人作業用の執務エリアや複数人で使用できるミーティングエリアなど、さまざまな目的で使えるように、仕切りの種類や空間デザインを変えることです。例えば、個人作業用の執務エリアには卓上パーテーション、ミーティングエリアには可動式のオフィス家具、来客を招く会議室には防音性の高い造作壁を使用するなど、空間に合った設備を使用するとよいでしょう。

オフィスを間仕切る3つの方法

ここでは、オフィスを仕切る具体的な方法を紹介します。オフィス家具・パーテーション・造作壁の3つに着目し、それぞれの特徴やメリットなどをまとめました。

オフィス家具

キャビネットやロッカーなどのオフィス家具を使えば、今ある設備を活用して、緩やかに空間を区切れます。開放感を保ちつつ空間の役割を分ける働きがあるため、ミーティングルームやカフェエリア、執務スペースなど、多くの人が使用する多目的スペースなどに適しています。家具の種類によっては、内装のデザイン性を高めることも可能で、「オシャレなオフィスを作りたい」という人にもオススメです。

オフィス家具を仕切りとして使用するメリットは、初期費用がかからず、簡単に設置できることです。今ある家具のレイアウトを変更するだけならすぐに取り掛かれるため、「設備購入の費用を抑えたい」「オフィスが狭く、新しい設備を置く場所がない」といった企業でも導入しやすいでしょう。

一方、背の低いオフィス家具の場合、視線を完全には遮れないことがデメリットとして挙げられます。防音効果も得られないため、プライバシーに関わる情報や機密情報を扱うエリアでの使用はオススメしません。逆に、背の高過ぎるオフィス家具も地震で転倒する可能性があるため、注意が必要です。無理にプライバシー性を高めようとせず、「家具での仕切りはフランクなエリアだけに使用する」と割り切るほうがよいかもしれません。

パーテーション

パーテーションは、リノベーション用語で「間仕切る」ことを意味する、最もポピュラーな仕切りのひとつです。天井付近まである背の高いものや、200mm程度の中型のもの、卓上パーテーションなどさまざまな商品があるため、デザインや目的に合ったものを探しやすいでしょう。オフィス家具に比べて厚みが少なく、可動式のものもあるため、「限られたスペースを活用して仕切りを立てたい」「柔軟性のある空間をつくりたい」という企業にもオススメです。

パーテーションは、主に「施工型パーテーション」と「ローパーテーション」の2種類に分けられます。施工型パーテーションとは、天井までの高さがあり、業者に依頼して設置するタイプのことです。デザインの自由度が高く、素材によっては防音効果も期待できるため、高クオリティのパーテーションがほしい場合に適しています。主にアルミ・スチール・ガラスの3種類があり、それぞれ費用やデザインなどが異なるので、素材選びは慎重に行いましょう。

対してローパーテーションは、天井より低い高さのパーテーションのことです。既製品を使用する都合、業者に施工を依頼する必要がなく購入後すぐに設置可能なうえ、費用も抑えられるため、気軽に導入できるでしょう。可動式のものが多いため、広い空間を自由に区切りたい場合や、用途によってレイアウトを変えたい場合などに適しています。ただし、防音効果はほとんど得られないので、目的によっては施工型も併せて検討するとよいでしょう。

造作壁

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造作壁とは、木材や軽量鉄骨などで壁を新たに設置する方法です。大規模なオフィスリノベーションの際に用いられることが多く、広い空間を小部屋に分けたい時や、間取りを大幅に変更したい時などに重宝します。タイルや壁紙、塗装などさまざまな壁材に対応しているので、内装にこだわりたい企業は造作壁も視野に入れるとよいでしょう。

造作壁のメリットは、間仕切りの中でもトップクラスの防音性を備えていることです。家具での仕切りやローパーテーションなどでは、どうしても会話の内容がほかの人に聞こえてしまいます。
しかし、造作壁なら視線がこちらに届くことはなく、会議の内容が外に漏れる心配もありません。来客を招く会議室や役員用の部屋など、プライバシーを高い水準で確保したい空間には造作壁がオススメです。

一方、初期費用が膨らみやすい点はデメリットと言えます。施工範囲が広い場合や、資材にこだわりたい場合など、状況によって費用が変わりやすい特徴もあるので、複数の業者から見積もりを取りながら慎重に検討するとよいでしょう。また、工期が長引く可能性もあるため、長期休みの間に設置するなど、施工するタイミングにも注意が必要です。

オフィスを間仕切る際の注意点

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業者にリノベーションを依頼する場合など、大掛かりな施工を行う場合は、注意すべきポイントが2つあります。

ひとつは、消防法(特に消防関連機器の設置に関する項目)の確認です。天井までの間仕切りを設置すると、空間がひとつの部屋とみなされます。すると、新たに火災報知器や煙感知機などの設置が必要になることもあります。
建物によっては、「燃えやすいアルミパーテーションは使用不可」などのルールもあるため、事前に消防法や建物の決まりごとを確認しておくとよいでしょう。

もうひとつは、電気や空調などの設備です。天井まで届くパーテーションを設置すると、従来の設備のままでは照度が足りなくなったり、エアコンが効かなくなったりといったトラブルが発生することもあります。場合によっては、追加で電気工事やエアコンの設置工事などが必要になり、予算をオーバーしてしまうことも考えられます。施工の種類や天井のタイプなどによっても費用が変わるため、状況に応じてローパーテーションへの変更も視野に入れるとよいでしょう。

オフィスに仕切りを取り入れた事例集

最後に、仕切りを取り入れたオフィスレイアウトの事例を紹介します。デザインや空間の使い方なども併せて解説しますので、オフィスレイアウトに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

上部のパーテーションをガラスにした明るいオフィス

まずは「オフィスコム」より、「テクノスクエア株式会社」のオフィスデザイン事例を紹介します。ミーティングスペースに施工型パーテーションを設置し、プライバシー性の高い空間にリノベーション。温かみのある木目を基調に、枠組みにはインテリアと同じブラックを使用したことで、調和の取れた内装に仕上がりました。
デザインのポイントは、パーテーションの上部にガラス素材を使用し、採光や開放感をアップしたことです。背の高いパーテーションを使用すると閉鎖的な印象になりがちですが、このように素材を工夫することでストレスフリーな空間を演出できます。

すりガラスのパーテーションで落ち着いた印象に

こちらも「オフィスコム」より、「株式会社ZERO」のレイアウト事例です。オフィスのエントランスにすりガラスのパーテーションを設置し、プライバシー性と明るさを兼ね備えた空間に仕上げています。
注目ポイントは、視線が届く心配のないパーテーション上部には通常のガラスを導入し、中が見えやすい部分にはすりガラスを導入したことです。これにより、視線を緩やかに遮りつつ、デザインにもこだわったワンランク上のエントランスになりました。カラーはブラックで統一し、壁とパーテーションの素材感でメリハリを付けたことも、演出として効果的です。

木目パネルと組み合わせたパーテーションでデザイン性アップ

こちらも「オフィスコム」掲載の、「株式会社MOON」のオフィスレイアウトです。休憩スペースに、アルミの枠に木目パネルとガラスを組み合わせた、印象的なパーテーションを導入しています。ガラスにはフィルムを貼り、視線を遮りながらも柔らかな光が入るように微調整。テーブルやチェアなどのオフィス家具も、パーテーションのデザインと調和するものを導入したことで、統一感のある空間に仕上がりました。
オフィスを間仕切る3つの方法!それぞれの特徴を知って快適なオフィス空間を
近年の働き方改革とともに、空間を仕切りで区切る新たなレイアウトが流行しています。オフィス家具やパーテーション、造作壁などさまざまな方法があるので、自社に合った方法を選ぶことが大切です。天井まで届くパーテーションがほしい場合は、施工型パーテーションや造作壁がオススメです。ただオフィスによっては、新たな設備を導入する必要があったり、追加工事が発生したりするので注意しましょう。
より詳しくオフィスレイアウトについて知りたい人は、これまで多くのオフィスリノベーションを手掛けている「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。

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