リノベーションというと、“古くなった家”に大規模な工事を行うことで性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを思い描く人が多いと思います。
ただ、今回紹介するリノベーションした建物はなんと工場。ベルギー在住の若いカップルが古い繊維工場の跡地を見事に生まれ変わらせてくれたんです。
まずリノベーションをスタートするにあたって、当面の仮住居として選んだのが木材とガラスで作ったコンテナボックス。そのコンテナの中は2人が作業できるオフィスやゆったりと過ごせるリビングを配置。工場跡地と言われるとボロボロな姿を想像してしまいますが、快適そうなオシャレ空間が広がっていました。
メインのコンテナボックス以外にも、小さなコンテナを置いてベッドルーム兼クローゼットに。収納もコンテナに棚やラックを装着して増やしているところはまさにDIYと言える部分ですね。
どこまでが部屋でどこまでが外なのか区別つけにくいですが、薪ストーブも置いてあるので寒さ対策はバッチリ。作りあげていくという未完成の状態が逆に斬新なイメージ。 仮住まいとはいえ現時点でも憧れてしまいます。
もちろん工場内は広いスペースがあるので、大きな資材やバイクなども気ままに置いておけます。
この工場のもともと天窓がついていることを生かして、ボックスの天井は半透明にして光が入りやすい仕様に。薄暗さはなく、清潔感と明るさを感じさせます。
どの角度から見てもオシャレ。
広々とした明るい作業スペース。こんな環境で働きたいなと思いますし、工場内のリノベーションも快適に進みそう。
キャンピングカーのサイズ感を見たら、この工場の広さも伝わるかと。すでに憧れを抱くほどの仮住まいを中心に、夢のリノベーションが実行されていくなんてロマンしか感じないですね。ちなみにボックス前の中庭のような場所には、植物や薪を置いています。パネルで仕切られた奥はキッチンやダイニングスペースになっているそう。
やはりブランコはどこの国でも憧れなんでしょうか。ぜひ我が家にもという人は多いかと。
広々としたスペースの中で色々な過ごし方もできそうですね。
完成と共に同じ時間を過ごしていくリノベーション。もしかしたら完成というのはないのかもしれませんが、住居と共に育っていくのは理想の形ではないでしょうか。しかも、この事例のように実際の作業場に住居スペースを作れば、思いついたままにリノベーションを進めていくことも可能。何回も言ってしまいますが、ただただ憧れしか感じさせないニュースをお届けしました。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!