【約14万円でDIY】車検もOK!軽トラキャンピングカーを木材で作ろう

キャンプ好きなら誰もが憧れるキャピングカー!今回、日本唯一のDIY・日曜大工の専門誌「ドゥーパ!」の編集部員さんが軽トラックをベースに木材を使ってキャンピングカーを作り上げた模様をお届けします。

公開日 2019.05.17

更新日 2019.11.05

【約14万円でDIY】車検もOK!軽トラキャンピングカーを木材で作ろう

キャンピングカーを作るとなると、FRPや金属の加工が不可欠で、素人には無理…。漠然とそんなイメージを抱いていた軽トラオーナーも多いのではないでしょうか?しかし、実は木材を使っても作れてしまうんです。今回、「ドゥーパ!」編集部員さんがその憧れを形にした軽トラキャンピングカー作りの挑戦をご紹介します。
【約14万円でDIY】車検もOK!軽トラキャンピングカーを木材で作ろう
編集部員さんが作る軽トラキャンパーのコンセプトは「小屋」。あえてキャンピングカー然としたルックスにはせず、荷台に小屋が載っている風に仕上げてみたら面白いのでは、と考えたんだそう。小屋風ならDIYムードも増して、自作を身近に感じる人が増えるかも。そして、いかにも手作りの個性的な軽トラキャンパーが増えたら楽しそうと思って設計をスタート。

設計のポイントは、まずサイズ。シェルは積載物扱いとするため、法律に定められた積載物サイズの上限を超えないことが大前提。その上で、大きいほど居住性が高まりますが、走行性は低下するということを考慮してサイズを決めます。結局、小屋らしさを出すために切妻屋根にすると、四角い屋根に比べて室内容量が小さくなることもあり、ほぼ上限いっぱいのサイズとすることにしました。

同じく積載重量の上限も決まっているが、これは走行性や積み降ろしのことを考えると、軽いに越したことはありません。そのため、剛性を保てるであろう範囲で、なるべく軽い材料を選ぶことにしました。例えば、骨組みは30×30㎜または30×40㎜角材、合板は4㎜厚といった具合です。

また、積載物扱いであるため車検時にはシェルを降ろさなければならず、その方法も考えておく必要があります。成人男性4~6人ほどで持ち上げられる重量になるはずですが、都合よく人員を集められるとは限らないから、ひとりで積み降ろしできる仕組みを作っておきたいところ。そこで単管パイプによるシェルの昇降システムを採用(STEP.06の画像を参照)。シェルと荷台は、4カ所をボルト留めして固定しました。
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編集部員さんが行った工程は大まかに7個。

STEP.01 床を作る

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軽量化のため、シェルの骨組みは30×30㎜または30×40㎜の角材を使うことにしましたが、床のみ2×4材を使いました。角材より重く厚い2×4材を使うことで、なるべく重心を低位置にし、また床下の断熱性を上げるのが狙いです。

STEP.02 屋根と壁の骨組みを作る

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屋根の勾配、建具の位置やサイズを好みで決め、骨組みを作ります。

STEP.03 屋根下地、天井、 内壁を張る

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小屋作りでは外壁下地として合板を張るケースが多いですが、ここでは軽量化のために省きました。

STEP.04 外壁を張る

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外壁材は床材と同じサネ付き板を使用。アオリがかぶさる部分とキャビン上部の底面のみ合板を張ります。クギ(合板はビス)でシェルの骨組みに打ち留めます。

STEP.05 屋根を張る

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屋根材は、重量や走行時の抵抗などを考慮し検討した末、0.27㎜厚のトタン平板を選択。また、骨組みを作る際から準備しておいた天窓を仕上げます。天窓をつけて、照明なしでも日中は室内が明るくなるようにしました。

STEP.06 塗装する、 建具を取り付ける

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シェルの外壁を塗装して、自作のドアと窓を取り付けます。外壁コーナー部にトリミングを張り、シェルとアオリを固定して、ちょっとした装飾を施せば、外まわりの作業は完了。

STEP.07 室内に漆喰を塗る

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キャンピングカーといえばベッドやキッチンなどを装備しているのが一般的ですが、まずはガランドウの小屋として仕上げ、実際に使いながら本当に必要性を感じた装備を追加していくことにしました。その一方で、天井と内壁に漆喰を塗り、小屋らしさを高めています!これでキャンピングカーのDIYはひとまず完成です。
ざっくりと紹介してきましたが、このワクワクしかないプロジェクト。自分も挑戦してみたいという方も多いのではないでしょうか。軽トラキャンピングカーの詳しい作り方は下記の書籍でチェックすることができます。

DIYで重要になる防水性

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キャンピングカーを木材でDIYする場合、雨漏りや浸水に備える防水加工が必須です。木材自体に防水加工を施す手段もありますが、他の素材を併せて使うことで防水性を高める手段もあります。

例えば市販されているキャンピングカーの多くに、断熱材を挟んだ木材の上にアルミを被せた複合素材が使われていますが、これと同じように、木材に異なる素材を被せることで、防水性を高められます。金属だけでなく、炭素繊維やグラスファイバーなどをプラスチックに配合したFRPも防水策として有効。カバリングと呼ばれる、木材で作ったキャンパーシェルの下にFRPを貼り付ける方法が主流です。

その他、素材を組み合わせる時にできる隙間を埋めるためのボンドや、つなぎ目を詰めるシリコンシーリング材も防水に欠かせないアイテムです。

車検や維持費はどうなる?

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自作したキャンピングカーを車検に通す場合、改造の度合いによって扱いが変わります。車内に調理施設や排水機能がない場合は、キャンピングカーではなく一般車両、もしくは商用車両として扱われます。

調理施設などの要件を満たしている場合は改造車として認定され、「8ナンバー」の登録区分となります。8ナンバーになると、普通車に比べて税金が安くなりますが、1年早く初回の車検が来るなどの違いが出てきます。例えば自動車税は、排気量に応じて23,600~88,000円となり、排気量が同じ一般車両に比べて20%程度安くなります。

車検時に掛かる費用にも違いがあります。車検と併せて掛かる費用は、自動車重量税、自賠責保険料、検査登録印紙・審査証紙代ですが、例えば車両登録から13年以内で1.5t超~2t以下の重量の場合、商用の1ナンバーではこれらの合計が62,840円になります。それに対して同じ条件の8ナンバーでは、48,410円とここでも少し安くなります。

ちなみに8ナンバーとして登録されない場合、普通車ベースの車は「5ナンバー」もしくは「3ナンバー」、商用車ベースの車は「1ナンバー」もしくは「4ナンバー」として登録されますので覚えておきましょう。

押さえておきたい内装のポイント

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キャンピングカーは、その中で生活ができる設備や内装が備わっていてこそキャンピングカーです。ここからはキャンピングカーに必要とされる機能について考えてみましょう。軽トラキャンピングカーの内装は、必要な機能をベースにして作り上げることが大切です。

まずは寝るための「ベッド」。ゼロから作る手もありますが、市販のベッドキットを利用してもいいでしょう。食事や仕事のための「テーブル」も必要です。また、夜間の利用を考えると、車内を明るく照らす「照明」も不可欠ですね。キャンピングカーなら、消費電力の少ないLEDを使うのがオススメです!

生活空間となるキャンピングカーでは、プライバシー対策も欠かせません。特に夜間は照明を点けるだけで外から丸見えになってしまうので、フィルムを貼ったり、窓を塞いだりして、外からの目をシャットアウトしましょう。

その他、盲点になるのは寒さ対策。キャンプ場では通常、夜になるとエンジンが使用禁止になります。断熱材やダンボールなどを上手に使って、車内が冷えないような工夫をしましょう。


ざっくりと紹介してきましたが、このワクワクしかないプロジェクト。自分も挑戦してみたいという方も多いのではないでしょうか。軽トラキャンピングカーの詳しい作り方は下記の書籍でチェックすることができます。ぜひ参考にしながら、DIYライフをより楽しんでください!
本誌には軽トラキャンピングカーの作り方以外にも情報は盛り沢山!ぜひ手にとってDIYライフをより楽しんでください!

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